2010年03月05日(金) |
What's happening? You're getting bigger and bigger |
ABCのニュースによると、アメリカで出産時の死亡率が急増しているらしい。現在、妊婦の出産後の生存率は世界で34位だという。"It's hard to believe this is happening in America."とキャスターのダイアン・ソーヤーが言う。確かに先進国のトップとは思えぬ低さだ。出産時に亡くなったある女性の夫も、「今日のアメリカで、出産で死ぬことがあるなんて信じられない」と語っている。
そしてニュースは、「死亡率の増加の原因を特定することは難しいが」と前置きしておいて、帝王切開が増えたことも原因ではないかと、帝王切開の危険性について語っていくのだが。
―――ちょっと待って。今、帝王切開の話に行く前に、ちらっと触れてごまかそうとしたことがひとつあったでしょ。「現在、妊婦の5人に1人が、妊娠時からすでに肥満であることも原因です」って。
先ほど登場した男性の、亡くなった妻も、写真を見ると見事な肥満体である。
―――――結局またそれかよ。
毎週毎週必ず、アメリカのどこかの大手TV局で肥満関係のニュースをやっている。肥満対策の医療費が莫大だの、乳幼児にまで肥満が増えているのでダイエットピルの適用を認めるだの。
莫大な医療費のニュースはCBSだったが、キャスターのケイティ・コーリックが厳粛な顔で、「そもそも我々アメリカ人は何故太るのでしょう?」とレポーターに訊いたのは、ギャグ以外の何物でもない。そしたらレポーターが大真面目に不況がどうとか言い出したので、あいた口がふさがらなかった。
今回のABCのニュースも、医者を信じず自分の身は自分で守りましょう的な結論に持っていっているが。
―――その前に、国の法律でマックを禁止しろ。
アメリカの肥満は、個人の欲望を野放しにしている結果だ。犯罪率の高さと同じことだ。
そうやって見たくないものから目をそらしている限り、アメリカは太り続けるんだ。マックは冗談としても、銃くらい規制できないのか。
だが実は私もこの3日間は高脂肪な食生活だった。一昨日MA(g)がうちに来て、でかいホールケーキをくれたのだ。これが生クリームたっぷりで美味いのなんのって。普段は洋菓子は避けるようにしているが、頂いちゃったからしょうがないよね?ね?
ま、たまにはいいのだ。
What's happening? You're getting bigger and bigger (なんでどんどん太るんでしょう?) * I think I'm pregnant / Soko (2007) の歌詞。
2010年03月02日(火) |
I don't like the sound of it. |
ああ、ひっでえな、この音。
新しいPCはぴかぴかで、この日記の画面を出していると、黒バックに自分の顔が映るのがうざいほど。
画面が横長で、縦が詰まっている感じなのが息苦しい。Windows7はいちいち細部を変えていて、使い辛いことこの上ない。やはり最近Windows7にしたという生徒も、「何の嫌がらせかと思いますね」と言っていた。
しかしそれらは全てどうでもいい。我慢ならないことがひとつだけある。
音。
私は自分がローファイ好きだと思っていた。レコードの針の出す雑音、AMラジオの音質、ギターの弦のこすれる音、全て好きだ。音質にやたらとこだわるのは、車をぴかぴかにしておきたがるのと同じでかっこ悪いとすら思っていた。だから平気で音楽もPCで聴いていた。モノが増えるのが嫌いなので、何でもPCで出来るほうがいいし。
少し前にMM(g)が「音質なんて逆に悪い方がいい」と言ったので、おおなかなかわかってる奴だなと喜んだら、「けどPCの音は駄目だよ?!」と言うので、ちぇっ、中途半端な・・・と思ったりした。
が、しかし。この音は駄目だ。
プラスチックの中でオーボエを吹いているかのようなこの音質。音楽を聴いていてどうこうというレベルではない。ニュースを聴いていても苛々するのだ。ああABCのダイアン・ソーヤーの声がうるさい。アメリカ人ってなんてきんきんした声で喋るんだろうという気分になる。
今までのPCって、値段が高いだけあって、スピーカーもそれなりだったんだなあ。
ローファイ好きといえば、グレアム・コクソン。久しぶりに、愛する"You're So Great"を聴いてみる。宅録だってもっとマシだろうというほど雑音だらけの曲。アコギは叩きつけるようにしゃかりきで、エレキは拡声器で人が歌っているみたいだ。そしておっそろしくヘタクソなグレアムの歌。これら全てが私には快感。
