誰だってぴんぴんころりで死にたいよね。たぶん自分はそうやって死ぬんだと思っていたと思うのよね、うちのかーちゃん。だけど死に方は選べない。そしてまだ死なない気がする。そうなると老化が激しく静かにこっそり知らないうちに首根っこをつかんでいて、だんだんぼんやりとしてくるのよ。自分でもぼんやりしているのは自覚があるのだけど、自覚があるほうがツライよね、きっと。
娘の私と一緒の時は楽しいし、血流上がるしそんなに老化って感じないけど、1人の時はやっぱりそれなりにウロウロオロオロしているような気がする。そうして子どもは成長して保育園に行くように、老化は介護認定員を連れてくる。ショックだろうか。ショックだよねきっと。
自分はおうちで知らないうちにあの世に行くつもりだったのに、赤の他人がやってきて自分のことを勝手に色々決めていくのはとてもツライかもしれない。
いつかやってくる自分のその時は冷静でいたいと切に願っている。
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