チーコのフィットネスライフ
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2006年02月11日(土) CUBA冒険記 その5 お客さんではいられない



国立舞踊団冬のワークショップは通常2週間あるが、
そこまでお仕事をほっぽり出すことも出来ず、
私はそれよりも日数が少なめの滞在にて(滞在10日間のうちの1週間)
受講させてもらった。
先客?である他の海外留学生や現地の学生達はさすがに
私よりもはる彼方…遠くのこと…レベルがものすごい高いことをやっている。
初日はすっご〜〜〜い!皆、芸達者!!!
感心するのみの私。


しかし…私ゃ 学校の最終日にこのワークショップの修了式の集大成として
「サバド デラ ルンバ」(HABANAで毎週土曜日の午後から繰り広げられる少し大きめなイベント。結構有名。)のフィエスタのショーに彼らと出演するんである。


どないすんねん。私。。。シャレにならんで。。。なんでやねん。。。


皆よりもはるかに遅れをとっているハポネサ(私)に対し
国立舞踊団の助手先生方が個別に身体の使い方や振り付けを教えてくれる。
それが何だかスマートなの。
力が入りすぎていないというか、サラッと指導してくれるから
私も力が入ることなくマイルドに動けた感じ。
ただ やみくもに頑張ればいいってわけでもないらしい。
これはすごく勉強になったな。

助手先生の素晴らしいコーチングによって
どうにか「他の生徒の皆と混じってもよし」
とエライ先生が許可してくださり、
他の生徒に混じって振り付けを展開する私。
…かなり必死なんだけどその状況を楽しんでいる私。へへへ。

まごまごしていたり、まだ硬さがとれない私に対し、
生徒達が的確にアドバイスをくれたり、励ましてくれたりする。
おぉ!国境を越えたコミュニケーション♪


ある日の唄の授業・・・
皆でルンバを唄う。
これもフィエスタ用であり、発表することが前提のルンバ歌唱である。
クラスメイトがソラメンテ(ソロをとる)となり、私はコロ(コーラス)
知らん曲ばかりなので、メロディーラインを必死で覚える私。


そこで何と、周りのクバーナ達、唄の教師に
「チーコはソラメンテをやらないのか?」
「ハポネサにも唄わせろ!」
次から次に言い出した。
ギョギョ!驚いた私。
『う・うん もーめんとぉ』『むい でぃふぃーしる〜!』
たどたどしいスペイン語で抵抗するが、
唄教師の
「チーコ! アデランテ!!!」の声で 
運命が決まってしまう。

つづく


2006年02月09日(木) CUBA冒険記 その4 ルンバのLIVE



ルンバの神様 「ムネキートス」の
LIVE演奏とダンスショーを堪能するために
ハバナからバスで2時間かけて
マタンキサスへ・・・

油断していた・・・
かなりOPENな気持ちで臨んだために
音が・・・空間が・・・
ストレートにこちらに向かってくる。

グスっあれ、目から涙が
あれ・あれ・止まらない・・・
洪水状態・・・

涙がドバドバ出るわ出るわ止まらない。

私の心に音楽も舞踊もどんどん突き抜けてきて
魂を揺さぶられている感じ。

最近、こんなに感動で感電したことあったかしら・・・?

大昔〜昔、10年前、文学座女優の故杉村春子さんの舞台を観たときこんな経験したが、それ以来かも。。。

忘れていた感覚を取り戻す私。

ムネキートスのCDは日本ですでに持っていて
聴いていたが、
その同じ声が生音で私の身体を包み込んでいる。。。
天国にいるってこういうこと?

おまけに神様達による
ルンバダンス ミニレッスンもあり
夢うつつなひとときを過ごしました。


今でも信じられないや。本当のことだったのかしら・・・


2006年02月07日(火) CUBA冒険記 その3 語学の特訓



舞踊団の授業は基本的にスペイン語で行われる。

海外留学生の外国人(私たちやね)に向けて同時進行で英語での通訳が入る。
これが ややこしい!
どっちかにしてほしい。。。
混乱するからむしろ スペイン語だけでOKかも。
いや それでもワカランけどね。(笑)


