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スナの自由気ままな画像付き日記
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2005年01月22日(土)_
またもや湘南周回LSD


先週末は雨で走れなかった上に日曜日の天気が怪しいということで、走るチャンスは今日しかない。というわけで前日まで午前中から長距離を走ろうと思っていたのだが、日々の睡眠不足と夜更かしのせいで結局昼まで寝てしまった。

飯を食べたりのんびりしてから出発すると、14時くらいになりそうだった。こうなると日没まであまり時間がないので、遠出はもちろん、知っている道でないと走る気がしない。


というわけで、今回も定番の湘南周回コースを走ることにした。平坦基調で125km〜130kmほどのコースなので、LSDでじっくり走るにはちょうどいい。距離も長くはないけどそれなりに満足する長さだし。

この前の夜ランでLSDによる心拍強化を実感できたので、今回もLSDを意識して低負荷でじっくり走ることにする。前回はHR150台が多かったが、今回は140台を目安に、なるべく150を超えないように心がけることにする。


前日の夜にシートポストの高さやサドルの角度などを調整しておいたので、今回は走り出しからして調子がいい。でも、やっぱり微妙に違和感があったので数キロ走って境川CRに入る手前で再調整した。

サドルの高さはいいのだが、前後位置がうまく出ていなくて、後ろ気味だったのでケツが落ち着かなかった。1mmほど前に出すとちょうどよくなったので、一件落着。


境川CRは少々向かい風だったが、無理せずにペースを維持。空はよく晴れていて、気持ちがいい。午前中から走っていたらもっとよかったんだろうな。マイペースで走っているうちに体がポカポカ暖まってきた。

境川CRが終わって藤沢市街に入ると、前にローディの姿。追いつくと、かなり古いロードのようでギアは6速くらい、変速もWレバーだった。さぞかし渋い人なのだろうと思ったが、よく見るとニット帽を被ってイヤホンで音楽を聴いていた。微妙な感じ……というか危ないって。


海に出る。R134を渡る信号待ちの間、ローディを数人見かけた。渡って少しすると、先ほど見かけたローディが路肩に止まってウィンブレを脱いでいた。そのローディを抜いてR134の平坦な道をそこそこのペースで走って行った。

メインはLSDなので、ここは少し速度を上げる程度にとどめている。後ろをチラッと振り返ると、先ほどのローディの姿はなかった。追いつかれても不思議ではなかったんだけど、彼も似たようなペースなのだろうか。

5kmほど走ったところで、後ろから先ほどのローディがやってきて、抜いていった。トライアスロンやTTなどに使われるエアロバーがついていた。やっぱり速い人だったのかぁとか思っていたら、あまり自分と速度が変わらなかった。

向こうもLSD中なのかな? と思ったが、どうやらかなり重いギアを踏んでいるようで、ケイデンスがかなり低かった。フロントはアウターだろうか。ペダリング練習とか、パワーをつけるような練習なのかもしれない。


つかず離れずといった感じで、しばらくそのローディを風よけにして後ろについて走って行った。微妙にもうちょっと速度を上げたいところだったが、抜くほどでもない、微妙な速度だった。

そのローディは湘南大橋の手前で歩道に入ったので、おれは車道を進んだ。ここで歩道に入ると荒れた路面を走る事になるからだ。湘南大橋はいつもどおり広い歩道を走った。相変わらずここからの眺めは気持ちいい。


R134からR1に移る。緩い坂を登り切ったところで信号につかまった。足を付いて待っていると、横断歩道を足が不自由だと思われる男の子が車椅子を押しながら母親と一緒に渡っていた。

この男の子は、今までも、そしてこれからも満足に足が不自由な生活を送るのだろうか。彼にはおれの事がどう見えるだろう。健康で、足を自由に動かし、爽快に自転車で走って行く。おれはとても恵まれているという事をもっと自覚するべきだろう。

