私の音楽日記

2007年10月13日(土) 【吉井和哉 GENIUS INDIAN TOUR 2007】  日本ガイシホール ネタバレです。

「吉井和哉 GENIUS INDIAN TOUR 2007」  日本ガイシホール

Introduction
Do The Flipping
Biri
WEEKENDER
上海
ルーザー
SIDE BY SIDE
CALL ME
ワセドン3
シュレッダー
聖なる海とサンシャイン
I WANT YOU I NEED YOU
PAIN
Don't look back in anger(Oasis)
Let's Spend The Night Together(Rolling Stones)
マンチー
Love Communication
ALL BY LOVE
SWEET CANDY RAIN
WIINNER
Shine and Eternity

  アンコール

バッカ
雨雲

憶えている限りのMCより

MC1「レインボーホールにようこそ!オレはガイシホールなんて呼ばないぜ!…宣伝する時は呼ぶけど」

MC2「名古屋は今お祭りなの?あれ?間違えちゃった?とにかく、吉井和哉を選んでくれてありがとう!吉井和哉の宇宙へようこそ。」
ファンが「吉井さーん。和哉−。吉井くーん」と色んな呼び方で呼ぶ。
「色んな呼び方で呼んでくれてありがとう。社長って呼ばれたいな。」

MC3「昨日まで休みだったので、昨日久しぶりにアニーに会った。おう、元気そうじゃん。お互い老けたねぇって老けたのは俺だけであいつはまだ若い。
でもロビンすごいねぇ…ってあいつ未だにロビンって呼びやがって執念深い奴め。何が?って聞いたら、こないだ誕生日の前の日にライヴやったでしょ?イエローモンキーの時の衣装着て。って何で知ってるんだー!?
そしたらアニ−の奴
『俺、ケータイサイトの会員だもん』
「お前がケータイサイト作れ!」会場爆笑

MC4 イエローモンキーの「Love Communication」を歌った後、「いろんな歌にいろんな思い出があるねえ。」しんみりと

MC5 アンコールの「バッカ」の前に鶴ちゃんと手をつないで出て来て、「どうもー、同性愛です」
「クリスマスに向けて大きく育って欲しい「バッカ」をシングルとしてリリースします。」
「アンコールでバラードを歌うとシーンとなるけど、静かになりすぎです。」

MC6「プライドが高いから声とか真似しないけど、吉井和哉のムード歌謡ん…チャラチャッチャッチャラーラー ムーディー勝山です。」

MC7「年末にまた名古屋でやります!告知しないけど。HPで検索すればー。2月にzeppツアーもやります。」
「でも、告知はしますよ。」

MC8「バンドのメンバーは時々空気が読めないのでKYバンドです。」

ステージはシンプルで黒と白のチェック柄のような照明があたっていた。
吉井さんも動き回ったり踊ったりせずにマイペースでとにかく歌いつづけた。
最後の最後までまったく手を抜かない歌い方で、途中水をなんだりもしていないようで、驚異的な体力を感じた。
特に名古屋の印象などのMCもなく、歌をステージをやりにきたんだなあとそのアーティスト魂に感動した。
最初から最後までほぼ総立ちでのりのりだったけど、あくまでも大人のノリというか大人のライブだった。リスペクトするほどだ。
「CALL ME」の時は私の魂もふるえあがった。行ってよかったです!!




                 チケット。




        スポーツタオルとバンダナを買った。



2007年10月09日(火) 『Single Collection five-star』  YUKI  2007.10.3

YUKIのソロ活動5年間のシングル・コレクションアルバム。
実にバラエティに富んでいて、ポップであるときはデジタル、声もころころ変わって楽しい。
音楽的にもメロディーが面白いし、歌いまわしも凝りにこっているし、うまいなあと思う。
私は最近の曲が特に好きだ。
後半の「ドラマティック」「歓びの種」「メランコリニスタ」「ふがいないや」などが特にポップでいい。
「歓びの種」では小さいことにしあわせはたくさんあるからそれを見つけようと歌う。
「ふがいないや」誰かのせいにしてしまいたいほどにいやでふがいないやと歌う不思議な応援ソング。
泣きたくなるような辛い歌詞を、力強く叫ぶように歌うYUKIは強いなあと思う。
私もこういう強さを見習わなければいけないけれど、私はホントふがいない。
なんとも悲しみに押しつぶされてしまう。
思いっきり遠くまで逃げてしまいたいのに。
一番新しい「星屑サンセット」もYUKIらしく、のびのびとしたポップスでオーソドックな感じがする。
YUKIの声がきらきらしている。YUKINO声が星屑サンセットだ。
声、メロディー、アレンジ良し。名曲。



