2004年05月07日(金) |
母の日を前に・・「刀と鞘」 |
前回の日記の中では、子供の日についてお話しました。
今週の日曜日は、母の日です。 今日は、 親子の関係について、お話させて下さい。
以前、 私の相談者の方の約9割が、 20〜40歳代の女性だとお伝えしました。
鑑定内容の中では勿論、恋愛関係が断トツです。 次に多いのが、仕事を含む人生での選択・・ その次に来るのは・・ 実は、親子の関係・・・家庭環境についてです。
以前の日記の中で、 過去の相談者の実話をご紹介させて頂いた時も、 多くの相談者の方から、私も同じ・・母親といつも喧嘩・・ 前世での関係において、 うまくいかない理由が存在するのか、教えて欲しい・・ との声が多く寄せられました。
母親との関係が、 うまくいっていない・・と思われている方が非常に多いのです。 殆どの方は、 「母親とは、反りが合わない」と私に訴えられます。
反りが合わない・・・肌が合わない・・ これらの言葉は、人と人との関係の中で、 理由はないのに、 何故かわからないけど、どうしてもうまくいかない・・ と感じている時に、よく使われます。
さて、 「反りが合わない・・」という言葉。 この言葉は、 刀と鞘との関係から生まれた言葉です。 刀が大きすぎて、鞘に納まらない・・ この刀と鞘とは、合っていない・・・という意味です。
先日、テレビのクイズ番組で、 この言葉の意味を問う問題が出題されました。 その時、 ユタの私からの声・・「親子の関係と同じ・・」と、ただそれだけ。
どういう意味か・・わかりますか。
「刀は、子」・・「鞘は、親」・・。
人は、 老いを重ねると、全ての事を受け入れなければなりません。 体が思うように、動かない・・・ 体のあちこちに、病気の影・・・ 若さという輝きは無くなる・・・ もうすぐ、全ての物を失う・・・ もうすぐ、全ての者と離れる・・ 時は、喜びではなく、苦しみ・・
年を重ねるごとに、 厳しい現実を受け入れなくてはなりません。
刀を納める鞘は、 厳しい現実の刀を受け入れなければなりません。 それが、役目だからです。
そして、 時に、子供は刀となります。 どんなに、 優秀な優しい子供でも親に対しては、反抗的な態度をとります。 どこの家庭でもそうです。 その時期を乗り越えなければ、本当の親子にはなれません。 親には、怒りをあらわにできます。
突然ですが、 ここで・・・・この場をお借りし、 過去の私を心から懺悔致します。
私は、色んな仕事を経験した・・と申し上げましたが、 裕福でなかった私は、 何らかの仕事を 中学を卒業する前から、せざる負えない環境にいました。 経済的には、親に援助している・・と考えていた私は、 かなり傲慢で・・・ 人間としては、本当に最低で、 常に、親に対し、強い口調でどなっていました。
刀のような言葉・・ 人を殺せるほどの言葉を使っていたのです。
若さには、夢や情熱、美があります。 けれど、 若さは、過ちと罪を生み出します。 今の私は、 若気の至り・・ だけでは、済ますことができない・・過去の出来事を後悔しています。
刀と鞘の反りが合わない・・ 鞘が、一つしかない時には、 どうすれば、刀を納める事ができるのでしょうか。
出上がった鞘を大きくする事はできません。 刀を納める為には、 鞘に入るくらいの刀にしなければならない。
貴方の刀のような言葉を変えなければ、 鞘のように、 貴方を包む役割を持つ親は、貴方を受け入れる事ができなくなります。
お釈迦様が残された説法の中に、 『父母の大恩は、どのように努めても報いきれない。 例えば、百年の間、 右の肩に父親をのせ、左の肩に母親をのせて歩いても、 報いることはできない。(原文掲載)』 という教えがあります。
人は、人から生まれた・・ 貴方がこの世に存在しているのは、 貴方を生み、育ててくれた親がいたからです。
人は、人から生まれる・・生んだ人も又、人から生まれた・・ 全ての人には、親がいる。 親にも又、親がいる
果てしなく続く「生」のリレー・・全ての人には御先祖様が存在する。
六明師の行なう極蜜祈祷は、 必ず、御先祖様の供養を同時に行ないます。 供養がされなければ、祈願は達成されないからです。 絶対に、 御先祖様への感謝の心がなければ、貴方の願いは、叶いません。