今日の走りはまだ半分もきていないのに、日がだいぶ傾いてきて一日が終わろうとしている。出発が遅いからいつもこうだ。でも、西日に向かって走るのは、シーンとして悪くない。

HR150を越えないように気をつけながら、それでいてそこそこのペースで走って行く。「こんにちは〜」という声と共にローディが抜いていった。挨拶を返し、ちょっと様子を見る。青いロードだったけど、ブランドまではよく見えなかった。かなり走れる人のようで、速い。信号に引っかかると、もう姿が消えてしまった。


45km地点のいつものサンクスで最初の休憩。トイレを借り、外でVAAMゼリーを吸いながらボトルにドリンクを詰め替えてすぐ出発。小田原付近からいつもの裏道でR255へ。

R255を北上中、今日も真っ白な富士山がよく見えた。御殿場線の上を渡る陸橋からは、ここを走っていて初めて走っている電車を見かけた。今まで単線の線路が延びている風景だけだったけど、二車両編成の短い電車が走っていた。


65km地点の寄のセブンで2回目の休憩。もう日が完全に沈み、気温が一気に下がってきた。サングラスのレンズをクリアレンズに交換し、前後のライトを点けて出発。

ここからしばらくダラダラした上りが2つほどある。この前の夜ランではだいぶ上りが調子よかったが、今回もいつもの湘南周回ランよりはいい調子で上れた。上っているときは苦しかったが、足のダメージがあまり残らないような。


R246から県道62号へ曲がり、数キロ走って県道71号に出る。街灯が少なく真っ暗な区間もあるこの道を約10kmほど南下して再びR1へ。下りの方が多いので、今回もあっという間にR1までやってきた。

R1を今度は江ノ島方向へ。いつものパターンと同じように、次第に足が重たくなってくる。裏道を通ってR134に移る際、このままノンストップで走り続けるとやばそうだったので、縁石に座ってちょっと休憩した。ここまで約90km。

ちょっと座っていただけなのに一気に体が冷えた。冬の夜は冷え込む。体を動かしていないと、この服装では寒すぎる。再びロードに跨り、R134を走り出した。相変わらず大渋滞していたが、その横をガンガン走って行った。


後半はどうしても足が重くなってきて、ケイデンス100以上を維持するのがきつくなってくる。ギアを1枚軽くしてこいでいく。暗くてモニターが見えないが、街灯などで一瞬見えたとき、HRは150台だった。

江ノ島までやってくると、裏道でR467に出て、藤沢橋から境川CRへ。真っ暗なサイクリングロード。今回は不気味なくらい人がいなかった。暗闇の中、いろんな事を考えながら淡々と走って行った。20時17分帰宅。


走行日:2005/01/22
出発:14:07 帰宅:20:17
走行距離:125.1km
走行時間:5h 07m 39s
平均速度:24.6km/h
最高速度:53.3km/h
上昇距離:435m
心拍数(平均/最高):144bpm/175bpm
平均ケイデンス:101rpm
温度(最低/平均/最高):3℃/8℃/18℃
積算距離:8345km(ロード)
カロリー消費量:2041kcal
身長/体重:178cm/54.6kg
体脂肪率:10.5%

2005年01月18日(火)_
LSDの効果?


先週末が土日とも雨で走れなかったため、200kmラン以降、一週間以上も走っていなかった。その割には普通に食べたり土曜日にネモッチと飲んだりしていて、エネルギー摂取過剰気味。

だいたい一週間以上運動しないと、体を動かしたい欲求がどんどん膨れあがってくる。体がウズウズしてきて、仕事をしていても気持ちはそこにあらず。とにかく「走りてぇ〜」とばかり思ってしまう。

特別早く仕事が終わったわけではないけど、21時半くらいには帰れそうだったので、今日は夜ランをやるぞ! という強い気持ちで帰宅。準備をして22時には走りに出かけた。

