Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2009年04月26日(日)  One In A Million

17時から1時間、荻窪リンキーディンクで、ネットで連絡をくれたGTRさん(g)とリハ。
綺麗なオレンジ色のグレッチで、きれいな音を出す。普段はジャズ寄りだそうで、ロックはあまり聴かないとのこと。ディストーションが嫌いで、クリーンなほうがいいらしい。
そんな方にいきなりキルズってのは、荷が重いだろうなあ。(相当苦労したようだw)

私のサイトを見て、私のことをすごくロックな人間だと思い、びびっていたらしいGTRさん。リハ後にお茶していて「ウサギ飼ってるんです」というので、私が「え!種類は?男の子?女の子?何歳??」と大騒ぎ。・・・全然ロックじゃないっすよね。
一時は太っていたのを相当減量したというGTRさん。別れ際には私が、腰を痛めない腹筋のやり方の話をしていた。・・・ぜんっぜんロックじゃないなw

20時に高円寺でMJと待ち合せ。今日は先にリハがあったから遅刻せず。
昨夜の時点で、「万一早く着いたらマックにいるね」とメールしておいたのだが。送信後に、「・・・私が『早く着いたら』って。まさに『万に一つ』だな」と思ったりw
私を見て、「ロックな格好ですね」というMJ。うん、でもね、これと殆ど同じ格好で木曜は授業に行ったんだよ。

ShowBoatへ。今日は元NakeesのNOGGYくん(b)のライヴを観るのだ。ひとつ前のバンドで入り、いつも通り一番前へ。
かなり久しぶりに会うNOGGYくんはモヒカンになっていた。Nakeesよりずっとファンキーなバンドで、ベースもかなりべきべき。おおレッチリのフリーみたい。相変わらず上手いなあ。
ギターさんも上手いし、過不足なくきっちり役割を果たす感じの存在感が良かった。
(正直に言えば、アレならインストでも良くないか?)

お客でオサムさん(vo,g)が来ていたので、抱擁。会うの何年ぶりだろう。私が、こういうライヴハウスに来るのは久しぶりだと言ったら、あちらもそうだと言う。・・・あっ、何かの運命ですね?(違)

MJと、沖縄料理の抱瓶(だちびん)へ。MJは痩せているくせにいっぱい食うのでよろしい。私、痩せフェチのくせに、食の細い男が嫌いなんだよねw
今日もライヴも含めて全部ご馳走になり。いつも有難うございます。

0時半帰宅。今日は色々と楽しかったなあ。

One In A Million (百万に一つ)  *Guns N' Roses の曲。(1988)



2009年04月25日(土)  Somehow you lay the blame on me

雨。急に冷え込む。(この日最高気温11度。ちなみに翌日は最低気温が11度で最高22度)
17時半に杉並公会堂へ。一昨日西荻ロックバーBでおごってくれた4人中2人(兄弟同士)に誘われたのだ。兄弟で飲みに行くのも珍しいが、更に今日も一緒にコンサートとは。相当仲がいいんだな。

うちから徒歩3分の杉並公会堂だが、リニューアルオープンしてもう3年近くたつというのに、一度も行ったことがないので、誘われたのをきっかけに来てみた。今日は東京外語大管弦楽団の定期演奏会で、リムスキー・コルサコフチャイコフスキー。思えば、アマチュアのロックの演奏を聴いたことは数え切れないほどあるが、アマチュアのクラシック演奏は聴いたことがない。せいぜいロンドンのコベント・ガーデンのオープンカフェで聴いたくらいで、ちゃんとしたホールで聴くのは初めてだ。
で、思ったのは。ヴァイオリンとヴィオラは何しろ数が多いので、ストリングス隊は技量の差がわかりづらいように思えなくもないが。管楽器などでソロになるとふとアラが見える。今日の曲目は全て、ほぼ初めて聴く曲なので、全体的に感動がないのが演奏のせいかどうかは判らない。
しかし音響が良いので評判らしい杉並公会堂の大ホール、確かに音は良かった。私の好きなアーティストが皆ここでやってくれればいいのに。たった1,190席だし。うちから3分だしw(実は建てられた52年前には東洋一のホールと言われていたとか)

