Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2010年05月04日(火)  あなたにあいたい どーしてもあいたい

今日は神田で体験レッスン。ああ面倒臭い。ハラが痛い。

シャワーを浴びて出てきたら、12時にえみちゃんからメール。今日の予定を訊かれたので、14時から神田で体験レッスンが入っていると返事。そしたらその返事が「今から遊びに行っていい?」って。
「いや、だから! 神田で14時なんだってば。今外出準備中で、13時には出なきゃ」と返事したら、更に返事で言うことにゃ、今高田馬場にいるけど、これから行って、一緒に神田まで行きたいとのこと。・・・くらっとするほど唐突でラヴなアプローチだなあ。
さらに、「もう電車乗っちゃった」というメールが。ムリなら、体験レッスン後に神田で会えると嬉しいとある。・・・ぐらぐらっとするほどストレートな愛の発露だなあ。
「了解」と返信しながら、普通は了解しねえぞと思う。でも私は、実は唐突な誘いが大好きなのだ。但し私はお出かけに時間がかかるし、満腹したらもう出かけたくない。で、男性陣は何故かいつも、私が唯一だらけきっている日曜だとか、夕飯直後とかに突然誘う。だから「ムリ」と答えたり、OKしても2時間遅刻したりする。でもえみちゃんはいつも、私が5分で出られる状態の時に誘ってくる。タイミングのいい人って好きだなあ。

後で聞いたらえみちゃんは、高田馬場で用が済んで、「今日はこの後は?」と訊かれた瞬間ふと「友だちに会うんです」と答え、そこで私に会いたいという気持ちがいきなり高まったらしい。

現れたえみちゃんを待たせながら準備し、一緒に神田へ行き、体験レッスンの間待っていてもらい、終わったら思いつきで神保町へ。(タクシーが、ワンメーターにしてくれた) 喫茶店でゴハンし、古本屋街を見て回る。19時帰宅。
(おお、箇条書だけど久しぶりに行動を書いたぞ)

神保町にいる間からかなりハラが痛くなってきてはいたが。
楽しかったからいっか。

あなたにあいたい どーしてもあいたい  *あなたに会いたい / パパイヤパラノイア (1985) の歌詞。



2010年05月03日(月)  To me it's nothing

ハラが痛い。左。
去年の11月からずっと痛かったけど。昨日の夜からどんどん痛みが強くなってきて、もう今は息をしても痛い。
ちょうど一年半前に痛んでた場所と同じだ。あの時は卵巣癌だった。だから卵巣も子宮も取ったのに。もうないのに。なんで同じあたりが同じように痛むんだろう。

夜、救急病院案内に電話するが、ずっと話中でつながらない。119にかけてそう言ったら、「痛くても我慢してずっとかけ続けてもらうしかないです。救急車呼ぶならすぐ出しますよ。どうしますか?」と言われた。「・・・じゃあ我慢します」と答えて切る。
大分たってからようやく病院案内につながった。結局かかりつけの病院が救急をやっていると聞き、電話する。が、今日から連休の3日間ずっと、内科または胃腸科の医者はいないという。

仕方ない。じゃあ3日間我慢しよう。
前回は痛みを数ヶ月間耐えた。そしたら癌だったけど。
どっちにしろ肉体的な痛みなんて、たいしたことじゃない。

To me it's nothing (たいしたことじゃない)  *Having A Blast / Green Day (1994) の歌詞。



2010年04月27日(火)  Lions

iPhoneを使って12日。Softbankから「使った金額が見られるよ」というリンクがメールで届いた。せっかくだからとクリックしてみる。
通話料が160円。パケット通信料が138,417円。
は?
パケット通信料が、13万8千417円。12日間で。

・・・思い出すなあ。あれはまだ20代の頃、シンガポール動物園に行ったら、腰の高さの柵の中に、ライオンが数頭いた。「腰の高さの柵の中」に。自然な地面をまるく囲んでいるだけの、牧場の囲いのような柵である。野生動物なら楽々と飛び越すだろう。そしてライオンはすぐそこにいる。
・・・あまりのことにわけがわからず、とりあえずその柵の前でにっこり笑って写真を取ってもらった。「ひょっとしたらこれ、逃げたほうがいい事態だったりして」と思いつつ。写真を撮った後に見たら、隣の柵の中にシマウマがいた。いまだにあれがどういうことだったのかわからない。
そう。人は、理解を超えたことに出会うと、思考が止まるのだ。

