ダイアリーを楽しみにして下さっている皆様、 お待たせして申し訳ありませんでした。 GWも始まる季節だというのに、インフルエンザ(A型)に罹ってしまい・・・ 10年ぶりの高熱と咳に寝込んでしまっていました。
こうしている間にも、大きな事故などが起こり・・・ 相談者の皆様からもご冥福を祈るお便りなどを頂きました。
尼崎JR脱線事故に巻き込まれ、お亡くなりになった方のご冥福と、怪我を負われた方の回復を心からお祈り申し上げます・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
4月に入ってから、私共とご縁がある以前に相談をしていた霊能者や占い師の方々から言われた事が気になっているというご相談が相次ぎました。
「貴方の運命は・・・だから、こうしないといけない。」 「宿命転換をしないと駄目だ」 「貴方は貴方の家系全部の色情因縁を継いでいるから結婚は出来ない運命」 と言われた・・・等など、様々なお話を伺いました。
今日は『宿命と運命』の意味とその違いなどについて、 お話をしていきたいと思います・・・
まず相談を受けていて実際に感じることに、 宿命と運命を混同しておられる人がとても多いのですが・・・
『宿命』とは私達人間ではどうしようもない事、変えられる余地のないものになります。 例えば・・・ 貴方の性別や、どの両親のもとに生まれるか・・などの此の世に生を受けた時点(正しくは生まれる前に決まっている事柄)で決まっていることなど。 このように、自分の努力ではそれこそどうしようもないのが宿命というものです。 ですから、巷でよく聞く、霊能者の方々や占い師に言われたという ”宿命を転換する”ということは有り得ない事ということがお判りになるでしょう・・・
そして、『運命』とは、宿命に対して変えていく事が出来る事になります。 詳しく説明すれば、貴方の持っている人生の傾向と言ったら良いのでしょうか。 例えば・・・ 恋愛に関する運、仕事に関する運、金運にまつわるものなど。 これについて詳しくお話すれば・・・ 「私は男運が悪くて同じような相手に、同じような悩みが尽きない。」 こんな事を仰る方が多いのですが、 私が霊視をしていて感じるのは・・・ 同じような異性を選んで、自分の問題点を改善する努力をしていないから同じような状態に陥って、同じように悩んでいる姿が浮かんできます。
つまり、人生に於いて ”選択”は常に付いて回りますが、 その選択において、貴方がいつもと同じ傾向で物事を決定していれば、 何一つ変わることなく、今の流れのまま人生は流れて生きます。 これが運命というものです。
現在までの選択の癖や考え方の習慣を変えなければ、 運命を変える事は出来ませんが・・・ 実際に自分の運命を変えようとすると必ず起きるくるのが、 今までに何度もお話している『過去(今生及び過去世)に自分が行った言動』からの報いなどです。 その原因は自分で作った物にも関わらず、対処法が全く分からない・・・ その上、身に見えない霊的なもの(因縁など)から足を引っ張られて、 多くの方が運命を変えていくことを、途中で諦めてしまうのです。
六明師による祈祷や供養は、こういった状態から抜けて運命を変えようとする貴方の後押しと手助けをしてくださるものです。 そして身代り念珠は、身に見えないものからの攻撃から貴方を護り、 精神的な安定をもたらし運命を変えていく為の強い精神力を生み出します。
これまで多くの人が、その運命と人生を変えていくお手伝いをさせて頂いて来ましたが、つい何年か前には本人でさえ想像することが出来なかった位、 劇的に変化をして行く姿を見るのは、本当に嬉しい・・・ そして、私が自分の仕事に誇りを持てる瞬間です。
貴方が諦めてしまう事さえしなければ、運命は必ず変えられます。 そして貴方が諦めてしまう事さえしなければ・・・ 私共は精一杯そのお手伝いをさせて頂きます。
貴方が真の自分の幸せに気付き、 その手につかまれる事を心から願っています・・・
杏珠
今日3月17日は、春のお彼岸の入り・・・ 皆様はご存知でしたか?
