二十四節気の「大雪」あまりにも暖かい日が続いていたのだろう。
空がやっと冬を思い出したように午後から冷え込み始めた。
明日の朝はぐんと寒くなりそう。氷点下になるかもしれない。
あやちゃん今日は「市民の森」へ山登り。
年長組さんの体力作りが目的のようだ。
寒くないかな、山道を歩けるかな、そんな心配をよそに
とても楽しみにしている様子で元気に保育園へ。
今朝も「おばあちゃんはやく」とふたりとも先に車へ。
孫たちに元気をもらって「よっし!」と山里の職場に向かう。
今日はとても穏やかな一日だった。
私もこころから母に優しくなれたように思う。
これでいい、これでいいのだと自分をほめてあげたかった。
北風がひゅるひゅる。冬将軍がお馬に乗ってやってくる。
おひさまかくれんぼの一日だったけれどこころはほっこりとあたたかい。
2018年12月06日(木) |
明日も笑顔でいきまっしょい |
ぼんやりとした曇り日、夕方から風が出て来て冷え始めた。
明日の朝は冬らしくなりそう。だいじょぶ今は冬なのだもの。
急ぎの仕事がありいつもより早めに家を出る。
あやちゃんもめいちゃんもそれに合わせてくれて
「おばあちゃんはやく」と先に車に乗っていてびっくり。
おかげで順調に仕事がはかどりお昼にほっとひとやすみ。
「こんにちは」と母が出勤して来る。
優しく接したつもりだったけれど何がいけなかったのか
怒鳴り声が返って来る。もうどうしたら良いのかわからない。
とにかく一言も会話をしてはいけないようだ。
それなのに少し時間が経つと何もなかったように話しかけて来る。
どうして無視ができようか。それなりに相槌を打つばかり。
昨日とは打って変わってどっと気疲れしてしまった午後のこと。
帰り道に考える。母を変えることは絶対に無理なのだろう。
ならば自分が変わるしかないのだと閃くように思った。
「こんにちは」と母が言えば「こんにちは」と応えれば良い。
帰宅するとじいちゃんが「今日はどうだった?」と気遣ってくれる。
私の愚痴をいつも聞いてくれてほんとうにありがたいこと。
じいちゃんが居てくれなかったら私は壊れてしまうかもしれない。
みんなで夕飯の時、めいちゃんがとても可愛らしくて
「おばあちゃんのおかおがすき」と言ってくれて嬉しかった。
そうね。おばあちゃんいつもにこにこしているもんね。
明日も笑顔でいきまっしょい。何があってもおばあちゃんは泣かない。
2018年12月05日(水) |
エプロン姿のめいちゃん |
今日も最高気温が20℃を越え異常なほどの暖かさになる。
天気予報によると週末には強い寒気が南下して来るとの事。
身体がついていけるのかふと不安な気持ちになる。
けれどもそれでこそ「冬らしさ」と受け止める気持ちにもなる。
不思議なものだ。不安はいったいどこから生まれてくるのだろう。
孫たちは薄着で保育園へ。あやちゃんはなんと半袖だった。
今朝もウサギさんみたいに跳びはねながら門をくぐる。
そんな孫たちに元気をもらって笑顔のまま職場に向かう朝。
母がいつ出勤して来ても良いように机の上にそっと新聞を置く。
なんとしても穏やかな一日にしたい。そればかりを願いつつ。
それが自分次第なのだとどれほど言い聞かしたことだろう。
そのかいがあって今日は苛立つこともなく母もずっと笑顔だった。
会話は最小限に。口は災いの素とはよく言ったものだ。
ちょっとした一言で逆鱗に触れることはよくあること。
帰り道、不思議と気疲れもなくなんだかとても清々しい気持ち。
「この調子、この調子」と自分をほめていた。
家に帰ればまるで別世界のよう。
保育園から帰った孫たちとふれあうのが何よりも楽しい。
今夜はめいちゃんがエプロンをして夕飯の支度を手伝ってくれた。
4歳児とは思えないほどの手際の良さに
「めいちゃんは使えるね」と娘と笑い合ったことだった。
いつもよりずっとずっと美味しいチキンカツ。
朝霧が晴れてつかのまの青空。
またぽつぽつと雨が降り始めてどんよりと重くなる空。
気温は異常ではないかと思うほど高くなり
10月並みの気温だったことを後から知った。
お昼前に母が突然出勤して来ておどろく。
数日前から車の運転を再開していて
まだ遠乗りはしてはいけないと言い聞かしていたのだけれど
元々運転には自信があった母のことそれは止めても無駄だったのだろう。
また大きな心配が増える。そうして仕事のことも
案の定あれこれと口出しを始めて手に負えず苛立ちがつのるばかり。
困ったことになったとついつい思わずにいられなかった。
