◆ ダイアリー ◆

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初代管理者(AYA)
(沖縄県出身。 愛知県在住の医療従事者。 祖母は沖縄に伝わるユタ。)

【現在の管理者  杏珠】
AYAの直接の恩師

現在までに数え切れない程の様々な人の人生を良き流れに導いてきた霊能者。       

初代管理者の結婚・引退に伴い、その志を受け継いだ。
今までに鑑定した現代社会における悩み、霊的な相談等を
通し学んできた「気付き」を皆様へ心を込めて書き記した日記。             


2005年08月19日(金) 盂蘭盆会・・・その2

お盆も終わったのに、今更どうして「盂蘭盆会」のダイアリーなんだろう?
と不思議に思われる方も居られるでしょう。

暦をご覧頂いくとお分かりになるかと思いますが・・・
実は、旧暦の『お盆』(今年)は本日8月19日なのです。

8月の15日も過ぎたのに何だか調子が悪いと感じて居られる方は
「道理でここのところ身体が重いはずだ」と
納得されたのではないでしょうか。

お盆・・・盂蘭盆について、様々な説がありますが一般的には
起源は梵語の ”ウランバ−ナ”から来た言葉といわれています。
その意味は・・・
『逆さづりの苦しみから救う』というような意味になります。

お釈迦様の説かれた ”盂蘭盆経”に書かれている内容を
わかり易くお話しすると・・・

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その昔、お釈迦様の十大弟子の一人である
神通第一と誉れ高い目連尊者は・・・誠に親を敬う心の深い人で、
亡くなった両親の菩提を弔うために出家をし、
厳しい修行をなしその神通力を得たのであった。

その神通力を使い、亡き親の恩に報いたいと
天眼で六道(天界・人間界・修羅界・畜生界・餓鬼界・地獄界)をくまなく、
探したところ・・・
亡き母が何と餓鬼道に落ち・・・骨と皮との姿に変わり果て・・・
逆さづりの苦しみを味わっていた。

悲しみのあまり・・・
食べ物を携えて、神通力で餓鬼界へ飛んで行き
母に食べ物を食べてもらいたいと口元まで運ぶと、
食べ物は灰となってしまうのでした・・・

自分の神通力では、どうしても母を救うことが出来ないと
目連尊者は、泣き叫びながらお釈迦様のもとへと駆けつけました。

お釈迦様が仰るには・・・
『汝の母は罪根深く結ぶ、汝孝順の声、天地を動かすといえども、
天神地祇もいかんともする能わず、ただ衆僧威神力のみあって、
よく餓鬼道の苦縛を解く』という事でした。

そこで目連尊者は、
夏安居(雨安居)〜雨季三ヶ月寺に篭って修行する期間〜を終えた
満月の日に(旧暦7月15日のあたりといわれています)
清浄な心身の百人の高い徳を持つ僧侶達を招き、
その僧侶達に供養をいたしました。

そして亡き母は・・・
目連尊者が僧侶に布施をした、その徳により・・・
長い長い餓鬼道の苦しみから救われたのでした。

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これが盂蘭盆会のはじまりと言われています。

目連尊者は、何故あの心優しかった母が餓鬼道に落ちてしまったのかを
深く考えました・・・
そして、母の罪業のもとは
 ”可愛い我が子を育て上げ、我が子の幸せの為にと貪欲な欲深い言動をさせていた”
=自分の為であった・・・
という事に気が付き、号泣したそうです。

お盆の供養とは、深く餓鬼界に落ちた魂まで届くものであるのが
本来の姿なのです・・・

極密祈祷を為さっている方々には、
六明師の御厚意により
本日は「盆供養」をしていただけました。

お盆の季節は、様々な意味で仏教や御仏様を知り・・・
仏心を養うことが出来る季節だと私は考えています。



          杏珠



2005年07月31日(日) 盂蘭盆会 (うらぼんえ)・・・その1

毎日、とても暑い日が続いて居ります。
皆様は如何お過ごしでしょうか・・・

盂蘭盆会・・・通称『お盆』と呼ばれる期間は、
お住まいになっておられる地域によって、七月中旬の所もあれば
八月中旬の所もあります。

しかし、私が六明師からお聞きし・・・こうして相談者の方からの
相談を受けていて実際に経験した上で、感じているのは・・・
霊的な観点で視ると、
お盆の期間は七月中旬から八月中旬までの約一ヶ月間を指している
という事なのです。

最近実際に受けた相談に多いのが、
「杏珠先生、私の住んでいる地方でのお盆はもうとっくに終わったのですが、とても体調が悪いのです。何が原因でしょうか?」という質問や、
「精神的に辛いです」のような精神的な不調についてのお便り、
車で事故を起こしてしまった・・・
階段から落ちて捻挫した・・・怪我をした・・・などの相談が、
何件か立て続けに寄せられました。
その方々に「お盆の期間は、約一ヶ月あるのですよ」という事を御話して
参りましたが・・・

