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スナの自由気ままな画像付き日記
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2004年11月25日(木)_
秋の奥多摩ラン -その3


その2の続き

R139で山梨県小菅村に入り、去年の奥多摩ランのときに休憩した辺りで休憩した。この辺まで来ると、車も少なくてプライベートな感じがしていい。遅めの昼食として、おにぎりを2個食べた。

奥多摩湖からしばらくの区間は、「これぞ秋の奥多摩」という感じの黄色く色づいた山々がどこまでも続いていた。その景色を眺めながら、幸せな気分で走っていくことができた。

自転車で自分の力のみで走ってきた充実感や季節を感じること、雑踏の世界から抜け出して非日常の世界を満喫していること、家から遠く離れた場所を走っている冒険心、純粋に体を動かしている爽快感など、様々な思いを同時に感じ、とても幸せな気分になる。

当初は、この先は松姫峠を上るつもりだったが、思わぬ原因から鶴峠へルートを変更した。このまま松姫峠経由で帰ると、帰宅する前にS720iのメモリーがオーバーして、最後まで記録をとることができなくなることがわかったからという、ちょっと間抜けな理由。

S720iのデータ記録頻度は、5秒、15秒、60秒というサンプリングレートを選べる。5秒だと記録は細かいけど、その分記録できる時間が短く、60秒だとおおざっぱに記録する分、長く記録できるという具合だ。

サンプリングレート5秒だと、スピード、HR、ケイデンス、高度を同時に記録する場合、8時間数十分記録できる。松姫峠経由だと余裕で9時間を超える。途中で計測が途切れるほど悲しいものはない。「ピー」という悲しいビープ音がして、PCにダウンロードしても、途中までしかないデータが記録されるのだ。

本来、走るのが一番の目的で、その際のデータなどは二の次。データのためにルートを変更するのは本末転倒という感じもするけど、今回は絶対松姫峠というわけでもなく、鶴峠と迷っていた。まぁ、こんなきっかけで柔軟にルートを変更していくのもアリかなと思った。

普段のツーリングでは170km以上走ることは滅多にないので、サンプリングレート5秒でも充分だった。今回、久しぶりに長距離を走ったので、記録できる容量のことをうっかり忘れていた。次回からは、ロングランの際は15秒に変更してから走りに出かけようと思う。

去年の夏にグループで走ったコースを、懐かしさを感じながら走って行く。上りが始まり、記憶よりきつい上りが足にくる。あのときは青梅経由で走ったから、緩やかな上りを上ってここまでやってきた。今回は風張峠経由なので、あのときより疲労が溜まっているのだろう。

一旦標高800m程まで上り、100mも下る。これからまた上るのにもったいね〜という感じだ。下りきると、いよいよ鶴峠への上りが始まる。最初は下りの勢いで上りに差し掛かりたいところだが、遅い車にジャマされて勢いはすっかり殺されてしまった。

奥多摩湖側から上る場合、鶴峠はアップする距離はそれほどでもないけど、勾配がきつい。最初の直線の上りは見ただけで気が滅入るし、その後のつづら折れも10%以上の勾配が続き、39X27Tでもケイデンスは40くらいまで落ち、速度も10km/h以下と、今にも止まりそうな速度になることもあった。

去年は数年ぶりに上った事もあり、記憶がかなりおぼろげだった。なのでもっと上りが続くと思っていたら峠に到着した。今回は、それほど長くないことがわかっている。このきつさも、あのカーブを曲がるまでと思うと、なんとか乗り切れそうだ。

しかし、この考えが徒となった。記憶から、「あのカーブが最後だ。よし、あそこまでがんばろう」と思いながら激坂のカーブを上っていった。しかし、そのカーブを曲がると、まだまだ上りが続いているのが見えた。

もう終わりだと思っていたので、ドッと疲れが出て、気が滅入った。坂を上りながら、いろんな事を考えた。きつい坂を上っているとき、肉体の限界に挑戦しているときにこそ、不思議なくらいいろんな事を一気に考えることができる。