走り出すと、どうもペダリングがぎこちない。久しぶりだからというより、ポジションが出ていないようだった。200kmランの後にネットで購入したデュラポストに交換したので、その際にうまく以前と同じポジションを再現できていなかったようだ。

でも、夜ラン中はちょこちょこ止まっては調整して…という作業を繰り返しながら走る気にはなれなかったし、このままでもそこそこ走って行けたので、多少ペダリングに違和感を感じつつ、そのまま走って行った。

しばらく走って感じたのは、サドルが微妙に前下がりになっている、サドルの高さが少し低い、という二点。ペダリング中に腰の位置が落ち着かない感じだった。どちらも数ミリ単位の調整だけど、この少しの差が乗り味に大きく影響する。

久しぶりなので最初は軽く走って体を慣らしていこうと思っていたけど、もともとアップダウンが多く、交通量もそこそこあってスピードが出るコースなので、自然とオーバーペースに。まぁいつものことだけど。

冬の間はずっと低負荷でHRも抑えてLSDばかりしていたので、久しぶりに追い込んだ走りをした。アタックして逃げているような感じで、HRも常に170台に突入していた。

序盤からこんなHRで、しかもいつもより重いギアを踏んでガンガン走って、後半はバテバテになりそうだな……と思いつつ、ガンガン走って行った。思いの外、どこまでもかなりハイペースで走り続けることができた。

今までの夜ランの経験から考えると、こんなに心拍が上がるような強度で走って行くと、すぐに息が苦しくなって、足にも乳酸が溜まって重たくなり、威勢がいいのは最初だけで、後半はバテバテ、というパターンが見えていた。

しかし、今夜は違う。かなり追い込んで、HRも上がっているしギアもいつもより重めのギアを踏んでいるのに、どこまでも走っていける。追い風なのか? と思ったけど、帰りも向かい風ではなく、全体を通じてほぼ無風だったようだ。

これは、ここ1ヶ月くらいの間、じっくりLSDで心拍を鍛えていた効果が出たのかも! と思った。あまり詳しくはわからないけど、有酸素の領域が広がり、以前は無酸素の領域に突入していたHRでも、今日は有酸素で運動できた、みたいな感じだろうか。

簡単に説明すると、有酸素運動では脂肪をエネルギー源とする。無酸素運動ではグリコーゲンをエネルギー源として疲労物質として乳酸が発生する。乳酸は筋肉を硬直させ、「足が重くなる」。

つまり、できることなら有酸素運動の領域で運動した方が長時間、効率的に運動ができる(脂肪を効率的に燃焼するという意味で、ダイエットにもいい)。しかし、運動強度が上がっていくと、有酸素から無酸素領域に突入してしまう。

どんなときでもひたすらのんびり走る人ならいいが、レースや峠など、全力を出して最高のパフォーマンスを発揮するには、強い強度の運動もできないといけない。そのときに、強い強度でもなるべく有酸素運動でカバーできれば、非常に効率的だ。

中盤にあるR16の工事中強制スプリントゾーンでは(ここの工事はいいかげんに終わってほしい…)アウターを踏んでTT状態。その後の上りも、前と同じギアなのに以前より苦しくない。HRは同じくらい上がっているけど、そんなに苦しくない。

同じコースを走っていると、どれだけ走れるようになったか(もしくはその逆も…)がよくわかる。中盤までで自分でも心配になるくらいの強度で走り続けたのに、後半の坂ゾーンでもいい感じに走って行けた。

長い上りでは、あえて少し重いギアにセットして、手の力を抜いて神経系トレーニング。雑誌に載っていたS・F・Rはこれでギアを53x14Tとかでやるらしいが、とてもじゃなけどおれにはそんなギアを上りで踏めない。

坂で神経系トレーニングをしてから平地を走ると、ペダリングがスムーズになり、終盤もいい感じで走って行けた。最後はかなり苦しかったけど、それでも足はそれなりに動くから速度が落ちなかった。

