● 2004年12月28日(火) |
『本日の宇賀神明広』 ● |
宇賀神明広、
ウガジンさんですよ。
地球上の「大陸」と「島」の定義の違いは
その面積がオーストラリアよりも大きいか小さいかで決まります。
オーストラリアよりも大きければ「大陸」
オーストラリアよりも小さければ「島」
実はそんな基準なのですよ。
ウガジンさんの身体に対するおでこの割合は
地球に対するオーストラリアの面積の割合よりきっと大きいわけで
そういう意味では明らかに「おでこ大陸」なわけですよ。
この方は今回初共演でね、
なかなかにシブ身のあるいぶし銀の大人なのですけどね
稽古場でも非常に寡黙で、ダンディズムをかもし出しているのですけどね、
ひとたびシーンに登場しても、そのままなのですよ。
ただし、
少しヘン。
いやかなりヘン。
なんてゆーか、
地に足のついていて、非常に落ち着きがあるものの
そんなテンションのまま、ぬるっと滑り込むようなコメディーな描写は
油断もすきもありゃしませんよ。
ツボに来たら、もう笑いが止まらなくなりますよこの人の小ネタの数々。
大人として熟しているからこそ出来る、無理のない、気張らない芸。
この人を見ていると、確固たる自分の信念を感じます。
ここに来て、まだまだ発見することは多く
その持ち味を、少しずつ、出し惜しみしながら確実に狙い
顔色ひとつ変えずほくそえんでいる様子は、余裕すら感じますよ。
恐ろしい。
舞台上でこの人は、どれだけ共演者の意表をついてくるのでしょうか。
そんな宇賀神明広さんに聞きました。
ボクのステキなところを挙げて下さい。
「え?・・・まだわかんない」
そうですか。そうですよね。
ちなみにこの質問をしたのは、初めて会ってから2回目のことですから。
「なんか面白いこと言った方がいいんでしょ?」
確信犯かよ。
ああ、手のひらで遊ばれた気分。
● 2004年12月27日(月) |
『本日の谷口洋行』 ● |
谷口洋行です。
グリ君です。
悪人顔です。
そして舞台の上でも悪人キャラとして傍若無人に立ち回っています。
たまにスキンヘッドにします。
怖くて近づけませんが、一緒に歩くとなんだか心強いです。
でも、普段はまるっきり逆で
非常に折り目正しい好青年ですこの人。
空手で鍛えられた肉体と精神。
そこにはしっかり筋が通っており、
誰に対しても変わらぬ紳士的な態度で、人の話に耳を傾けるのですよ。
でもね、
いいから。
話し掛けたときにワザワザ片ヒザついて、真剣なまなざしで話聞かなくても。
雑談だから。
そんな何事にも真剣で、熱心な彼は
かつて超名門のアクション集団で鍛錬していたこともあり
その振る舞いはホントに華やかでステキです。
必見ですよ。彼のアクションは。
今回はどれだけ華やかで妖艶な悪っぷりを真剣に演じてくれるのでしょうか?
そんな谷口洋行さんに聞きました。
ボクのセクシーな部分を挙げて下さい。
「はっ。うなじでございます。」
うなじ?
なんで?
「最近は長髪のため、なかなか拝見することが出来ませんので。」
それはセクシーではなく
レア物と言いますから。
● 2004年12月26日(日) |
『本日の片桐はづき』 ● |
片桐はづきですよ。
はづですよ。
もうね、この人を一言で言うならば
中性的なのですよ。
もちろん男性なワケがなく
だからって女性、小娘ってよりも
むしろ小僧だったりするのですよ。
舞台上ではなんだか独特の雰囲気で
透明感のある、それでいて力強い存在感があるキャラクターなのですよ。
普段もね、ホントに独特ですよ。
カッコが。
個性的。
どこで売っているの?
というより
何でそんなものが存在するの?
というようなカッコを上手に組み合わせて楽しんでいるのですよ。
そう、楽しんでいる。
自分の好きなカッコを知っている。
そしてそれを自分なりの方程式で組み立てる。
そしてそれを楽しむこと、それが大事。
それが一番オシャレで素敵なことだと思っていますボク。
独特の雰囲気ってのは、そんな彼女の「自分だけが知っている楽しみ方」の表れなのでしょう。
舞台上では、どんな楽しみ方で皆と融合するのでしょうか?
そんな片桐はづきさんに聞きました。
ボクのセクシーな部分を挙げてください。
「えーとね、皆で話している時に一人で思い出し笑いをしてうつむいてるところー」
人の話聞いてないってことじゃんオレ。
そんな独特の楽しみ方はしないでよろしい。
● 2004年12月25日(土) |
『本日の清水崇史』 ● |
清水崇史です。
たかしでーす。
イケメン君ですよ、この人。
凛としている舞台上の姿とは裏腹に
普段はいつもニコニコしているなんとまあかわいい坊ちゃんなのですよ。
長年野球少年として鍛えた上半身と
長年うんこ座りで鍛えた下半身。
なのでね、肉体も精神も鍛えられている
非常にまっすぐで素直で、皆から愛されるキャラクターなのですよ。
社交的で、飲みの席にはまず居るのですけどね
千葉から通っている彼には終電の時間が限られているにも関わらず
いつまでも残っていて、地元の友達にクルマで迎えに来させる
そんな、地元愛というかふてぶてしいと言うか、
そんなことが笑顔で許されてしまう人徳の持ち主だったりするのですよ。
舞台の上では、そんな人柄のにじみ出たどんな温かみのある姿を見せてくれるのでしょうか?