ヘロヘロになりながら鶴峠に到着。自転車を立てかけ、道路脇の溝に座り込んだ。ここからは上野原まで長い下りが待っている。途中に上りもいくつかあるが、基本的には下りだ。

鶴峠コースに変更したが、S720iのメモリー容量オーバーの危険は、未だに去っていなかった。これからそこそこのペースで走り続けてギリギリ間に合うくらいだ。本当はもうちょっと余裕があったけど、途中で何が起こるかわからないので、余裕を持って走りきりたい。

ツールのTT、もしくは集団から逃げている選手のように、アドレナリンを大放出しながら下りでガンガンペダルを回し、突っ走っていった。きついカーブがいくつもあるので気をつけていたが、見通しのいい区間ではとにかく全開で下った。

R20まで下ると、相模湖手前のセブンで休憩。ここで一息ついてから、残りの40kmほどをノンストップで走り抜いた。最後のR16では、ここまで相当足に疲労が溜まっているはずなのに、飛ばせる区間は35km/hでガンガン走って行けた。

150km以上走ったのは、今年の4月以来なので約半年ぶり。睡眠不足が続いていたところを無理矢理走ったので、それもきつかった。でも、走り出してしまえばけっこうなんとかなるものだ。

久々に長い距離を走り、まともな峠も2つ越え、睡眠不足と走った疲労でクタクタになったが、秋の奥多摩を気持ちよく走ることができたし、何より朝から長い距離を走り続けた充実感でいっぱいだ。


データ:
出発:7:28 帰宅:17:25
走行距離:176.3km
走行時間:7h 41m 35s
平均速度:23.1km/h
最高速度:58.0km/h
上昇距離:2220m
平均ケイデンス:89rpm
温度(最低/平均/最高):10℃/13℃/27℃
積算距離:7358km(ロード)
カロリー消費量:3342kcal
身長/体重:178cm/54.4kg
体脂肪率:9.5%

2004年11月24日(水)_
秋の奥多摩ラン -その2


その1の続き

檜原街道からは、緩やかながら上り基調。最初だけは緩い下りもあり、反対側(つまり向こうからは上り)からまるで下っているかのようなスピードで走ってきたローディが印象的だった。

景色を楽しみながらそれなりのペースで走って行くと、4人組みMTBをパス。檜原村役場の先のT字路を左折し、南秋川沿いの檜原街道を走っていく。ここからはさらに自然が濃くなり、秋を感じる木々に囲まれた道が続く。

前方にローディ2人組みが見えてきた。向こうは微妙にこちらより遅かったので追いついてしまったが、こっちは写真を撮ったりするために止まるかもしれないので、抜く気にはならなかった。しかし後ろを走るいは遅い。微妙な感じだった。

少し間を開けて走っていたら、ちょうど写真を撮りたいと思うような景色があったので、立ち止まって写真を撮った。これで前との間がちょっと開いた。再び走り出す。

色づいた木々の間に曲がりくねった道が続く、いい感じのシーンがあったので、再び立ち止まる。写真を撮っていると、後ろからすさまじいスピードでナルシマジャージのローディが追い抜かしていった。

カメラをしまって走り出す。左を向いて川や山の景色を眺めていると、反対側に何かが駆け抜ける気配が。振り向くと、ナルシマの集団10人ほどが通過していった。

40km/hは出ていただろう。すごいスピードでローテーションをしながら二列の隊列を組んで列車は進んでいった。この道は彼らのトレーニングコースの一つみたいだ。最初の1人はこの集団からアタックをかけていたのだろうか。かなり心拍上がっていたみたいだし。

こちらはツーリングなのでマイペースで走っているが、やはりどうしても影響を受けてしまい、ちょっとペースが上がった。するとまた後ろからナルシマジャージが一人抜いていった。集団からちぎれたのだろうか。

その人も速かったので、当然ながら付いていく事はできなかった。チラチラとこちらを振り返っていたので、もしおれが走れる人なら先頭交代しながら集団に追いつきたかったのだろうか。

ナルシマのローディ達に刺激を受けてペースを上げて走っていると、先ほどの2人組みローディに追いついてしまった。やはり微妙な速度だったので、今回は軽く挨拶して抜く事にした。