2007年10月03日(水) 『殺風景』  熊木杏里  2003.3.26

最近とても好きな熊木杏里さんのファースト・アルバム。

全曲、しんみりと淋しい。その淋しさはしみじみとかみ締めるような寂しさだ。
か細いともいえる声が時にはハードな音にも勝る強さを持つ瞬間も感じられる。
だいたいこういう細い声の人の曲はあまりハードなアレンジはしないものだろうと思うけど、分厚い音にも負けないか細い歌声だ。
デビュー曲の「窓絵」。何度聴いても胸が詰まる。
荒井由実の「ひこうき雲」を聞いたときにも似たあの悲痛な叫びが聞えるけど、でもぜんぜん違う。
もっと近い。主人公にもっとこの歌は近いところにいる歌なのだ。

この人の曲は詩が先にできるのだろうか、それとも曲先?
「殺風景」「咲かずとて」「心の友」などは詩人の詩に読める。
「心の友」は明るく歌っているけど、「心の友をつくるのなら そいつは笑わしといたほうがいい」とはどういう意味だろう。
「心の友」という言葉は良いひびきだけど、「真の友」ではないのだろうか。

曲はフォーキーだけど、音が分厚いので個性がよく出ていて良い。詩は全編素晴らしい。心に残る。

来月発売される4枚目のアルバムが待ち遠しい。



2007年09月30日(日) 「LOVE&TRUTH」  YUI  2007.9.29

大好きなYUIの新曲は映画「クローズド・ノート」の主題歌。
映画の予告編を見たところではかなり辛そうな内容に感じた。

わたしは辛い映画は見られない。

でも、このYUIの曲は妙に心に残る。

出会ってしまったからもう忘れられない、他に誰かがいるとわかっていてももう戻れないと歌うYUIの声はいつもよりいっそうマイナーに響き渡る。
「LOVE&TRUTH」LOVEはよくわかるけど、TRUTHって一体何?
信じていても、信じることほどもろいものはない。



2007年09月23日(日) 【アンダーグラフ live tour'07 Vol.1】  エレクトリック・レディ・ランド  2007.9.23

開演前、メンバー自身による開演にあたっての注意事項のアナウンス。
冗談も交えての大阪弁でのしゃべりでユニーク。

01.パーソナルワールド
02.枯れたサイレン
03.ユメノセカイ
 MC
04.白い雨
05.言葉
06.君の声
07.遠き日
08.アンブレラ
09.イーゼル
10.ユビサキから世界を
 MC 次はふるさとを思って作った曲です。
11.また帰るから
12.五色の虹
13.アカルキミライ
 MC 次はまだ誰も聴いたことがない新曲です。
14.新曲(タイトル不明)

 MC 次の曲は行き詰まったときに書いた曲です。みんなも学校や会社、家族で悩んだりするだろうけど、俺は解らないけど、この曲ですこしでも前へ1歩踏み出すことができたらと思います。

15.セカンド・ファンタジー(新曲)
16.ピース・アンテナ
17.パラダイム

アンコール

 MC 名古屋は最高。まるで他人じゃないみたい。自分の家で演奏しているみたいでした。

01.フリージア(新曲)
 MC きょうは新曲を何曲か演奏したけれど、まだどれをシングル・カットするかは決まっていません。みなさんの反応を見てシングルを決めたいです。

02.ツバサ
03.忘却の末、海へ帰る

行って来ました!アンダーグラフ・ライブハウス・ツアー!
ライブ・ハウスでオールスタンディングだったので、見づらい時もあったけど、真戸原さんのとにかく声に参りました。
開演前の注意事項の話が、メンバー自身の声!で、最後に「コンサートグッズはここでも買えるけれど、○○さんのお店でも買えます。それは、嘘です。」とか言っていた。
私は詳しく知らないけれど、メンバーの実家がお店をやっているのだろう。

1曲目が「パーソナルワールド」。
「40を過ぎても僕らは歌って踊って何かを探してるのかな」という歌詞から始まるこの曲は私にとってものすごくインパクトが有った。
なぜなら私自身が40を過ぎてもこうやってロックにしびれて聴きに行き、歌って踊っているからだ。
たぶん若い頃にこのライブを見て、この曲を聴いても普通に好きな1曲だっただろう。40過ぎてこの曲に出会いしびれることができて良かった。

名古屋のお客さんはノリが悪いと私は思うけど、真戸原さんは「名古屋最高。名古屋は難しいとロック仲間は言うけれど、僕らはそんなこと一回も思ったことない。いつも暖かく迎えてくれて名古屋最高!!」と言った。
でも、私は正直なところファンはおとなしかったと思う。

