2004年02月07日(土) |
魂の眼(生霊について語る前に・・) |
突然ですが、 手相には「仏眼」と呼ばれる線がある事をご存知ですか? 親指の関節にある、人の眼の様な線をそう呼びます。 手相の世界では、 仏眼を持つ者は、一つの宗教には染まらず、 自分自身の心で真理を求めると言われています。
「仏眼」はそんなに珍しいものではなく、 その線を持っている人をよく見かけます。 実は、この線、私の両手にもあるのです。
先日から 「生霊」をテーマにしてお話していますが、 その生霊を消す方法は、 現状の世界においては神仏の力しかない と何度もお話しました。
私の言葉で表現すると、どうしても神仏となってしまう。 高次元の力・・・ 見えざる存在の力・・・ それを表現しお伝えする時の言葉が 私の中では神仏となるのです。
日本、いや世界には様々な宗教が存在しています。 私の言う神仏とは特定の神仏を指しているのではありません。
沖縄には、独特な宗教感があり、 特定の宗教を否定する事は 自分の中の神仏を否定する事に繋がります。 その環境で育った私は、 宗教に対し何のこだわりもありません。
勿論、無宗教ではありません。 ただ、全ての人の心には その人の感じる神や仏が存在している と考えているのです。
私に今の道を指し示して下さった 六明師は、密教の高名な僧侶です。 私は勝手に師として仰いでいますが、 六明師も又、 私と同じ考えで宗派には一切こだわりません。
鑑定を依頼されようかと 悩んでいる方の中には、 「宗教的な事に勧誘されたらどうしよう・・・」 と考えている方もみえると思いますが、 ここで断言させて頂きます。 そのような事は一切ありません。
人の信仰心とは、 強制し、洗脳しても 断じて芽生えるものではないと 考えているからです。
それぞれの魂は「眼」を備えているからです。 ただ、その眼が濁っていては意味がありません。
「魂の眼」 それを大きく開き、何が真実なのかをみる・・
自ら持つ魂が感じ、納得し、 理解する事ができなければ それには必ず終わりが来るのです。
本来の貴方が感じるままでいいのです。 貴方の魂は何が正しいのかを常に知っています。
それに気づかないようにしているのも貴方です。 私は貴方が、本来の貴方に戻り、 本当の幸せを掴む事ができるようにと願うだけです。
どうしても 「生霊」というテーマを語るには 神仏の持つ力や御霊の存在に触れなければなりません。
この日記だけに訪問されている方に 誤解を招く事がないように・・・ 今日は私の宗教感をお話させて頂きました。
次回は過去の日記に書いた 「物に宿る念」についての補足をさせて頂きます。
どうか、 貴方が本来の貴方の眼で物事を正しく見る事ができますように。 心を込めて。
−AYAー
2004年02月06日(金) |
過去の鑑定から・・「生霊」について。 |
前回からの日記、 「生霊」についてから、 本当の幸せへの答え探しをしていきましょうか。
今日は、 実際にあった過去の相談者の方から、 学びを得る事ができたお話です。
30代前半の女性。 社会的に誰もが認める職業。 離婚経験有り。子供無し。 子供の頃からの家庭環境は、 経済的に低く、財産等は無し。 向上心旺盛。
そういう方です。 この方からの依頼は、 頻繁に起こる自損事故について。
「何にも悪い事はしていないのに・・ 何故か自分ばかりが損をする・・・ 毎日、一生懸命に生きているのに・・。 誰にも迷惑などかけてないのに・・ 何で自分ばっかり、こんな目にあうの?」
これが、その当時の依頼内容でした。 自分に原因があるのではなく、 きっと、これは霊障と呼ばれるもの・・ そうに、決まっている・・ こんなに、正しく生きようと 努力している自分が不幸になるはずがない。
彼女の感情は、そう物語っていました。 そして、 鑑定から得た結果は・・
実は、 彼女は、生霊に近い感情を 常に心の中に持っている人だったのです。
彼女は、正義感の強い方でした。 常に、厳しく生きる事を 自分にも周りの人間にも強制していました。 彼女の向上心は、 常に、誰かへの復讐心に支えられていたのです。
彼女は、職場の中でも一目置かれる存在で、 周りの人間は彼女をある意味、恐れていました。 何故恐れるのか? を彼女の過去から読み取ると・・・
過去に、 彼女に正しき注意を促した人が何人もいました。 彼女は、それを素直に受け取らず、 自分への批判、中傷だと受け取る・・。 「絶対に見返してやる!あいつに恥をかかせてやろう!」 という復讐心に燃えるのです。 これまでの彼女は、 どんな困難な状況にあろうとも、 それを支えに生きていました。 現実に、彼女は何年かかっても それをやり遂げていました。
みなさんは、彼女の事をどう感じますか?