そんな清水崇史さんに聞きました。
ボクのステキなところをひとつ挙げてください。
「あー、行動派っすねえ」
ボクは小学校の6年間、通知表に「落ち着きがない」と書かれていました。
今でもかよ。
● 2004年12月24日(金) |
『本日の佐藤仁美』 ● |
佐藤仁美ですよ。
さっこさんですよー。
ご存知クエストのお母さん的存在として
お客様、関係者ともども絶大な信頼を集めている人なのですよ。
そんなリーダーシップな彼女ですが
実は非常にお茶目立ったりするのですよ。
「ONE PIECE」というコミックが大好きで
キャラクターを発見するとくねくねして喜んだり、
実家で飼っていた愛犬の写真を見るたびにくねくねして喜んだり
出演者が稽古中、なんかかわいかったりするとくねくねして喜んだり
くねくねしているのですよ。
自分の「楽しい」が周りにとっても「楽しい」になる。
彼女のくねくねを見ると、そう感じずにはいられなかったりするのですよ。
ああ、愛しきくねくね。
ついでに言えばこの人の「面白い」が周りにとっても「面白い」になる。
持ち前のクレバーさで、
パワーでやスピードが要求される作品の中、
決してあせらず、冷静で、地に足がついた存在感でグイグイ惹きつけるわけですよ。
そんな穏やかな空気も母親的存在。
そんなふうに作品全体も大きく包み込んでいるのです。
お母さんは、単に作品のキャラクターだけではありません。
今回は、どんな茶目っ気や存在感で魅了してくれるのでしょうか?
そんな佐藤仁美さんに聞きました。
ボクのステキなところをひとつ挙げて下さい。
「わんこみた〜い♪」
ちょっと、人として挙げて下さい。
まあ、くねくねしてたから許す♪
● 2004年12月23日(木) |
『本日の大西良和』 ● |
大西良和ですよ。
ぽったーですよ。
ハリーポッターに似ているのでね
ぽったーと呼ばれているのですけどね、
写真をお見せしたら分かりますね、
ほら、
あれ。
夏のカエル。
彼はねえ、体操選手の経験もあるだけに、抜群のバネと身軽さをもつ
まさに小さな巨人ですよ。
むしろ小さな小人ですよ。
でもね、抜群の運動神経のウラにはね、
単になんでも出来るではなく、出来ないことはできるようになるまで根気良く取り組んでいる
がんばり屋の一面もあるのですよ。
出来るようになりたいモチベーションの高さと
できる人間として認められ続けたいプライドの高さ。
小さい体には、そんな意識の高さがぎゅうぎゅうに詰まっていたりもするのですよ。
そう、ホントね、
小さいのですよ、ボクより。
だからね、僕の視線よりも低くてね、
なんか得した感じなのですよ。
珍しいのよ、ボクより小さい男性。
だから嬉しくて、後頭部を小突いてみたくなるんですけどね、
何しろあまりスキがないヤツなのでね、
ダンスの練習中にコツっとやってます。
が、何しろ二人とも動いているので、たまにゴスっと入ります。
痛そうです。
誰よりも小さくて、そして誰よりも高く舞う。
ポッポコーンのような彼は、舞台でどんな風にはじけてくれるのでしょうか?
そんな大西君に聞きました。
ボクのステキな所を一つ挙げて下さい。
「さかなクンににているところ、嗜好が」
魚好きってだけじゃねえか。
誉め言葉なのか、それは?
● 2004年12月22日(水) |
『本日の市川雅之』 ● |
市川ですよ。
雅之ですよ。
りーさんなのですよ。
もうね、このヒトは説明不要なんですけどね、
このヒトの事は説明してもうまく伝わらないのでね、
この辺でやめておきます。
さて、このヒトね、
ボクはこのヒト、天才だと思っているのですよ。
浮世離れしたセンスで、誰も想像できないようなことをやってしまいます。
それどころか、本人もまったく予測がつかない内にやってしまってます。
実は明らかに確信犯的なこともあり、しっかり狙っていることもあります。
でもたいがいは、しっかり狙ってもねらい通りになっていないようです。
全てが「おかしい」というベクトルに向いてしまう、
あ、この「おかしい」は「ファニー」じゃなくて「ストレンジ」。
そんな、生き様そのものが風向きに助けられている類稀な人物なのですよ。
このヒトがプロゴルファーだったら間違いなく賞金王です。
むしろ笑禁王です。
実は大変に男前なのですが、それさえも凌駕してしまうほどの笑禁王です。
むしろおじいちゃんなので失禁王です。
馬鹿と天才は紙一重。
その両方を自由に行き来することが出来る、唯一の人物です。
そして自由に行き来できても決してそれが自分の意思じゃないところが憎めないのですよ。
今回は、どんな暴発を起こして周りを驚かせるのでしょうか?
そんな市川雅之さんに聞きました。
ボクを一言で誉めて下さい。
「ぇえらいっ!」
聞いた時には、紙一重の反対側を旅していたようです。