● 2005年03月30日(水) |
『本日のいけにえ志願』 ● |
いやね、本番始まったら
なんかもう毎日公演のことばかりで頭いっぱいになるのでね
モウソウ力も停滞してしまうのですよ。
モウソウ力が続かないわけですよ。
Romanticほどに続かないわけですよ。
公演中の日記、急にまじめになりますよね。
という罵詈雑言も頂くわけですよ。
Romanticほどに罵詈雑言なわけですよ。
いいじゃない。
モウソウしながら、うわの空で舞台に立ってるよりはマシですよ。
さて、目下本番中
自分の出番がないキャストは、いったん楽屋に戻ってモニターを見ながら
熱演中のキャストを眺めつつ、話していたりもするのですけどね
そんな中、このモウソウ日記のいけにえを志願してきた方がいらっしゃったのでね
喜んで料理させて頂くわけですよ。
変質者です。
まちがえました。
これは岡村まきすけさん。
今日はこの人ではありません。
【注】普段は全裸で公演されていますが、ホームページに載せるにはちょっとアレなので
特別に布をかけていただきました。ご了承ください。
武内由紀子さん。
ユキちゃんです。
もうね、ボクね、個の日との事大好きなのですよ。
って入力ミスする程に、この人の事大好きなのですよ。
なんかね、ちっちゃくてかわいくてね
公園の砂場に埋めて水をかけ、こねくり回して泥団子にしてやりたくなるほどに、
もしくは髪の毛をぐしゃぐしゃにかき回した後に
どっかの離島へクール宅急便で送ってしまいたくなるほどに
なんかキュートな小娘なのですよ。
そんな武内さんと初めてお会いしたのは、この公演のチラシ撮影の時だったんですけどね
彼女から初めて聞いた一言が
「ワシ、元・高級アイドルやで!」
センス爆発です。
この一言でボクのハートはメロメロです。
もしくはトゥルットゥルです。
・自分をワシと呼ぶ
・アイドルに単純かつ乱暴に階級をつけている
・そして最終的には意味がわからない
ボクね、人との出会いは自分の引出しの中身を多くするものだと思っていますがね
彼女の一言は引出しの中身でなく、
引出しそのものを一個作ってもらった様な気分なのですよ。
そんな、ムードメーカーの彼女とは
稽古期間中にもよく飲みに行ったのですけどね
場を盛り上げる一方でどんな相手にも失礼のない、
そしてどんな相手とも同じ目線で物を考えることが出来る
そんな賢い方でもあるのですよ。
同じ目線で感じられるってのは
いろんな人と色んなものを分かち合えるということなのでね
多くの仲間に愛される、そんな、生まれ持った才を彼女からは感じます。
舞台上でもその彼女の大きな懐のふり幅は
豪快さから繊細さまで気持ち良く現れています。
いい意味で自分の気持ちにに嘘がつけない、まっすぐな役者さんなのですよ。
戸川純さんの名曲のひとつに、こんなフレーズがあります。
ユキちゃんにささげます。
♪好き好き大好き
♪好き好き大好き
♪好き好き大好き
♪愛してるって言わなきゃ殺す
そんな訳で、本日はユキちゃんの命日になりそうです。
ポクポクチーン。
● 2005年03月29日(火) |
『本日の就寝前』 ● |
やっぱりね、お客様と共に創る本番という時間を迎えて
初めて見える物もあるのですよ。
お客様と共に創るのですよ演劇は。
ボクが楽しむことが客様が楽しむ糸口となる。
ボクが全裸になることがお客様も全裸になる糸口となる。
本日の色んな発見があるのですよ。