甲武トンネルへの交差点を直進し、風張峠方面へ。ここからの道はすごく久しぶりだ。2年前の冬に雪の積もる山道をMTBで走った(担ぎもあり)ときは、風張峠の駐車場から下ってきたので、こちらから上るのはなんと4年ぶり。

風張峠の記憶はけっこう残っていたが、先ほどの交差点から峠までの区間はほとんど記憶になかった。ここが予想以上にきつかった。「こんなきつい坂だったっけ?」とか思いながら坂を上っていった。

ここで、冬装備の格好で来た事を後悔した。もう昼時で、気温も上がり、そして坂を上っているので体温も上がる。暑くて汗だくになり、大変だった。こんな厚着をする必要もなかったし、ウインドブレークタイツはペダリングにやや支障がある。今日はまだ秋装備で来るべきだったなぁと思った。

所々記憶の残っている風景を通り過ぎ、予想以上に勾配があった坂を進んでいくと、ついに風張峠の麓にやって来た。この、上る前からこれから上るであろう道が山肌を縫うように続くのが見える景色、懐かしい…。

最初にここに来たときは、これを見ただけで一瞬ひるんだが、次の瞬間に「よ〜し、上ってやろうじゃん」と気合いを入れ直したものだ。あれから数え切れないほど様々な峠や山を上り、さらなるツーリングの経験を積んだ今となっては、もう恐れるほどの峠ではなくなっている。

上りに慣れると、上りを楽しむ余裕ができる。確かに上りは苦しいけど、上りながら周りの景色を楽しむ余裕がある。4年前は、とにかく一心不乱に上っていき、あまり周りの景色を見る余裕がなかった。今は、奥多摩の山々に囲まれた素晴らしい景色と気持ちのいい青空を眺めながら、上りを楽しんでいる。

山肌に沿って高度を上げていき、見える景色がどんどんよくなっていく。思っていたより車やバイクの交通量も少なく、快適に走って行けた。しばらくして、都民の森に到着。4年前より距離が短く感じた。

都民の森で一息ついてから、再び上りだした。さらに高度を上げ、いくつものカーブを曲がっていく。しばらく上ると、景色が開けているカーブにさしかかった。

深い山々に囲まれた景色が、素晴らしかった。東京の街から数十キロ走っただけで、こんなに自然に囲まれた場所にやって来る事ができるのだ。ここも、れっきとした「東京都」だ。

さらに上っていくと、緩いアップダウンがあり、そして風張峠の駐車場にやってきた。ここからは奥多摩湖まで快適な下りが続く。日陰になって、下りの冷たい風もあったが、冬装備のおかげで寒さを感じることはなかった。

下りの途中で見える景色も、深い山々に囲まれた素晴らしいものだった。あまりに気持ちのいい景色が広がっている場所があったので、ブレーキをかけて止まって写真を撮った。

景色だけ撮ったり、パノラマ合成用にスライドしながら撮ったり、ロードが絵になったので奥多摩をバックにロードを撮ったり、ロードをアップで撮ったり、道ばたで1人撮影会状態だった。

それまでさんざん上ってきた分、下りは快適……のはずだったけど、後半はおじいさんの運転する遅い車につっかかり、結局、最後までそのセーフティーカーの後ろをブレーキをかけながら下ることになった。

エメラルドグリーンの奥多摩湖まで下ってきた。三頭橋を渡るとき、反対側からツーリング中らしき男女7人ほどとすれ違った。今日は天気もいいし、気温も快適だし、ツーリングに最適。皆、秋の奥多摩を楽しみに来たのだろう。

三頭橋を渡ると左折し、R139を小菅方面へ。ここまで約90km。今回のツーリングも後半に突入。ここまでけっこういいペースで走ってきた上に峠を越えたので、それなりに疲労が溜まっている。でも、まだまだ走る気力は有り余っている。

続く


データ:
出発:7:28 帰宅:17:25
走行距離:176.3km
走行時間:7h 41m 35s
平均速度:23.1km/h
最高速度:58.0km/h
上昇距離:2220m
平均ケイデンス:89rpm
積算距離:7358km(ロード)
カロリー消費量:3342kcal
身長/体重:178cm/54.4kg
体脂肪率:9.5%