この曲ならきっとこのPCのひどい音質も乗り超えるはず。聴いてみよう。うん。ほら、うっとり。うん。うん。
・・・・・・・・・・・・・うるせえ。
前にHO(drs)にもらったスピーカーをつなぐ。配線が増えるのがいやだけど、これなしでは無理だわ。
色々難ありの新PCだが。ひとつはっきりとした長所がある。
速い。ものすごく動作が軽い。
I don't like the sound of it. (音がいや) *Night of the Swallow / Kate Bush (1982) の歌詞。
2010年03月01日(月) |
Do anything that you want to do |
先月初受験したTOEICのSW(スピーキング・ライティング)テストの結果が出る。200点満点のうち、Speaking150点、Writing180点。
・・・・・・・・・・・・・・・・・ひっくいな、Speaking。
とはいえ。もっと取れると思っていたのは、普段の自己評価の話だ。ネイティヴ相手に会話するだけなら一晩中喋っても困ることはないし、しょっちゅう会話能力が高いと褒められていい気になっていた。要するに、「あたし凄いんだもん」と思っていたというだけのことだ。
実際の試験の手応えとしては、もう全くお話にならなかった。PC画面に質問が出たり、ヘッドホンから音声が聞こえてきて答えるのだが。
「あなたの一番好きなスポーツチームまたは選手について話して下さい」と言われた。・・・よりによってこの私にスポーツかよ。子供のころからスポーツには一切興味を示さず、オリンピックをやっていても気づかないくらいの私にその質問か。前に一度だけ受けたSWの模試では「あなたの好きなTV番組について語って下さい」と言われた。・・・私TV持ってないんですけど。
TVに次いでスポーツ。私が興味のない2大テーマが続くなんて、まるで嫌がらせだ。うんざりしたんで、「・・・えーと。実は私、スポーツ嫌いなんですよね。だから好きなチームも何もないですね」と言ってしまった。
「企業は、遠距離から来ている面接者にも交通費を支給すべきか?」とか、「オフィスで紙の使用量を減らすにはどうすればいいか?」などという質問もあり、これは私には、日本語でも即答は無理だ。特に前者の質問に関しては、「んなの好きにすりゃいいだろうが!」と言いたい。
なのでどれもこれも、「さあ?どうでしょう?いい考えが浮かばないですねえ??」と素で返答してしまった。ただべらべら何かしら喋ってはいるが、内容はないも同然である。採点基準がもし「喋っているかどうか」にあるなら点数にもなるが、内容重視なら完全にアウトだ。
150点という点数からすると、内容が大事だったようである。しかしそうであれば、150点以下を取るネイティヴがいても少しも不思議ではない。
どうも英語能力というより、弁論能力を測られている気がする。が、文句を言ってみても、あちらがそういう考えなら仕方ない。そのやり方で高得点が出るよう努力するしかない。試験は試験であって、私の為にあるものではないのだ。
しかし一方驚いたのは、ライティングの180点という高さだ。私は生まれてこのかた英語を書いたことが殆どない。仕事でも、英語で電話オペレーターはしていたが、書く機会は一切なかった。この数年を振り返ってみても、書いた英文といえば、外人へのごく短い携帯メール数通を除けば、昨年秋から某ブログに時々書いたコメントくらいだ。(実はこれが、私が人生で一番多く書いた英文である)
結局Writingのほうも「文章能力」を見ているんだろうか。それなら低くはない筈だ。小学生の頃から、「大人が感心する」小ざかしい文章を書くのは得意だった。試験官好みの書き方は出来ると思う。
・・・しかしそうだとしたら、こちらも純粋に英語力ではないことになる。
ま、なんにせよ、また頑張ろう。
夜、TO(b)からスモール・フェイセスの音源が送られてくる。昨夜、歌ってみないかと言われたのだ。なので今日、YouTubeで出してみた。CDは聴いたことがあっても、映像を見るのは初めてだ。そしたら。
・・・スティーヴ・マリオットが、かっ、かっ、可愛いっ。
ああっ、なんかこのときめきって、MC5のフレッド・"ソニック"・スミスを初めて見た時みたい。(ちなみにソニック・ユースのバンド名は彼の名前から取ったらしい)
今までスティーヴ・マリオットといえば、ハンブル・パイの、しかも髪を切ってもみあげをのばした男臭いイメージしかなかったが。若い頃の姿は、私の理想ど真ん中だ。棒のように細く、動きががちがちに硬く、そしてギターの位置が低い。(ここ重要!)