今日の夜ランは、今までになくハイスピード、高強度で長い距離を走って行けた(ちなみに途中で車に引っかかったりして何度も止まったので平均速度はかなり落ちている)。これがLSDでの心拍強化の賜物ならば、その効果には驚くばかり。他に思い当たる節がないから、そうなのだと思う。

ずっと低負荷で走っていたから重いギアにしたり坂を上るとボロボロになるかと思っていたけど、むしろ逆でガンガン走って行けた。峠を上ったり筋力をつけるのは春先からやるとして、まだまだ寒い日が続くから、しばらくはLSDでじっくり心拍を鍛えようかなと思う。


走行日:2005/01/18
出発:22:03 帰宅:23:35
走行距離:36.7km
走行時間:1h 22m 58s
平均速度:26.9km/h
最高速度:50.7km/h
上昇距離:345m
平均ケイデンス:98rpm
温度(最低/平均/最高):5℃/7℃/17℃
積算距離:8222km(ロード)
カロリー消費量:724kcal
身長/体重:178cm/56kg
体脂肪率:11%

2005年01月17日(月)_
地蔵峠


サイスポ(CYCLE SPORTS:八重州出版)に「アタック21」というコーナーがある。標高差1000mのヒルクライムコースを紹介していくコーナーで、全部で21コースあるからアタック21らしい。サイスポ2005年1月号(2004年12月20日発売)の紹介コースは「地蔵峠」だった。

地蔵峠と言えば、おれが去年の夏休みのツーリング初日で上った峠だ。サイスポには「平均勾配8.8%、指定コース中最もきついコース」と載っていた。確かに、あそこはきつかった。

ルートを考えていたときは、まさかそんなにきつい峠だとは思っていなかった。が、上りの距離と標高差から、「けっこうきついかもな」くらいは思っていた。実際に上ってみると、荷物なしでもきつい勾配がどこまでも続いていた。

重いキャリアとサイドバッグ2個、輪行袋など、旅装備で重量増のロードでは、最低ギアの39x27Tを使ってもいっぱいいっぱいで、これ以上ギアを上げる事ができなかった。

おまけに、S720iが最高気温42℃を記録するほどの猛暑の中、全くと言っていいほど日陰がない道を、ひたすら照り焼き状態で上っていったのだ。水分と体力の消耗は激しかった。

坂はきついし暑さは滅入るほどだけど、地蔵峠の上りは晴天に恵まれ、上るほどに見晴らしがよくなっていく素晴らしい景色が、ずいぶんと疲れを和らげてくれた。夏の立体感ある雲と、真っ青な空。いかにも「夏!」という感じだった。

ROOM SUNAのランレポには書き忘れたが、アタック21の記事を読んで、「そう言えば道にたくさん地蔵があったな」と思い出した。最初は珍しいので全部写真を撮っていこうかなとか思ったが、なんと100mごとに1体建っていて、100体近くあった。結局1体も撮らなかったんだけど。

去年夏のツーリング中で走った道で、もう一つアタック21の指定コースに含まれている道があった。それは赤城山を上るコース。おれの場合は北側から上って南に下ったが、この南側の道を上るコースが指定コースで、以前のサイスポのアタック21に紹介されていた。

赤城山を下っているときにすれ違ったローディ(荷物無し)は、もしかしたらアタック21に挑戦中、もしくはトレーニング中だったのかもしれない。地蔵峠も赤城山も再び上ることは当分ないだろうけど、機会があったらまた上ってみたいものだ。

標高差1000m級の上りは、長野や群馬には多くあるが、神奈川には舗装路では皆無。豊富なヒルクライムコースがあるという点で、長野や群馬が羨ましい。しかし、神奈川には神奈川のよさがある。海も山もほどよくあり、冬でも走れる、などなど色々。

ただ、地元は走り尽くしてしまってけっこう飽きているので、もっといろんな所へ走りに行きたい。今年の夏休みは、またどこか行った事のない土地へ走りに行きたい。
2005年01月16日(日)_
同期のロードが納車