2004年11月23日(火)_
秋の奥多摩ラン -その1


よく晴れた秋の空の下、奥多摩へ走りに行った。紅葉のピークではなかったが、秋を感じる景色が広がっていた。久しぶりにまともな峠を含むロングライドとなり、疲れたけど充実したランとなった。

ここ最近、日頃の睡眠不足を理由に休日は昼過ぎまで寝ていたりして、長距離のツーリングをしていなかった。午後からだと長くても100kmくらいしか走れないので、行動範囲も狭いし、すぐ日が沈んでしまう。だから湘南を走って終わりとか、そんなのばかりだった。

そんな感じで以前の自分からしたら「ぬるい」ランばかりだったので、「思いっきり走る」という欲求が溜まっていた。確かに睡眠は大事だ。しかし、このままではいつまで経っても朝から走れない。ここは一つ、学生時代のように、4時間睡眠でも気合いで無理矢理起きて、とにかく走り出すことにした。

コースは自宅→R16→八王子→秋川街道→武蔵五日市→檜原街道→奥多摩周遊道路→風張峠→奥多摩湖→R139→小菅→県道18号→鶴峠→上野原→R20→相模湖→R413→橋本→R16→自宅、という感じ。コースとしては何度か走った事がある道で新鮮味はあまりないけど、久しぶりなので楽しめる。

朝、午前6時にアラームで起きるが、やはり睡眠不足が続いているので二度寝の誘惑に負けそうになったが、気合いでなんとか起きた。寒い。これは防寒対策をしっかりしておかないといけないと思い、冬装備のウエアで出発することにした。

下はウインドブレークタイツ、上は長袖インナーにナイロンベスト、そして長袖ジャージ。ついこの前までレーパンレージャーにアーム&レッグウォーマー+ベストという秋装備だったので、この冬装備は久しぶりだ。

7時半頃出発。気持ちのいい青空が広がり、気分がいい。R16を北上するが、やはりペダリングが不安定。今日は長い距離を走るので、帰ってくるまでにある程度安定したペダリングにできたらいいなぁと思いつつ、走って行った。

R16は平坦なので、ほどよいペースで走って行く。御殿峠をなんなく越えて八王子、R20を少し進んでから右折して秋川街道へ。この道は久しぶりだ。すぐに浅川に架かる荻原橋にやって来た。

この橋では、毎回立ち止まって橋からの景色を眺めたり写真を撮ったりしている。よく晴れた空の下、川上方面には奥多摩方面の山々が横一面に広がっている。

そんな景色を眺めていたら、川沿いにサイクリングロードのような小道が続いているのに気付いた。ローディ2人組みが先ほど走って行ったのでちょっと気になり、地図で確認してみた。

すると、この道を走って1本先の橋を渡り、小道をつないで秋川街道へ出れる事がわかった。それならと、さっそく川沿いの道へ。初めて走る道になると、とたんに冒険のような感覚になり、ワクワクしてくる。

数百メートル走ると八王子市役所の前の鶴巻橋で秋川を渡った。この道を真っ直ぐ進めば秋川街道だけど、それではつまらないので川沿いの小道へ。その後適当な所で曲がると、よく整備された住宅街になった。

知らない街を走るのはおもしろい。ここにはここに住んでいる人たちの日常があるけど、自分にとっては初めて見る風景だ。広い道は突き当たりで細い小道になり、適当に進んでいくと、秋川街道の途中に出た。今までまったく知らなかった横道から出てきたので、ちょっとおもしろかった。

毎回休憩するセブンで休憩し、その先は小峰トンネルではなく、手前で曲がって綱代トンネルへ。この先の山田大橋は高いところを走ることもあって景色がいいので気に入っている。秋川を渡り、五日市街道へ出た。

五日市街道を西へ走り、武蔵五日市駅へ。駅前には大勢の自転車乗りがいた。このときちょうど10時前くらいだったから、10時に駅前で待ち合わせて、これからみんなで走りに行くのだろうと思った。