真戸原さんは名古屋ネタも色々話してくれて、「たとえフェラーリを買っても、尾張小牧ナンバーだと寂しいらしい」とか「大須の米兵で買い物をしたけれど、駐車場に『10万円お買い上げで30分無料』って書いてあった。10万円も買うわけがないので、近くの駐車場に止めて買い物しました。」と話した。
米兵は老舗のリサイクルショップで、リサイクルとはいえちょっと高級なお店だが、そんな駐車場があるなんて知らなかった。びっくり。

「名古屋には僕らのデビュー曲は3枚しか置いてなかった。タワーレコードとあと2枚。でも、今はこんなにたくさんの人が僕らの音楽を日常の傍らに置いてくれてありがとう。」と言った。

後半、真戸原さんは「最近、リリースもライブも思うようにできなくて、もう来年は音楽やってないかもしれないと落ち込んだ時、ベースの中原の家に行って、朝まで話してやっとできた曲です。みんなも学校や会社、家族での悩みがあると思う。俺は解らないけれど、この曲がみんなの悩みを解決できるなんて思わないけれど、でもこの曲が前へ踏み出す1歩となってくれればいいと思うので聴いてください。」と言ってまだCDになっていない新曲「セカンド・ファンタジー」を歌った。

アンダーグラフは売れてしまった後の試行錯誤の時期にきているのかもしれない。
レコード会社の考え方とメンバーのやりたい音楽が一致しないのだろうか。
だとしたらファンとしては心配ではある。

CDよりもずっと重厚な音でロックしていた。
CDではあまりピンとこなかった「白い雨」「アンブレラ」はライブの重厚な音で好きになった。
ベースの中原さんの話も面白かった。
どこの会場かわからなかったけど、2万人のお客さんを「休憩です」の一言で、シーンとさせてしまった事や、ファンのみんなへのプレゼントとしてボールを投げていて、2階へ投げようとしたけれど、汗でボールが手にくっついてしまい、思いっきり最前列の人の顔に当ててしまってあやまったことの話が面白かった。そのボール事件はどうも名古屋だったらしく、「ボールを顔に当てられて人来ていますか?あっ、いないみたいですね。やっぱり懲りたんですね。」と言っていた。

途中ファンから「3周年おめでとう!」の言葉に真戸原さんは「音楽だけをやるようになって3年経ちました。それまではバイトをやりながらだったけど、音楽だけやるようになって3年です。でも、この3年色んなことがあって7〜8年経ったような気がします。」と感慨深くいう真戸原さん。「今年30才になります。」とも言っていたので節目の年だと感じているのだろう。

「ピース・アンテナ」もみんなでピースサインをしながら歌って平和を願うよい曲だ。

CD化されていない新曲は3曲歌った。
まだどれをシングル・カットするか決まっていないという。
盛り上がったのは「フリージア」のような気がするが、私は「セカンド・ファンタジー」をシングルにしてほしいような気がする。

サポート・メンバーのキーボードのとおるさん(字がわかりません)もとてもアンダーグラフに溶け込んでいて良かった。

20曲、全力で演奏してくれたアンダーグラフととおるさんに感謝。

特に後半はガンガンのノリで、ライブ・ハウスの良さを改めて知ることができた貴重なライブだった。

今回は高校1年の娘とアンダーグラフファンの娘の友だちと3人で行った。
娘の友だちはかなりのアンダーグラフファンでとても喜んでいた。
帰りにはDVDを買い、くじを引いたらアンダーグラフのレターセットが当たった。
友だちはライブ自体に行くことも今回が生まれて初めてとのことで、3人で感動を分かち合えてうれしかった。また、来年も行きたいと早くも来年のライブを思って目を輝かせた。



2007年09月20日(木) 『流れる季節の中で』  沢田聖子 1983.3.20

沢田聖子ちゃんの4枚目のオリジナル・アルバム。
あたりまえだけど、ファースト・アルバムよりずっとずっとすべてにおいて進歩している。
まず歌唱力がぐんと上がっているし、色んな歌が歌いこなせるようになっていて成長振りが目ざましい。
アルバム・タイトル曲「流れる季節の中で」では、久しぶりに友達に会ったら、赤いルージュの似合う大人になっていた。私はまだ少女だと歌っている。
でも、その声は少女の声には聴こえない。しっかりと前を向いて歩き出している大人の女性の声に聴こえる。
「ドール・ハウス」私はこの曲がこのアルバムでは一番好き。
自分のことを一歩離れて見つめなおしてみる。客観的に考えてみるという歌。
それができれば大人なんだと今も私は思う。いい詩です。
「渚でアプローチ」はアイドル・ポップス風の曲なのですが、聖子ちゃんの声や歌がしっかりしていて上手いためアイドルの歌には聴こえない。
この曲は結構難しいと思う。
こういう曲がこんなに上手に歌える人だとは思っていなかっただけに、へェ〜とうれしい驚きだった。
さわやかで当時のアイドル石川秀美ちゃんあたりが歌えば大ヒットしたんじゃないかなと思えるようなキラキラソングだ。かわいい。
「ラスト・バケイション」は卒業旅行のような学生時代最後の友だちとの旅行を歌っているようだ。
遠く離れている友やいつでも会える友、それぞれの道を歩んでいく、きょうが最後の休日というさわやかな歌だ。
「何度恋しても…」はイルカっぽい曲だ。80年代のポップス系のフォークの感じが強い。
全体的にとてもまとまりのある曲ばかりで、癒されるというより真剣に聞いてしまってあっという間に終ってしまった。
なかなかの秀作だと思った。




