2006年12月17日(日) |
『THE END』 中島美嘉 2006.12.13 |
中島美嘉が映画NANAで歌った歌のアルバムが出た。 すごく期待して待っていた。 期待通りどころか期待を大きく超えた充実振りで47分と収録時間が短いものの満足した。 どの曲もすばらしい。 HYDEの書いた「GLAMOROUS SKY」が好きだったけど、TAKUROの書いた「一色」ももう一つ中身が濃くて素晴らしい。 中島美嘉は「冬の華」や「STARS」「will」「火の鳥」などバラードがとびきり良いと思っていたけれど、こんなにロックも上手く、そして似合っていたシンガーだったとは驚いた。 私はこれほどバラードもロックも両方似合うシンガーを知らない。 昔大好きだったリンダ・ロンシュタッドみたいだ。 リンダもロック、バラードとなんでも歌える。 このアルバムを聴いてリンダを思い出した。 どの曲もいいけれど、全体的にライブアルバムを聴いているような立体感もある。 中島美嘉のアルバムとはまた違うので、ちょっとあそび心というか冒険の気持ちも感じられて、それがまたいい味を出していて、本当に良いアルバムだと思った。 TAKUROが書いた「一色」と「EYES FOR THE MOON」はぜひともGLAYでも演ってほしい。無理かな。 「GLAMOUROUS SKY」もラルクでも演ってほしい。無理かな。 「一色」の方は特に特にTERUの歌うこの曲も聴いてみたい。 これ、TERUが歌ってもかっこいいだろうなあ。聴きたい。見たい。 とにかく立体的で中身が濃くそれでいて聴きやすいすごくいいアルバムだった。 矢沢あいさんの詞にもぶっとんだ。 TAKURO、HYDE、そして矢沢あいさんの才能が重なって大成功を収めたアルバムだと思う。 中島美嘉さん素晴らしいクリスマスプレゼントをどうもありがとう。 来年は絶対にライブ観に行きます!!
2006年12月16日(土) |
『Bestyo』 一青よう 2006.11.29 |
一青さんの初ベストアルバム。 私の大好きな「空蝉」が入ってないのはなぜ?と思ったけど、聴いてみるとやっぱり名曲ぞろいで、曲のバラエティも富んでいてきっちりと曲を作ってきたことが良くわかる。 「江戸ポルカ」は一体どういうジャンルの曲なのかわからない不思議の世界へ連れて行かれるし、「月天心」も改めてよい曲だと思う。 「大家」も一青さんならではのメロディーと歌詞だ。 私は「もらい泣き」は別に好きじゃなかった。 「かざぐるま」「指切り」あたりから好きになり、「さよならありがと」は泣きながら聴いてしまった。 一青さんは歌の中で子どもになったり、大人になったり、家族愛を歌ったり人間愛を歌ったりとテーマが深い。 それらを思いを込めて、振り絞るような声で歌う。 このベストアルバムは全曲良いけれど、私は落ち込んだり淋しいときに聴くと悲しくなってしまう。 でも、ようちゃんのことずっと応援します。
それとやっぱりもう少しセンスは磨いてほしい。 アルバムの曲はこんなにいいのに、ジャケットや写真はセンスが悪い。 曲が良いだけに、もったいないと思うのは私だけだろうか。
2006年12月15日(金) |
『5年モノ』 福山雅治 2006.12.6 |
ずっとずっとず〜〜〜っと待っていた福山君のアルバムはシングルコレクションとのことで「ええっ!オリジナルっ違うの〜〜!」と思ったけど、よく聴いた曲ばかりでやっぱり福山君はすご〜〜〜いとファンはただただうれしいのでした。 適度にテレビに出てくれてうれしいっ!! ロック系の「THE EDGE OF CHAOS」「RED×BLUE」やミディアム系の「あの夏も海も空も」などが特に好き! 「sandy」も福山君が父親のような視点で作られた歌でこれも新しくていい。 写真集も最高。 でも、DVD付きを作ってほしかったです! 見たかったです。映像。
この5年間で福山君はとっても成長したと思います。 その成長振りがよくわかってファンはうれしい。
