キラキラと空から降りそそぐ
銀色の妖精たちを
ずっと待っているけれど
まだ来てくれない…
いつも地上に降りてくる前に
姿を消してしまう妖精たち
何もかも白く塗りつぶすように
彼方たちの色で私を消してほしい…
ユラユラと静かに揺れるあの小箱
ずっとずっと開けることなく
戸棚の奥にずっと眠っていた
あの箱を今夜開けてみよう
ずっとずっと怖かった
あの小箱を開けたらあの時の思い
きっと思い出してしまうから…
でも勇気を持ってこの手で
解き放つ時が来た事を
私は感じている…
いつも私の歩く足元には
「別れ」という奈落のような
深い闇が落ちている
ちょっとした一言で私は
その闇におちていくんだね…
貴方は、ただ黙って見ているだけ
貴方の中に私は必要ないから…
ある季節になると
綺麗な実のなる木があります
燃えるような朱色
輝く黄金のような黄色
人々は色ずくのを心待ちにしている
その実が色ずく頃は
凍てつく季節の始まり
飢えた鳥たちの糧になり
人々はその美しい色を見ることはない
これも自然の摂理であり
鳥達を咎めることは出来ない
生を得るための摂理だから
遠すぎる月を仰ぎて…
遠すぎる月はあなた
私は、ただ地上の上から
あなたを見続けている
いくら手を伸ばしても
届かない思いに震えるだけ
身体の芯まで冷えきっていても
白く輝く月を見つめている
感じかんだ指が動かなくなるほどに
私のすべててある月が見えなくなったら
私は死ぬだけ…
月の光のない夜に
私は生きてはいけない…
ずっと
ずっと
待ちわびている
毎日でなくていいんだよ
せめて一週間に1回でもいい
メールでもいい
言葉を書いてほしいのに
けして言葉を
書いてくれない人を
待ちわびているのは
とても辛くてね…
何度も負けそうになる
私の心
分かってほしい
でも、あなたは
他の人を今みているんだね
わかるよ
だって私は
あなたしか見ていないから
ありのままの私を見てください
どんなに着飾っても
どんなに形を作っても
私は私でしかない。
ありのままの私・・・
不思議なぐらい感情に対して
こんなにストレートになれるなんて
過去の私には考えられなかった
背伸びもできないし
何もできないけれど
貴方の背中をみつめるだけでいい
そんな
ありのままの私でしかないから・・・
大切なものがありますか?
大切な思い出かありますか?
大切な人がいますか?
ささやかであっても
私には大切にして
いきたいものがある
それは…
『今のままでいられること…』
何もなくていい
寄り添う影でいたい
それが私の大切な幸せです…
いつかは…このジョーカーを
切る時が来るのだろうか?
けして使ってはいけないジョーカーという
切り札…
この切り札を放つ時に
私は、どんな顔をしているのだろうか?
勝ち誇った顔?
泣いている顔?
それとも
無表情の感情のない顔をしているのだろうか?
ポケットの中にしまったままのジョーカー
このまま永遠にだすことがないことを
ひたすら心に言い聞かせることしか
できない私は、ひとりでもがくだけ
このジョーカーを机の上に並べた時が
私が崩れ落ちて果てる時だから
永遠に切りたくないジョーカー
ジョーカーとともに燃え尽きるまで…
楽に生きようよ…
楽に生きようよ…と、決めてから
自分の何処かで何が変わった
重い荷物を降ろしたときの
あの感覚に近いかも
楽に生きることは容易いものではない
自分に対しても
他人に対しても
重すぎる荷物は、時間が経つにつれて
ドンドン肩に食い込んできて
前には進めなくなる
自分に対しても
他人に対しても
自由な方向を見ることは大切
人間というものは誰のものではなく
ひとつの大切な個性
だから…
無理にあわせる事をせずに
お互いの個性を認めつつ
自由に…
そして、楽に生きることが
何よりも大切なことだから…
真冬に咲く花はない
凍りついた大地の下で
静かな眠りの中で
芽覚める時を待っている
人々は鮮やかに沸き立つ
花たちの春を待っている
色取りどりに誇らしげに咲く
花たちの季節を見たいと…
知っていますか?
何もないままでは
花たちは美しい花を
咲かせることはないことを…
醜く朽ちた木々の葉の糧なくして
美しい花を咲かせることのないことを…
人々は朽ちた葉たちのを
忌み嫌い触れることをしない
醜く汚れた朽ちた木々の葉は
誰にも愛されはしない
そんな朽ちた葉であっても
懸命に生きていた
懸命に生きていても
誰にも愛されないまま
悲しみを抱えたまま
涙の滴となり消えていくことしか
朽ちた葉たちには出来ない…
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