2009年04月06日(月) |
Comes from my mother |
12時に駅前で母と待合せ。の、筈が。11時過ぎに母が予告なしでうちに来訪。げっ。
完全に素っ裸で髪を乾かし終えたところだったので、慌てて服を着て、コーヒーを入れる。母は昨日東京に来て、10日間いる予定なのだが、びっしり仕事なので今日の昼しか私に会う時間がないのだ。
お花見弁当を買ってきたという母。「お花見したいわねえ」と言うので、「行く?」という。何しろ今日は最高気温20度で、ものすごく天気もいい。
着るものを決めるのに時間がかかった。いきなり暖かくなったので、服がどれもこれもハラが出るのだ。結局薄いマリークワントのブラウスに、ワイヤー入りの前開きのベストを合わせて出かける。
タクシーが来ないので、電車で吉祥寺へ。平日だが春休みとあって人がいっぱい。公園へ下る坂道は前へ進みづらいほど。思えば退院後は、木曜のみの東京駅での授業と、家から3分のスタジオでのリハ以外の外出はなく、こうやって外を歩き回るのは初めて。というか元々昼間の外出が殆どない。「・・・東京って人が多いんだね」と、母でなく私が言うw
井の頭公園の池のほとりで、お弁当を食べる。結構な陽射しだけど、気持ちいい風もある。桜の花びらが落ちてきて髪の毛にとまったりお弁当に入ったり。
駅前のカフェでコーヒーとでかいタルトを食。・・・土曜日くらいから食べっぱなしで、とうとう今日は46Kgをわずかに超えた。まままマズイな。
母が、でかい抹茶ケーキを食べながら、「・・・私、甘いもの食べ過ぎ」と言う。そう、私のこの普通以上の食欲及び甘いもの好きは、どうやら母の遺伝なのだ。
そして実はもうひとつ。昨年12月に初めて、母が、強度の閉所恐怖症であることを知った。
パニックの原因も、母親譲りだったんだなあ。
私は子供の頃は父のコピーだと言われ、家族3人ずっとそう思い込んでいた。ところが成人後に次第に母親似の部分が現れ、今では母そっくりだと言われる。以前は父が母より優れていると(家族3人ともが)思い込み、母に反抗していた私が、父の弱さや母の強さがわかるようになった今、母そっくりだというのは、なんともしみじみと感慨深いものがある。
ふと気づいたら生徒から携帯メールで、お母さんが亡くなったので授業を休むとの知らせが。まだたった25歳の生徒だ。先月も私より年下の生徒が同じ理由で休んだ。
4日前の父の誕生日に毛蟹を送ったら(ドコモのポイントがたまったんでそれで送ったw)、お礼の手紙に「平均寿命まで後○年、残り少ない人生をどうたらこうたら」と書いてあって、何を言い出すんだこの人は、と思ったばかりだが。
・・・親、大事にしないといけないかしら。(入院中に喧嘩して縁切ろうとしたばかりだけど)
帰宅したらK叔母から電話。昨日の誕生日に私がクッキーを送っておいたので、そのお礼だ。1月の電話での喧嘩など嘘のように明るく会話する。
・・・まあ私はちょろい性格なので、一度ハラたてても、またこのように接してもらうと、簡単に機嫌なおすよ。
(4/9up)
Comes from my mother (母からの遺伝だ) *My Innocence / Laura Nyro (1977) の歌詞。
2009年04月05日(日) |
Change the light bulb by yourself, chick. |
Don't accept your dog's admiration as conclusive evidence that you are wonderful.
(あなたの犬が全力で尻尾をふってくれるからって、それをあなたが素晴らしい人間である証拠だとは思わないことね)
と、リーダーズ・ダイジェスト誌に書いてあった。
うん。うん。気をつけないとね。
でも、その間違いに陥っている人間は山ほどいるぞ。
相手が犬であってもなくてもね。
私も、気をつけるわ。
(4/7up)
Change the light bulb by yourself, chick.