貴方の魂を認め、 迎え入れてくれた御先祖様がいてくれたから、 貴方は今生に「生」を受けられたのです。
「生」があるからこそ、 貴方の「願」が生まれたのです。
御先祖様に対しての貴方の感謝の思いがなければ絶対に無理です。 極蜜祈祷が、何故叶うのか・・それが、本当の理由です。
先祖供養はしたい・・けれど、現実には母親、父親につらく当たる・・ それで、良いのでしょうか・・ それで、願いは叶うのでしょうか・・
もうすでに、 親は、この世には存在していない・・ と、いう方もいらっしゃると思います。 貴方には、「母の日」は関係ないと思いますか? 貴方は、貴方が死ぬまで、子供です。 貴方が悩み、苦しめば、苦しむほど、 貴方のお母様、お父様は、成仏する事はないでしょう。 貴方の事を愛しているから、光に入っていけないのです。 「母の日」を前に、真剣に供養について、学んでください。
私は・・ 全ての人に、全ての面で、幸せになってもらいたいのです。 貴方に関わる、全ての人に幸せになってもらいたいのです。 貴方が変れば、必ず、全てが変ります。
心理学の講師が学生時代に、 「現代の社会人は、昔の人間より、5〜10年は若い。 実年齢より5〜10年引いた年齢が、精神年齢である。」 と断言していました。
貴方の親の結婚した時代・・貴方を生んだ年齢・・・ 貴方は同じ年齢で、同じ苦労を受ける事ができますか。
「母の日」を前に、 少し、母親の人生を覗いてみては、いかがでしょうか。 貴方の知らないお母様を視てみましょう。
貴方と同じように、 心に苦しみを抱え、悲しみに暮れた日が、必ずあるはずです。 そして、 未来の貴方と同じように、 恋に輝き、愛を見つけた、美しい時間を過ごされたはずです。
「母の日」を前に、 少しだけ、お母様との心の触れ合いの時間を創ってみて下さい。
貴方は、何も言わず、ただ聴くだけ・・・ 決して、否定せず、心を傾けて聴く・・・ 心から、傾聴するのです。 それが、大きなプレゼントになります。
簡単な事です。お金も掛かりません。何も必要ありません。 何のつらさもありません。何の苦しみもありません。
それが、 楽しみを持って、喜びを持って、自分を変える 一つの方法となります。
先ほど、 ご紹介した同じクイズ番組で、 「文豪ゲーテの臨終の時の言葉は何か?」という問題がありました。
「もっと、愛を・・」「もっと、夢を・・」「もっと、力を・・」 これらの言葉ではなく、偉大なゲーテの残した言葉は・・・
「もっと、光を・・」 貴方が、優しさという「光」を持って、 貴方が、温かい強さという「光」を持って、 貴方が、眩しい程の若さという「光」を持って、
貴方の環境を変えるのです。 貴方が、人に喜びを与えるのです。 貴方が変るだけで、それが可能なのです。
貴方が幸せな日を過ごす事ができますように・・ 貴方が優しく、全てを受け止められますように・・ 貴方に関わる全ての人が、貴方の幸せとなりますように。 心から願います。 心を込めて。
−AYA−
2004年05月05日(水) |
「自分を変える方法」・・楽しみ、喜びを持って |
「楽しみながら、己を変える・・ 喜びを持って、己を変える・・」
前回の日記の中で、 自分を変えるには、責めてはいけないとお話致しました。
今日は、5月5日の子供の日です。 幼い頃、兄弟の多い私は、 家の柱に喧嘩をしながら、身長の印を付けました。
みなさん、ご存知ですか。 子供の日とは、 小さな子供だけの為にあるのではありません。
私も中年に近い年齢になっていますが、 まだ、実際には子供です。 親と呼べる、お世話になった人がいます。 親と呼べる、尊敬する師がいます。
子供の仕事は、体を鍛え、知識を蓄える事です。 だから、 子供の日には、背比べをしてどれだけ成長したのかをみます。
大人の年齢に達した者は、 この子供の日には「心の成長」を知るのです。
自分で自分を育てる事が大事・・と何度も申し上げました。
さて、 心の成長はどうやってみればいいのでしょうか。
人の意見、考えに頼る方法もありますが、 心の中を全て表現し、理解してもらう事は、 どんなに親しい間柄でも、とても一日ではできません。 何百年と掛かります。
では、どうやるのか・・・
広い視野から捉えた心理学の分野、 又、成功学と一部で呼ばれている書籍の中の 一つの方法をご紹介致します。
