おもいのかけら
秋里彩華



 別れのまえに

「別れのまえに」

花のように
かれてゆく
あなたのそばで
だまってそれを
見ていることしか
できなかった
もはや
あなたを
救えるものはなく
せめてこの
てのひらの
ぬくもりを
あなたの
いのちに
やきつけて
おきたいのです

2004年08月15日(日)



 ふたりのかけら

「ふたりのかけら」

神様は
わたしたち
二人の中に
それぞれの
かけらを
授けてくれた
どこにいても
いつかかならず
互いを
探し出せるように


2004年08月16日(月)



 七夕

「七夕」

星に届けと
短冊に
書いた願いは
遠い過去

笹の葉に
雨が降る

今日もまた
あなたに
逢えない

2004年08月17日(火)
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