18時にMJが埼玉からお見舞いに来てくれる。私がお願いした林檎ジュースに加え、八つ橋、海老せんべい、ドライキウイを買ってきてくれた。私が洋菓子はいっぱいあると言ったので考えてくれたようだ。色々録ってくれた音楽DVDも頂く。
日本文学の文庫本も5冊頂く。MJが本をプレゼントしたいと言った時、本は自分で選んだものしか読みたくないし、特に今は読書は英語に限っているのでとお断りしたのだが、既に購入済と言われ、とりあえず戴いた。見ればなんと「千恵子抄」、「夕鶴」、「野菊の墓」、「春琴抄」、「真理先生」・・・何てまあ純粋素朴王道のラインナップ。MJの人柄をそのまま表したよう。
王道なので最初の3冊は10代で読んでいた。「春琴抄」は谷崎で珍しく未読だと言ったのを覚えていたらしい。最後のは武者小路実篤の作ということだけは知っていた。思えばこの本のタイトルを正しく読めるだけでも既に珍しいかもなあ。(「まりせんせい」って読む人が多そうw)
夜、授業を終えたら、くらくらしてくる。一時間何も出来ずにいた。頭が痛い。吐気がする。倒れそう。
食べているのに体重が減り続けている。昨日からずっとおなかの調子も悪く、絶対に体が栄養を素通ししている気がする。
(2/22up)
truth (真理)
2009年01月12日(月) |
when I'm in the pink |
ハラが痛くて気絶しそう。頭がくらくらして倒れそう。
今日は千葉から従姉のTがお見舞いに来てくれた。会うのは2年9ヶ月ぶり。生活用品も買物してきてくれた。それはとっても有難いのだが。
実は、来る前からこちらが気疲れしそうな気がしていたら、やはり予想通り。
駅前で安売りしていたからと薔薇を20本渡された。・・・大きい花瓶を高い棚から苦労して下ろし、20本全部茎を折ってトゲを取り、花瓶にいける。全て中腰での作業で、今はたったこれだけのことが辛い。そんな私を見て、「座りなよ」というT。自分は来るなり私のベッドの上にどかっと座って動かず、私が入れたコーヒーを飲んでいる。・・・疲れる。しかしTは私の不調に全く気づかず、「元気そうじゃん!」と言う。
Tは根っからの善人なので、私が健康でさえあれば楽しくつきあえるのだが。
やはりこれも特売だというお寿司を一緒に食べようと言われる。今の体調に、刺激物(山葵)入りの冷たい生ものか・・・。いくつか食べたら、後で見事におなかをこわした。
Tが帰った後、授業の予定だったが。何と、3人全員ドタキャンになった。Tの相手でかなり疲れていたので、正直ほっとする。
ほっとしたら、もらったピンクの薔薇が綺麗に見えてきた。ようやく花をめでる余裕が出たらしい。Tに「来てくれて有難う」とお礼のメールを送る。
(2/19up)
when I'm in the pink (健康な時であれば)
2009年01月11日(日) |
chlorophyll |
マルからお見舞いメールが来る。
って。あ、てめ、この、何年ぶりだ。たまには連絡しろ〜。寂しいじゃないか。
日記まだ読んでてくれたんだね。「1日も早い回復を願ってます」って声をかけてくれるのが何より嬉しいよ。
17時半にMK(b)が、食料を買って差し入れてくれた。と、簡単に書くが。
何と彼は神奈川の三浦市在住。それが今日地元でTOEICを受けた後、たまたま三鷹でネットラジオ番組をやるので、その前に荻窪に寄って買物し、時間がないのでタクシーで我家まで来て、タクシーを待たせておいて、買物した物を玄関先で渡して帰ったのだ。玄関先に1分もいなかったと思う。
前日に「駅前で買物して届けるので、必要な物のリストを送ってくれ」という内容のメールが来た時、遠慮しておくべきだったのだけど。
実は退院してからというものほぼ毎日、母親が送ってきてくれた料理を食べて暮らしているのだが、それがどういうわけだか全部「豚肉料理」なのだ。(何か母の頭の中で、「元気をつけるなら豚肉!」という思い込みでも起きてるんだろうか) そりゃ沖縄は豚肉をよく食べるが、それにしたって「全部」って・・・。家から出られないので毎日毎日豚肉ばかり食べていたところに、有難くも買物のオファーが来たので、つい「緑色のお野菜が食べたいです!」と図々しくも甘えてしまった。
しかしこんなに時間が厳しかったとは。なんとも申し訳ない。
買ってきてもらったのは、ブロッコリー、小松菜、ホウレン草、豆乳、生和菓子、(前にMKが美味しいと薦めていた)チョコレート2箱。全部お見舞いとして頂いてしまった。
早速ブロッコリーをレンジでチンする。こうすると湯で茹でるより栄養が逃げない。そのまま何もつけずに食べる。この数年、マヨネーズやケチャップといったものと縁を切っているのだ。新鮮な野菜なら、ただ茹でるだけできちんと味がする。
・・・ああ、葉緑素が体に入ってしみじみ幸せ。
生和菓子も食べ、さらに(24時間かけて解凍した)プリンも食べる。
何故か頭が痛い。勿論ハラも変わりなく痛くて、ふわふわのKappyをぎゅうううううと抱きつぶす。
あまりに痛くて1曲書けた。オリジナルのをつくるのは久しぶりだ。いつも詞とメロディは同時につくり、単語の音がメロに乗るようにする。今回の歌詞は自信作であり、それだけに訳をつけたくない。というか訳せない。完成後に歌詞をYahoo!翻訳にかけたらまんまとメチャクチャになるのを見て満足。