2009年04月03日(金) |
sleeping pill |
このところ寝るのがイヤでしょうがない。
この6、7年ばかり、寝る(意識がなくて時間だけが過ぎる)のはもう純粋に時間の無駄遣いにしか思えない。だからギリギリまで抗うが、どうやら寝ないといけないらしいので、いやいや眠る。ギリギリまで引っ張るから2、3時間しか眠れないことも多い。
ひとが隣に寝ていると、そのひとを口実にしてぐっすり眠れる。だから、BZ(g)みたいにがっしり抱きしめて離さないなんてのは好きだった。
痩せた肩の薄い男だと、頭がのせやすくてくっつきやすい。眠りは深い人のほうが、気を使わなくていい。
色々と、「睡眠薬」としての適正があるのだ。実用品だから愛なんかないけど、あるととても助かるので、それはそれで価値がある。
久々に「睡眠薬」欲しくなってきたな〜。
・・・こういうことを書くと、入手を妨げるか?(そういや去年ここに、もうBZ(g)に会う気がしないって書いたら、ぴたっと連絡が途絶えたけど。読んだのかな?w)
(4/7up)
sleeping pill (睡眠薬)
2009年04月02日(木) |
Asking For It |
退院後は毎日寝るようになった。規則正しい生活「風」だ。6〜8時に寝て、11〜13時に起きることが多い。
起きるとベッドから降りてそのまま、24時間つなぎっぱなしのPCに向い、メールチェックをする。そのまま返信することも多いが、寝起きの頭だと、エロっぽいことを平気で書いちゃったりもする。うーん、寝てる間に来てるメールの返信には気をつけないと。
と、思いつつ今日も起き抜けでメールチェックしたら。ハニー(drs)から、今度会ったら抱きしめたいというかなり色っぽい内容のメールが来ていた。
で、つい、「寝起きでこのメールを読んだら、たっちゃいました」と返信w
以前Nobu(b)に、私がリハでキルズの'Superstition'で16小節のシャウトをするのを聞いて「濡れた」と言われたことがあったけど。
まあ実際に男が濡れることも女が立つこともあ(緊急自粛します)
そもそもハニーが色っぽいメールを書いたのは、私が寝る前に送ったメールのせいなんだけどね。
だって、私の3/21の日記を読んで、ホールの'Asking For It'をYouTubeで探して聴いたっていうメールが来たから。嬉しくなって、つい。
私の日記がきっかけで聴いたと言われること自体が嬉しいけど。'Asking For It'のタイトルは、まさしくハニーを念頭においていたんだもの。
ただし"Asking For It"の歌詞は、実はそれほど単純じゃない。最初は、女が男に「して」ってねだる歌かと思っていた。そしたらこの曲を聴いたハンサムなギリシャ人が言ったんだ。これは、強姦で逮捕された男の決まり文句だって。
"She was asking for it."(あの女がしてくれって言ったんだよ)
しかし、だからレイプの歌だということでもない。コートニーらしく相変わらず混沌とした詞だけど、女として体を張って生きながら、拭い去れない引っかかりを歌っている。
その感情は憤りにならず、諦めになっている。
アルバムタイトルは"Live Through This"(これを耐え抜く)で、まさしく私があの日の日記の文中に取り上げた、"Asking For It"の歌詞に重なる。
(4/5up)
Asking For It (してちょうだい) *Hole の曲。(1998)
2009年03月29日(日) |
'Cause it's all too much for me to take |
シャワーを浴びながらぼんやりあれこれ考えていたら、ふとこんなセリフが浮かんだ。「しょせん、そんな生き方しか出来ねえのかよ」
誰のことを考えてたんだ?と思う。なんだか知らないけど、これを言われたら即座にひるむ奴がいっぱいいそうだ。殆ど男だけど。ああ、あの人も、彼も、あいつも、気にしそう。
なので、この日記の冒頭部分に書いてみるw
来週は、何も予定がない。退院後はうちに来てくれるひとが多かったし、この一ヶ月はリハなどもあったから。一週間誰とも会う予定がないのって、今年初めてじゃないかな。
そう思ったら、来週一週間を生きる意味がなく思えてきた。一週間という長い時間を無意味だと感じるなんて。
私は退屈したことがない。退屈とは教養のない人間のすることだとモームか誰かも言っていた。だからこの感じ――168時間が無駄だというような感覚は耐え難いものがある。