会社の同期のロードが、ついに納車。LOOKの05年モデルで、KG461らしい。KG461といえば走り屋さんのフレームと同じだ(ずいぶん年度は離れているけど)。ニューアルテ装備の完成車で、いきなり10速だ。

注文は去年のうちにしていたが、年明けの三連休についに納車したらしい。メールで感想を聞いてみたら、「最高!」という内容の返事が返ってきた。これは同じ自転車乗りとしてとても嬉しい。

自分が初めてロードに乗ったときのことをメールに書いたのだが、やはり彼も同じような感じのようだ。想像以上に速くて驚いた事、慣れない前傾姿勢で首が痛い、シフトチェンジに戸惑う、立ちゴケが恐い、などなど、最初は誰もが通る道だ。

彼の家の近くには荒川があり、絶好の練習ルートとなるだろう。ロード乗りの仲間と一緒にさっそく荒川を走ったそうだ。安全に、そして長距離を走れる最適なCRを毎週走ることで、すぐにロードに慣れていくことだろう。

彼にはロードを購入するに当たって様々な情報を収集したこと、納車するまでの間にもメンテ本やカタログなどを購入し、知識を得ていること、回りにロード乗りの仲間がいること(みんなすごくロードにはまっている人たちらしい)など、今は初心者でも、すぐに上達するような要素がたくさんある。

彼がもう少しロードに慣れてきたら、一緒に走ろうと約束した。今まで理解されることがなかった自転車だが、同期に同じ趣味の人が現れたのは本当に嬉しいことだ。

「早く走りたい、早く週末にならないかな」彼の気持ちがよくわかる。これは、おれが平日毎日思っていることだから。いや、仕事がつまらないわけではない。自転車が楽しすぎるのだ。
2005年01月13日(木)_
ロード初200kmラン -その5-


野比から再びR134で海沿いを走る。車が多くて渋滞していたが、路側帯をスイスイ走っていける。以前、サークルの仲間と走ったときの事を思い出しながら、三浦海岸沿いを進む。

三浦海岸交差点から道が三つに分かれている。真っ直ぐ進めば県道215号で三浦半島の先の方まで回れるが、なんとなくそのままR134を進む事にした。疲れていた事もあるけど、あまりよく考えずに走っていたというのもあった。


内陸に入ると上り坂が始まり、疲れている足にはそれなりにきつい。坂を登り切ると、辺りは畑に囲まれていた。この辺りの景色も懐かしい。ずいぶん久しぶりにこの道を走った。

補食のスニッカーズを少しずつ口に入れてエネルギーを補給しつつ、走って行く。しばらく走ると県道との合流地点である引橋交差点にやってきた。半島を回ればけっこう時間がかかったと思うが、ショートカットしたのでずいぶん早くやって来ることができた。


R134を北上し、三崎口駅前を通る。この辺りもずいぶんと久しぶりに通る。坂を上っていると、コンビニで休憩中のおじさんローディ3人のうちの一人が会釈してくれた。大した坂でもないのに、足が重たい。

自衛隊の敷地の脇を通る辺りでは、強い向かい風が追い打ちをかける。全然前に進まない。下ハンドルを持って少しでも空気抵抗を減らして走るが、とにかく足が重たかった。横須賀の辺りで追い風で楽した分のツケが回ってきたか。


200kmとか300kmとか長距離をひたすら走っているとき、大抵途中で足が重くなってきて、ダルダルな感じになる。でも、それでもさらに走り続けていると、ある境界を越えて足が楽に感じる事がある。

マンガ『シャカリキ!』で出てきた「セカンドウィング」に似たような感覚なので、自分の中でもそう呼んでいる。今までもこれが起こっていたので、今日もそれに期待する。早く足が楽にならないかな、セカンドウィングはまだか、そんなことを思いながら走って行った。