タイトルはずばり"Pain"であるが、メロディは快い驚きといった風だ。
(2/18up)
chlorophyll (葉緑素)
2009年01月10日(土) |
run out of steam |
ああもう。痛い寒い不快辛い胸が苦しい気持ち悪い。
水曜から、授業と日記更新だけでほぼ力尽きている。食べているのに体重が減っていく。退院して一週間で3Kg近く痩せた。
なかむらさんからバケツプリンが届く。健康な私なら一度で食べられるが、今は有難くちょっとずついただこう。
(2/17up)
run out of steam (力尽きる)
2009年01月08日(木) |
it might snow |
朝、鍋いっぱいあったえみちゃんお手製のシチューを食べきる。
入れ代わりに、FP(vo)から黒糖バームクーヘンと、どら焼きの詰合せが届く。自分で好きなものを買いに出られないので、甘いものが来るのは有難い。
女性の生徒からはマドレーヌをいただいた。ゴミ出しもお願いしてしまった。まだ表に出られないので、とても助かる。
授業は楽しいので、仕事中はしゃきっとするが、あとできつくなる。とにかく夜になると体調が悪化する。
昨夜から特に辛い。手術直後の、下腹部にブロックが乗って食い込んでいる感じが戻ってきている。
出血も止まらない。生理と違い水のようで、退院した翌日に寝ていたらすいっとお尻の間をすべり落ち、飛び起きて、前日に洗ったばかりのシーツを洗濯する羽目になった。洗濯機が外なので寒いし、まだ動くのが辛くて泣きたくなった。
明日は雪だから暖かくするようにとメールが来ている。
(2/17up)
it might snow (雪になるらしい)
2009年01月07日(水) |
eat like a bird |
昨日から授業再開。今日は女性の生徒が授業後に買物を申し出てくれ、うちから徒歩1分のスーパーでお弁当や豆乳など買ってきて、お見舞いといって置いて行った。有難い。
この近所のスーパーは意味がわからないくらい安く(お弁当が260円→石油価格高騰で容器代が上がったのか大幅値上げして360円。他にもバナナ5本で39円とか、チョコ1枚15円とか)、普段の食事は殆どそこで買う。そこのお弁当を久しぶりに食べたのだが、量がこたえて、胸が苦しくてたまらなくなる。
今は食べるのが一番の楽しみだが、量が入らないのだ。
毎日夜になると体調が悪くなる。今夜も、ハラの表面の傷はひきつれるような感じで、中は鈍痛。そして気持ち悪い。ずっと中腰のせいか腰も痛い。相変わらず異常に寒い。
寝る時は枕の下にクッションを入れて頭が上がるようにしているが、それでも体が伸びるので、痛くて辛い。なので睡眠は浅く、翌朝は苦痛だ。
入院した時は、1月下旬からバンドのリハ再開くらいの気持ちでいたが。
実際に無理でもあるが、それよりも、手術直後からいきなり、全くやる気がなくなってしまっている。今だけのことだと思いたい。
(2/17up)
eat like a bird (小食)
2009年01月05日(月) |
Your song will fill the air |
寒い。胴を腹帯で巻き、その上に肌着、セーター、フリースを着る。膝丈の着圧ストッキングに靴下を重ね、更に両足の裏に使い捨てカイロを貼る。そしてエアコンを30度にして―――ふるえている。
子宮を取ると、こんなにも冷えるのか。
今日が仕事始めの筈だったが。昨日生徒から風邪でお休みと連絡が入った。明日の一人目も同様に風邪で休むと今日連絡が入る。どちらも前日連絡なので振替可能だが、どちらもただ「お休みにして下さい」と言っているのは、私に気を使っているんだろう。
今日は年始で授業がひとつだけだったから、完全にお休みだ。誰にも会わずに過ごすのは12/21以来で、そのせいか妙に気落ちする。
入院前のことを色々と思い出す。私は何を遊んでたんだろ。
何だかもう、無駄なことをやりたくなくなった。
昨日MRにお見舞いにもらったブラック・クロウズのDVDを見る。2008年のTVライヴ集だ。クロウズの映像は昔のものばかり見ていて―――リッチが太った最近のを見たくないというのもあったが―――今のメンバーでの映像をきちんと見るのは初めてかも。新しいギターとベースはどちらも無難に器用。ギターはマークもいいけど、1stだけいたジェフ・シーズが一番好きだな。
しかし久々にじっくりと聴くと、リッチっていいギタリストだなあ。アコギのほどよい乾き具合がいい。もう一人のギターの、クリーンでクリアなエレキの音が邪魔だなと思っていたら、その後に兄弟二人だけの演奏が収録されていた。ちょっとジミー・ペイジのようでもある、しかしもっと情感的に抑えたリッチのギターに乗せて、クリスが力まずにフルに自分という楽器を鳴らす。そこにリッチが、自分のギターの存在感に似たコーラスを入れる。音にまったく不足がない。空間をいっぱいに充たしている。
いいシンガーといいギタリストがいれば、音楽はちゃんと完成するんだ。
0時半に寝るが、痛みで5時半に目が覚める。まだまだ熟睡出来る日は遠いか。
(2/16up)
Your song will fill the air (歌が空間を充たす) *I Will / The Beatles (1968) の歌詞。
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