事務所に母を残して逃げるように家路を急いでいた。
帰りながらやっと冷静になりとにかく受け止めなければと
自分が優しく穏やかでいなければますます苦しくなるばかり。
この一年自分なりに精一杯会社を切り盛りしてきた。
その努力を無駄にするわけにはいかない。
これからのことも自分次第できっと良い方向に向かうだろうと思う。
「今日はお誕生日やね」と微笑みかけてくれた母。
ありがとうの一言も言えずにしかめっ面をしていてごめんなさい。
帰宅して孫たちから思いがけない花束のプレゼント。
インフルエンザの予防注射の後に花屋さんに寄ってくれたのだそうだ。
あやちゃんの好きな花とめいちゃんの好きな花が違って
花屋さんで喧嘩になってめいちゃんが大泣きしたらしい。
お注射では泣かなかったけど花屋さんで泣いたと報告してくれた。
可愛いお花をありがとう。おばあちゃんは涙が出るほど嬉しかったよ。
2018年12月03日(月) |
巳の日正月を無事に終えて |
ぽつぽつと小雨の降る朝。20℃近くあり暖かい。
まだ夜が明ける前から親戚の人達がお墓参りに行ってくれる。
死者のお正月なので人目につかないように暗いうちにするのが習わし。
墓前で大きなお餅を切り分けて皆で一口づつ食べる。
本来は藁で焼いて食べるのだけれど、今は火気は禁じられている。
それでも古くからのしきたりは最小限に守られている。
お墓参りを終えると皆が家に来てくれて朝ご飯を食べる。
それは土佐で言う「お客」で皿鉢料理の準備をしていた。
早朝の事なのに仕出し店を営んでいる従姉妹が作って届けてくれて
ほんとうに助かった。おかげで皆に喜んで食べてもらえた。
8時にはお開きになり孫たちも保育園に行く時間。
私も仕事が休めず後片付けは娘と義妹に頼んで家を出る。
娘は今日のために仕事を休んでくれていて大助かりだった。
やるべきことをやり遂げてほっと安堵するばかり。
肩の力が抜けたようになりふにゃふにゃと仕事をしていた。
気がつけば61歳最後の日。「巳の日正月」を終えるまではと
そればかり考えていたのでやっと自分の事を思えるようになる。
本物の人生は60を越えてからが始まりだそうだ。
この先どんな人生が待っていてくれるのだろうか。
2018年12月02日(日) |
ど〜んとかまえていましょう |
どんよりとした曇り日。夜になりぽつぽつと雨が降り始める。
気温はさほど低くはなかったけれど少し肌寒く感じた。
おひさまのありがたさをつくづく感じた一日。
今日は明日の「巳の日正月」の準備をする。
今年亡くなった仏さんのお正月をする行事で
全国的には珍しく四国地方に古くからある風習のようだ。
12月の最初の巳の日。それが明日になっていた。
古くからの風習で「今どき」と疎かにも出来ず
お餅の準備をしたりお墓にしめ縄を飾ったりする。
明日は親戚の人達が朝ごはんを食べに来てくれるので
皿鉢料理の手配も。あれやこれやとなんとか準備が整う。
亡き姑さんが喜んでくれるような賑やかなお正月になりそう。
午後はぐったりと寝入っていて孫たちの声を夢うつつで聴く。
もう起きなくちゃって思うのだけれど身体が言う事をきかない。
「せーの、せーの」と自分に声をかけつつやっと目を覚ました。
それがとても愉快で思わず笑ってしまった午後のこと。
明日のことはあしたと今夜ものほほんと焼酎をあおっている。
ど〜んとかまえていましょう。そしてぐっすりと眠りましょう。
師走らしく冷え込みの厳しい朝。
そんな寒さもつかの間、日中は風もなくぽかぽかと暖かい。
お昼前に保育園へお迎え。ひだまりの笑顔が嬉しい。
あやちゃんが先日遊びに来てくれた仲良しのお友達と
とても名残惜しそうで「きょうもあそびたい」と言って。
ふたりがしばし抱き合うようにして離れなかった。
お友達のお父さんと一緒にふたりを宥めてやっと帰宅。
幼友達、微笑ましいなと思う。ずっと仲良しでいてほしい。
早朝から落ち鮎漁に行っていた娘むこが大漁で帰って来た午後。
鮎が大好きな娘とじいちゃんが歓声をあげて喜ぶ。
娘むこはどうしたわけか鮎が苦手で食べられない。
自分は食べないのに釣るのはとても楽しいのだそう。
産卵を終えて弱りはてた鮎。残りわずかの「いのち」を今夜はいただく。
それはとても美味しかったけれど感慨深いものがふと込み上げる。
穏やかな夕暮れ時だった。彩雲というのだろうか雲と夕陽がきれい。
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