では、何故お盆に体調や精神面での不調を訴える方が多いのでしょうか?
これには、日本のお盆独特の昔からの慣わしが背景にあります。

昔から「お盆には亡くなった人の魂が戻ってくる」という事が言われています・・・私達も誰でも必ず耳にしているはずです。
亡くなられた方々も生前からずっと耳にしていた言葉ですから、
実際に自分が死んだ後もそういった記憶は微かに残っていて・・・
このお盆の時期になると、 本当に”この世に戻ってくる”という事が起こります。
その上、 ”お盆は地獄の釜の蓋が開く”といわれるように
春や秋のお彼岸には見かけることもないくらいの低い位置・低い波長をもつ霊までもがこの世にでてくることが出来る時期でもあります。

そうして、このお盆の時期には普段よりも恐ろしい程多い数と低い波長の御霊さんまでもが身近に溢れるほど存在することになるのです。

実際・・・家の中はもちろんの事、一歩外を出て視てみれば、道端にまでも多くの霊が漂っています。
こういう状態にあるのが今のお盆の時期ですから・・・
普段、障られたり、たよって来たりしている霊以外の霊がすぐ傍で、
貴方の隙を狙っているという事なのです。

お盆の時期・・・
『体調面や精神的な不調を感じる事が多い』
『それまでは順調だったのに突然のアクシデントに襲われた』
『不幸な出来事が連続して突発的に起こった』
こういったことが多いのは極当然の事・・・
私は霊的な観点から視て、そう感じています。

皆様が出来る注意事項としては・・・

※遠出するのは、この時期はなるべく避ける事(レジャーなどでと言う意味)

※規則正しい生活を心がけ、自分自身が澱む事が無いように努力する事

※精神的な波(怒ったり、落ち込んだり等の上下)をなるべく抑える事

※無理をしない事(アクシデントに巻き込まれる前は必ず警告があります)


このような事に注意を払いながら、
お盆の時期を過ごす事がアドバイスとなります。

次回は、『盆供養』について詳しく御話を致します・・・



          杏珠



2005年06月30日(木) 法句経〜お釈迦様の真理の言葉〜

梅雨入りをしたと言うのに、雨が降らず太陽が燦々と輝く日々が続いて
おります・・・皆様如何お過ごしでしょうか。

先日、宝箱に掲載させて頂いた内容をご覧頂いた方々から
「法句経について教えてください」というご質問が数多く寄せられました。
法句経は、私にとって本当に大切にしている ”お釈迦様の教え”です。

今からもう随分前になります。
六明師とご縁を頂き、それまで全く無縁だった仏教に触れるように
為った頃の事です。
六明師から何冊かの仏教本を読むようにと、
アドバイスを受けたことが有ります。
それも事細かに順序を指導して頂き・・・読み始めました。

ところが読み始めたのは良いのですが、
頭が変になってしまうのではないかと思う位に難解なのです。
様々な仏教の宗派の開祖といわれる方(とても高名な方々です)の書き記された書籍ばかりだったのですが、
私には理解できるだけの頭が無かったからでしょう・・・
途方にくれそうな気分になりました。

そして、最後の最後に読むように言われていたのが『法句経』でした。
「やっとこれで開放される」、今から思えばとても恐れ多いのですが、
そういう気持ちで法句経を読み始めました・・・

しかし、読み始めた途端 ”まるで雷に打たれたような衝撃”を
感じました。

法句経は別名 ”お釈迦様が説かれた真理の言葉”とも言われます。
いわゆるお経本とは全く違い、お釈迦様が生前悩める人々を前に語った言葉に近いものとされています。

そこに書かれている言葉は・・・
シンプルで、誰にも否定する事も、逃げる事も出来ない・・・
『この世の理』なのです。

今から思えば・・・どうしてあの順序で本を読むようにと、
六明師が仰ったのか。
六明師の心眼には、本当に頭が下ります。

法句経は、パーリ語というインドの古い言葉で書かれたもので、
四百二十三句から成り立っています。
そのうちでも最も有名な句のうちの一つが下の言葉です。

”この世では、怨みは怨みによりしずまることは決してない。
 怨まなければしずまるものだ。これは永遠の法である。”(第五句)
        上村勝彦著「真理の言葉」より

お釈迦様の説かれた教えは・・・
生きている私達に向けて説かれた教えばかりです。
決して亡くなった人を弔うためのものではありません。
『どのように生きていくべきか』の教えが散りばめられているのです・・・

少しでも興味をもたれたなら、是非一度ご覧頂きたいと思います。

貴方の悩みを解決するヒントが、
そこにはきっとあるはずです・・・


          杏珠


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