ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2020年03月03日(火) とにかく前を向かなければ

晴れのち曇り。すっかり春の陽気となりぽかぽかと暖かい。

白木蓮に続き雪柳の花も咲き始めて朝の道も嬉しくなる。


「おひな祭り」保育園で浴衣を着て踊るのだと言って楽しみに

めいちゃんいつもより早く準備をして元気に登園する。

平和だなとつくづくと思う。コロナの事など忘れてしまいそうだ。



仕事は今日も多忙だったけれど順調にはかどりほっとする。

すでに来週の予定もぎっしり。なんとか乗り越えられるだろうか。

帰宅してじいちゃんに海苔の様子を尋ねてみたけれど

まだ回復は見られず日に日に弱っているようだった。

諦めずに希望を持とうと思っていても前途が暗いままで

最悪の場合の覚悟もしておいたほうが良いのかもしれない。


二足の草鞋を履く自信がなくなんとかならないものかと

思ってはいたけれどまさかこんなことになるとは思ってもいなかった。


これも天の定めか。受けとめつつ前を向かなかればとつよく思う。



夕飯は孫たちの好きなイクラの手巻き寿司に。

あやちゃんが「ぜいたく〜」と声をあげながらたくさん食べてくれる。

ささやかだけれど家族でおひな祭りが出来て良かった。


平穏無事をかみしめながら今日も暮れていく。

不安なことばかりにとらわれていてはいけないのだ。



2020年03月02日(月) ふと現実を忘れるほどに

弥生三月らしい暖かさとなる。

優しい陽射しを浴びながらふと現実を忘れるほどに。



仕事の予定が詰まっており山里の職場へ。

川仕事の目処が立てばそちらを優先しなければならず

明日はどうなることやらとなんだか落ち着かない。

そんな日に限って仕事が順調にはかどらず少し苛立つ。

とにかく今日の事をと精一杯の一日だった。


お昼に気分転換をと職場のパソコンでネットを開いたら

思いがけないメールが届いていてとても嬉しかった。

送信日は昨日の朝。気づくのが遅くなってしまい申し訳ない。

取り急ぎ返信はしたものの言葉足らずではなかっただろうか。


昨年の秋から同人誌に短歌を載せてもらっている。

その拙い短歌を「好きだ」と言ってくれるひとが居てくれたのだ。

いつも自信がなく揺らぎ続けている私にとってそのメールが

どんなに励みになったことだろう。救われたような気がする。

いや確かに救われたのだ。私はこのまま書き続けても良いのだと

そっと背中を押してもらったのだと思う。なんとありがたいこと。


けれども私は自信を持ってはいけない。己惚れてはいけない。

私はわたしのままでありのままを詠い続けようと思う。

不安や心細さをそのままに「いのち」を伝えられるように。


自信にあふれたひとの言葉は誰の心にも響かないことを

わたしはすでに知っているから。



2020年03月01日(日) ありがたく手を合わせて

曇り時々雨がぽつぽつ。陽射しがないとやはり肌寒い。

そうして弥生三月が始まる。カレンダーには桃の花が微笑む朝。



川仕事の目処が立たずのんびりの日曜日だった。

しばらく様子を見ながらまた収穫を始めたいと思っている。

このまま諦めるわけにはいかない。きっとだいじょうぶだろう。



朝のうちに買物に行ったら異常な光景を目にして驚く。

開店と同時に流れ込む人々。紙製品の棚はすでに空っぽだった。

高齢の女性が困って嘆いていたりあんまりではないかと心が痛む。


マスクが不足しているのは仕方ない事だとしても

デマが飛び交い紙製品を買い占めるのはもってのほかだと思う。

殺気立った人々の姿を見ているとなんだか悲しくなってしまった。


我が家は今のところ大丈夫。そのうちデマも薄れていくだろう。

国中がパニックになっているのを少しでも改善されることを願う。



気分転換も兼ねてじいちゃんとプチドライブ。

隣町に住む叔父を訪ねて元気な笑顔にも会うことが出来た。

叔父の家庭菜園には豌豆の白い花が可愛らしく咲いていた。

港町ののどかな風景をたのしみながらゆっくりと帰って来る。


夕飯前にめいちゃんが苺をひとパックぺろりと平らげる。

「めいはおみかんよりいちごがすき」と言うのでまた買って来よう。


夕飯は鉄板焼き。お肉やウィンナーを焼いてわいわいと楽しい。


こんなにも平和なのだ。ありがたく手を合わせてごちそうさま。



2020年02月29日(土) どこに向かっているのだろうか

目覚めた時には絹のようにやわらかな雨だったけれど

やがて本降りとなり冷たい雨になってしまった。

木の芽起こしの雨だろうか。草木には恵みの雨になったことだろう。


昨日の残り仕事に急ぎの仕事も加わり山里の職場へ。

午前中にほぼ片づき午後は早めに終わらせてもらう。


じいちゃんからの電話で高知市内の女性がコロナに感染したとのこと。

ついに来たかとざわざわと心が騒ぐ。どうしようも出来ないけれど。

