Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2010年01月13日(水)  It's alright. There comes a time. Got no patience to search for peace of mind

10日の日記を読んだマチちゃんからメールが来た。そうだ、ジョン・フルシャンテの"Will To Death"はマチちゃんが送ってくれたんだった。
マチちゃんにはジョンを何枚も焼いてもらったな。2007年には「まさかのATAXIAの2nd」も送ってもらった。お礼にアリス・イン・チェインズの"Unplugged"のDVDを焼いて送ったっけ。私がそのDVDのことを日記に書いたのを見て、マチちゃんも見たがったから。

私自身のDVDはベイビー(g)にもらった。彼が買って届けてくれたので、うちで一緒に見たのだが。
"Sludge Factory"の出だしでボーカルのレイン・ステイリーが歌詞を間違い、"Fuck!"と叫んで演奏を止めた後に、少し間をおいてひとこと言う。ベイビーに「これ、なんて言ってるの?」と訊かれたが、私はわからなかった。
いや、"What's my motivation here?"(俺がここにいるのは何の為だ?)という言葉は聞き取れた。だが問題は、彼がそれを言った瞬間に観客が笑ったのだ。この笑いの意味がわからない。何か私の知らない背景でもあるのか。ちょっとネット検索もかけてみたが、何も出てこなかったので、そのままになった。

で、去年の秋によそのサイトでアリス・イン・チェインズのライヴ映像を見ていたら、ふとこのことを思い出し、もう一度調べてみた。今度はYouTubeで"Unplugged"の"Sludge Factory"の映像を出し、1,000件あまりのコメントをざっと読んでみた。例のセリフ自体はしょっちゅう引用されているが、どうもネイティヴもわかっていないようで、実際これがどういう意味なのかと問うコメントもあった。「これは俳優が台詞を忘れた時の決まり文句だ」というレスがあったが。確認する為にあらたにネット検索しても全くそういう「決まり文句」など出てこないので、かなり疑わしい。
レインのセリフの前に観客が何か叫んでいるのが鍵なのではと思ったが、声が小さいし他の喋りとかぶっていて全く聞き取れない。
だがついにそれに言及しているコメントを発見。観客が"Quit fucking us!"と言っているというのだ。・・・ああ、言われてみれば確かにそう聞こえ・・・ない、声が小さくて。だがそれならようやく意味が通る。「俺らをコケにすんじゃねえ!」と言った観客に対して、「じゃ、俺は何しにここに来たんだ?」となる。
・・・ようやくすっきり。嬉しくて、授業に来た生徒にまでYouTubeを見せて説明する始末w

しかし。同時期にPodcastで見たこの1コマ漫画(のアニメ版)はさっぱりわからない。セリフすらないのに理解出来ない。やはりこれもYouTubdeで探してコメントを見るが。こちらも「意味がわからない・・・」と言っているネイティヴがいる。
"Not every state uses punch cards like Florida. Hell, if I hadn't happened to watch that movie about the 2000 election, I wouldn't have gotten it either."(全部の州がフロリダみたいにパンチカードを使ってるわけじゃないんだ。俺だってたまたま2000年の選挙の映画を観てなかったら意味がわかんねえよ)というコメントがあったので、それを頼りに検索を続け、2000年の米大統領選挙でフロリダのパンチ式投票用紙に不備があった件をベースにしているんだということはわかった。タイトルの"Hanging chad"は、パンチ穴のくずが、はしがつながって落ちずにいるのを言うらしい。
―――で? だから??
"hanging 〜"は「吊るし首の」という意味になるので、パンチ穴を間違って打つと、自分自身が"hanging"になってしまうということかとも思うが、だったら面白くない。係員が全く動じずに次の投票者にどうぞと指し示すのが何より解せない。 
これがノンネイティヴの辛いところで。笑えない理由が、ジョーク自体の問題なのか、自分の英語力の欠如なのかが判らないのだ。ネイティヴであればどんな馬鹿でも、自分で自信を持って「つまんねえ」と判断を下してしまえるのに。――例え間違っていてもね。