彼女の持つその心は、 彼女の良い面も引き出していました。 けれど、 彼女は自分の復讐心が生んだ心が引き寄せる 別の人からの復讐を受けていたのです。
わかりますか?
彼女に皆の前で、恥をかかされた上司は、 彼女の事を恨みます。 そういう人の念に近い感情が 彼女の周りには幾つもみえました。
念が、念を呼ぶのです。 生霊が、生霊を呼ぶのです。
うそだぁ! と思っている貴方。 昔のことわざに、 「類は友を呼ぶ」という言葉があります。 それと、同じです。 同じ価値観、人生観を持った人達は、 知らない内に引き寄せられ、グループを作ります。
「自分の肌に合わない」 という表現は、これの逆の意味です。 あまり、話した事も無いのに どうも嫌な感じがするという場合。
実は、 これは霊的な事についても同じなのです。
憎しみの心、妬みの心、そして恨み・・ その様な心を持つ人の近くには必ずと言っていいほど、 低い位置にいる成仏できない御霊の存在が伺えるのです。 この世に恨みや憎しみを残し、成仏できないでいる御霊です。
私は、彼女に御念珠と極蜜祈祷をお勧めしました。 そして、もう一つ。 彼女には、「お守り」が必要だとお話しました。
身代わり念珠は、 外からの霊的な障りには対処し、 彼女に危険が及ぶ時は、 彼女の身代わりになって障りを防いでくれます。 けれど、 内側から生まれるものに対しては、その力が働きません。
彼女の心が創る憎しみ・・ 彼女が引き寄せる憎しみには対処しきれないのです。
それを行えるのは、「お守り」です。
みなさんは、「お守り」というと、自分を守り、 幸せにする為にあるのだと思われているようですが、 「お守り」には、もう一つの役目があるのです。
自分の心が発する卑しい心、 危険な言葉、 人の幸せを邪魔する様な感情 それらを人に飛ばすのではなく、 自分に返すものでもあるのです。
わかりますか? うーん。段々といつものように、 貴方を悩ませるような文面になっていますね。 あぁー・・・もっと勉強します・・。 どうか、お許し下さい。
昨日も書きましたが、 人間が生きている限り、 こういう感情が生まれるのは 当たり前の事。 その感情を抑えることばかりに終始すると、 人は精神的に病んでしまいます。 けれど、 そんな感情を当然として、受け止めると、 人は自分で自分の幸せを壊す事に繋がります。 自分で悪いものを引き寄せるのです。
「お守り」は、 幸せを自分で壊す事が無い様に貴方を守るのです。 これが、神仏の持つ力です。
彼女の過去、短期間で5回にも上る自損事故は その様な事が原因の一つとしてありました。
けれど、ユタの私は、 通常、鑑定結果の中でこういう霊的なことはお伝え致しません。 彼女がそれを知ってもどうする事もできないからです。 鑑定結果の中で、障りを具体的にお伝えする事は、 実は、とても危険です。 私も六明師も必要がある時にしか、その事をお伝えしません。
具体的な障りを貴方が知り、 それを防ぐ方法、それを解除する方法はあるのですか? 貴方はそれを知る事で、ますます苦しみ、悩む・・・。 貴方の幸せには、繋がらないのです。 以前の日記に書いた、 時に、真実を語らないという事は、この事を意味します。 私は、貴方に、本当に幸せになってもらいたいのです。
何度も申し上げますが、 霊的な障りを消す事ができるのは、 現状の世界では、神仏の力に頼るほかないのです。
どうか、 貴方が私の声を聴くことができますように。 この日記が貴方への何かのきっかけとなりますように。
全ての魂が光に導かれる事を切に願います。 心を込めて。
ーAYA−
2004年02月04日(水) |
本当の自分に近づく方法(生霊から?) |
前回の日記に 「心の奥にいる本当の貴方と表面にいる貴方が 近づく事ができれば、 本当の幸せはそんなに難しい事ではない」 と書きました。