そして同時に反省も多々あるのですよ。
見えてきた見えてきた。
まだまだいける。
あしたもよろしく、素晴らしい仲間たちよ。
● 2005年03月28日(月) |
『本日の寝起き』 ● |
おはようございます。
朝まで起きていたのでね、起きたら午後なのですよ。
おそようございます。
そんな訳で、今日も新しく生まれますぜ。
オギャー。
あ、もういっちょオギャー。
今日もやりますか。
公演にね、ご来場いただいたお客様から
早速メールなど頂いております。
ありがとうございまーす。
返信が少し遅くなるかもしれませんが、お返事しますのでお待ちくださいね。
せっかくなので、情報交換で盛り上がるためにも
掲示板も是非ご利用くださいな。
でもね、
「伊勢さん扮する和尚VSメカ和尚の一騎打ちのシーンは迫力満点でした」
というメールがありましたが、そんなシーンはありません。
アナタは面白すぎます。
もっとつまらない人になってください。
● 2005年03月27日(日) |
『本日の開戦』 ● |
そんなわけでね、26日
ついに「ネバーランド☆A GO! GO!2」の幕があけたのですよ。
もうね、長い一日でした。
お疲れビールで一日を終えたのですけどね
なんだか安堵感と明日への反省とでヘンなテンションでのビールだったわけですよ。
反省点は多々あるのですがね
恐らく明日以降も、いろんな反省点を常に見出す毎日になるのですよ。
自分の理想と、現実の温度差なんて
たとえ100ステージこなそうとも埋まるものではないのですよ。
埋まったと思ってしまってはそこで終わり。
そこが自分の限界です。
なんとしても作品を昇華させるのが使命なのでね
凹んでなどいられません。
共演者のみんな、ご来場のお客様、
あすも共に闘って下さい。
よろしく。
● 2005年03月26日(土) |
『本日の開戦前夜』 ● |
浅沼さんから一言いただいたわけですよ。
むしろボクが浅沼さんから一言いただかれてしまったわけですよ。
先日この日記に掲載した橋本さんの写真は、
いい年して可愛い路線を狙っている、と。
耳が痛いです。
ついでに言えばさっき柱の角に足の小指をぶつけたので
むしろそっちの方が痛いです。
橋本さんは、自称「TOON BULLETS!のラストサムライ」。
でも、このたび「TOON BULLETS!の山崎邦正」となりました。
そんなわけで、全員全裸の出演者の中
橋本さんだけオムツ着用となりました。
さて、劇場での2日目も終え
明日は残りの準備の後いよいよ本番を迎えます。
非常に痛快な娯楽作品となりそうです。
コメディーでありながらホラーであるという、類稀な作品なのですよ。
まあボクはオー裸全開なのでね、
ヌーディーでありながらホ裸ーでもあるのですよ。
いつも公演前に書きますが
演劇というのはその性質上
お客様とともに作品を創るものだと、ボクは信じているのですよ。
キャストが物語を奏でて、お客様がそこにさらにひとつ旋律を加える。
劇場内を巻き込むその協奏があってこそ、初めて作品として産声を上げる。
お客様の気持ちや、後押しにボクらは応える。
そういうものです。
演劇ってね、やっぱりどう考えてもサブカルチャーであり
誰もが気軽に参加できる映画や音楽などのメディアとは、
壁があるように思うのです。
ボクが思うにTOON BULLETS!はそんな壁に風穴を開けて
もっと気軽に楽しめる、風通しの良い創作を行っているように感じます。