海には大きな雲が広がっていたが、雲の中から太陽が光を放ち、印象的な光景だった。空一面が雲に覆われていたらこんな光景は見る事ができなかっただろう。自転車を止めて、しばらく眺めていたり写真を撮ったりした。

数時間前に休憩した渚橋交差点を通過。逗子海岸を走っていると、車に乗っているカップルが海の方を見ていた。おれもつられて見てみると、雲にできた小さな隙間から太陽の光が溢れて、幻想的な光景が広がっていた。

思わず写真を撮ろうかと思ったが、まぁ後でもいいかな…と思って走り続けた。でも、少し走ってやっぱり今撮らないと後悔するような気がして、止まって写真を撮った。すると、少ししたら雲の隙間は埋まってしまい、太陽の光は雲の中に消えてしまった。写真を撮っておいてよかった。


辺りは夕暮れ色に染まってきて、いよいよ一番綺麗な景色が広がる時間が近づいてきた。こうなってくると、稲村ヶ崎からの眺めを見逃すわけにはいかない。日没が迫ってきているので、ペースを上げて稲村ヶ崎を目指した。

ここで邪魔者が出現。20km/h以下でノロノロ走る原付。車は渋滞しているので抜く事もできず、ロードなら軽くすり抜けられるような所も幾度となく止まるので、平均速度も落ちるし、とにかくあまりの遅さにイライラした。

由比ヶ浜を過ぎて稲村ヶ崎に到着すると、太陽は大きな雲に隠れていた。もう辺り一面、雲に覆われている。しかし、雲の端から太陽の光線がのび、それが江ノ島を照らしていた。その光景が幻想的で素晴らしかった。


しばらくその光景を眺めた後、テールライトを点けてから再びR134を江ノ島方面へ走り出した。しかし、この夕暮れの海の景色があまりにもきれいだったため、歩道に入って止まり、写真を撮ったり眺めたりしていた。

すると、雲の端から太陽が顔を出し、急に辺りが明るくなった。サングラスをしていても眩しいほどの西日。沈みゆく太陽が海に一本の光の筋をつくる。空も海も砂浜も、そこに見えるすべての景色が感動的だった。

しばらく素晴らしい光景に黄昏れていたが、太陽が沈むと再び走り出す。腰越海岸で江ノ島の向こうに沈む太陽が見えた。この光景も素晴らしく、またもや少し眺めていた。太陽が沈みゆく光景は、いつ見ても美しい。


江ノ島の手前で右折し、R134からR467へ。少し走ったところにあるセブンで補給休憩した。太陽が沈んだ後は急激に気温が下がる。凍えながらホットコーヒーを飲んだ。サングラスのレンズをクリアレンズに交換し、前のライトも点けて出発した。

寒さに凍えながら藤沢の街中を走り、藤沢橋から境川CRへ。真っ暗でほとんど何も見えないが、これも3回目ともなると慣れたものだ。よく目をこらして気をつけながら走って行けば問題ない。


しばらく暗闇のサイクリングロードを走っていると、前に赤い光が複数見えた。けっこうな速度で移動していて、なかなか追いつかない。原付かとも思ったが、音がしないのでやはり自転車だろうか。

ようやく追いつくと、それはローディ3人組みだった。彼らも同じように、一日のツーリングを終えてナイトラン中なのだろう。後ろに付くにはちょっと遅かったので、挨拶をして抜く。

しかし、強い向かい風が吹いていて、かなり押さえつけられる。しかし抜いたからにはそれなりに速度を上げて突っ走りたい。猛烈な風の中、TT状態で走って行った。きつかったけど、これはこれでおもしろかった。

しばらくして後ろを振り返ると、遙か後ろに白いLEDの光が見えた。ずいぶんと引き離したようだ。真っ暗な道を、強い風の中、ただ一人、ひたすら走って行く。そんな状況も、けっこう好きだったりする。境川CRを走っているときにセカンドウィングがやってきて、足が楽に感じてきた。