*この文章を書いた後でふと、1コマ漫画を動画にしているのがまずかったのではと思い、元の漫画を見てみたところ、あっさり解決。一番腑に落ちなかった係員の対応が漫画では描かれておらず、単なる"hanging"の駄洒落だと判る。であれば、まあ大笑いもしないけど、疑問もない。瞬時に判れば面白かったのかもしれないが。

It's alright. There comes a time. Got no patience to search for peace of mind (まあいいさ。いつかそのうちわかるようになるよ。今は、すっきりした回答を得る為のグーグル検索が面倒だけどね)  *No Excuses / Alice In Chains (1994) の歌詞。



2010年01月11日(月)  You know it breaks my heart. Can't see you going out like that. Stay alive my Love

そして半年の間に、姐さんがえらいことになっている。

かつては夫の遺品を売り払って非難されたコートニー・ラヴだが。昨年夏には夫の「イメージ」をビデオゲームに売り渡した。それを「アンロック」してボン・ジョビを歌わせた映像がYouTubeに流れるやニルヴァーナのファンが激怒し、姐さんがまたも叩かれた。この件にたいして私がどう思うかはすでにessayに書いた。
実は私は、音楽的にはニルヴァーナの方をホールより評価している。が、死んだ人間を神聖化したり、外野から眺めて他人を貶めようとする「世間」に虫唾が走るだけだ。

12月には姐さんは娘の親権を――当の娘自身の意思で――失い、裁判所から接近禁止命令を出された。
姐さんがどんな羽目に陥っても、一人娘がいれば大丈夫かと思っていたのに。見捨てないでほしかったなあと思うが、理由が暴力らしいので無理もない。
娘であるフランシス・ビーンは、今日に至るまで世間の注目を浴びてきたようだが。世のニルヴァーナファン達が彼女を「カートのエンジェル」などと言うのを聞くと反吐が出る。ましてコートニーを"bad mom"と非難するなど。
女が自分の腹から産んだ子供のことで、他人から非難を受けるなんて、これ以上に腹立たしいことはないだろう。無論、自分の子だからどう扱ってもいいわけはないが、そこに文句をつけることは、きちんと内情を知る近しい関係者にしか許されない筈だ。

年明けと同時に、今度は姐さんがアメックスを逆訴訟したというニュースが飛び込んできた。姐さんの申し立て――「35万ドルあまりの不払いは誰かの不正利用。アメックスは自分の知らない間にコートニー・ラヴ名義のカードを104枚発行した」はメチャクチャ過ぎる。本当ならばアメックスがメチャクチャだ。

もしもコートニーと友だちになったら、色々とムカつく点があるかもしれない。待合せは平気ですっぽかしそうだし、来れば来たで財布を忘れていそうだ。―――いや、想像だけど。
でも、姐さんには幸せでいてほしい。昨日の日記でジョン・フルシャンテのことをああ書いたばかりだけど。コートニー・ラヴとシャーリー・マンソンガービッジ)にだけは、心安らかであってほしいと勝手に願ってしまう。私があまりにこの二人の音楽に感情移入しているからだ。
シャーリーにはもう自分の体を切り刻んでほしくないし、コートニーにもムチャをしてほしくない。――いや、してもいいんだけど。するとまた世間が姐さんを非難しやがるから。

私はコートニー・ラヴの人生を見届けると決めている。だから、姐さんが途中で折れてしまうようなことがあると、困るんだ。


You know it breaks my heart. Can't see you going out like that. Stay alive my Love (姐さんが今みたいにやれなくなったらとても辛い。頑張ってねコートニー・ラヴ)  *Right Between The Eyes / Garbage (2005) の歌詞。



2010年01月10日(日)  Standing in line to see the show tonight, and there's a light on. Heavy glow

前の日記では簡単に書いてみたジョン・フルシャンテレッチリ脱退であるが。
―――簡単なわけねえだろ。
ジョンだぞ? くそっ。
昔からのファンは、1992年に、なんとレッチリ日本ツアー中にジョンが脱退するという仕打ちを受けている。そのショックには遥かに及ばないだろうが。
泣いたよ。