と、いうわけで。じゅうさんまんはっせんえん。
とりあえずSoftbankに「これおかしくないですか?」とメールを打ち、翻訳の講座に出かける。今月から週イチで実務翻訳の講座をとっているのだ。
が、電車に乗ってもそわそわしっぱなしだ。もしかして私、この12日間iPhoneをネットに繋ぎっぱなしにでもしちゃったのかしら。1日1万なら計算も合う。iPhoneは画面を消しても、PCのように背後でプログラムが別進行することがある。そういうことなのか?
もしそうなら「マニュアルもついてないのにわかりません!」と食い下がろう。・・・でも。でもきっとあたし払わされちゃうんだわ。13万8千円。ああ。13万8千円。

講座を受けていても集中出来ない。落ち着かず、軽く苛々する。
「金融政策を引き締めた為に景気が回復しない」という訳文があった。元の英文は"...is preventing the economy from..."のかたちで、それを自然な日本語にすると上記の訳になるわけだが。ある生徒から、「この英文はどうして現在形じゃなくて現在進行形なんですか?」という質問が出た。
今は不安な精神状態である私はイラっとした。またここにも現在形をわかっていない英語学習者がいる。はっきり言って初級中級の英語学習者の殆どが現在形をきちんと理解していない。TOEIC850点以上で現在形をわかっていない人間もちらほらいる。
翻訳の勉強をする前に英文法を理解してきてくれ・・・と思った瞬間に、講師が言った。「え? うーん、いや、ここは普通現在形は使わないですよ。言い方を変えても未来形ならともかく。いや、そうだな、うーん、現在形は普通は使わないですねえ」
「普通は使わない」と繰り返すだけで、現在形だと明らかに間違いになる事実及びその理由が説明できない。つまり講師が現在形をわかっていないということになる。だってそこ"prevents"にしたら、"Water boils at 100℃."と同じことで、「金融政策引き締め」とは景気回復を妨げるものだという意味になっちゃうじゃないか!

その後、講師に別件で質問。講師の顔色が変わるまで掘り下げて訊く。さっきの件で不信感もあったが、そもそも苛々していたせいかも。

帰宅したらメールのお返事が来ていた。曰く、「あのね、あなたは5,700円の定額プランに入ってるから、いくら使っても5,700円よ」
ああああああああああ。マジ?
ほっとしたが。今後のこともあるし怖いから、何がどうして13万8千円なのか訊く為に電話した。そしたらあちらの言うことにゃ、iPhoneでインターネットをすると、最初は自社のとこに繋がろうとするんだけど、たいてい接続が悪いんで勝手に高いとこに繋がっちゃうと。なので、ほっとくと一ヶ月で通信費が100万超えちゃうこともあるんだとか。「でもiPhoneは必ずパケット定額制をお選び頂くことになっているので大丈夫です」というSoftbank社員。「・・・そりゃそんな状況じゃあ、定額制じゃないと大変なことになりますよねえ」と答える私。

切ってから思う。じゃあ一体この「今月のパケット通信料」っていう表示は何の為にあるんだ。無意味極まりないじゃないか。そして私のように、たまたま見ちゃって心臓止まりそうになる奴がちょいちょいいる筈で、苦情も出てるはず。
それと、この半日の私の精神的苦痛はどうしてくれるの。苛々したおかげで、翻訳講師までがあおりをくらって質問責めにされたじゃないか。

Lions (ライオンだ)  *Black Crowes のアルバム。(2001)



2010年04月23日(金)  It's down to me, yes it is, the way she does just what she's told

iPhoneを購入して一週間。ものすごく使いづらい。私の親指は後ろに反り返っている為、何かを押える時は接触面積が大きい。指圧にはもってこいなのだが、タッチパネルをさわるとしょっちゅう隣のキーに触れてしまうのだ。とてもじゃないけどメールなんか打ってられない。加えて昔から何故かATMのタッチパネルが反応してくれないことが多く、iPhoneも同様であることを発見。

それ以外にもこのiPhone、画面を触るだけで何かしてしまうので。
ただ脇において、ふと見たら、勝手に電話をかけていたことがあった。午前5時にである。かけていた先が新宿のロックバーだったんで助かったが。慌てて切った。
この一週間の間に、いったい何度この電話に、「誰がそんなことしろっていった?!」と言ったかわかりゃしない。

