ぶらんこ
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2004年10月22日(金)

最近、お弁当の出来栄えに満足してしまう。
なかなかじゃないかぁ〜。。。と、ひとり、ほくそえむ。
でも、こころのクラスの子たちのお弁当を見たら、きっともっともっと、美味しそうでお洒落な感じなんだろうなぁ、とも思う。
見たいよな、見たくないよな。。。




母のお弁当ってどんなだったろうなぁ・・と思い出してみる。
よく思い出せない。
というか、彼女が食事を作るのは、正月の『三献(さんごん)』くらいだったように思う。

我が家の食事は、長女から順番に4姉妹で作っていた。
当然のことながら、末の妹であるわたしは最終的な食事係で、それは家を出るまで続いた。
いや、今でも実家に帰って食事を作るのは、このわたしなのだけれど。


母は仕事ばかりしていて、食事を作る暇などなかった。
寝る間も惜しんで仕事していたくらいだ。
今でも覚えているのだけれど、わたしが晩御飯を作り、もう少しで仕上がる、というときに、母の仕事場へ呼びに行った。
母は近くの紬工場で機を織っていた。
わたしか、弟が母を呼びに行くと、母はキリのいいところで仕事を中断し、家へ帰ってきた。
そして、皆で一緒に食事をする。
母は食後に少し眠り、そしてまた仕事へと戻っていった。



わたしたちは、母のことを、とても尊敬していたように思う。(変な言い方だけれど。)
母は、立派な『家長』だった。
母のためには、特別な献立さえも存在した。
たいしたものじゃない。
例えば、カレーを作ったとする。子供達はもちろんカレーを食べる。
でも、母のためにはカレーを作る際、途中で材料を小分けして、豚汁にしたり、或いは、煮込みうどんにしたりした。
なぜそうなったのか、よく覚えていない。
母が、「カレーを嫌いだ」と言ったわけではない。と、思う。
なぜなら、母は今、カレーを喜んで食べるし、驚いたことに揚げ物とかも好きなのだから。(最近まで知らなかった!)


どうしてあの頃、母のためにわざわざ特別に作っていたんだろう・・・と、不思議でならない。笑

わたしたちは交代で(じゃんけんの時もあった)茶碗を洗い、母のために寝床を準備して、先に眠った。
母は夜中近くに帰ってきて、眠った。



朝食はいつもパンだった。
朝になって、誰かが買いに走らされた。もちろん、わたしか弟が多かった。
菓子パンを人数分買ったりした。今考えてみたら、なんとも不経済だ。。。
食パンは古いトースターでトーストして食べた。
サイドにツマミがあって、それを下ろすとパンが焼ける、というやつだ。
触るとビビビッと手が痺れたりして、なかなかスリリングだった。漏電してたんだろうか?不思議だ。。。笑


子供の頃に痩せていたのは、栄養不良だったのかなぁ・・・と、今になって思う。
当時は自分が痩せてるとか、太ってるとか、そういった感覚もなかったのだけれど。



美味しい食事をいただける、ということはしあわせだ。
いや。
食事をいただいて、美味しい・・・と感じることは、しあわせだ。
美味しい食事になりますように、と願いながら食事を作れる、ということもしあわせだ。

食することって、基本的にひとをしあわせにするものだなぁ・・・と、最近、つくづく思う。。。。


2004年10月20日(水) I'm giving up



Is that really what you want?











2004年10月18日(月) 海の画帖

去年の夏、ちぃさな島へ行ってきた。
なーんもないところで、昔なつかしい、素朴な、かつてのわたしの島を思い出させてくれるような、そんな島だった。

朝に夕に、浜を歩いた。
昼間は、海を見ながらうたた寝をした。
とんびが飛んでいた。
迷い犬が散歩していた。
夜になると波の音が絶えず聞こえてきた。
波の音を聴きながら、ぐっすりと眠った。


夏が終わる頃に、海の絵を描いた。
その一枚を描いているとき、とてもしあわせな気持ちに満たされた。
楽しくて嬉しくて、こどもに戻った気分だった。
色を塗っては消し、違う色を塗り、また消して・・・。
モニターを見ながら、マウスでカチカチと絵を描いた。
時間がばかみたいに過ぎていった。
絵を描いているときは、自分の魂もまた、海へと戻っていくようだった。


仕上がるといつも真っ先にこころに見せた。
こころは、へなちょこな絵をいつも心から賞賛してくれた。
へっぽこ絵描きはついつい気を良くして、次の絵に取り組んだ。


絵が増えてきた頃、ちいさな言葉を添えた。
「海の画帖」という名前をつけて、へなちょこギャラリーまで開設してしまった。
勘違いはなはだしいかな・・・とも思いつつ、でも自分のサイトだからやりたい放題だった。
どうせこんなところ、見る人もいないだろう・・・と思ったりもして。



そんな「海の画帖」が素敵に変身した。
わたしのへなちょこ絵が、言葉が、まるで誰か別のひとのものみたいに思える。
ひとそれぞれの感性って、素晴らしいなぁ・・と思う。

時間をかけて創ってくれた友人に心から感謝したい。

  海の画帖

              *ご意見・ご感想をお聞かせくださると嬉しいです。
               よろしくお願いします。


2004年10月15日(金) Happy

Life is always interesting never boring.









2004年10月14日(木) はな

おばあさんになってしまって

眠ってばかりいる 

耳がよく聞こえなくなった

おトイレにも間に合わないことがある

ご飯もあまり食べられない

歩くのもやっとこさで

散歩にも行けなくなった



薬をあげると吐いてしまう

薬をあげないと死んでしまう



お医者は言った

「安楽死 ト イウ ホウホウ モ アリマス」




はなは今 

天国へ行く準備をしている


はなのいのちは

はなのものだ


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