英語脳とスペイン語脳のフル活動で
私の脳みそはパンクしそうだ〜〜〜。
しかし、言葉でつまづいてばかりなのもアカンので
奮起して挑む。

休み時間に 辞書や語学書をひき
自分が伝えたかったことの言い回しを調べて
遅ればせながら伝えたりした。
これはかなりの訓練&いい経験になったな。
だって こんなに必死になってスペイン語の参考書を見たり、
あんなに額に汗を流して必死で、
夢中になって何かを伝えたことなんて
最近あっただろうか。。。

そしてクバーノ&クバーナ達は皆メチャクチャいい人達で
私のハチャメチャなスペイン語を
正確に受け取ろうとして気長に私の話を聞いてくれる。
なんて暖かい人達なんだろう。。。

そしてはじめはチンプンカンプンだったけれど
耳慣れてくると
なんとなく講師の言っていることが聞き取れるように
なる。
そうすると 今度はCUBA音楽と舞踊の深さがしみてきて
わかればわかるほど難しくなってくる。。。

そして 夕方になると倒れこむように
ホテルに戻る私。。。


必死必死の連続!でがんばった身体に休息を与える。
(ちょっと青春ドラマ入ってる?)

バタンキューで
2時間ほど仮眠をとってから
ディナー&LIVEハウスに出かける私でした。
・・・疲れていても食事には出かけるねん!


2006年02月04日(土) CUBA冒険記 その2 コンフント



2日目
待ちに待った朝からコンフント(キューバ国立民族舞踊団)
の授業を受講しに行く。

朝早く行き、手続きをしなければならない。

短期留学手続きはパスポートとお金を持っていき
書類を書くだけなんだけれど
これがまー 一人ひとり学長室に呼ばれての手続きなんだけれど 時間がかかるかかる・・・・

「『キューバタイム』ということでノンビリ待っていてね」
とコーディネータ係の人に言われる。
【そっそんなー・・・授業がはじまっちゃうよー】
内心気が気でなかったが、
私だけ焦っていてもはじまらないので
こちらもノンビリとかまえることにした。

今回この旅でこの「ノンビリ待つ」という行為は
しっかり身についたようです。
今までやたらと急ぎすぎた生活をしていたかもしれないな。

そして初レッスン!!!

そう、私はこれを受けにはるばるやって来たのだ!!!
大感動の幕開け!!!これから楽しみだ!!!
授業はCDやオーディオではなく
生演奏(パーカッション&唄&ピアノ)
をバックに進められるぜいたくな授業だ。

もーそれを聴いているだけで身体と心が喜んでいる。
この空間で学べるなんて!
あー生きてて良かった!

この日の夕方、
クラスメートとふと立ち寄った
なんの変哲もないカフェで
超・超・有名人と遭遇する。

「ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ」
のベーシスト
カチャイート・ロペスだ♪

私に向かって『ねえ、君はハポネサかい?』
「ノー チーナ!(安全上やその他の理由で私は中国人で通したのだよ…日本人だと何かと狙われるからね)」
(なんや このオッチャン?)
と答えると同行していたグループの人が唖然とした顔を
している。。。
そこで どうやらこのオッチャンは
カチャイートだということが判明!!!

「あー どうりで似てるなーと思ったのよ」と
調子のいいことを言う私であった。ハハハ。


2006年02月03日(金) CUBA冒険記 その1

キューバ一日目

オビスポ通りを歩く
歴史的な建築が立ち並びいい眺め。
街全体が博物館のようである。

夕食はボデギータでコース料理とともに
『モヒート』を頼む
めっちゃ美味!!!

食べているとバンドマンたちが
テーブルを囲み各テーブル2曲ほど
演奏してくれる。


これがなんとまー質の高い演奏♪♪♪
ノリノリ!!!
食べながら身体が揺れていたかも・・・

(これまでも道端でも公園でもどこでも
ミュージシャンは居てそれがまたレベルが高いのよ!
キューバの底力です。)

ホテルに到着後
お着替えをしてカサ デ ラ ムジカ(有名なLIVEハウス)
に言ったが、場内は満員・・・
人が多すぎて入ることができず・・・
残念。

タクシーを拾うまでの道のりは
真っ暗であったが
(キューバの夜は電灯・街灯なんてないです真っ暗闇です)
おまわりさんが至る所にうろちょろしているし、
めっちゃ治安がいいみたいなので
パシッと歩くことができた。


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