2006年12月10日(日) |
『Milestone』 今井美樹 2006.11.22 |
今井美樹歌手活動20周年記念のアルバム。
もう20年も歌っているなんて、もうそんなにベテランの歌手なんですね。 この人は最近歌がほんとに上手くなったし、表現力が芸術的にもなった。 前作『She is』もすごく良かったけど、今回のアルバムもいい曲ばかり。 「愛の詩」はあの名曲「Pride」に勝るとも劣らない名曲だけど、私は「年下の水夫」の楽曲自体にものすごい底力を感じた。 この歌の世界はちょっとやそっとでは表現できないと思う。 こんな世界が書ける人もいるんだなあと、そしてそれを今井さんは静かに力強く表現した。 「Luna」「薄紅模様」も爽やかで美しい。 どの曲もとても穏やかできれいな気持ちにさせてくれる曲ばかりだ。 DVDも付いていておまけ程度のものかなと思ってみたら、これが大間違い。 5曲入っているが、うち3曲はこのアルバム以外の曲で私の大・大・大好きな「おもいでに捧ぐ」が入っている。 プロモのビデオなのかもしれないが、5曲ともすごくいい。 5曲全部が違った感じで、それでいて全部今井美樹らしい明るさ、美しさ、爽やかさ、そして淋しげな表情が見て取れる。 歌と表現力と回りの雰囲気も素晴らしい。 このやわらかな雰囲気はこの人にしかかもしだせない。 小さい写真やカードのようなものもたくさんついていて、ファンサービスもうれしい。
2006年12月06日(水) |
「Startin'」 浜崎 あゆみ 2006.11. |
私はあゆのファンではないけれど、時々あゆの言葉にはドキッとさせられるし、好きな歌も時々ある。 今回はたまたま有線で流れた「Startin'」にドキッとさせられた。
信じるって決めたんなら 理想と違う答えでも 受け止めること
理想と違う答えが返ってくると、そこでつまずいたり考え込んだりするけど、しっかり受け止める。 それは一番基本的というかあたりまえなことだ。 私はそのあたりまえなことができなかったり、落ち込んだりしてしまう。 あゆのこの歌を聴いたら、答えはいったん受け止めることだと思い出した。 そこからまた始まるから。
あゆは若いのにいっぱい背中に重い荷物をしょってがんばっている。 活動8年で8枚目のアルバムも素晴らしい。 歌唱力も安定してきて、曲も大切に作っていることがよくわかる。
2006年12月03日(日) |
『太田裕美 チャリティ・アコースティックコンサート』さいたま市文化センター大ホール |
太田裕美チャリティ・アコースティックコンサート さいたま市文化センター大ホール
第一部 ジョン・レノンの「イマジン」が流れている。
裕美さん、登場。 紫色のワンピースのような衣装の裕美さん。 タートルネックでスカートはサテンのように光った生地で形はふんわりしている。
1.雨だれ(ピアノ弾き語り) あいさつ 次は筋ジストロフィのチャリティのシングルレコードになった曲です。 私は歌うことしかできないけれど、チャリティコンサートのお仕事はできる限りやっていきたいと思っています。 2.最後の一葉 3.振り向けばイエスタディ 4.君と歩いた青春 1976年に『12ページの詩集』というアルバムを作りました。当時の若いアーティストの方たちに1曲ずつ作っていただきました。正やんや田山さん、イルカさん、こうせつさんです。今回も今の若いアーティストの方たちに1曲づつ作っていただき、平成の『12ページの詩集』とも言えるアルバムが22年ぶりにできあがりました。 5.すぐに君の声を(ギター弾き語り) 6.君が言ったほんとの事
「いい曲でした?今の季節にぴったりでしょ。」と話し始めたら、突然女性がプレゼントのお花を持って舞台の袖に。そしてそれをきっかけにしばしのプレゼントタイム。
きょうは二部構成でショートプログラムが終わるところです。 ショートプログラムって2分30秒?あっ3分ですか?
