ぶらんこ
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2005年07月16日(土) ハゴロモ

夜になるのを待ってから、ぷーちゃんと一緒に散歩へ。
星がとっても綺麗な夜だ。
トウモロコシが黒く太く長い影となって空へ伸びている。
たぶん飼料用だろう。そういえば去年とは違った場所に植えられている。


この地へ越してきて、ちょうど一年が過ぎた。
思い起こせばいろんなことがあったなぁ・・・と、思う。

変わりたいとか、変わりたくないとか、自分が意識しようがしまいが、いろいろなことが変化していくものなんだな、と、思う。
それはすごいことだと思う。
それはとても神聖なことだと思えてくる。
どこかへちゃんと向かっている。
きっとすべてが良い方向へ。


半月が浮かんでいる。
こころも飛行機の中から見てるといいなぁ。。。と思う。


                   (でも見えないだろうな。。。
                    今頃はどのあたりを飛んでるんだろ?
                    ひとりで退屈してないかなぁ。
                    隣のひとが良いひとだといいな。
                    ぐっすりと眠れていますように。。。。)



2005年07月14日(木) 答え

『そなたの中には夜叉がいる』と、アシタカは言った。
なんて的を得た表現だろう、と思う。いつ聞いても、はっとさせられる。

すべてのひとの心の中に夜叉がいる。
夜叉。悪の芽。暴力。闇。。。。
それで良いのだと思う。というか、それが自然の姿なのだと思う。
それらは否定されるものではなく、ましてや排斥されるものでもない。


「じゃぁどうすれば良い?」
ひとはいつも『答え』を欲しがる。
どちらか一方を「よし」とし、もう一方を「悪しき」とする。
どちらかは「必要」で、他方は「不要」と。
そして、たぶん「待つ」ことを嫌う。

本当は誰もがその答えを知っている筈なのに。
でもそれはあまりにも単純で容易で、馬鹿げているように思えるの?
だから知らんふりしてる?
それとも、それが答えだとはもう思えなくなってしまった?




「いろんなことをはっきりと言うの、どぉ思う?」
この前、こころが聞いてきた。
「良いんじゃないの?」
わたしがそう答えると、彼女はしばし考えてからこう言い直した。
「いろんなことはっきり言うとき、どんな風にしたら良いと思う?」

ふむ。なかなか良い質問だ。。。
さて、どうしたら良いんだろうね?



2005年07月10日(日) ナンセンス

「すべてのことには意味がある」
と、イルカが言ったらしい。
確かにそうかもしれないなぁ。。。と、思う。

この言葉は、体力がやや回復しつつあるときに読んだ本のなかで見つけた。
「犬と話す」とかなんとかいうタイトルの本だったと思う。
身体が衰弱していると心まで弱っちくなってしまうものだが、この本を読んで、病気になったこと、しかもこんなにも重症になったこと、
なんかについてをちょこっと離れた(冷めた)視線で見ることが出来たみたい。
ま、たいした考察はしてないけどね。

すべてのことには意味がある。
そうだそうだ。そうかもしらん。

けど、だからこそわたしはナンセンスも求めたいのだ。きっと。







2005年06月29日(水) ターミナル

あなたはもうすぐ死にます。
そう言われたら、あなたはいったいどうするだろう。
あと3ヶ月、いや1ヶ月かもしれません。
もしもそう言われたら?


望むことをやりたい?
したいこと、なんでも。
でも、もしも身体の自由が奪われていたら?
ベッドの上でしか生きられないとしたら?

描きたいのに、筆を持つ手がなかったら?
歌いたいのに、声を出す喉がなかったら?
どこかへ行きたいのに、身体を起こすことさえも出来なかったら?


会いたいひとがいる?
打ち明けたい気持ちがある?
キスしたいひとがいる?
抱きしめたい?抱きしめられたい?
愛するひとと、愛を交わしたい?


あなたはもうすぐ死にます。
もしもそう言われたら、わたしは何をするだろう。
何をしたいだろう。


責める?
悲しむ?
あきらめる?
それでも何かを求める?
そんなわたしに、何をどうして欲しい?


たぶんわたしは


どんなわたしでも、ただ、そのまま受け止めて欲しいだろう。
どんなに醜くかろうが、かっこ悪かろうが。
そのままで、変わらんでいいよ。 そう言って欲しいだろう。
そうして、平和な心を取り戻したい。


どんなひとでも、そのひとなりの死の迎えかたがあるのだろう。
そのときどきを、そのまま、受け止められますように。



2005年06月26日(日) Lamb of God




 ちょい前、ぷーの毛を切りました。
 これまでお尻のあたりはスカートはいてたみたいだったのに、
 なんだかブルマ姿のまま立ってるよな。。。。
 見ちゃいけないものを見てるよな恥ずかしいよな
 そんな感じで笑えます。






朝から草取りをしたらフラフラして倒れそうになってしまった。
たぶん、熱射病。
水をごいごい飲んで縁側に寝っころがった。
陽射しがキラキラ光って眩しいくらい。
目を細めながら青空と薄い白い雲とを見ていたら、大きな黒い蝶がひらひらとやってきて、チェリーセージにとまった。
こころが大きな声で「見てみて!蝶!」と叫んだ。
ぷーはぶひぶひ言いながら飛び跳ねてた。
もみじの葉っぱがゆさゆさと風に揺れてた。
風が汗を冷やして心地よい。
動けないまま、あーもうすぐ夏だなぁ、と思う。


こころがアメリカに発つまで、あと一ヶ月をきった。
そろそろ準備を始めなくちゃ。
ごにゃらごにゃらはなくなった。
信頼すること。そして、さからわないこと。
それだけだ。





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