それは、 まず、死ぬ場面を書く事から始めるのです。 ちょっと、驚くかもしれませんが・・
まず、 自分が死んだ時に人々に、何と言ってもらいたいか・・ それを想定するのです。 親・・兄弟・・夫(妻)・・友人・・同僚・・仲間・・近所の人 全ての人の言葉を文章にする。
「あの人は、本当に慈悲深い、仏のような方だった・・」 「あの人は、心から温かく、誰の事も否定せず受け入れた・・」 「あの人は、常に前だけでなく、上を向き歩まれていた・・」 「あの人は、悪に厳しく、どんな事にも正義を持って恐れなかった・・」
何でもいいです。 誰にも見せません。 どんな事でも書いて下さい。 詳細に、具体的に言葉として表現するのです。 方言を使ってもいい。 全て、現実のように描くのです。 家族や友人達の泣き顔を心に浮かべながら、書くのです。 ありありとした映像が貴方の脳裏に浮かびます。 想像力を豊かに持って! 今の貴方が、 最も偉大だと思う、尊敬する人格を設定するのです。
貴方の死ぬ時の場面が、貴方の最終目標です。
さぁ、 次の段階に入ります。 現在の日本の寿命は、 男性がおよそ70代後半、女性が80代です。 現在の貴方の年齢から、 寿命までの期間を10年単位もしくは15年単位で分けます。
そして、 その一つ一つの10年に目標を掲げるのです。 最終目標とする人格者に近づけるように、 自分の経歴を想定するのです。 それは、 仕事・・家庭・・人間関係・・経済(お金)・・趣味・・旅行・・ 何でもです。 今の貴方が、欲しい・・したい・・という欲求のある事は全部。
勿論、 恋人の欲しい方は理想とする男性を描きます。 どんな人と出逢いたいか。 身長は・・体重は・・外見の要素全部・・趣味・・ 経済状況・・仕事・・考え方・・価値観・・家庭環境・・ あらゆる事、全てです。 思いつく事は、何でも書いて下さい。
段々、現在の年齢に近くなりますね。 一つ、一つの10年の目標を達成する為には、
今の貴方は、何をしなければならないのか・・ 今の貴方は、何を目標とするのか・・ 今の貴方は、何を守らなければならないのか・・
もっと、具体的に詳細に言葉にする。 一日の時間配分も考えなければなりません。 自分に対する厳しい戒律も組まなければなりません。 具体的な改めるべき事も幾つも決めなければなりません。
人生ゲームのように想定する。 けれど、 これは、ゲームではありません。
貴方のこれから迎える未来です。 貴方のこれからの人生です。
どういう目標にするのか・・・ どういう人間になりたいか・・ どういう生き方をしたいか・・
「己を変える」 楽しみながら、喜びを持って、学び・・教えを受けて。 これが、その方法の一つです。
そして、毎年それを視る。 来年の貴方は、今の貴方とは違い成長していたら、 書き直したり・・追加したりする。 来年の貴方が、書いてある通りだったら、 順調に過ぎていると自分を褒める・・改めて計画を見直す。
毎年、子供が成長するように、心を成長させる・・ 貴方が、貴方を育てるのです。
時には、厳しい言葉で諭さなければなりません。 時には、いたわりを持って包み込まなければなりません。 時には、心安らかに見守ってあげなくてはなりません。
どんなに若い人でも、子の親になるのです。 自分が自分の親の立場となるのです。
それを何年も何年も積み重ねてく・・ 貴方を生み、育ててくれた親の愛を知るまで・・
どんなに、年齢を重ねようと・・ この世に、親がいなかったとしても・・ 人は死ぬまで、誰かの子供なのです。 人は、人から生まれたのです。
大人になったら、誰も何も言いません。 大人になったら、誰も教えてくれません。 大人になったら、誰にも頼れません。
貴方が、貴方を変える・・ 貴方が、貴方に教える・・ 貴方が、貴方を包む・・・
これが、自分を変える方法です。
私には、沢山の師と呼べる親がいます。 貴方も、その一人です。 この私に、 その身を持って、苦しみ、悩みという中から 幾つもの学び・・教えを与えてくださる。 貴方は、 私の心の成長を助け、気づかせてくれる師なのです。
だからこそ、 私は、貴方の幸せのために、祈りたいのです。 だからこそ、 私は、貴方の喜びの声・・喜ぶ顔が視たいのです。