寒いので、お食事を断り帰宅。今日は普通にセーターとロングコートで出かけたが、それでも寒かった。しかし周りは皆、春の装いだ。本当に日本人って概念で着替えるんだなあ。

MJから「明日どうします?」とメールが来ている。明日一緒にライヴに行く件なのだが。
「返事がおーそーいーっ( ̄へ  ̄ 凸」と返信。「火曜に連絡くれるって言ったじゃんかよーー。前売りを予約すべく、連絡待ってたのにー」
そしたら「すいませんすいません」と大慌ての返事が来たのだが。「バニーさんが綺麗なので遅れました。すいません」って。
・・・・・・・ははははははははw
まったく意味がわからない。と、同時にこれでは怒れない。・・・・・・使えるな、コレ。
例えば待合せに遅刻する。「ゴメン! YBさんがいい男なんで遅れちゃった!!」
例えばリハに遅刻する。「ゴメン! AMのギターがあまりにかっこいいんで遅れた!!」
・・・いける。何でも許してもらえそうな気がする。なんだか凄い武器を手に入れたような。
・・・KP(遅刻魔drs)は使用厳禁。

Somehow you lay the blame on me (どうにかしてヒトのせい)  *Medication / Garbage (1998) の歌詞。



2009年04月24日(金)  So, one, two and...you got it

3時間寝て14時に起きたら、下瞼が腫れぼったくなってた。ゲー。睡眠不足が顔に出るなんて。やっぱり私まだ病み上がりなんだわ。
シャワー浴びてみたら、何となく昨日の酒が残っている感じ。ゲー。これじゃ常人みたいじゃん。やはり病み上がり?
出かけるまでの5時間で、なんとかまともな顔と体調に。

19時から荻窪リンキー・ディンクで、まずはAM(g)とオリジナルがため。の、筈が。
20分遅刻。スミマセンスミマセン。でもおかげで、20時からのバンドリハには遅刻しない。KP(drs)が5分遅れで現れたので、「おっそ〜い」と言ってみたが。実際は驚異的に早いんだよな。うん。

今日は新ベース候補さんとの音合せなのだ。ネットのメンバー募集に出したら、なんと3時間後に応募が来た。それが3/31の話。なのに、こちらの都合が合わず、ようやく今日会えた。
そのベースのNP、「実年齢より10歳若く見える」との自己申告だったので、自信家なんだなあと思っていたら。スタジオのドアを開けて入ってきたNPを見た瞬間にびっくり。はじめましてのご挨拶も忘れて、「ホントに若く見えますね!」と叫んだほどw

今日はNPに、コピー3曲に加え、いきなりうちのオリジナル2曲(しかもつくりかけ)をやってもらった。
コピーはどれも、一発で難なくこなすNP。単純に見えて回数がトリッキーなキルズの'Cat Claw'も、間違えそうになったのはAMのほうだし。(あかんやないのw)
オリジナルはコピーが間に合わなかったようだが(って意味がわかりづらいっw)、その場でなんとか捉えてくれたし、実際ベースが入ったことで、結構曲として格好がついた。
前回・前々回と3人でオリジナルがためをした際、決まらないところは全部、「ベースが入ればなんとかなる」と言ってきたのだから、実はベースは既に相当の責任を負わされていたのだw

リハ後に4人でお茶し、そこでNPの加入が決定。よかったよかった。

ところで今夜スタジオでY-BELL(b)を見かけた。5年ぶりだ。最初かなり長い間気づかずに見ていて、スタジオに入ろうとして彼の後ろを通った時、特徴のある立ち方でようやくわかったが、直後に彼は廊下に消えた。おかげでちょっと動揺して、リハの最初は集中力を欠く始末。どちらかというと、自分が動揺したという事実に動揺した。以前、ヨシト(g)やENO(vo,g)にばったり再会した時も、面白がりこそすれ動揺などなかったのに。
多分、最初は見てもわからなかったこと、急にわかって不意をつかれたこと、声をかける暇もなかったことが原因だろう。すぐに彼だと確信していたなら、私は普通に声をかけただろうから。