駅前の交差点を左折して檜原街道を進む。最後のセブンを通過すると、この先コンビニがなくなる。そこからは背の高い木々の間を通ったり、山がグッと近づき、いかにも自然の中を走っている感じがしてくる。

続く


データ:
出発:7:28 帰宅:17:25
走行距離:176.3km
走行時間:7h 41m 35s
平均速度:23.1km/h
最高速度:58.0km/h
上昇距離:2220m
平均ケイデンス:89rpm
積算距離:7358km(ロード)
カロリー消費量:3342kcal
身長/体重:178cm/54.4kg
体脂肪率:9.5%

2004年11月21日(日)_
東京国際自転車展 -その2


ベンチで休んで一息ついた後、再びブースを歩き回った。MAVICブースでは、2005モデルのホイールが壁一面に固定されてあって、自由に回せるようになっていた。

コスミックカーボンが思ったより軽く回転するのに驚いた。エアロ効果もあるそうだし、速そうだなぁ。普段は触る機会のないディスクホイールも回したり細部を観察できた。TTでよく使われるホイールだけど、ほんとにスピードに乗ったらどこまでも走り続けそうな感じだった。

特徴のあるシルエットのロードBHブースでは、FSAの新型クランクが展示されていた。おれが今一番気になっているカーボンコンパクトドライブの『SL-K Compact MegaExo』もあって、魅入るように観察してしまった。

いいな〜欲しいな〜値段は……6万5千円? やはりいいものは高いのであった。でも、このクランクは期待度が高いので、問題は入手困難な点だろう。コスペアみたいに入荷数ヶ月待ちとかなんだろうなぁ。

GIANTブースは、T-Mobileモデルを大々的にアピール。ウルリッヒが今年のツールで乗っていたモデルが置いてあったので、ちょっと持ち上げてみた。まるで発泡スチロールを持ち上げたかのような軽さだった。

実は、大学時代に染みついてしまったイメージで、GIANTというメーカーはあまり好きではない。安いから学生にはお勧めではあるのだが、自分が買う事はまずないだろうという感じで。

でも、「これは欲しいかも」と思うモデルが展示してあった。TCRコンポジットというモデルで、デザインもいいし、SL-K Compact MegaExoも装備しているし、ホイールはキシリSLでニューアルテのコンポで、完成車40万。フレームもカーボンでいいやつだし、これはかなりお買い得だ。これから買う人で予算があうなら選択肢にいれてもいいと思う。

シマノブースにはニューモデルのホイールなどが展示してあった。ブースの中央にはランスの実車が展示してあり、ランスがガッツポーズをしているポスターを無料配布!! もちろんいただいた。

MTBのデュアルコントロールレバーを体験できるコーナーがあったので、実際に触ってみた。今まで雑誌の記事を読んだ事しかなかったので、初体験。手を動かさずにシフトチェンジができる点は、革新的。ただ、フロントのギアチェンジにはかなり力がいるので、疲れているときには負担が大きいかも。

デュアルコントロールレバーは確かに利点もあって魅力的だけど、個人的には従来のブレーキレバー&シフトレバーがいいな。構造がわかりやすいし、ツーリング先でも修理しやすそう。(2002年のロングツーリングではこれがメカトラブルでまいった)

コルナゴブースではコルナゴ氏が必死にサインをしていて、サイン待ちの列ができていた。そういえば、休憩する前にピナレロブースではペタッキのサイン待ちの長蛇の列ができていたなぁ。

いろんなブースを歩き回っていると、またおもしろそうな物を発見。ロードがローラー台に固定されているところまでは普通なんだけど、その前に大きなディスプレイが備え付けられていて、近くにPCまであった。

ローラー台がPCと接続されていて、PCとモニタも接続されている模様。モニタにはどこかの街(外国だった)の道が映されていて、走るとその分だけ映像が進み、あたかも実際に走っているような感覚でローラートレーニングができるというもの。