7.君は僕の涙(途中ハーモニカ) 8.さらばシベリア鉄道
第二部 裕美さんは黒のタートルネックのシャツに白のジャンバースカート姿。 谷山浩子さん登場。 高校生の頃に初めて会って『ステージ101』では同期が4人いました。 浩子ちゃん、ぜんぜん変わらないね。 さっき、リハーサルしているときも目がキラキラって光っていて、16歳の時のまんまでした。 今年は「テルーの唄」がヒットしましたよね。と裕美さんが浩子さんを紹介。
谷山さんは「裕美ちゃんぜんぜん変わらないね。二人ともこんなかっこうして、もう私は80になってもこんな感じでいきます。かわいいって言われるのはうれしいよね。裕美ちゃんはあんなかわいい声だけど、おねえさんっぽくて、6歳の子が3歳くらいの子を励ますように「大丈夫。」というしっかりしたタイプの人でした。 裕美ちゃんに歌ってもらいたい曲が2曲あったのですが、(裕美さん)「もう1曲の方は「コッコ、コッコ」のところが口がまわらなくて歌えませんでした。なので、「キャロットスープの唄」を歌います。」
1.キャロットスープの歌(裕美さん歌、浩子さんピアノ)
裕美さん退場。ここから谷山さんのソロ。
2.まっくら森の歌 3.ねこの森には帰れない 4.テルーの唄(この3曲は谷山浩子さんのソロ)
裕美さん登場。谷山浩子さん退場。 「ともこちゃんありがとうございました。あっ!ともこちゃんって誰?誰と間違えたんだろう。谷山浩子ちゃん、ありがとうございました。」
5.きみはぼくのともだち(ピアノ弾き語り) 6.遠い明日
メンバー紹介。「最後になります。」
7.ドール(バックに大理石のような模様が入り、黄色や赤、紫と色が変わる。その中で歌う裕美さんはまさにスターでした!) 8.九月の雨
アンコール プレゼントタイム。
1.赤いハイヒール(谷山浩子さんとデュエット、谷山さんがピアノ) とても不思議なデュエットだった。谷山さんがピアノを弾き、交互に歌う。最後のほうは谷山さんがハーモニーをつけていた。)
障害者の方から出演者全員に花束のプレゼントが贈られた。
2.木綿のハンカチーフ(障害者の方たちといっしょに歌う裕美さん。優しく手をとったり顔をのぞきこんだりして優しさいっぱいでした。)
私は「ドール」が印象的でした。 バックが大理石のような柄になって、色んな色に変わって裕美さんはまさに輝くスターでした。 あとはなんと言っても谷山浩子さんとの「赤いハイヒール」は不思議なハーモニーで、あんなハーモニーは聴いたことがないです。 ほんとに不思議なゆらぎ感でした。 前から2列目でほぼ真中の席だったので、裕美さんはすぐ目の前でした。 新曲が4曲も聴けてよかったし、色々考えてることができたし、チャリティにも参加できてよかったです。 帰りにはお土産としてチャリティで売っていたおかしを買って帰りました。 あられとフルーツゼリーでした。とてもおいしかったです。
2006年11月28日(火) |
「宙船」 TOKIO / 中島みゆき |
この歌は中島みゆきがTOKIOのために書いた曲らしい。 最初、TOKIOの歌う「宙船」を聴いたときにはかっこいいなあと思った。 大人になってどんな歌も上手くなったし、もはやアイドルではないが、これからどんな風になっていくのか楽しみだ。 今回、中島みゆきが歌うほうの「宙船」を聴いたら、なんだか背筋がピンとした。 みゆき節とも言えるドスのきいた声。
その舟をこぐのをやめるな 漕いで行け おまえが消えて喜ぶ奴に おまえのオールをまかせるな
と叫ぶみゆきの声は団塊の世代に向かっているのだろうか。
というか誰もに叫んでいるメッセージでもあると思う。
TOKIOが歌うのを聴いたときは元気が出た。かっこいい!とも思った。 みゆきが歌うのを聴いたときは背筋が伸びる思いがした。 ほんとに中島みゆきって、いつまでもパンチをあびせるような曲を作れる人だと改めて思った。 そしてこういう歌い方のできる人も絶対他にいない。 女としてリスペクトできる人物だと思う。
2006年11月27日(月) |
『ALL THE BEST』 CHEMISTRY 2006.11.22 |
私は特にケミストリーのファンではないけど、ケミストリーを聴くと泣けてくる。 ケミストリーの歌を聴くと。山ほど後悔する。色んなことを。