思わぬ「動揺」に、既にない筈の愛があったかとまで疑い、彼の本名を口に出してみる。当時私が呼んでいた名前。まるっきり切なくない。当り前だ。私はこの名前を一度きれいさっぱり忘れたことがあるんだから。どうしても思い出せなくて、最後は諦めて当時もらったメールの署名で確認したっけ。別に思い出す必要はなかったが、いくら何でも「忘れた」ってのがアレで。

So, one, two and...you got it (一発で難なくこなす)  *Cat Claw / Kills (2003) の歌詞。



2009年04月23日(木)  もういっぱいなのに欲しい もっと欲しい でも本当は寂しい

15時半に美容院でカラーとカット。明るいピンキッシュブラウンだったのを、2年ぶりくらいに暗めの赤に戻した。やはりこのほうがずっと好き。
しかし。私の髪は腰まであるので、カラー剤を毛先に向って塗る時に、美容師さんが大分遠くまで後ずさっていくのが笑える。毛先をカットする時は、美容師さんがずっと下の方にかがんでいって見えなくなる。ご苦労さまですw

東京駅での授業後西荻ロックバーBへ。のりちゃんがいた。「日記読んでます」と言ってくれる彼女に、「書けないこと」を超ダイジェストで語る。相変わらず「山ほど」あるからなあ、書けないこと。

今日会った男性客5人中4人にお酒をおごって頂いた。残りの1人はマ○ちゃんで、ツケで飲んでいたw(いつぞやは96度のスピリタスをおごってくれて有難う○コちゃん)
最初におごって下さった方はギタリストだそうで。レッチリもライヴで色々弾いたらしい。なんて言ってたら、ふとかかる'Blood Sugar Sex Magik'のA面。おお。Bでレッチリが。マスターが会話を聞きつけたらしい。ただしBではレッチリはコレが一番新しい。ああ"Breaking The Girl"サイコー。(私の携帯の、生徒からのメールの着信音はコレ)
なんて言ってたらニルヴァーナが。Bでこんな新しいものが!と驚いていたらガンズ&ローゼズが! Bでこんなうるさいものが!(そしてやはり新しいw)

帰る前にといって"Last Waltz"のA面をかけてもらい、帰ろうとするも、若いお客様が一杯おごってくださったので、また腰を落ち着け。結局彼が帰った後も私一人が残り。
誰もいないからいいよねと思って、矢野顕子をリクエスト。「オーエスオーエス」のB面かけて下さい。実はマスターが大好きな矢野。久々に聴いて涙ぐみ。ものすごく久々なのに全曲完璧に歌えるわ。
なんだかんだでチンザノ13杯。いつまで飲んでももっと飲めそうで。なんだかんだで9時まで居座り。いつまで聴いてももっと聴きたくて。

もういっぱいなのに欲しい もっと欲しい でも本当は寂しい  *Greenfields / 矢野顕子 (1984) の歌詞。 *アルバム「オーエスオーエス」のB面より。



2009年04月20日(月)  hypocrisy

食いきったw(前の日記参照)