お約束した通り、 今日は本当の貴方が前面に出る為には どうすればいいのかをお話したいと思います。
具体的に、お話する為に 今日は、ご質問にお答えする形で進めたいと思います。 つい先日、下記の様なメールが届きました。
「生霊を出している人というのは 気づかないとよく聞くのですが、 私は、どうしても自分が、以前交際していた男性に 未だに生霊を出しているような気がしてなりません。 優しい彼氏もできて、 ある程度の目標も達成し、 幸せに過ごしているのですが、 自ら生霊を出しているかを知るにはどうしたらよいか。 また、それを消すにはどう対処したらよいか、 助言をいただければ幸いです。」 (一部省略)
実は、 先日から「AYAダイアリー」の感想のメールに 生霊について、もっと詳しく教えて欲しい・・という、 内容のご質問が幾つも寄せられています。
「生霊」の意味が定かでない方・・・ 詳細については、どうか過去の日記をご参照下さい。 ここでは、簡単に「生霊」という事についてお話致します。
「生霊」とは、 現実に生きている人の「念」が、 御霊(死霊)の様に、ある人に取り付き、 災難と呼ばれる災い、障り(霊障)を起こす事を言います。
御霊からの障りの場合は、 供養を滞りなく、正しく行うことができれば 霊位は、心から感謝し「災いを福」へと転じますが、 生霊の場合は、外す事がとても困難です。
何故なら、 その「念」は何も望まず、 ただ、ただ、その人が苦しめばいい・・ という思いしか持たないからです。
死霊という御霊の願いは供養です。 供養を望んで、「自分はこんなに苦しいのだ」 という事を知らせる為に、災い、障りを起こしています。
この方のご質問の一つは、具体的に、 どうすれば「念(生霊)」を送っている事が、わかるのか? という事です。
ユタの力を抑え、この方の鑑定をしていない私には、 実際に、この方が生霊を飛ばしているのかはわかりません。 ごめんなさい。 ですから、 これからお答えする事は ご質問を下さった貴方だけに関してではなく、 他の方にとっても、知る事ができる内容となります。 どうか、ご了承下さい。
この方のご質問の中にあった様に、殆どの場合、 「生霊」を飛ばしている、その張本人は 気がついていない事が多い様です。
何故かと言うと、 「生霊」というのは、自分自身を見失った時に発生するからです。
私達、生きている人間は、幾つもの感情に左右されています。 喜び、嬉しさ、楽しさ、悲しみ、懐かしさ、苦しみ、憎しみ、妬み、憧れ、 等など、その感情はここには、書ききれない程あります。
誰もが、その感情の中にいます。 ご質問を下さった方だけが、その感情を持っているのではありません。
日々、病院での仕事をしている私にも・・・ 勿論、あります。 医者として、癒す立場にある者が、 病める人々に、傲慢に接している時など・・ 表面にいる私の心の中では、 「おまえこそが、その苦しみを味わえ!」 と、つい憎しみの渦に包まれそうになります。 そして、はっと我に返る・・・。
こうして、偉そうな言葉ばかりを並べている私も 実は、同じなのです。 いえ、 霊的な家系に生まれた私の飛ばす「念」というものは、 もっと多くの罪、災いを創ります。
「生霊」という念は、ある意味、 誰もがそれを飛ばす可能性がある・・という事です。
けれど、心正しき人は その卑しい低い感情にある時の自分を心から戒めます。 「なんて、ひどい事を思ったんだろう・・・」 と、自分を振り返り、叱り飛ばす事ができます。 この場合は、「生霊」と呼ばれる念は生まれません。 自分自身を見失ってはいないからです。
憎しみの心、恨み、妬み、等の低い心に染まり、 日々の生活の中、心の中で何度も何度も呟く・・・ 「あいつが苦しめばいい・・」と。 食する事もできず、夜は寝る事もできない・・・ 生きている理由は、ただ苦しむ姿を眺めたいから・・。 こういう場合は、確実に「念」を送っています。
わかりますか?