この曲自体もかっこいい。今までやたら可愛らしい曲しか知らなかったけど、こういうのもあるんだな。
・・・このヒトが目の前に現れたら、何されてもいいなあ。(死んでるけど)
もう1年半くらい、ちらとも異性にときめいてなかったので、これだけでもちょっと嬉しい。
Do anything that you want to do (何されてもいいなあ) *Tin Soldier / Small Faces (1967) の歌詞。
2010年02月27日(土) |
It's ten o'clock and my only thought is of e-mails |
私はアホである。この日記が始まってからだけでも、自分でもイヤになるくらいアホなことを繰り返してきた。
が、今回のアホさ加減はトップクラスだ。
今朝10時から、自宅のPCで翻訳検定試験を受験する筈だったのだ。けれどPCの調子が悪いので、慌てて日曜に新PCをオーダー。ところが店の手違いで水曜になっても発送されていないことが判明し、怒ってキャンセルしかけたが、やり取りの末、結局金曜の夜に届いた。
ところがWindows7の使い方がわからず、どうやっても日本語が打てない。他にも勝手がわからないことだらけだ。試験は翌朝なので、運を天に任せて、不調ながらも慣れたPCを使うことにした。
で、今朝7時なんていう早朝(普段ならほぼ寝る時間)に起きて。
普段どおりストレッチ750回やって、シャワーを浴びて。出てきたら8時半。おなか減ったけど、人間って食後2時間は頭が働かないらしいから、今すぐ食べても試験までギリギリ2時間きっちゃうし。あきらめよう。
コーヒー飲んで、CBSのニュースを見ながら体にワセリンを塗り、服を着る。髪にドライヤー用のフォームをつけて、ゆっくり乾かす。トリートメントをつけて、仕上げにオイルをつける。
お、10時まわったとこだ。まだ時間あるから、じゃあメールチェックでもして、と。
あらそろそろ10時半。じゃあ翻訳検定のサイトにアクセスして、と。と。あ?
―――――10時半?
試験、10時からよね。
―――――――――――――――ぎゃーーーーーーーーーーーーーーー
慌ててサイトにアクセス。受験者番号を入れろとかIDを入れろとか言われるが、何故か通知メールからコピペ出来ず、いちいち番号を打ち込むので時間がかかる。動揺で指が震えてうまくいかない。
問題文をダウンロード、解答用紙をダウンロード。そして回答。ものすごい勢いでみっつの文章を訳す。本来翻訳というのは辞書をいちいちひいてこそだが、ひいている暇がほとんどない。1時間の試験なのに、30分しかないのだ。
最初の文章は南半球で発見された有袋目の化石について。次がアメリカの政党の定義についての文章。最後が胃や小腸の働きについて。
30分以内で訳し、大慌てで解答用紙をまとめ、テキストファイルとして保存し、あちらのサイトに再度アクセスして、送信完了した時点で11時3分。(試験終了10分以内に送信すれば大丈夫らしい)
送信後に問題を見直してみて、"marsupial lion"という単語が目につく。有袋目ライオンって何だ?と思いつつ、辞書にもないのでもうそのまま「有袋目ライオン」と訳してしまっていたが。ふとWikipediaで引いてみたらあった。2,400万年〜5万年前にオーストラリアに生息していた動物で、和名が「フクロライオン」・・・へえ〜。そんな動物が。初耳。
・・・この名前が訳せていないのは、調べていないという証拠に他ならない。これだけでも不合格だろう。
夢にフクロライオンが出てきてうなされそうだわ。
終わってから試験前の自分を振り返ってみると。8時半に「今何か食べたら試験の2時間前」と思った時点でもう10時半だと間違えている。それよりも、なんでアラーム設定すらしなかったんだろう。
あり得ない。あり得なさ過ぎる。
これって「遅刻」なのか。筋金入りの遅刻魔である私は、この日記にも数々の信じられないような遅刻歴(2時間とか3時間とか)を記してきた。国際線の飛行機にも乗り遅れた。遡れば、自分の結婚式にも遅刻したし、伯父の葬式の出棺にも間に合わなかった。
そして今度は、検定試験に遅刻か。・・・しかも自宅で。
ところで今回受けたのは、翻訳検定5級だ。翻訳の勉強経験が全くないので、一番下の級を受けたのだ。受験してみてわかったのは、これなら1時間あれば確実に訳せる。なので、次回はもう4級を受ける。・・・試験が年に2回しかないのが痛いけど。
夜、今回の試験の為に頑張ってくれた古いPCが、私のライヴ音源とオリジナル曲の音源をディスクにバックアップするというこれまた大事な作業を終えた直後に、ふ〜っと死んでしまった。
このPCの名前はMayuという。以前飼っていた兎の名前(繭)から取った。私がこの世で一番愛した生き物だ。