土曜にYouTubeで見つけた映像を真理恵ちゃん(生徒)に見せたら、即座に「やらせじゃないですか」と言う。おお。相変わらず25歳とは思えぬドライで客観的判断。

Googleで検索トップになったこの映像、私はABCのニュースで知った。有名女優がこの映像を見て泣いたとコメントしたらしい。世間は大絶賛だ。
簡単に映像内容を要約すると、イギリスのオーディション番組に47歳無職の独身女性が出て、堂々とプロになりたいなどと言うのだが、容姿があまりにもアレなので審査員も客も苦笑していたところ、歌い始めてみたらその歌唱力に場内騒然―――ま、みもふたもなく言うとそういうことだ。
ブサイクというよりコミカルな印象の顔である。つくりの問題より、「野放し」と言いたいほど全く手をかけていない様子が不快だ。彼女は後で、「皆がどう思ったか知ってるけど。美人コンテストじゃないんだから、歌えりゃいいんでしょ?」と言い放ったらしく、まさしくそういうキャラクターが顔に出ている。
で、結論から言うと、「歌えりゃ良く」は、ない。
彼女が歌ったのはミュージカルの中の曲で、目指す例として挙げたのはミュージカル歌手の名前だ。ポップスのレベルで考えれば相当に上手いが、ミュージカル界にはあの程度の歌手は沢山いるだろう―――しかももっと綺麗なのが。ましてミュージカルは基本的に劇だ。あの顔が、「エビータ」のヒロインをやれるわけがないだろう。
世間も、うわべの醜さが内側の真価を証明するといわんばかりの偽善はいい加減にして欲しい。(彼女が普通に綺麗だったら、こうまで反応しないだろうに)

専門家は、'attractive'でない女性がこの世界で成功するのは難しいと言っている。しかし一方、'attractive'でないことが彼女の個性だとも。確かにこの47歳女性、あの堂々と開き直った喋りっぷりは「芸達者」とすら言えるし、芸能人にはなれるかもしれない。

番組の状況自体は、まさしくやらせだと思う。仕込んでいなくても、結果としてやらせだ。観客も審査員も「びっくり」したがっている。
何度見ても一番心に残るのは、(何者だか知らないが)美人女性審査員のあの「演技」だ。カメラに映ることをはっきり意識して、嘲笑→驚き→共感→感動→嘆息というドラマをきっちり演じている。そして、47歳女性と交互に映されることで、審査員女性がいっそう美しく見える。
ちゃんと「手をかけた」女というのは表情や動作のひとつひとつに気合が入っているのであり、その気合が皆無な47歳女性の、顔のど真ん中にある「空虚さ」こそが不快の原因だ。

どうも思うに、英米人はこういうドラマに乗りたがっているようで。基本的に演技好きな人種なんだろう。
けれど。世間は今「乗せて」おいても、後で責任を取らないことは目に見えている。単に「びっくり」したから生まれた感動だけで、その後ずっと彼女を聴き続けることは難しいだろう。
実は一番の問題は、歌の上手下手でも、顔の美醜でもない。
単純に。目を閉じて聴いてみるとね、たいした個性もない歌声なんだよ。
(4/25up)

hypocrisy (偽善。語源は「演技、ヤラセ」)



2009年04月18日(土)  Well you must know something

「杉並区が何だか知らないけど12,000円くれるって言うんですよー。なんかの罠かと思ってるんですけど」と生徒に言ったら、「知らないんですか??」と驚かれた。・・・え?杉並区だけじゃなくて日本国民全部?? あらま。
毎日Podcastで英米4社のニュースを見聴きしているが。日本の話題なぞ、首相が代わっても取り上げないんだから、知るわけがない。
自分の国のことを知らないのは大変よくないとは思うが。しかし日本のニュース自体も、ひいては日本の政治も文化風俗も、あまりにも面白くない。そして今の私は英語の勉強にのみ力を注ぎたいので、もう日本のニュースは切り捨てている。(災害、首相交代、台風情報は知りたいので、皆さまおしえてね)

ところで、この「日本の首相が代わってもアメリカのニュースが取り上げない」というのを信じない日本人が多いが。悪いんだけど、日本という国の注目度を買いかぶりすぎだと思う。CNNは2007年末に「世界の今年一年を振り返る」特集で、イギリスの首相交代、フランスの大統領交代、パキスタン大統領の軍離脱表明も取り上げたが、日本の首相が代わったことについては一言も触れなかった。(*顰蹙な話は取り上げたいのか、先日の中川財務大臣の件はABCのニュースでやっていた
例えばReader's Digest誌はこの半年、'Around the World with One Question'という企画をやっていて、何かひとつの質問に対して世界各国の統計を見るのだが、最新号の質問「永遠に生きたいと思うか?」の調査国17ヶ国には英米独仏伊は勿論、マレーシア・フィリピン・シンガポールも入っているが、日本は入っていない。先月号の「どのくらいの頻度で祈るか?」という質問の場合も、19ヶ国中にチェコや中国やインドの名はあっても日本はない。
というか早い話が、この半年、様々に国を変えて質問していても、日本は一度も登場していないのだ。