私は、貴方のことを常に思っています。 貴方を大切に、大切に思っています。 貴方の幸せを心から願ってます。 心の底から、心を込めて。
−AYA−
2004年05月04日(火) |
己を変える・・貴方の気づきを・・ |
現在、 書店で売られている自己啓発の本は、 プラス思考で生きる・・という内容が殆どです。
勿論、その通り・・ 人は、心の中で自分に暗示をかける事ができます。 毎日のように、 鏡に向かい、「私はブスだ」と言っていると、 本当に・・心も体も、全てが醜くなります。 被害妄想的に考えると、未来はもっと惨めなものになります。
先日からの私の日記は、 みなさんに厳しい言葉ばかりを送りました。
私は、 心を責める事を推奨しているのではありません。 絶対に、意味を履き違えないで下さい。
心を責めてはなりません。 心を責めると、心は突然に反乱を起こします。 心理学でも、精神分析学の世界でも言われている事です。 そんな暗闇の世界を自分で創らないで下さい。
「自分を変える」「己を変える」 断言致しますが、 責めながら行なっては、何の効果もありません。 喜びを持って、楽しみを持って、行なうのです。
子供を育てる時、 人に何か注意を与えるときも同じです。 「ここが悪い!直すんだ!」 と言っても、本人が納得していなければ変りません。
先日、鑑定結果後のご質問で、 「具体的に、どこが悪いか・・教えて下さい」 という言葉がありました。 ユタの私からの返答は「答えれば、悪の道へ・・」とだけ。 お返事には「内の世界」を視て下さいと書きました。
相談者の方々へも同じです。 貴方の改めるべき点を 具体的に、申し上げる事は簡単な事です。 けれど、 それは、貴方の幸せには繋がりません。 自分自身が 気がつく事をしなければ、何度でも繰り返されるのです。
ユタの私がそれにお答えたとして、 果たして、貴方は納得されるのでしょうか。
私は、仏道を志す者です。 先日も仏教経典の中から、お釈迦様の教えをお伝えしましたが、 教えの一つに、 「人の過ちを言う事なかれ」という言葉があります。
ユタの私も六明師もただ黙って見守るだけです。 貴方が、自分で気がつかなくては、意味をなさないのです。
昨日、 日記への感想として、次のご質問が寄せられました。
”光の中にいる神仏と最も近い貴方の声を聴いて下さい。” というのはどういう意味なのでしょうか?よくわかりません 貴女のように何か良い力とかあるなら別ですが.......
随分前の過去の日記の中で『光』については、 お答えしたのですが・・それ以上に、 『光』についての概念をお答えしようと思うと、 本当に、長いお話になってしまいます。
何故なら、 それは、表面の私とユタの私の 「心の経歴」をお話し、しなければならないからです。
どうか、 『光』については、ご自分でお考え下さい。 貴方には、貴方の「心の経歴」があるはずです。 貴方ご自身の心で、感じて下さい。
突然ですが、この言葉をご紹介致します。
「泣かぬなら・・泣くまで待とう・・ホトトギス」
「泣かぬなら・・泣かしてみせよう・・ホトトギス」
「泣かぬなら・・殺してしまえ・・・ホトトギス」
上は、 かの有名な天下統一を成し遂げた、歴史上の三人の武将の言葉です。 さて、 私だったら、何と答えるか・・
「泣かぬなら・・泣くまで励もう・・ホトトギス」 「泣かぬなら・・泣くまで祈ろう・・ホトトギス」
ユタの私も表面の私も、 貴方が気がつく事ができるように、励むだけです。 貴方が気がつく事ができるように、祈るだけです。
私には、そこまでしかできないのです。 私の力は、ある意味、無力なのです。 知っている事をお伝えするしかできません。
貴方の人生を変える事はできません。 貴方の未来を変える事はできません。 それができるのは、この世でただ一人・・ 貴方だけです。
ご祈祷をされていても、 ご自分で変ろうとする意志の無い方は、変わりません。 神仏は流れを整えるだけです。 貴方が動かなければ、何も変りません。
貴方の人生なのです。 貴方の幸せなのです。
どうか、 貴方がご自分の心でしっかりとそれに気づき、 全てが、『貴方の幸へ』と流れますように。 心から願い、心から祈ります。 心を込めて。
−AYA−
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