繭を連想し、PCをよしよしとなでる。よしよし、よく頑張ってくれたね。酷使してごめんよ。なんとなく繭が死んだ時のことを思い出して涙ぐむ。
が、これはモノであるから。
今までありがとうねなどと思いつつ、ドライバーを出してネジを全部外し、情報の入ったディスクを破壊する。
It's ten o'clock and my only thought is of e-mails (もう10時だっていうのにメール見てたわ) *In The Moonlight / Pearl Jam (2003) の歌詞。
*you→e-mailsに変えて。
2010年02月23日(火) |
The damage's done |
夜中にゴミを捨てに行って、外人にナンパされる。・・・この人って、2006年5月に私をナンパして無視され、そのぴったり2年後(日付も一緒)に再度ナンパし、更に昨年6月に再々度ナンパした、プロのギタリスト・・・。
2度目の時は(2年越しナンパに感心したので)南阿佐ヶ谷ロックバーBでおごってもらったが。帰りにタクシーで送ると言っておきながら、彼が運転手に自宅を指示したので、私が怒って怒鳴りつけ、私の家の近くまで送らせて別れたという経緯がある。
なのに3年後にはにこにこ笑ってまた声をかけてすげなくされ、今またこうやって午前3時に私に声をかけ、今度飲みに行こうと誘っている。
・・・・・・その不屈の精神は全て、「やりたい一心」からなのか。・・・すっげえなソレ。
しかしゴミ出しに行くだけでもこういうことがあるとなると、うかつな格好で家から出られないな。もっとも、家に一人でいる時も、みっともない服装はしない。普段着は主に、ヤフオクで入手したヒステリックグラマーなどで、今日もヒスのワイヤー入りのシャツだ。
だがそういえば一点だけヒスのシャツで、みっともないかもしれないのがあった。水色のシャツにまんべんなく毛玉とスレが加工してあって、オークション画像で見た時はわからなかったが、届いてみたら、加工が上手過ぎて、本当に着古したように見えるのだ。何だそれ。
やはり、ダメージ加工という発想自体がおかしいんだよなあ。
年季が入って破れたジーンズはかっこいいが、クラッシュ加工はいかにも小細工っぽくてかっこ悪いと思う。ヴィンテージ加工のギターも同じだ。
以前、ゴミの日に拾ったストラトを愛用しているギタリストがいて、それは非常にかっこいいと思った。(お元気ですか及川さん)
新宿にある某高級ホテルのレストランでは、破れたジーンズでの入店はお断りだが、「デザイナーズブランドのクラッシュならOK」である。
物事の基準を、自分で見て判断出来ないということだ。(タグを見せろっていうのか?)
The damage's done (ダメージ加工済み) *Wicked Ways / Garbage(ゴミ) (1998) の歌詞。
2010年02月21日(日) |
A little bit much too slow |
一晩寝たら体調は大分良くなった。そして我がPCも今朝は小康状態の模様。だが、それに安心してはいられない。
今度の土曜に翻訳の検定試験があるのだ。なんとその試験、会場受験がなく、PCでの受験のみ。なのですぐにも新しいPCを確保したい。
新宿で用があった帰りに電気店に寄る。ネットブックなるものが安価で出ている気配だが、「インターネット利用に特化した」とか曖昧なことを言われても、PCと比べて具体的に何が出来なくなるのかわからない。そこで売場の女性店員に質問したところ、眉間に皺を寄せて一言。「YouTubeを見るだけでも、すっごい重いんです」
・・・あ、明快。じゃ、駄目ですね。
何しろ既に書いた通り、現在の状況は4月に未払い年金10万円、3月にマンションの契約更新費9万円を払わねばならないのだ。ここにきてPCにお金をかけてはいられない。
今使っているPCは人様からのプレゼントで、23万円もする品だ。送り主が購入時に色々とアップグレードしてくれてその値段になったのだが、私はPCのマニュアルすら見ない(というか捨て魔なんですぐに捨てた)ので、23万の価値が全く理解できておらず、猫に小判状態だった気もする。
で、このたび猫が自力で買った、新しいPCは。
DELLのInspiron1545。CPU:インテル(R) Core(TM) 2 Duo プロセッサーP8700 (3MBL2キャッシュ、2.53GHz、1066MHz FSB)。4GB(2GBx2) DDR2-SDRAM デュアルチャネルメモリ。インテル(R) GMA 4500MHD (チップセット内蔵)。ハードディスク:250GB SATA HDD (5400回転)。OS:Windows(R) 7 Home Premium 正規版 64ビット。DVDスーパーマルチドライブ。15.6インチ TFT TrueLife(TM) WXGA 光沢液晶ディスプレイ (WLED) (1366x768)。Dell Wireless(TM) 1397 内蔵ワイヤレスLAN Half-Miniカード(802.11b/g対応)。私は自分が何を書いているのかわかりませんが。これで63,791円ならお得なんだろう。