1978〜1982年に、イギリスにジャパンというバンド(メッチャ好き)がいたが。イギリス人にとってまったく未知の国である日本の国名をバンド名にすることで、聞いた人が何だかわからずイライラするのを狙ったんだそうだ。
ちなみにジャパン解散の頃に、ロンドンで「あなたの知っている日本人は?」というアンケートがあって、一位は「ブルース・リー」だった。
今なら状況は多少マシになっているだろうが、それほど劇的な変化もないのではないか。

昨年の統計によると、アメリカ国民の58%が、世界地図で日本がどこにあるかわからないという。まあこれは正直、教育水準の問題もあるとは思うが。興味がないのも確かだろう。
日本人はもうちょっとこういうことを認識したほうがいいと思う。

授業後、「12,000円」の申請書をポストに入れに行くが。帰りにうっかり、スコーン、シフォンケーキ、プリン、クッキー、シュークリーム、マシュマロ大福、オレンジ、苺を買ってしまう。帰宅してみたら、既にクッキー、和菓子、チョコレートケーキ、林檎があるのを発見。このまま月曜まで表に出ないつもりだが・・・食うな。多分、それまでに全部食っちゃうな。
(4/21up)

Well you must know something (少しはわかったほうがいい)  *Obscure Alternatives / Japan (1978) の歌詞。



2009年04月16日(木)  あなたはもう忘れたかしら

昨夜Bマスターに聞いて知った。サイモン&ガーファンクルが、16年ぶりに来日するって。16年ぶり?! あれからもうそんなにたつの??

S&Gは私の音楽の聴き始め。私のルーツ。3歳で、母親のレコードで聴いていた"Scarborough Fair"に合せ、「ぱーしーせーろめーりーえんたーい」(正しくは"Parsley, sage, rosemary and thyme")と歌っていた自分自身の声が今も聞こえる。

で、その16年前―――私の感覚では6年くらい前のあの日、私は元ダンナと一緒に東京ドームに行った。音楽情報が一切ないので、チケット発売から大分たって公演のことを知ったので、普通に入手したチケットはまんまときれいにドーム最後列。後ろが壁だ。

客電が落ち、暗いステージに、ギターを下げた男が一人、ふらっと現れた。満員のドームがどよめいた。その瞬間ライトがぱあっと明るくついて。同時にスクリーンに大映しになったその男が片手を大きく上げて言った。
「こんばんは!南こうせつです!!!」
―――――ドーム全員、ひっくり返り。

「なんだその笑いはーーー!!!!」と、してやったりという声で南こうせつが言ったのが、今も聞こえる。(ああ、さっきのフレーズと随分おもむきが違うなあ)
で、かぐや姫とかのヒット曲を数曲やった後、こうせつが言った。
「皆、どうせこの後、サイモン&ガーファンクルが出てくるのだけを期待してるんだろうから。おじさんとしてもこれをやらざるを得ないわけですよ」
そして、「神田川」をしみじみと熱唱したのだ。
―――――場内、うるうるw

自分を観に来たわけでもない、ドームいっぱいの客の心を、最初から最後まで見事につかんで。たいしたものだと感心したよ。

この時のこうせつのインパクトがあまりに強過ぎて。
その後のS&Gの記憶が薄いってばw

元ダンナに連絡したら是非行きたいと言うので、先行予約した。
今回は是非とも、前座に南こうせつは呼ばないで頂きたい。
*実は南こうせつさんはうちの親と知り合いで、実家には毎年こうせつさんからお中元だのが送られてくるらしい。けど私は関係ないので、好きに書いてみましたw
(4/20up)

あなたはもう忘れたかしら  *神田川 / かぐや姫 (1973) の歌詞。 忘れられねえってw



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