「レッチリのギターがやめちゃった」とあるアメリカ人に言ったら、「本当のファンなら、彼自身の幸福を望むべきだ」と返された。・・・ったくアメリカ人って薄っぺらな悟りが好きだよなあ、と一瞬人種差別的にイラっとする。
私はジョンの「ファン」なんかじゃない。彼自身が、私と関係ないところで幸福かどうかは考えたりしない。私が泣くほど好きなのは彼の音楽であり、何も男として惚れてるわけじゃないんだ。
勿論ジョンが不幸でいるよりは幸福でいるほうがいいが。―――いや、待てよ。本当にそうか?
不幸は時々、すぐれた作品を生む。もしもジョンが、苦しみから芸術をつくりあげるとしたら、私はぞくぞくしながらそれを享受するかもしれない。

思えば私は、自分自身の苦しみさえも、音楽に浸る為の小道具にしているじゃないか。2004年にジョンのソロアルバム"Will To Death"に入っている"Loss"という曲に出会った時、私は無職で、貯金が底をつきかけていて、彼氏(g)と別れたばかりだった。彼は私と結婚したいと言ってくれたのに、なんで私は別れたんだっけ? 思い出せず、当時の日記を読み始めたが、面倒になってやめる。結局は好きじゃなかったってことだろう。
だけど。強烈なまでに"Loss"を好きだった。そして、「全く先が見えない」という足場のない不安に"Loss"をからめ、壮絶に酔っていた。―――だって人間って、"rolling stone"には魅力を感じるものでしょう? だからロックなんか聴くんでしょう?
2004年の夏は、"Loss"しか覚えていない。全てが、"Loss"に聴き入るための「背景」だった。

ジョンがレッチリを抜けた時、ショックを抱えて電車に乗った。iPodで、爆音で"By The Way"のアルバムを聴きながら。中央線のドア際に立って外を見ていた。夜だったので見るものもなく、時々総武線がすれ違うと、電車が暗い中に輝いていた。ただの闇とただの電車が、"By The Way"の音楽をまとって、鮮烈だった。

一年ちょっと前、卵巣腫瘍で開腹手術だと言われた時も、やはり電車に乗りながらスマッシング・パンプキンズの"1979"のアンプラグドを聴いたら、ドラムの音があまりに誠実で清潔で、しみじみと幸福感が湧き上がってきた。あのアンプラグドはその後何度も聴いているが、あれほどの感動をもって聴くことはない。

Standing in line to see the show tonight, and there's a light on. Heavy glow (今夜この感動に出会うのを待っていたんだ。ほら、そこに光り輝いているのが見える)  *By The Way / Red Hot Chili Peppers (2002) の歌詞。



2010年01月08日(金)  Livin' on the edge, you can't stop yourself from fallin'

この復活日記は、半年前のものとは大分違う。以前はその「日付」の日にあったことや考えたことを、後から記憶で書いていた。だがもう基本的に行動の記録はしない。
Screaming Bunnyが動くとそれが文章になる、というのは潜在的に周りが予期するところであり、私はかなりそれにからめとられてきたのだ。
―――まあどっちにしろ、書けないことだらけなんだけどね。(色々とうまいことごまかしてるんよ)

日記を止めていた半年の間に、3つのバンドにトラブルがあった。オアシスエアロスミスレッド・ホット・チリ・ペッパーズ
ノエルはフェスの直前に楽屋でリアムと喧嘩した勢いでバンドを抜けた。オアシスが出てくるのを待っていた観客は、突然スクリーンに映し出された言葉に愕然とする。"As a result of an altercation within the band, the Oasis gig has been cancelled."(バンドに内輪もめがあった為、オアシスのギグは中止になりました)
レッチリのジョン・フルシャンテも、1992年の日本ツアーの最中に脱退した前科があるが。二度目の今回はなんと、ロックサイトに脱退をすっぱ抜かれ、3日後に本人が出したコメントが、「実は一年以上前にやめてました」って。―――力が抜けて何も言えない。