・・・と、いう話をしつつ、西荻BITCHのカウンターにiPhoneを置いたら、そのとたん画面にいきなりエアロスミスが出てきた。「・・・ほんとだ」とうなずくマスター。

そう、今日は3ヶ月1週間ぶりにちゃんとお酒を飲んだのだ。人様のおごりで。久しぶりのチンザノ・エクストラドライが美味くて、ぱっぱかぱっぱか飲み、2時半にタクシーで送って頂いて帰宅。
今日はブルーベリーのパイ(ホール)とホワイトチョコ味のマシュマロを頂いたので、帰宅するなりパイ一切れとでかいマシュマロ数個を食う。次いで、今日生徒にもらった揚げ饅頭を食い、家にあった和菓子も食う。その後で突然「ハラ減った・・・」と思う。そういえば今日は何も食べていない。家に何もないので、なんと常備してあったご飯のパックを一個食べる。なんにもナシでご飯だけ。元々お米好きではあるが、この時の私はもう酔ってタガが外れているのだ。
すぐに寝て。少したって目を覚まし、軽くけろっと吐く。「苦しい・・・もうお酒は飲まない」と思い、また寝る。

朝、目を覚まして思う。違うな、吐いたのは「お酒」のせいじゃない。明らかに違うな。うん。

It's down to me, yes it is, the way she does just what she's told (こっちが言ったことだけを従順にやる・・・筈なんだけどな)  *Under My Thumb(親指タッチパネル) / Rolling Stones (1966) の歌詞。



2010年04月21日(水)  And I ran for my life

ああ、日本翻訳連盟から郵便物が来ている。例の、「一時間の筈が時間を間違えて30分しか受けられなかった翻訳検定5級」の結果通知だ。
・・・わかってはいても、不合格って言われるのは気分が悪いなあと思いつつ開封。・・・合格だ。
あ?
合格。うそ。
うっそーーーーーー!
あああ、あたしって凄いんじゃない?(ああ、失敗から学ばない体質に拍車がかかりそう・・・)
試験問題自体は一時間あればこなせると感じたので、不合格でも次は4級を受けるつもりでいたが。それなら飛ばして3級にしよう。

合格証書に添えられていたお手紙に、「おめでとうございます。普段の実力を存分に発揮してどうたらこうたら」と書いてあった。いや、時間が半分しかなかったんですけど。でもだからこそ全力疾走はしたな、うん。

And I ran for my life (全力疾走しました)  *11th Street Kidzz / Hanoi Rocks (1981) の歌詞。



2010年04月17日(土)  Hector Hugh Munro

この日記の読者からメールを頂く。ハンドルネームが私の好きな作家のペンネームと一緒なのは偶然だろうが。こんなことで好印象を持つのが私。
R.E.M.の検索で私の日記にたどり着いたというこの方は、私の書いた次のふたつの文が気に入ってくれたという。
「R.E.M.を聴きながら街を歩く。すれ違う全ての人より自分が幸福に感じる」 (2005,12,11)
スマッシング・パンプキンズが個人の耳元で囁き、キンクスが生まれた街の中だけを歩き、レッド・ホット・チリ・ペッパーズが共感できる限られた仲間達に呼びかける時、R.E.M.は哲学の美学の観念をもって世界を見渡す」 (2006,8,7)
・・・自分の記憶の中でも、R.E.M.について書いた文章で心に残るベスト3に入る文章だ。

ちなみにベスト3のもうひとつは、夜の電車で"Drive"を聴いていた時の記憶を書いた文章。
「世界中をこの美しい曲の足元に踏みにじりたいような気分になった」 (2005,3,17)

この方は私の文章を色々な言葉で褒めて下さっていて、とても有難い。だがそれよりも、自分が一番書きたかった言葉、個人の感情の高まりを何とか普遍性のある言葉に置き換えようとつとめた部分にきちんと反応してくれているのが嬉しい。

6日前の誕生日にも、別の読者の方からメールを頂いた。この方は、私の日記を読むことで、「レッチリのアンソニーが歌ってる詩の真摯さや、フーファイのデイブのメロウさなど、見落としてしまっていたことの再発見」をしたという。
私は実際にはアンソニーに対して「真摯」、デイヴ・グロールに対して「メロウ」という単語は使っていない。だからこそ、私の文章を消化したうえでご自身の言葉で的確に再現して頂いたのが、なんとも気持ちよかった。その単語で正しいのだ。
ちゃんと読んでくれているんだなあと思う。