自分自身が「生霊」という念を送っているかを知るには、 まず、普通の生活ができているのか?を知る事です。 「ご飯もおいしく・・夜はぐっすり眠れ・・毎日が幸せ・・」 と、思える場合には、生霊は生まれません。
ただ、前回の日記の中に書いたように、 知らずに「念」を飛ばしてしまう事がある・・。 過去の私の経験の中では、そういう方が実際に何人もいました。
知らず、知らずに「魔の時間」・・・ 「丑三つ時に」の真夜中に、 寝ているのか・・寝ていないのか・・・頭が朦朧とした中で・・ そういう感情が湧き出る・・心がそれ一色に支配される・・・。 そのような状況の時が、危険な時なのです。 それから、もう一つ。 体質的に霊的な事に敏感な方・・・ そういう方は、念を飛ばしやすい・・という事。
うーん。 伝える事が、本当に難しい・・・。 ごめんなさい。 よく、わからない方はどうぞお問い合わせ下さい。
でも、何故、「生霊」を飛ばす事に問題があるのか? 何人かの方は、このような疑問もお持ちでしょうね。
「生霊」を飛ばすという事は、 人の不幸を願い、喜ぶという事です。
そういう人が、幸せになれると思いますか?
人様の不幸を心から喜ぶ者に、神仏は力を貸すでしょうか?
それが、答えです。 そして、 心の奥にいる神仏と最も近い・・ 光に包まれたもう一人の貴方と近づく為の方法・・。 それが、この答えです。
自分の心(感情)を常に安定させ、コントロールする・・。 決して、自分を見失わない様にする・・。
それが、 私達にできる最も簡単で、 そして、 最も困難な方法です。
今日の日記も随分と難しい話になりました。 私のお伝えしたい事が、 貴方にはご理解頂けましたでしょうか・・・。
現実に生活している私自身が、 いつも気をつけ、自分の心と戦っている事です。
長い文面になり、貴方を逆に悩ませていないか、 大変、不安です。
最後に。 感情をコントロールする最も簡単な方法を一つお話します。 これは、潜在意識をコントロールする為の方法です。
「私は、本当に幸せだ・・。 何もかもが、私の幸せの為に準備されている・・。 大丈夫・・。私は順調だ・・。」
と、呼吸をする度に何度も、心に言い聞かせるのです。 いつでも、どこでも、無理なく、行える方法です。 一度、お試し下さい。
そして、もう一つ。 お答え致します。 「生霊」を外す事、消す事は、 現状のこの世界では、 高次元の力、神仏の力しかありません。 次回で、 実際にあった過去の相談者の方のお話から、 その事について、お答えさせて頂きます。
どうか、 貴方が日々の生活の中で生む言葉を・・ 幾つもの感情の波を・・ 自分自身で振り返る事ができますように。 心を込めて。
−AYA−
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