ちなみに普段、買物は何もかもネットの私だが。DELLが受注生産の為に納品に2〜3週間かかるというのだ。それでは土曜の試験に間に合わない。量販店を通すと3日で届くというのでそちらにした次第。
A little bit much too slow (ちょっと重過ぎる) *Tragedy / Hanoi Rocks (1981) の歌詞。
2010年02月20日(土) |
It's just a radio |
深夜、いきなりPCのディスプレイのバックライトが消える。
これは困った。とりあえず再起動してみようと思うのだが、何も見えないので操作が出来ないのだ。電源を切ろうと電源ボタンを押しても、画面上に何か(多分、「複数のタブを終了しても平気?」かなんかの質問)がうっすら出ていて、OKをクリックしようにも、カーソルが全く見えない。
当てずっぽうにマウスを動かし、「スタート」→「終了オプション」までは何とか出せた(うっすら見えている)が、最後の「再起動」がクリック出来ない。
が、ついには何とか再起動に成功。ちゃんとライトが点いたのでほっとして、PodcastでABCのニュースを見ていたらまたふっとライトが切れた。映像を見ていたのがいきなりラジオ状態だ。おまけにその20分近いニュースを止めるすべがない。
今日は土曜だから昼から授業で、11時半〜17時の間に60分×2、90分×2の計4つだ。・・・やっぺえ。
私はとにかく何もかもPCでやるので、授業の時も眼の前のPCで英英と英和辞書のそれぞれのソフトを開き、必要に応じてネット検索もする。だがこれは、生徒の質問に答える時に、喋りつつきちんと裏を取る為なので、なくてもまあ問題はない。
が、リスニングだけはどうにもならない。片づけ魔の私の部屋には、音の出るものはPCしかおいていないのだ。
そして今日の三人目の生徒が、明日TOEICのIPテストなので今日は90分リスニングの予定・・・。
ところでその三人目の生徒―――29歳男性は、陸上自衛官である。今は基地内で月〜金の9-17時でびっしり英語の授業を受けていて、TOEICのIPテストも毎月あるらしい。真面目な子で、休みの土日も無駄にしたくないといって、一ヶ月前から私に習いに来ている。毎日の授業は勿論、私に習う授業料も全部自衛隊から出ている。・・・英語が上手くなりたい人は、語学学校に通うよりも自衛隊に入ったほうがいいんじゃないか。(基地内で使っているテキストを見せてもらったところ、なんとニルヴァーナの写真とか載っていて、意外と楽しそうだし)
彼はTOEICのリスニングのPart2だけ極端に点数が低い。理由は教えてみてすぐわかった。早口で一体化している音の切りどころが判らないのだ。
「はい、今聞いた文を真似してみて」
「アイ・ワーク・ティン・セールズ。・・・ティンって何ですか?」
「tinはブリキ。・・・ってそうじゃなくて。あのね、あなたは動詞にいっつも原形だけを予想してるんだよ。主語の後の動詞が原形じゃないことは多いんだから。原形じゃないとしたら・・・」
「過去形・・・あ!! ティンじゃなくてインだ!!」
「そう! あなたが言った『ティン』ってのは、音は正しいんだけど、そのtの音は、規則動詞の過去形の末尾の音なんだよ」
「"I worked in sales."だ! あっ、てことは次の文は、"I saw the..."じゃなくて"I sold a..."!!」
頭いいし、わかった時は嬉しそうに興奮するので、教えていて楽しい。
結局この日の授業は、PCをなだめすかすようにして、最後はちょっと音がカリカリいいつつも90分なんとか乗り切った。最悪の場合、私が問題読むしかないかと思ったけど。先生、ヤンキー発音しか真似できないんで、旧TOEICになっちゃうのね。
実は昨夜、PCの不調とともに体調も崩した。軽い風邪のようで、詳細は省くが昨日の今日で体重が1Kg減った。(ラッキー)
どんなに体調が悪くても、授業中はしゃきっとする私だ。癌の手術をした時も、退院3日後から授業をしていた。なので今日も力いっぱい授業をしたが、終わった途端にぐったり。今日はご招待でライヴを観に行く予定だったが、残念ながら無理。
今日初めての食事をしたらおそろしく眠くなり(これまた珍しい)、まだ夕方なのにベッドに入ってすいっと寝てしまう。
It's just a radio (これじゃただのラジオだ) *Groupie (Superstar) / Delaney & Bonnie (1972) の歌詞。
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