とにかく予防しかない。身を守ることを第一に考えようと思う。


どこにも売ってなどいないマスクも幸い昨年買ったのが残っている。

子供用のマスクもわずかだけれど娘が確保していた。

使い捨てていたらすぐに無くなる。煮沸消毒はどうだろうかと

情報が少な過ぎるのもパニックの原因になっているように思う。


嘆いてばかりでは何も変わらない。来るなら来てみろ

それくらいの強気で立ち向かっていかなければと意を決する。


安倍総理の記者会見があった。集団感染を防ぐための休校は

確かに必要なのかもしれないと思ったけれど

効果があるのかどうかはまったく先の見えないことでもある。


どこに向かっているのかわからない道を国が自ら選んでいる。

何を信じようか何を頼ろうか。この不安はいつまで続くのか。


なるようになる。なんとかなる。そんな言葉しか思い浮かばない。



2020年02月28日(金) 子供たちを守れるのだろうか

つかのまの青空。お昼前にはすっかり曇り空になる。


一週間ぶりに山里の職場へ。冬枯れていた景色も春めき

桃の花や白木蓮の花にはっとするような感動をおぼえる。


仕事は山積みになっておりひとつひとつこなしていく。

月末の支払いも無事に終え心地よい達成感が待っていた。

する仕事がたくさんあって素直に嬉しいとおもう。

残りの仕事は明日にしようと決め定時で帰路につく。



あやちゃんがそれは重そうに荷物を抱え帰って来る。

ランドセルだけでも重いのに両手にも学用品が。

やはり休校は避けられなかったよう。

来月の4日から24日まで休校が決まったのだそうだ。

そのまま春休みになるのでもう一年生も終わりになってしまう。


お国の愚策だと言う意見もあり複雑な思いにならざるを得ない。

ほんとうにそれで子供たちを守れるのだろうか。

休校のあいだ「たけのこ学級」と言う学童があるのだけれど

先生は高齢者ばかりでそれも不安でならなかった。


決まったことは仕方ないけれど学校が安全に思えてならない。

家族も皆そう思っている。ふつうの生活が一番なのだ。


あれこれと考えることは多いけれどとにかく今日も平穏無事。

それが当たり前とは思えずなんだか奇跡のように思えてくる。





2020年02月27日(木) 北風が頑張れば太陽も頑張る

寒の戻りがあり冬らしい晴天。北風が頑張れば太陽も頑張る。

少し寒いくらいが心地よく感じ冬の名残をたのしんでいた。



めいちゃん昨夜8度5分の発熱。

元気で特に風邪の症状もなかったのだけれど

熱があれば病院へ連れて行こうと今朝の様子を心配していた。

そうしたら今朝は平熱。けろっとしており「ほいくえんいく」と。

ほっと胸を撫で下ろした朝のことだった。


おかげで予定通りに川仕事に行けたのだけれど

海苔の衰弱があまりにもひどく収穫を諦めなければいけなかった。

自然相手の事でこればかりは仕方なくしばらく様子を見る事に。

後は天に任せよう。海苔の生命力を信じて待っていようと思う。


どんな時もあるものだ。嘆くことだけはしたくない。



午後、テレビはコロナ一色。ひしひしと危機感が襲ってくる。

イベントの中止や学校の休校も相次ぎとても他人事ではなくなる。

ほんとうに大変なことになっているのだ。不安ばかりが募る。

せめて特効薬が早く開発されたらどんなに救われることだろう。

一日も早い終息をと願いながら前途はとても暗いままだった。


どうなるのかわからない不安。立ち向かう術も今はない。


そんな危機感に押しつぶされそうになりながらただ日々を生きる。

家族を守りたい。孫たちを守りたい。どうかどうか平穏無事でと祈る。



2020年02月26日(水) 穏やかさをかみしめながら

雨あがりの晴天。今日も汗ばむほどの陽気となる。

もうすぐ3月だけれど異常なほどの暖かさだった。


川仕事は寒いほど楽。暖かいと身体に堪える。

水温の高さに負けまいと海苔も必死に耐えているようだ。

瀕死状態の海苔を今日もなんとか収穫した。

本来は緑の海苔が茶色くなったり白くなったり

品質はかなり落ちるけれど見捨てるわけにはいかないのだった。

とにかく希望を。「なんとかなるさ」とじいちゃんの声に励まされる。



午後は職場の同僚と電話連絡をしながら今日も凌ぐ。

明後日には職場に行けるのでもう少しの辛抱だ。

私が居なくてもなんとかなっているようで何よりだった。

義父や同僚の協力があってこそのことと頭が下がる思い。



夕方まで寝入ってしまい慌てて洗濯物を取り入れようとしたら

もうとっくに娘がたたみ終えてくれていた。ありがたいこと。

あやちゃんもめいちゃんも帰って来ていて「あつい」と。

ふたりともトレーナーを脱ぎ捨て半袖の下着で遊んでいた。

「すこしもさむくないわ〜」と愉快な夕暮れ時のこと。


私は大根を煮て娘はエビフライを揚げる。

穏やかさをかみしめるように食卓を囲んだ。


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