実は、以前からこんなシステムがあったらおもしろそうだろうなぁと思っていたのだが、それが実現されていた。画面右側には勾配やパワー、スピードなどが表示されていて、HRモニターも使えばHRも出るらしい。画面下にはコース図と現在位置も表示されていた。

実際に体験している様子を見ていたら、上りになると負荷がかかってペダルが重くなったとか、ゆっくり走っていると他のローディに抜かされ、「あ、こいつ!」とか言って抜き返したり、車も横を走っていたりして、かなりリアル。

おもしろそうなので、実際に体験してみた。セットされているロードはピナレロで、コンポがカンパだったために最初はエルゴレバーの操作に戸惑った。前の人が坂の途中で止めたので、いきなり上り。

最初は6%ほどだった勾配が10%に変化すると、とたんにペダルが重くなった。走った分だけ流れていく景色、路面の変化と、とてもリアルで純粋におもしろいと感じた。これなら単調なローラー台トレーニングも楽しめるのではないかと思う。(うちはおける環境がないからやったことないけど)

夜になっても寒くないような格好で走っていたので、当然ながら次第に暑くなってきて汗だくに。先ほどのママチャリアタックの影響もあるが、坂をひたすら上っていた(のと同じ)ので、かなり疲れて、坂の途中でロードを降りた。

忍者麺が次にロードに跨り、続きを走り出した。おれはそれを見ながら、シャツやフリースを脱いだ。Tシャツ1枚になってもまだ汗がダラダラ出てきて、とにかくしばらく一人だけ真夏のような感覚だった。

上り頂上まであと少しだったので、忍者麺は頂上に到達。画面には、街並みが見渡せる高い場所を走る道が映し出され、本当に峠を上りきったかのようだった。その後の下りでは、実際にペダルが軽くなったそうな。

話を聞くと、発売は来年で、ローラー台やソフトなど一式で13万円くらいだとか。さすがに誰でも飛びつける値段ではないが、もしおれがこのシステムをおける環境にあったら買ってもいいかなと思ってしまった。宝くじで3億円当たらない限り無理っぽいけど…。

このシステムを体験して、勝手に理想のシステムを考えたりした。まずコースをダウンロードして、様々なコースを楽しめる。さらに言えば、FFなどのようにある一定の「エリア」を提供され、自由に道を選んで走れるといい。

実際にハンドルを切るのは難しいから、手元のリモコンで道を決定させる。「今日は横浜エリアで、MM21を通って、後半は元町の坂を上るルートを走ろう」とか。

これに通信機能を搭載して、ネットを通じて仲間と一緒に走ったりしてもおもしろそうだし、バーチャルな世界を活かして、好みのコース(エリア)を作って公開するのも楽しそうだ。ひたすら坂ばかりの街とか、迷路のような街とか、世界遺産を巡るコースとか、絶景続きのコースとか、空に続く道とか、想像は尽きない。

これだけオンラインでバーチャルな世界を冒険する系のネットゲームが普及している時代なので、恐らく作ろうと思えば作る事は可能なのだと思う。あ〜、こんなシステムを作るプロジェクトがあったら是非とも参加してみたい。

2人ともこのローラー台を終えた後は、もうクタクタでまともに歩けないほどになっていた。おれがベンチで休もうと忍者麺に言うと、彼はベンチまで歩けないと言って通路の脇に座り込んでしまった。それほどきつかったのは確かだ。

一息ついてからベンチまで歩いて休んでいると、中央のイベントステージが騒がしくなってきた。ペタッキのトークショーが始まったらしい。これはまたとないチャンスなので、見に行った。

一応簡単に解説しておくと、アレッサンドロ・ペタッキはイタリアの強豪チーム「ファッサ・ボルトロ」のスプリンターで、今年ジロで史上最多の区間9勝、去年もジロ・ツール・ヴェルタで暴れ回った。たぶん、今年最も注目を浴びたスプリンターだったと思う。

そんな世界のスーパースターを生で見るチャンスは、日本にいる限りめったにない。ペタッキと彼が乗るロードのブランド(ピナレロ)の代表F・ピナレロ氏、ファッサのマッサー(チーム専属マッサージャー)の中野さんがステージに現れ、中野さんが通訳をしていた。

