明日はヒグマと闘ってきますよ。
マリモとも死闘を繰り広げますよ。
もうね、おっぴろげほどに広げるわけですよ。

全裸で。

全裸でおっぴろげはちょっと下品です。

だので、右手にワイングラスを持ってみました。

ちょっと上品になりました。


そんなわけで白い恋人と会ってきます。
つまり色素が薄いのですよ。
会ってきますよ。

全裸で。

全裸で恋人と会うなんてちょっぴりいやらしい。

だので、左手にレモンを持ってみました。

ちょっと爽やかになりました。


そんなわけで行って来ます。
でもね、意外と短い冬休み。
日曜日には帰ってきます。
寒いので。

寒いので、全裸はやめて
全裸に耳あてで行って来ます。
ただし右手にワイングラス
左手にレモン。
ああ、上品で爽やか。

冬なのですよ。
裸体になんとも堪える季節なのですよ。

公演も終わったし
することと言えば脱衣と着衣の繰り返しなのでね
いっその事冬休みに突入しようと思ったわけですよ。
いっそセレナーデほどに突入するわけですよ。

そんなわけで、いまから冬休みです。
よーいどん。
はい、冬休み開始です。

で、明日準備してあさってホッカイドー行ってきます。

ちょうどね、故・じーちゃんの７回忌なのでね、
あっちで法事なのですよ。
むしろ法事にかこつけてスノボしてくるわけですよ。

じーちゃんがまだ病気療養中の頃、
ボクね、冬になるたびにスノボかついで
じーちゃんの見舞いいってました。

スノボついでに来ることがじーちゃんにとっては嬉しかったようで、
そりゃ喜んでくれたものですよ。
ワザワザお見舞いのためだけに行くのではなく
必ず寄り道して会いに来る、そんなカジュアルな距離感が嬉しかったのでしょう。

じーちゃん亡くなってから、あっちで滑ることがなかったもんね。
ボクなりの参加の仕方であり、その方がボクらしく、
じーちゃんも喜んでくれることでしょう。
全裸で。

じーちゃんも全裸で。

ボクも全裸で。

ああ、ゲレンデがとけるほど全裸で。

さっさと墓参り済まして、しこたま滑ってきます。
公演終了のご褒美に。

そんなわけでね、
なんかもう気分転換に
昼飯にカレー食いに行ったわけですよ。

全裸で。

服を着る余裕もないほどに食欲が止まらないのですよ。

Romantic程に止まらないのですよ。

あのね、
公演中ってね、ボクめちゃくちゃ食うのですよ。
食欲旺盛なのですよ。
なんかもう、食うのに必死で、
タダでさえ結構食べる方なのに、大きく上回るほどに
食いまくるのですよ。

お腹一杯でも食べなきゃ気がすまなくなるのですよ本番中は。
なんかもう強迫観念。

だのでね、
本番終わった直後は動きもしないのに腹ばっかり減ってね
一番健康によくないのですよ。

そんな訳でとりあえず新宿のお気に入りに店へ。
くいたきゃ食え。

でね、カレー食ったのですけどね
スパイシーなあまり、汗だくですよ。
カレーはね、食事ではないのですよ。
カレーはスポーツですよ。

ああ、いい汗かいた。
いい汗かいたらお腹が減ってきました。

無事に公演を終え、
しっかり打ち上げて
帰って寝て
泥のように眠って
そして起きてみたら、公演とは無関係の一日が始まってました。

終わりました。
終わりましたよー。
ご来場の皆様、またご来場のご都合が合わなかったものの
応援をしてくださった皆様、
本当にありがとうございました。

昨日までの数ヶ月間、
そのためだけにひたすら進んできたのに
一日たってみると、その全部がなーんもなくなってしまうわけですよ。
この温度差は、いつまでたっても埋まらないものです。

とりあえずね、体がしんどいのでね
少し休んでグダグダします。

全裸で。

もう風邪引いてもいいもんねー。

あ、声。
一日なんにも喋ってなかったのですっかりよくなりました。
ボーイソプラノばりの美声ですルララー♪

とりあえずね
いくら寝ても寝たりないのでね、もう寝ますけどね
なんか劇場に遅刻しないかどうか、急にはっとして目覚めてしまうのですよ。
ああ、オレ
早く帰って来い。

何とか無事にここまで来たってもんですよ。
怪我もなく、いろんなものをこらえつつ
いよいよ明日は最終日なのですよ。

有終の美。
いま、一番欲しいものですよボク。

いつもながらにさみしい夜になりそうです今夜。
明日はなんてったって、作品を送り出す日ですから。
すべてが無に帰すわけですよ。

あ、あのね、
声かれてます。
面白いです、自分の声じゃないみたいですよ。
喉が弱ることはあるにせよ、ここまで枯れてきたのは初めてです。
おもしろーい。

そんな訳で、明日はレア物のハスキーヴォイスでお届けします。
第二次性長期並にエレエレ声で大暴れしますよー。

ああ、なんてさみしい。
作品ともお別れ。
そして皆さんともしばしのお別れです。

だからと言って、最終日に何か特別なことをしたりはしません。
アドリブとか、小ネタとか。

演出の描いてきた作品像がこれまでにあり
それを忠実に表現することが、一番面白くなるに決まってるのですから。
作品を愛するものは、それを冒涜したりはしません。
だから、明日もいつも通り。

最終日。
特別に大きな花火を打ち上げるつもりなんぞ毛頭ありません。
足元にある、作品の根幹をじっと見つめ
一歩一歩丁寧に進むのみ。

いつも通りの作品を、
もう葬られることが確実に迫ってきているこの作品を
気持ちよく送り出してあげられますように。

皆さん、一緒に闘ってください。
よろしく。

では、おやすみ。

ついに残すところ後３ステージ
土日の２日間を残すのみとなりましたよ。

はやいねえ。

ってなんか同じ事ばかり書いてますが
つまり、一日中そんなことしか考えられないのですよ。
むしろ、公演中はそれ以外のことをなにも考えなくてもいいのですよ。
特権です。

子供の頃、夜更かしをしては親に怒られていましたが
なぜか大晦日の時だけはいくら遅くまで起きていても許されていました。
そんな感じに似ています。

大晦日を前にして、子供のボクは代行糞でした。
いやいや、大興奮でした、変換ミス。
誰の代わりにうんこするんだよコラ。

夜更かしして良い日なのだから、できる限り、意味もなく夜更かししたい。
そのために夕方寝ておいて、何も楽しくないのに遅くまで夜更かしを満喫していました。

オトナになってもそんなコドモゴコロはあまり変わらないようで
公演のために溜め込んできたものを、この９日間
少しずつ搾り出しては楽しんでいる感じです。
おんなじだ。
ガキだオレ。

でもね、
あと２日。
もうすぐ眠りにつかなければいけないようです。
眠りにつくまでの残された時間、精一杯遊んで燃え尽きようかと思います。

共演者、そしてお客様。
みんなー、明日も共に素晴らしいものを創りましょ。

そんな訳で、今日は
クエストのホームページでの公演日記当番なので、
舞台裏でのキンチョー感を余すところなくそちらに綴ったのですよ。

失禁だけでなく脱糞すらもよおす一大叙事詩です。
おいで♪

明日も怪我のない一日を送ることが出来ますように。