人間は皆、きちんと型どおりのことをして死んでいくことになっている。そうでないと周りが迷惑だからだ。
私はこれまでずっと、ひとが当り前にすることが出来ずにきた。大学進学は直前で投げ出し、家出して彼氏(vo)と一緒に暮らしてた。会社員になろうという気になれず、中途半端に英語を使って仕事したりしなかったりした。子供を産もうと思ったことは一度もないし、今では産めない。
束縛されるのが嫌だったんだろうか?などと考えてみるが。結局のところ私は単に、それらのことに全く興味がわかなかったんだ。ただ面倒だとしか感じなかった。だからしなかった。私は車の免許さえ持ってないんだ。
今も高層建築を見るだけでげっそりする。あれだけのものをつくり上げる他人のエネルギーがとても信じられないのだ。
だから、シド・ヴィシャスみたいなダメな人間を見ると、ほっとする。だから、ロックを聴いてるんだと思う。
「しょせん、そんな生き方しか出来ねえのかよ」は、だから、自分に向けた言葉だ。
だけど何故かこういうセリフは、普通にまっとうに生きているひとを後ろめたくさせることを知っているので、ここにアップしてみたw
(4/3up)
'Cause it's all too much for me to take (私には手に余りすぎる) *Roll With It / Oasis (1995) の歌詞。
2009年03月27日(金) |
All visible as stars |
20時から荻窪リンキーディンクで、AM(g)、KP(drs)と2時間リハ。私のオリジナルをやる。
とは言っても。今回やったのは、なんと私が20年近く前、13年前、そして4年半前につくった曲。オリジナルづくりに慣れていないメンバーの為に、とっかかりの練習用といった感じ。
4年半前につくったのは"Music For You"だ。2004年には6曲つくったが、この曲はバンド解散後にバンド用として書いた為、一度も演奏する機会がなかった。おまけに歌詞以外何一つ書きとめず、なのにずっと私の頭の中に聞こえていた。ようやく今日初めて歌えた。
コードひとつつけずに平気でほったらかしておいたのは、忘れるわけがないと思っていたからだ。―――実際には、CDを聴いているかのように頭の中で鳴っていた曲が、きれいさっぱり消えてしまった経験もあるのだが。
歌詞にわざと"vomit"なんていうかたい言葉を使っていて、ライヴではこれを"throw up"と言ってやろうなんてことまで考えていたりする。
今年に入ってからつくった曲'Pain'も私の頭の中ではっきりと聞こえているが。なんとこれは、バンドでもギターユニットでもなく、ピアノユニット用なのだ。意図せず、そうなった。
というわけで。誰かピアノ弾いてください。私が忘れちゃわないうちに。
(4/2up)
All visible as stars (星のようにはっきりと見えている) *Pain / Screaming Bunny (2009) の歌詞。 *今見えている光は、既に存在しない星のものかもしれず、そもそも全く実在感がない。
2009年03月24日(火) |
It's good to hear your voice |
昨夜は、自分の考えが甘かったせいで、AM(g)に、MY(b)に対してスジの通らないことをさせていることに気づき、朝までえんえんと悩んだ。朝、AMから電話をもらって、ようやく気持ちが軽くなる。
今夜は、MYへの罪悪感に苛まされて落ち着かず。あまりの落ち着かなさに、何か生産的なことをしようと思い、ピアノに向ってオリジナル2曲にコードをつける。面倒なのでずっとほうっておいたのだが、妙なことがきっかけで着手出来た。
ちょうどコードをつけ終えたところにMRから電話。私が「愚痴きいて」とメールしたのを見て、電話をくれたのだ。この2、3日の話を聞いてもらって、元気を取り戻す。
一時期はすっかり電話嫌いになっていたけど。また最近は、人の声を聞いて話すことの良さを感じるなあ。
(4/2up)
It's good to hear your voice (声が聞けて嬉しいわ) *Hanging On The Telephone / Blondie (1978) の歌詞。
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