ケミストリーはデビュー前のオーデションの頃から見ていた。 堂珍さんが好きで、ずっと応援していた。 複雑なオーディションで、最後には色んな組み合わせで同じ歌を歌ってCDも出していた。 最終選考に残った人たちは、どの人も抜群に歌が上手かった。 グループ名が決まる様子やデビューが決まってから曲が決まったり、初めて歌を披露するところなどもずっと見ていた。 あんな風に何もないところから、歌手がグループが作られていく過程をずっと見ていたのは初めてだ。
彼らは学校の友達とか歌が好きで知り合った友人とかではなく、作り上げられたアーティストだ。 日本のJ-POPにケミストリーという新しい場所を作ったと思う。 今までの男性デュオにはなかったタイプだ。
とにかく歌の上手さは抜群。 やっぱり聴いていると、いっぱい後悔して悲しくて泣けてくる。 自分は後悔しながら生きていく人間なんだとつくづく思う。 これからもケミストリーのめっちゃくちゃ上手い歌を聴いて後悔して落ち込んだり、笑って過ごせるのだろうかと思ったりするんだろう。 結局、誰にもその人の心は気持ちはわからない。 他人の苦しみには手をさしのべられない。思うだけではなにもならない。
2006年11月26日(日) |
「ライン」 ポルノグラフィティ |
ポルノグラフィティの歌はバラエティに富んでいて、好きな曲がたくさんあるけれど、この「ライン」にはまいりました。 曲もいいけど、詞がすごくいい。 こういうことはよく思う。 もうさいっしょっからこんなことやらなきゃよかったとか思うことがしばしば。
そして歌唱力はばつぐん!
この人の歌唱力はほんとにたぐいまれで、こんなにもはっきりと歌詞が聞きとれるシンガーは他に私は知らない。 ポルノグラフィティは売れているのにいつも地味で、目立たないなあと思うけど、実はしっかりと地に足をつけて着実に進歩している。 こんなにもバラエティに富んだ歌を色々歌える人はそうそういない。 来年はライブを見たいグループの一つです。
2006年11月24日(金) |
第3回 “絆”“夢”フォーラム 川嶋あい ソング アンド トーク |
児童虐待の実態や対策方法の話の後、あいちゃんのプロフィールが紹介され、グランドピアノと共にあいちゃんが登場。
1.旅立ちの日に… 2.ドライブ 3.見えない翼 4.絶望と希望 5.Dear 6.雪に咲く花 7.大切な約束
すべてピアノと歌だけだった。 「旅立ちの日に…」だけあいちゃんのピアノ弾き語りで、あとの曲はこうへいさんという人がピアノを弾いた。 あいちゃんの声は時折裏返ったりしていたが、最後まで大きい声で歌えて、大ホールのすみずみまできれいな歌声が届いたと思う。 私はピアノと歌だけだったので、物足りなかった。 まるであいちゃんがバラードシンガーみたいで物足りなかった。
この後、あいちゃんが自分の生い立ちや今まで生きてきた道、そしてこれからも歌を歌って生きていくと話をした。
私はこの企画の趣旨がいまひとつわからなかった。 最初は虐待の事実とその理由や傾向の話があり、後半は里親や施設の話と移っていった。 あいちゃんは施設で育った人なので、あいちゃんが呼ばれたのかもしれないけど、虐待と施設はイコールではないと思う。 でも、虐待された子ども達が施設で育てられている事実もあって、私にとっては非常に難しい内容だった。 私自身も子育てにはほとほと手を焼いて、今もなお反抗期の娘をもてあませている状態なので、いらいらしてきつくしかったこともある。 たたきたくなったこともあるが、そんな時はほんの少しの時間、子どもから離れたりしていた。 なにより自分には大好きな音楽があって、音楽を聴いたり、楽器を弾くことは子育てが忙しくともできることなので、子どもが小さくて手のかかる時期はエレクトーンを弾きまくっていた。 娘はじゃまをしにきたが、じゃまされてもどうってことはないし、私の弾く曲にあわせて歌を歌ったりしていた。 私の場合は大好きな音楽と友達のおかげで、子育ての時期も救われたと今は思う。 友達にもかなり助けられた。 何時間でも音楽や本やその他色んな話ができる友達とはほとんど毎週あっていた。 虐待してしまう人も子育てしながらでもできる楽しみや目標を持って、それを楽しめたらいいのじゃないかなあと思ったりする。 友達と家で話をするとか身近なことがあればと思う。
|