今日のおたけび または つぶやき

2009年07月14日(火)  「ガブリエル・シャネル」13日夜



3回観るうちの2回目、唯一の一階席からの観劇です。


7日の初見の時よりお席が近いので、今回の自分的観劇ポインツは、

・素晴らしいお衣装の数々をしっかり堪能

・ガブリエルにちゅ♪(ちゅぅぅぅぅぅぅ♪くらいの濃厚さだけど)するアーサーのお顔を堪能

・ガブリエルとアーサー以外の役者さんは、おひとりで何役も演じていらっしゃるので、それを見分ける

で、ございました。




そしてもちろん、初見で大好きになったキャラやシーンも再度とことん楽しみましたよ。

・ガブリエルのそれはそれは可愛らしい子ども時代

 (真央さま『アニー』とかもできそう。『アニー』観たことないけど。←無責任すぎる)

・アーサーの低音のイイ声が紡ぎ出す、歯の浮くような素晴らしいセリフの数々

 (世の中にはそんなキザな言い回しがあったのか! と目からウロコだったりもする)

・ガブリエルに勝るとも劣らない、親友ミシア(高橋惠子)の気品溢れる美しさ

などなど。




初見の時よりさらに心に迫ったシーンは、

・男たちが戦争に行き、代わりに女たちが働くようになった時代。

 自分の服は働く女性たちの役に立った、自分は時代に選ばれた人間、と

 自信に満ち溢れていたガブリエル。アーサーを失って深い悲しみを知り、

 戦争で大切な人を失った多くの人たちの悲しみに初めて思い至り、

 自分が成功できたのは「戦争のおかげ」だと少しでも思っていたことを深く恥じるシーン。


・71歳になったガブリエルが15年間の沈黙を破ってコレクションを発表する。

 「過去の亡霊」と酷評を受け、失意の底に落ち込んで泣き崩れるが、

 「ここ(仕事場)が私の夢。失敗?それが何? これが私の人生」と、

 高らかに謳い上げて進んでいこうとするシーン。本当に勇気づけられる。




もちろんこれは脚本と真央さまの魅力のなせるわざなのでしょうが、

ガブリエルがとにかくオトコマエでステキ。

何度でも言ってしまいますが、真央さまが凄すぎる。

表現者としてのありとあらゆる技術、圧倒的な気品と華やかさ。素晴らしいです。



ご褒美に自家用ジェットだって当然ですよ! 

光一さんほどの人でさえ「直視できない」のもわかりますよ!

いや、光一さんだからあの凄さがおわかりになるのでしょう。

「ライバルは『一作前の自分』」で共感できる者同士だからこそ!(「堂本兄弟」より)




話が逸れました。




子ども時代のやんちゃな愛らしさも絶品ですが、

おばーさんになってからのなんとも哀しい、でも最高に力強い姿も本当に絶品。

特に、71歳のガブリエルが再起を誓うシーンでは、アーサーの深い愛情と意思が強烈に感じられ、

アーサーってば本当にズルいです。いや、アーサーがずるいんじゃなくて

そんなステキな役をいただけた今井さんが!(いやズルくない! どっちだ!)



幽霊アーサーの姿があるわけでもなく、声が聞こえるわけでもないのに、

戦友として確実にソコにいるだろオマエは!という素晴らしい演出に、

もう本当にアーサーったらどこまで特別扱い!? と感激しきりなのでした。




1階7列目のセンターにヒガシ様がいらっしゃいました。

このところお侍姿で大活躍なさっていましたが、

アーサーはヒガシがやってもきっと似合うだろうなー、とも思ったり。

カーテンコールでの今井さんも、ヒガシさまのいらっしゃるあたりに向かって

ニッコリと軽く会釈なさってましたよ。




あとね、これは前回観劇の幕間の時だったのだけど、今井さんをご存知ないと思われるご婦人方が、

チラシやパンフの今井さんに目をやりつつ、

非常に興味を持って会話をなさっている様子をあちらこちらで拝見しました。

「これがいまいつばささん?」「ジャニーズの人?」とかいう声が聞こえてくると、

すぐにでもご進講申し上げたくなる気持ちをぐっと押さえつつ、

これからもどうぞよしなに、と念を送るいちファンなのでございました。




外部舞台の素晴らしいところは、3階B席なら2500円で観劇できることでございます。(宣伝)

アーサー今井の歯の浮くようなセリフとこんな素晴らしい真央さまをセットで2500円て!(セット言うな)

お時間の許す方は是非、新橋演舞場までお運びくださいませ。

(松竹WEBによりますとまだ残席のある回がございます)




最後になりましたが、わたくしの大好きな愛的財産のゆみみゆさんも昨日ご観劇されて

すでに感想アップされてますので、そちらも是非!