走行距離は190kmを越え、いよいよ200kmが見えてきた。しかし、このまま家に帰ったら195km止まりだった。どうせなら200km走りたいなぁと思ったので、真っ直ぐには家に帰らず、周辺を適当に走って距離を伸ばす事にした。

境川CRを離れると、R467に出る。車道を走るのはかったるかったので、自転車通行可の広い歩道をまったりと走って行った。桜ヶ丘からは車道に移り、横道に曲がって小田急線を渡った。普段は通らない裏道を走って厚木街道に出ると、家とは逆方向へ走っていった。

厚木飛行場の北側の道を走っていると、何か白いものが降ってきた。サラサラしている。雪だった。確かにすごく寒かったけど、天気予報では一日中晴れだったので、これには驚いた。

雪の舞う中を走って行き、隣駅の相模大塚で右折。走るルートはその場でどんどん適当に決めていった。R246に出るとR246を東京方面へ。側道になると適当なところで曲がってR246を陸橋で渡った。


この辺りの道は、かすかに記憶にあった。それは、小学生のときに自転車でいろんなところに走りに行っていたときに何度か走った事がことがある道だった。真っ暗で景色はないけど、よくわかった。すごく懐かしかった。

真っ暗な懐かしの道を走って行くと、小学生のときよく遊んだ友達の家の近くを通り、そして母校(小学校)の裏に出た。この道は、10年以上通った事がなかったのではないだろうか。

小学校の前の交差点で信号に止まると、小学校のときによく行った駄菓子屋があった場所を眺めた。もうずいぶん前になくなって、今では家が建っている。その他にも、通学路沿いの家や店のいくつかは姿が変わっている。この10年以上の間に、ずいぶんと変わったようだ。時の流れを感じる。

もう家のだいぶ近くまでやってきているけど、まだ微妙な距離だったので周辺を走り続けることにした。適当に思いつきで走っていたら、小学生のときに引地台公園まで行くときによく通った裏道を走っていた。

適当に走っているつもりが、小学生のときによく走った道や友達の家の近く、小学校の横など、なぜか小学生のときの思い出の地をめぐるようなルートになっていた。小田原や三浦半島など、ずいぶん遠くを200km近くも走ってきて、最後が地元のこんな道を巡るルートというのがおもしろかった。原点に帰ってきたということだろうか。

19時過ぎに、ようやく帰宅。走っているときは「まだまだ走れる。このまま300kmだって行けそうだ」という感じだったけど、緊張の糸が切れたのか、急に疲れがドッと出てきた。やはり睡眠時間3時間での200kmランは相当過酷だったようだ。


今回のランは、ロードで初めて200kmという長距離を走り、朝から日が暮れた後まで、正に1日中走り続けて、非常に走り応えがあった。気持ちのいい快晴、雲の中からの夕暮れ、最後は雪が降ったりと、様々な天候を味わう事ができたのも、長時間、長距離を走ったからこそ。

朝の海岸と白い富士山、夕暮れの海、沈みゆく太陽と江ノ島など、素晴らしい景色をたくさん見る事ができた。これも、同じ理由だろう。これほど内容の濃い1日を過ごしたのは久しぶりだ。

冬の日照時間が短い時期に200kmを走り、最後はまだ余裕があったので、夏には300km行けそうな感じがした。今の力を維持、もしくはもっと鍛えていけば、だけど。こんな素晴らしい天気に恵まれた連休には、毎回思いっきり走りたいものだ。


走行日:2005/01/09
出発:7:41 帰宅:19:02
走行距離:205.9km
走行時間:8h 36m 30s
平均速度:24.1km/h
最高速度:46.1km/h
上昇距離:860m
平均ケイデンス:99rpm
温度(最低/平均/最高):1℃/8℃/-
積算距離:8185km(ロード)
カロリー消費量:2634kcal
身長/体重:178cm/54.8kg
体脂肪率:11.5%

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