この日記を書いて7年半以上になる。遡って全部読んだという方はさすがに減ったが、どうやら今でもいることはいるらしい。
以前はかなりのアクセスがあり、日記だけで一日で2,400件を超えたこともあったが。昨年7月に日記終了を宣言し、さらに10月にはトップページのサーバーを変えてしまったので、以後アクセスはがたっと落ちたままだ。サイトごと閉鎖したと思っている方も多いんだろう。
一度は書くのをやめたわけだし、それ以外にも何度もやめようと考えたことはあった。が、時々頂く読者の方からのメールがそれを思いとどまらせてきた。
アクセス数は多いほうが嬉しい。でも、私の文章を根本的に勘違いして読んでいる方に出会うこともある。ニュアンスという以前の基本的事実を誤読されてがっかりしたことも何度かあった。そういう経験を通して、他人に理解を期待するのは間違いだと自分に言い聞かせている。だから、言葉の通じている読者がいると知るのは救いだ。メールを下さる、会ったこともない読者の方というのは、たいていがそういう方たちだ。あちらも、何かしら理解しあえるものを感じたからこそ、わざわざ知らせて下さるのだろう。

Hector Hugh Munro (私の好きなその作家の本名)



2010年04月16日(金)  Rhinoceros

病院のハシゴ。まずは近所の総合病院でCTスキャン。これは癌の後の定期健診で、去年からずーっと放っておいた。このまま5年経過してしまっても良かったが、ハラがあまりに痛く、先日などは息をしても痛いくらいだったのでとうとう昨日婦人科に行ったのだ。
「いつから痛いの?」と訊くので、「昨年11月からです」と言ったら、触って痛いところを確認し、「腸だね。やっぱり手術後だから腸の動きが弱ってるんだね。可哀想に」とひと言。
・・・あ、それでおしまいですか。「手術後」って、手術からもう16ヶ月ですけど。そうですか。へー。

そしてその日は型どおりに採血(約5千円)し、今日は型どおりCT(約1万円)。ただし万一腸に異常があってもCTカメラには写らない。

ちなみに私は2008年10月に、父に(一緒に東京フィルを観に行った時に)、「私は腸の病気で死ぬと思う」と言った。その夏からずっとハラに激痛を抱えていたのだ。実際はその2ヶ月後に卵巣癌が発覚して手術したが。

病院の2件めは耳鼻科。CTの帰りに寄ってみた。ネットで評判の良い耳鼻科を調べたら、ここが出てきたのだ。
荻窪に越してきてから3件めの耳鼻科だ。不調が出たのは2006年で、聞こえが悪くなった。2006年に通った耳鼻科の女医は、「あらあらどこが悪いのかしらねえ?」と困ったように言い、ただ毎回鼓膜マッサージ機(イヤホン状のものを自分で耳に入れてじっとしているだけ)を使わせ、ただ適当な薬を出し続けた。症状は一切改善されず、薬の副作用が出たおかげで婦人科にかかる羽目になった。2007年に行った別の耳鼻科医は、どこも悪くないと断言して、私の話は聞かずに遮り、頭ごなしに説教口調で喋るので、行くのをやめた。
でもここのところ耳鳴りがするので、とうとう今日また別の耳鼻科に来たのだ。
「鼓膜がやられている」という医者。「他の耳鼻科では鼻から耳に空気を通す治療した? してない? なんでやらないんだろうなあ」と言い、鼻から耳に管を通す。鼻から喉や耳に管を通すのは今までに何度か経験があるが、下手くそな医者にやられるととんでもなく痛く、刺激で涙が止まらなくなったこともあった。が、今回はものすごく不快だが痛くはない。コップの水を飲ませながら治療したりと、かつてないことを色々される。「どう? 今すこしすっきりしたんじゃない?」と訊かれる。本当にいきなり聞こえが良くなっている。
医者も看護婦も態度が良く、治療費は安い。
こりゃ本当にいい医院かも。

ところで"otorhinolaryngologist"(耳鼻咽喉科医)は私が覚えていて書ける最も長い単語だ。"Otolaryngologist"でも同じ意味だが、どうせならこけおどしで長い方を覚えようと思った。
それと、"rhino"が入っているほうが気に入ったのだ。これがこの場合は何を意味するのか知らないが、"rhino"は口語で「サイ」である。

Rhinoceros (サイ)  *Smashing Pumpkins の曲。(1991)



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