2009年07月11日(土)  コクーン歌舞伎「桜姫」



10日に観てまいりました。

と、その前に先日TVで観た「俳優祭」でございますが。


歌舞伎はこれまでの観劇回数もとても少なく、まだまだ初心者なので、

NHK教育TVの「劇場中継・俳優祭」は、役者さんたちのお顔とお名前を

合致させるには大変よい機会でした。



役者衆が勢ぞろいした「灰被姫 シンデレラ」がもう最高に可笑しいのなんのって。

意地悪継母の娘(福助)がなぜか矢島美容室のDJOZMAにしか見えないとか、

魔法使いの老女(左團次)はなぜ内館牧子さんに見えるのだろう?とか、



藪空棒之助(染五郎)のやっすーい見得の切り方のアホ可愛らしさは天下一品とか、

歌舞伎座の守り神たちの迫力はさすがだとか、

やんごとなき殿下(海老蔵)は、他の役者衆の出し物を素で楽しんでいらっしゃいませんでした?とか、

いやもう玉三郎の灰被姫(シンデレラ)の美しさといったら! とか。



若手から神さま格の大御所までまんべんなく凄くて、

歌舞伎界の底力をまざまざと感じさせていただきました。



で、なぜ「桜姫」の前にこんなに「俳優祭」の感想を書いているかといいますと、

今回の桜姫を演じた中村七之助が、なんだかもうとんでもなく美しくて迫力があって、

「い、いつのまにー?」と、その成長ぶりにびっくりしてしまったのです。



最近観た一番美しい女形といえば、この灰被姫の玉三郎だったのですが、

わたしの中では玉三郎と七之助が一瞬、並んだようにも感じられたほどだったのでございますよ。

と、それだけを言いたいがために長々と「俳優祭」の感想も書いてみたりしたのでした。



少年の頃から頑張ってきたオトコマエさんたちを、ちょっと久々に観て

「い、いつのまにこんなに成長してーー!」みたいな驚愕をすることは多々ありますが、

今回もまさしくそんな感じでした。



ご本人たちは、日々やるべき努力を地道に重ねていらっしゃるだけなのかもしれませんが、

そしてきっと、それを日々観続けているファンにはそんなすごい成長には見えないのかもしれませんが、

久々に観る機会に恵まれた者には、すっごい成長をなさった!ということが

まざまざと感じられたりするのです。しゅてきです。





2009年07月08日(水)  「ガブリエル・シャネル」



7日昼の部を観てまいりました。


今井さんがおっしゃっていた通り、

真央さま演じるガブリエルのキュートなことチャーミングなことオトコマエなことといったら!

12歳のガブリエルはやんちゃで可愛く、71歳はいかにも足元のおぼつかない感じになり、

声も演じる歳によって全部違う。

初めて拝見したナマ真央さまの美しさと凄さに、確実にタマシイ持って行かれました。



そして!

とにかくこの眼でその実像を見るまではどーにも落ち着かなかったアーサー・カペル。

いやもう、「アーサー・カペル」という役はズルい!

あまたのプロフェッショナルな舞台役者さんたちに混じり、こんな役をやらせてもらえる今井さんはズルい。

ズルいも何も、こんなイイ男がガブリエルの最愛の人として実在していたのだから仕方ないのだが。



言うこともちょっとした仕草もいちいちキザで、

花輪君(@ちびまるこちゃん)かアーサーか、ってくらいキザで、(キザというと花輪君を一番に連想する自分もどーかと思うが)

でも歯の浮くような表現は決して上っ面のゴキゲン取りではなく、

ガブリエルへの敬愛が何のてらいもなく込められていて、

彼女にそれが必要とあらば、本質を突く鋭い助言や厳しい忠告もためらわずに言う。



いいんですかー。うちのイマイがこんなカッコイイ男やらせてもらっちゃってーーーー♪ ←誰?



ここぞという時には必ず現れ、ガブリエルの背中をぽんと押してまた去っていくアーサーは、

舞台上の滞在時間はそんなに長くないのですが、

それがかえって「自分の道は自分で切り開いていく」者同士の自立した関係にふさわしくてとても自然。

このふたりにべったり依存しあったドロドロの恋愛ドラマは似合いませぬ。



冷静で客観的でカッコイイ紳士のアーサーだけでなく

自分の生い立ちにまつわる苦悩をガブリエルにぶちまける、激しくせつないアーサーも見られ

今井ファンにとりましても大満足な舞台でございますよ。



なんと言っても!

今井さんの低音のお声が大そう素敵でした。

しゃべり方も歌い方も、きちんと指導を受けトレーニングをした成果はちゃんと表れるものですね。

芝居だってセリフだって歌だって、まだまだのところは素人から観たって山のようにあるわけですが、

今井さんの「声」には個人的にとても可能性があると感じますので、

これからも、いっぱい鍛えてもらえる機会があるとよいなー、と。




まだまだとは言っても、

真央さま相手に堂々と大人の男を演じている姿には、どーしよーもなく感慨深いものがありまして。

ガブリエルとアーサーのデュエットでも、つい涙ぐむキモチワルイばーさんがひとり。

だって、大女優の真央さまの歌声と一緒に今井さんのステキな低音が聞こえてくるんですよ! 

なにそのありえなさ! ここで感激せずにどこでしろと!?



今井さんは低音がもちろん一番ステキなのだけど、高音部もよく出ててすごく気持ちがいい。

これまでの今井さんだったら、高音なんてすぐ掠れたりひっくり返ったりしていたのに。

ふたり一緒に高音でキレイにハモられたりした日にゃ、涙腺が堪えきれるハズがないのです。



二幕にある唯一のアーサーのソロも、声のよさを生かした素直な歌い方で、

初々しさと包み込むような優しさが感じられてとても好印象です。

正直、上手い下手よりも、今井さんがひとりで歌ってる! ってことでやっぱり涙ぐむこのばーさんを

どうにかしてください。でも号泣はしませんから! がんばって下まぶたのふちで止めますから!



昨日の枡毅さん(アーサーの恋敵・エチエンヌ)ブログによりますと、昨日は昼公演だけだったので、

公演後にガブリエルをエチエンヌとアーサーで挟んで銀座でお食事したとのこと。

想像するだけでステキな画だわ。

おいしいものでエネルギー補給して(でもまんまるアーサーにはなるなよ!)、楽まで最高にステキなアーサーでいてください。






 < 過去  INDEX  未来 >


ふー [MAIL]

My追加