「お彼岸」という言葉は、よく耳にされる事はあってもお彼岸の意味を知っておられる方は少ないかもしれません。
今日はお彼岸について、お話いたします・・・
「お彼岸」は、仏教に関連した行事だと思っておられる方が多いと思いますが、彼岸会という行事は日本独自の仏教行事となります。(正しくは仏教以外の宗教にもお彼岸関連の行事はありますが)
お彼岸の起源は、聖徳太子さまのおられた時代に遡りますが、 春の季節でしたら3月20日、お彼岸の中日は昼夜の長さが同じになり・・・ 太陽が真東から昇り、真西に沈む・・・ 仏教で言えば、『西』は極楽浄土のあると言われるところ、彼岸・・・ 私達人間もいつかは、あの夕陽のような温かい厳かな色の光に包まれた 彼の地に行きたいという ”願い”から、お彼岸という言葉が生まれ その前後三日ずつを合わせて、春と秋の「お彼岸」と言うようになったと 言われています。
お彼岸は、『この世を去った方々を想い忍ぶもの』 『ご先祖様に感謝をするもの』・・・これは、確かに正しい事です。
しかし、お彼岸というものは此の世に生きている私達にもとても意味のある、大切な時期なのです。 私たちが生きる人間世界である此の世(此岸)と比べれば、 彼岸とは御仏が住んでおられる清浄な仏土という事ですが・・・ いつかこの世を去った時、その極楽浄土である彼岸に渡る事が出来るような生き方とは?と考えるべき時期が「お彼岸」・・・ そのように私は考えております。
「自分ごとだけしか考えない」という偏った生き方にしがみつく事無く、 彼岸(極楽浄土)から自分を見つめてみて、心の在りかたや、日々の生活を 省みてみること、そして良き流れに修正していく期間・・・ これが生きている私達に於ける「お彼岸」の意味ではないでしょうか。
お彼岸の季節はお盆と同様に、霊的なもので体調を崩したり、倦怠感や頭痛等のトラブルを訴える方がとても多いのです。 そんな時に『どうして私ばかり』と不満や愚痴をこぼすのではなく、 『何が悪かったのかな』という反省・・・ そして、気づきが出来たら御仏様やご先祖様に感謝をすることが 出来るようになっていけば、 お彼岸やお盆にそれほど体調を崩す事は無くなっていくはずです。
『お彼岸』とは、ご先祖様や亡くなられた方々を想い忍ぶ大切な時期であり 生きている私達が ”反省と感謝”をする事により自分自身を磨き、そして 先祖供養の後押しをすることになる、本当に意味のある時期なのです。
杏珠
2005年02月16日(水) |
・・・塞翁が馬・・・ |
二月も半ばとなり、春は近いと言いながらも寒さの厳しい毎日が 続いておりますが、 皆様いかがお過ごしでしょうか・・・
今日は、私が自分の人生を考えるときに指針としているお話『塞翁が馬』のお話をいたしましょう・・・
『塞翁が馬』(人間万事塞翁が馬)という中国の故事をご存知の方は多いのではないでしょうか。 このお話は、教科書に取り上げられた事もあるお話です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜昔、中国の塞と言う辺境に近い土地に住んでいる、占術をよくする人(翁)の馬がある日逃げ出してしまった。 周りの親しい人は、「残念なことだ」と慰めたがその翁は、 慰めてくれた人々にこう言った・・・ 「いやいや、これが直ぐに福となりますよ」
それから数ヶ月たったある日・・・ その馬は、逃げた先の土地(胡)から駿馬を共に帰って来た。 周りの親しい人々は、この事を口々に祝った。 だが、その翁は・・・ 「この事が災いとなるかもしれない」と周りの人に言ったものだから、 人々はとても不思議に思った。
二頭の良い馬に恵まれて、その家の息子が乗馬をするようになった・・・ そして、 その息子は乗馬の最中に落馬をして、足の骨を折ってしまった。 周りの人々は、彼を慰め見舞ったが、 翁は・・・ 「きっとこれも福となるでしょう」と言う・・・・
それから1年経ったころ、 胡の土地の人が、塞の土地に攻めて来た・・・ 若い男たちは、戦いに参加して、その辺りの殆どの人が命を落とした。
しかし、足が不自由になった息子は戦いから逃れ・・・ 結果、翁と息子の親子だけが無事だった・・・ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
人間の人生において起きてくる物事の吉凶は、 このお話のように現在表に見えていることだけで判断するのは とても難しいものです。
物事自体を「自分にとってラッキー」な事が起きたと感じてよい気分になったり、「なんて嫌な出来事なんだ」と受け止めて落ち込んだり・・・
その物事の吉凶を決め付けているのは、実は私達なのです。 どんな事が起きてきても冷静でいれば必ずそれを 逆転させるチャンスがあるはずです。
起きてきた物事に対して、もう少し長いスパンで見て判断すれば、 そのときはアンラッキーな事でも実は後でとてもよい出来事だった・・・ そんな事はとても多いのですよ。
何が福で何が災いなのか・・・ 何が吉で何が凶なのか・・・ ”全ては貴方の心がきめつけている”
一見して、私にとって困難なことや嫌だと思えることが起きてきたとき、 私はいつも思うのです。
「きっと何か、これを引っ繰り返すチャンスがあるはずだ」
皆様に・・・ ”自分にとってピンチだと感じるときこそが好機”ということに 気づいて頂けたら・・・と想います。
杏珠
|