ペタッキは終始物静かで、ちょっと気むずかしそうに見えた。なんか司会の人が空振りというか暴走していた。まぁとにかくペタッキを生で見れたので、とりあえず満足。

サイクルショーは今年初めてだったけど、色々と楽しめたので全体的には満足だった。2つのローラー台系イベントでクタクタになったのも、いい思い出だ。来年も、予定が合えば足を運びたいなぁ。
2004年11月20日(土)_
東京国際自転車展 -その1


東京国際自転車展に行ってきた。サイクルショーは初めてだったけど、色々と情報収集ができ、また印象的な体験ができて、くたくたになったけど、かなり満足だった。

忍者麺とビックサイトで待ち合わせて、一緒に各ブースを回った。まずは野外の即売会エリアへ。サガサイが一番大きな面積で店を出していたのには驚いた。

いくつかの店が様々な物を売っていたけど、今ここで買わなきゃというものはほとんどなく、結局買ったものはチェーンカッターのみ。忍者麺はキシエリを買おうか本気で悩んでいた(結局買わなかったけど)。

その後、室内に戻って色々歩いて回った。アンカーブースには鈴木雷太の実車MTBが展示してあった。さすが純XC使用のMTBはカッコイイ。カタログやポストカードも配っていたので、しっかりもらっておいた。

ツール・ド・北海道のレース映像が放映されていたのでちょっと見たりしていたら、隣のメリダブースが騒がしくなってきた。MTBワールドカップXC優勝、アテネオリンピックXC金メダルのガンリタ・ダールが登場。

今まで自転車雑誌とかではよく写真で見た事があったけど、本物が数メートル先にいる。これはすごい。彼女が実際に駆った実車も前に展示されていた。貫禄があるというか、芯の強そうな人だった。

その後、大きな自転車の形をしたオブジェが目立つHodakaブースの近くを通った際、そこで何やらおもしろそうなイベントが開かれていたので、立ち寄ってみた。

それはメーター付きのママチャリをローラー台に固定して、1分間でどれだけ距離を走れるか(メーターの走行距離)にチャレンジするタイムアタック。おもしろそうなので、参加してみることにした。

並んでいる間、他の参加者の走りを見ていた。初心者が多く、皆最初はガンガンペダルをこげているけど、後半になるとスローモーションのように足が回らなくなっている。

うちらの少し前に並んでいた、サイクルジャージを着て走ってそうな男も、最初こそすごかったけど、やはり後半ばてていた。記録は500mとか600m台が多かった。自分はどれくらい行くのだろうかとワクワクしてくる。

自分たちの番が回ってきた。スタートと共に全開でペダルを回していった。ママチャリはロードのようなポジションがとれないので、なかなか難しい。30秒もすると、次第に足が重たくなってきた。

その後はみるみるうちに乳酸が足全体に広がっていき、それまで見てきた人たちのように、自分も足が回らなくなってきた。45秒のアナウンスを受けたときは、もう足がパンパンでやばいくらい。

「1分というのは、短いようで長いんですねぇ」と司会の女性が言っていたが、ほんとにその通りだった。残り5秒では、もう惰性で足を回しているだけで、踏み込む事もできなかった。

結果は、おれが650mで、忍者麺が750m。なんと100mも差を付けられてしまった。彼が勝つと思っていたが、まさかこれほどとは。沖縄帰りで調子もよかったのだろうか。

この結果を時速に直すと、650x60=39[km/h]、750x60=45[km/h]となり、おれは1分間39km/hで走り続け、忍者麺は45km/hで走り続けた事になる。しかし、さらなる強者がいて、実際には見なかったけど、ランキングには960mという記録が残っていた。

時速に直すと960x60=57.6[km/h]……ママチャリで1分間出せる速度じゃないんですけど……。もしかしてこの記録を出したのはペタッキか?(だとしたら納得できるんだけど)

このママチャリ1分間タイムアタックをした後、あまりに足にきたためにフラフラになってしまった。これはもうブースを歩き回るどころではない。一旦休むために中央の広場へ移動し、ベンチで休憩した。

続く
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