エアロだけは、大事に至らず踏みとどまった。スティーヴン・タイラーは、薬のせいかステージから落ちたりして他のメンバーを苛々させ、脱退したとまで言わせておいて、ジョー・ペリーのソロライヴに予告なしで乱入して脱退を否定し、今はヤク中を矯正する施設にいる。ジョーのステージで、"Joe Perry, you are a man of many colors. But I, motherfucker, am the rainbow!"(ジョー・ペリー、お前は多彩な男かもしれないが、俺は虹だ!)と叫んだ時もラリってたんだか知らないが。いずれにしても全てが物凄い力技っぷりで、批判する気も起きない。さすが。*"man of many colors"は本来は良い意味ではない。どちらにせよ何を言いたいのか意味不明。

関係ないがこの「スティーヴンが勝手に現れた事件」で、ジョー・ペリーが苦々しそうにしている姿の渋いこと。59歳でこの色気。いやそれを言ったら、61歳のスティーヴンも、20代の頃より遥かにかっこいい。
数年前から、「本当の男は40歳過ぎてから」と言っている私だが。(まあ要するに周りの30代がお子ちゃまだらけというだけかもしれないが) しかしこの二人は別格だな。

私が「男は40歳から」と言うと、それを聞いた40代の男性が嬉しそうにすることが多いが。そこで喜ぶのは早計じゃないか。男の真価が40代から問われるってことは、40過ぎて輝きが鈍るようでは駄目だってことになるんだぞ? 最近私の周りで、以前は細くてかっこよかった男性が、40歳過ぎて腹周りがだぶつくという事態が頻発しているし。
とうとうイギー・ポップのハラもたるんでしまい、「ロックの殿堂」がデ○の集会になりつつある今日この頃、エアロとストーンズだけは頑張って頂きたい。

Livin' on the edge, you can't stop yourself from fallin' (危ないことばかりしてるから、ステージから落ちちゃうんだよ)  *Livin' On The Edge / Aerosmith (1993) の歌詞。



2010年01月04日(月)  All the dreams I waited so long for fly tonight, so long so long

Hi hello wake from thy sleep
ほら。戻ってきたわよ。起きて。

そこの英語学習者、スペルミスじゃないわよ、"thy"は古語の二人称"thou"の所有格だからね。シェイクスピアの頃にはまだあった言葉。
なんでそれをパティ・スミスが使うのかは知らないけど。
まあ、そんなことはどうでもいいか。

半年振りに戻ってきた私。半年間の動向をまとめてお伝えすると。
7月はものすごくウザイのを二人同時に着拒した。8月は人様のご招待でサマソニに行き、ソニック・ユースをオールスタンディング前から2、3番目で観た。9月はマイナーなウィルスに感染した。10月はヨソのサイトで英語講座を始めた。(まだ2回しか書いてないけど) 11月は一番好きだった知り合いのギターボーカルが急逝して愕然。12月はTOEICのリスニングが490点に。(引き換えにリーディングががた落ちなのは不問に付すとしよう。うん)
相変わらず書けないことが満載で。近況は、友だちとの会話ではかなりウケた。「これ全部日記に書ければ面白いんですけどね」と言ったら、「自殺者が出るからやめて」と言ったのはCHIKAKOシスター。そういえば(日記とは関係ないけど)自殺予告めいた脅しをよこしたのもいましたが。多分今も元気だと思います。

戻ってきた私は、非常にクリーン。捨て魔の片づけ魔だから、部屋は常にホテル並にきれいだけど。そういうことじゃなくて。
なんとなくふっと先月、「おクスリ」を全部捨てちゃったんだ。