だので、ここはひとつ
気軽にステキなランチを食するような気分でフラッと遊びに来てくださいな。
この物語は9日間という、なんかもうセミのような短命の中
必死に騒ぎつづけるのですよ。
気持ちの良い死に際を見届けてやるために、
これから9日間、なんとしても生かしてやろうと思っております、はい。
久し振りに良い出会いとなりました。
ありがとう。
コイツらと、必死に騒ぎつづける9日間にしますよ。
みんな、ヨロシク。
● 2005年03月25日(金) |
『本日のいけにえ』 ● |
いかりや、ジダン、シュワちゃん、ギタン、段です。
もういいです。
稽古期間も終わり、ついに本日劇場入りだったわけですよ。
昨日紹介した小林さんは究極の雨男だそうで
これまでに小屋入り初日に雨を降らせなかったことがないほど
なんかショパンが調べに来るほど、雨音がお似合いなのだそうですよ。
でもね、
降ってなかったのよ。
様子がおかしいのです、小林さん。
雨降らせてないのです、小林さん。
どうやら本気でボクにホレてしまったようです。
でも、夕方からジンクスどおり降りました。
ボクの事はふっきれたようです。
さて、本日のいけにえバレッツはようやく最終回。
TOON BULLETS!主宰の浅沼晋太郎さんなのですよ。
しんたさんなのですよ。
【注】普段は全裸で稽古されていますが、ホームページに載せるにはちょっとアレなので
特別に着衣していただきました。ご了承ください。
もうね、この人はね
ボクが世界制服に着手するときには、確実に目の前にはだかる難敵になる予定です。
むしろハダカる難敵になる予定です、全裸なので。
TOON BULLETS!、直訳で漫画の弾丸。
この人そのものがTOON BULLETS!な、大人と子供のさじ加減を知った方なのですよ。
ボク好みの映画で言えば
「皇帝ミッション008」のチャウ・シンチーのような遊び心
「ユージュアル・サスペクツ」のケビン・スペイシーのような緻密さと
「エース・ベンチュラ」のジム・キャリーのような大胆さと
「危険な遊び」のマコーレー・カルキンのような純粋さと
「ホーム・アローン」のマコーレー・カルキンのような冒険心と
そんなものを持った、ファンタジスタだったりするのですよ。
ちなみに、私生活のマコーレー・カルキンのような薬物反応があるかどうかは
よく知りません。
そんな映画の登場人物たちに共通するのは、目的のために非常にまっすぐであること。
浅沼さんも自分が楽しいと信じていることに非常にまっすぐなわけですよ。
己を貫くことに懸命になっているのではなく
己を貫くことに疑いのない、そんな純粋な強さを感じる方です。
あまり誉めすぎるのも悔しいので、ここはひとつ
「転校生」の小林聡美のように、突然ボクと身体が入れ替わり
浅沼さんの姿になったボクが全裸で生活し、周りをがっかりさせてやりますよ。
ちなみに当然のことながら、ボクは洋服を一着も持っていないのでね
ボクの姿になってしまった浅沼さんも全裸な訳ですよ。
彼を辱めて滅ぼしてやる。
だめだ、
どっちも全裸じゃん。
じゃあ、体が元に戻ったら
今度は三谷幸喜との結婚生活を余儀なく送らせてやる。
毎日食パン焼かせてやる。
どうだ、しんどいだろ!
だめだ、
作家でもある彼にとってはきっと刺激的だ。
じゃ、アレだ。
三谷さんと全裸で結婚生活を送らせてやる。
毎日全裸で三谷さんに食パン焼かせてやる。
どうだ、なんか胃がもたれるだろ!
