ページをめくる指

 

 

猫の額 - 2013年05月26日(日)

もう大人になったからまとめサイトを読んだり無意味にドラクエのレベルを99にしたりする暇つぶしはやりません。庭でトマトやナスやバジルを育てる日々をおくっています。

年のせいか若い女性やかっこいい音楽なんかよりも物言わぬ自然に心を惹かれています。太陽の光を浴びて茂りすぎてしまったトマトの葉を剪定する作業ってのは何時間やっていても飽きない。その強烈な緑の匂いがツーンとして気持ちが穏やかになる。普段の仕事とは全く異なった時間の流れを過ごしているからであろうか。


-

幽霊たち - 2013年05月22日(水)

EXILEのファンらしき集団をみた。みんなでお揃いのTシャツきていた。
今までの人生でEXILEのファンに会った事が無かった。沢山いる筈なのにな。時空の割れ目から現れた幽霊たちみたいなものか?

僕だけビールを飲みすぎて電車に乗り過ごしてしまった。


-

- 2013年05月07日(火)

北野武作品を今まで面白いと思えなかったのは、自分の人生経験が足りなかったからかも知れない。中年になってからはじめて『ソナチネ』を観て震えが止まらないくらいでいる。時間を持て余したヤクザが沖縄の砂浜で子供のように遊ぶのがこんなに美しいとは。芸術の『わかる』『わからない』なんてのは知性でも感性でもなく、結局は観る側の『コンディション』なんだなと思う。あーやられた。

逆に『ヘルタスケルター』はあまり面白くなかった。高校生の頃は岡崎京子を好きだったのだが。人の親になってしまうと『誰からも愛されない化け物になることで自由になる』ってテーマ(逆山月記?)はつまらん。欲望から逃れられぬ化け物に作家性は感じなかった。


-

菖蒲湯 - 2013年05月05日(日)

村上春樹が名古屋の事を『巨大な田舎』と表現したことが話題になってますね。しかしそもそも村上春樹の考える『都会』なんてものは少なくとも日本には存在しなくて、『田舎を捨てたい田舎者』が集まった場所が『都会』と呼ばれているだけなのです。僕も田舎者だったので東京のカフェですまし顏をして都会人ぶってました。

…と、村上春樹批判をしようと思っていたのですが、本日野暮用で田園都市線の『たまプラーザ』に降り立って考えが変わりました。今のたまプラーザは自分が人生で降り立った駅の中で最も人工的な街です。おそらく住民が全員がとこかの街の人と入れ替わっても、たまプラーザの雰囲気は全く変わらないことでしょう。あれくらい『土着』を排除する事が可能ならばそれはそれで『都会』ってことなのかも知れません。たまプラーザのような開発を都会とするならば名古屋は田舎ですね。確かに。

たまプラーザに滞在していてドッと疲れたので帰りにヘルス吉野に行ってきました。あ、決していかがわしい店ではなく読売ランド前にある銭湯のことです。(電気ビリビリ風呂があるので非常にオススメ)

今日はこどもの日だったので菖蒲湯をやってくれていました。自分は結局、河原とか蕎麦屋とか銭湯とかがずっと好きですな。


-




My追加

 

 

 

 

目次
 


twitter