2007年09月19日(水) 『坂道の少女』  沢田聖子  1980.4

沢田聖子さんデビューアルバム『坂道の少女』を初めて聴きました。
どの曲も無理せずにまっすぐ自然体で歌っています。
清清しいとはこのことだといわんばかりの歌い方。ファルセットは一切使わず、全然無理しない。話すように歌って真面目で、きっちりと芯がしっかりた歌たち。

タイトル曲の「坂道の少女」に一番心を奪われました。

「大人になりたいのに心がついてこない」

これって今の自分にもあてはまると思いました。
今の私はもちろん大人で、色んな経験を経て10代、20代の頃とは全く違って大人なんです。
でも、もっとこうありたいのに、心がついてこなくて困ってしまう。
もちろんもう若くないのですが、どこかにぜんぜんまったくと言っていいほど変らずに昔の自分がいて、あの頃とまったく同じことをしてしまう。思ってしまう。
そんな自分の心に「坂道の少女」は(ああ、そういうことなんだ)と解らせてくれた、そんな気がします。

「ミモザの下で」も好きです。まっすぐな風のような歌い方。
太田裕美さんが歌っている「ミモザの下で」も大好きなのですが、裕美ちゃんの歌がオレンジ色ならば、聖子ちゃんの歌はグリーンな感じでカラーが違っていいなと思いました。
当時の聖子ちゃんはまだ高校生。
とても高校生が作ったアルバムとは思えない充実のファースト・アルバムです。
素晴らしい。



2007年09月18日(火) 「シュレッダー」  吉井和哉  2007.8.22

吉井和哉の新曲「シュレッダー」。
この歌は人はみな背中にシュレッダーを背負っていて、喜びも悲しみもシュレッダーにかけてしまうものだという歌である。
重い内容になっていて、歌い方も重い。
哀しいことは忘れてしまおうという歌が圧倒的に多い中で、楽しかった日もシュレッダーにかけてしまう吉井さんの詩に重みを感じた。
「空見合った」という言葉も私は好きだ。

きょうの日を即シュレッダーにかけてしまえたらどんなに楽だろう。



2007年09月16日(日) 「チャンスの前髪」  竹内まりや  2007.8.8

この歌は竹内まりやさんが作った曲でゲスト・ボーカルとして原由子さんが歌う部分が少しある。
女同士の友情の歌。
まったく性格の違う女友達二人が二人で協力してチャンスをつかまえよう!というハツラツとした歌だ。
私はカラオケで歌いたいと思って買って聴いている。
まりやさんのハツラツとはずんだ歌と原坊の甘い声が対照的で面白い。
チャンスには前髪しかないから、通り過ぎたときはもう遅い。
友だち同士で協力して、前髪をつかまなくっちゃ!という歌だ。

楽しくて覚えやすい。

でも、後半のセリフの部分は私はどうしても言えないです。
なので、カラオケはあきらめました。。。残念。



2007年09月15日(土) 「SECRET NIGHT」  WANDS

久しぶりにWANDSの曲を聞いた。

私はWANDSもかなり好きだった。

この「SECRET NIGHT」は当時エレクトーンでどうしても弾きたくなったけど、譜面が無いので、自分で譜面を書いて弾きまくった曲だ。
すごく久しぶりに聴いたけど、「あたし、なんでこんな難解なエレクトーンに向いてもいない曲を弾きたくなったんだろう?」と思った。
メロディーは難解でなんというか重苦しい感じもあるし、アレンジも重い。
こんな感じはエレクトーンで演奏しようとすると安っぽいものになってしまう。
当時の自分がどんな風にこれを弾いていたかは思い出せないが、いかにも安っぽいアレンジで弾いて中途半端に満足していたのだろう。

上杉さんの声がとにかくキリッとしているので、どんな曲でも歌いこなせたWANDS。
しかし、おそらくメンバーは中途半端な曲をこれ以上やっていられない心境だったんだろう。
「SECRET NIGHT」のヘビーなポップさは私は今でも大好きだ。
しかしこれは全く過去の音楽であって、胸が痛くなるような響きを感じる。


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