だめだ、
なんかもう自分が情けなくなってきた。
冷静でありながら遊び心を忘れない浅沼さんはね
なんかもう、ボクがコタツでくつろいでいる上で
部屋照明のスイッチひもを腰に縛りつけて
くるくる回しながら高笑いさせてみたい、
そんな何事も「楽しい」に変換できる、まさに「漫画」の「弾丸」なのですよ。
作品を観に来てください。
そこに浅沼さんのフトコロがぎっしり詰まっています。
そしてボクは、強くオススメします。
そんなわけでね、TOON BULLETS!のキャスト、全裸の7人衆を紹介しましたけどね
しつこいようですが、4月からは劇団名を改め
「劇団◎伊勢直弘とゆかいな仲間たち」になるのですけどね
それでも主宰は浅沼さんな訳ですよ。
● 2005年03月24日(木) |
『本日のいけにえ』 ● |
いやね、なんかね
昨日の橋本さんの日記があまりにも失礼だったらしく
お陰で本日、電車が止まってしまいましたよ、2時間ほど。
お陰で稽古に行くにも一苦労だったわけですよ。
ヒッチハイクで稽古場まで行ったのですけどね
なんかピンク色のワゴン車だったので、
世界各国を旅してむやみに恋愛した上で稽古場前で泣く泣く下車したわけですよ。
ああ、Romanticが止まらない。
そんな訳で、TOON BULLETS!も男子3人と
女子のフリをした男子2人を紹介したわけですが
残すところ後男子2人。
本日のいけにえは小林高之さんなのですよ。
もうね、そろそろいいかげんにしろって感じですが
左からジダン、男、義丹です。
ダダン・ダン・ダダン
ジダン・ダン・ギタン
ターミネーターです。
このネタは飽きましたよ、ね。
【注】普段は全裸で稽古されていますが、ホームページに載せるにはちょっとアレなので
特別に着衣していただきました。ご了承ください。
小林さんは右側です。
左側は豆乳ですのでお間違いなく。
小林さんはコバ兄ぃと呼ばれているのですけどね、
ボクよりも年下なのですがね、やはりコバ兄ぃです。
兄貴肌を無駄に感じさせず、どこにでも染まれそうな雰囲気で
だけれども、なんだか飄々としたマイペースさが似合う
どことなくX−QUESTの市川雅之氏に似た匂いを感じます。
ちなみにボクの心の中では、
たまにコバ兄ぃではなくコパ兄ぃと読んで悔しがらせています。
「Dr,コパちゃうわ!」と突っ込みを入れられても、
コパ兄ぃとよんでニヤけています。
心の中で。
さて、
なんてゆーか、その
絶対にボクにはない雰囲気や感覚を持ち合わせていて
生まれ変わったら、数年間はこんな人物になってみたいなと
ボクに思わせてしまうのですよ。
関西出身の彼は、あくまで己の意志を貫くかのごとく
マクドナルドをマックではなくマクドと呼ぶ
なんかもう、笑い声やオナラの音までが関西弁に聞こえてしまうような
日本の首都は?と聞くと「関西!」と、裏声で漠然とした即答を行うような
「suica」のことを「ICOCA(イコカ)」と呼びつづけるような
ボクの知らない世界のニオイを感じるのですよ。
ああ、ないものねだりのアイウォンチュ。
初めて告白しますが
多分ボクが女なら多分ホレてます。
なんかね、彼の持つボクにない感覚がたまらなく興味シンシンなのでね
なんかもう、コタツの上で虫かごに入れて夜な夜な観察記録を書きしたためたくなる
そんな知りたい願望にボクを駆り立てるのですよ。
あ、でも
コタツの上では昨日紹介した橋本さんが汗をかきながらカキ氷を食べているのでね
居場所がありません。
なので、小林さんの入っている虫かごは橋本さんに持ってもらいましょう。
だのでね、
ボクが女だったらね、小林さんにモーレツアタックして
一緒に大戸屋とかで、夜なのにランチ食ったり
一緒に古館伊知郎の明日のネクタイの柄を占ってみたり
一緒にカラオケでロンリーチャップリンの男パートだけ歌ってみたり
一緒に六本木の事を「ギロッポン」と言ってみたり、
しかも「ロ」の部分を巻き舌にして言ってみたり、
さらに「イタリア人ちゃう!」とののしりあってみたり、
そんなことをしていることでしょう。
あ、こんなことを書いたら、これを小林さんが読んでいたら
ヘンに意識して気まずくなって
もしかしたらボクに恋してしまうかもしれません。
今ごろはMAJIでKOIする5秒前かもしれません。
4秒前。
3秒前。
2秒前。
1秒前。
スイマセン。ボクは男に興味はありませんから。
困ります。
ポーカーフェイスで、寡黙でもありながら
確実に己の楽しさで場の空気を支配できる彼は、
舞台の上でも己のリズムで、確実に作品をスムーズに、心地よく転がしてゆきます。
裏切りません、ボクの期待を。
そしてボクもそれに応えようと固く心に誓いました。
でもね、ボクにホレるなよ。