うちのバリ製の本棚の上にずっと飾ってあった、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの"By The Way"の4点セット。LP、CD、ステッカーにバッジ。だって"By The Way"は私の聖典だからね。
そこに降ってわいたジョン・フルシャンテのレッチリ脱退。
それでふう〜っと力が抜けて、4点セットを引っ込めたのだが。ステッカーの支えにしていた兎のかたちのガラスボトルが、実は私の「おクスリ」入れだった。で、何となくその時に、ボトルの中身を全部捨てちまったのだ。
まあ、なんとなくである。
去年はさすがに癌上がりだったので、その手のものは全くやっていない。だからどうせもう、質の悪い葉っぱと、合法ドラッグがあっただけだ。あと葉っぱ用のパイプと巻紙。
・・・と思ったら、かなり存在感のあるケミカルのカプセルがひとつあった。結構な量の粉末が入っている。たしかこれをくれた人物が、数十回ぶんの量だと言っていたような。勿体無いなあと思ったが。消費期限を過ぎてる気がして怖いのでやはり捨てた。

葉っぱだのは、ケミカルと比べてしまうと、あまりにやさしく品がいい。ケミカルはワビもサビも品もなく効く。しかも法律が後手に回っているせいで合法だったりする。
いつかLSDをやってみたいなあとは思っていた。動物に麻薬を覚えさせるとたいていのものには中毒になるが、何故か絶対にLSDだけは手を出さないんだという事実に魅力を感じていたということもあるが。やはりそれよりも、ビートルズの"Lucy in The Sky with Diamonds"を、LSDをやりながら聴いてみたいと思っていた。ただでさえLSDをやると音楽の音がひとつひとつ立ち上がってくると言うではないか。ならばあのサイケデリックな曲が、どんな色彩を帯びるのか。マーマレードの空、カレイドスコープの眼。
そしたら昨年9月のニュースが言うことには、"Lucy in The Sky with Diamonds"のモデルになったルーシーさんが亡くなりましたって。実はあれはジョン・レノンが、息子(ジュリアン)が小さい頃に友だち(ルーシー)を描いた絵を見て作った曲で、LSDには関係ないんだと。
・・・ああ、長年の夢が壊れてがっかり。

ただ「ラリる」だけならお酒が一番確実で早い。そして安い。オーバードーズの苦しみも酒が一番ひどい。クスリで色々大変な目にあったといっても、「神さま、二度としませんから勘弁してください」と本当に口に出してまで言ったのはお酒だけだ。
・・・という認識もつまらないといえばそうだけどね。

ところでひとつお気づきになっただろうか? 「おクスリ」が入っていたのは、兎のかたちをした「ガラスの」入れ物。―――そう、透明なんである。
一昨年うちに泥棒が入った時――あまりに片付いた部屋を見て泥棒が気後れしたおかげで何も盗られてはいないが――警察が何度もうちに来た。特に二度目なんて、5〜6人が部屋のあちこちを見て回り、引き出しまで開けていた。その時も、ガラスの兎は堂々と本棚の上にあったのだ。(そのことに、警察が帰ってから気づいた)

しかし今やすっかりクリーンな私であるからw

ところで"clean"には、上質なコカインという意味がある。あらゆる英単語について回るのが性と麻薬だけど。こんな単語("clean"=麻薬をやっていない)にまでねえ。

All the dreams I waited so long for fly tonight, so long so long (「飛ぶ」為に長年見ていた夢にさよならだわ)  *Frederick / Patti Smith (1979) の歌詞。
*一応言うと私の訳は、日記の内容に合うように訳しているので。歌の中ではそういう意味ではない。
*"so long"には「こんなに長い間」の意味と、「さよなら」の意味がある。
*この日記の一行目も、"Frederick"の歌詞の一行目。



2010年01月03日(日)  Intermission

We'll be right
We'll be right
We'll be right
We'll be right back
After we go to the bathroom



訳:(お手洗いに行ったら、すぐに戻ります)

これは、アルバムA面ラストの、たった20秒くらいの曲。A面が終わり、B面へ行く前の"Intermission"だ。
昔はレコードが、「間」というものを含んでいた。かける前の儀式と、聴いた後の静寂も。

カレンはもう戻ってこないけど。
私はしゃあしゃあと戻ってきて、今しばらく書こうと思う。

Intermission (休憩)  *Carpenters の曲。(1972)



2010年01月02日(土)

(約半年経過)


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