クラシカル・ローズ

2012年06月17日(日) 雨の日に想う

お早うございます。
こちらは雨が降っています。
雨は嫌いじゃないです。むしろ、雨の中のアジサイのように、その葉裏のかたつむりのように、愛らしい、愛すべき存在だと思っています。
のこのこ、のこのこ、わたしも遅速で地道ですが、此処までやって来ました。もうそろそろ、一望がながめられるころでしょうか。
刈り取りにはまだ早い気もするけれど。。(そういうことには、気っ早なのです、、)

今日は、九州から母が帰ってきます。
祖母の骨上げの儀式が済んで、諸々の用事も果たし、帰ってくる頃には疲れ切っているはずです。
大好きなピアノをお聞かせして、早く元気になってもらいたい。
音楽でひとを勇気付けることも出来るのだと、この歳になってようやく知りました。
音は、いいものです。

今、モーツアルトの《ソナチネ》で有名な、ピアノ・ソナタ第十五番 ハ長調 K.545 Allegroを聴いています。
有名な出だしのフレーズも、中途の綺麗な音階もみんな好きです。
内田光子のモーツアルトの盤が好きで、よく借りてきて聴いています。いつか自分のアルバムを持ちたいです。

実は、短歌をもっと練習したくて、短歌独自で朝に詠んでみたのですが、うまくいきませんでした。。
やはり、音楽と絡めて、日々の雑感をそれとなく、さりげなくうたうほうが性に合っているようです。
お花のことも絡め、うたっていきたいと思います。

あじさいの 雨だれに打たれる姿見つつも 自然のつよさに憧れる 小鳥なく日も なかでやかなしも
元歌の言葉は「つなでかなしも」なのですが、意味をわすれたので、啼く→泣くにかけてみました。。失敬。。

モーツアルト 深いかなしみ 描く日も 晴れ間のそっと のぞく朝方
ひとりいて しずかなる闇えがきだす 自重のときも 寄り沿う言の葉
「ありのままの 君が好きだ」ときみがいう 言葉をいまでも そっとおぼえている


せつなくなりましたね。。
雨の季節です、お足元にはご注意下さい。
迷子のかたつむりの子供がいるかもしれませんから。
そっと、葉っぱにもどして差し上げてくださいね。

古川絵梨こと sayako



2012年06月05日(火) お花とピアノとともに。

ずいぶん久方ぶりになってしまいました。。
あれから英語のライティングに精を出したり、深堀さんのヨガのDVDやバレリーナ・ヨガの本を見て、冷えを取るものや
体をシェイプするものとしての運動を少し取り入れて、健康に、毎日を楽しもうとして来たところです。
英語はいつも取っているメルマガをチェックするのが日課なのですが、それも、だいぶ、おなじみになってきて、
自分で書くのをコンスタントに出来ないかな、と考えているところです。

そして、いつものピアノとお花があります。
もう、毎日、なにがしかをしないと気がすまないです(笑
ピアノはストレス解消と、勉強を兼ねて、毎日鍵盤に向います。
おなじ曲でも、日々発見があるのが奥が深いと思います^^
今は、難しい曲はなるべく避けて、トルコ行進曲や月光第3楽章(ちょっと早いですが、、)、ショパンのワルツ集などをコンスタントに弾いています。

ワルツは、踊れるようにするのが難しく、手探りなのですが、いろんなワルツを弾いたりして、なんとかもがいています。
優雅に弾けると、それだけでほっとしますね。
しみじみとする、別れのワルツ(9番)や、初恋の人に書いた、さわやかなときめきと純情のワルツ13番や、弾きこなすのが難しいけど達成感のある、遺作の14番、明るい17番、暗くとも美しい3番、メランコリックで大好きな7番、仔犬のしっぽをふるようすがかわいい6番などがあります。(ひとこと解説は、わたしの勝手な空想です。。あしからず・・)
ショパンはいいですね!!大好きです。

今は、ドイツグラモフォンから出ている1200シリーズの、タマーシュ・ヴァーシャーリのワルツ集を愛聴しています。
3番以降が、とってもいいんですよ!
(1、2番が、惜しいかな、少し荒削りかな。。でも、3、7、14番は鳥肌ものです^^)

今は、今大のお気に入りのアルバムの双璧のひとつ、(ひとつは上のワルツ集ですね!)、ルービンシュタインのショパンのピアノ協奏曲第一番&第二番を聴いています。
ルービンシュタインのショパンは、コンピレーションアルバムで買ってから、図書館にシリーズである音源がどうしても欲しくて、それにちかいラインナップのこれを、買い求めました。
ちょっと録音が違う気もするけど、自分の一枚を持てて、いつも聞けて嬉しいのです。

ピアノ協奏曲は、ラン・ランや、マルタ・アルゲリッチ、仲道郁代、タマーシュ・ヴァーシャーリでも持っていますが、ルービンシュタインの音のなめらかさが泣けてくるほど美しいです。
かれはユダヤ人だそうですが、いい音を出しますね。心に届く音です。
ケムプも好きですが、ショパンは弾いたか知らないのです。
ケムプの音色から滲み出る人がらのあたたかさ、ルービンシュタインの心に届く音色の確かな美しさ、エッシェンバッハの激しくても乱れない、心の強さなど、ピアノの音にはみならうところがたくさんあります。

いつかわたしも、「これが私の音なのよ。」(あるいは、ママの音なのよ。)
といえるようになって、みなさんにお披露目できたら・・・なんて思っています。(はずかしいです。。)

今は、こつこつつみあげるだけですが・・・
大きな木も、根っこを木の丈よりも深く張っているからこそ、養分を取れて、自分の枝葉もささえられるのですよね。
木みたいにいこう・・!

お花は、いっしょにかざっていた向日葵がはやく枯れてしまったけれど、カーネーションを置いて、賑やかにしました。
今は、くれないの芍薬がしずかに花開こうとしています。
ねぎぼうずのような、むらさきのあたまのアリウムが、ぽんぽんと咲いて、かわいいです。


いけばなも、今年の秋で一年ですね。
ピアノほど、上達がみえないけれど、お花との付き合い方も、だんだん自分らしくなって来ました。

最近は、先生のお手本にならって活けることが多いのですが、それでも、自分らしさというものを失わないお花が活けられていると思います。
そう、自信を持っていえます。
やはり、芸事は時間と質と量なのでしょうね。

ネットや読書などで夜の時間を過ごすときは、たいていピアノのクラシックを掛けています。
ながらのリスニングをするときは、英語のCDを掛けたりもします。今日は、英語のノルマを果たしたので、ピアノです(笑
英語は1日30分はかならずきく、とノルマを決めています。

継続することが大事ですよね。
あ。墓穴を掘りました・・エンピツさんのこの、「クラシカル・ローズ」も、ちゃんと続けたいです。続けたいと思っています。

此処に来るとほっとします。
自分にとってこの日記は安らぎと再発見なので、自己成長のためにも、続けてゆきたいです。

ピアノ聴き われあのごとく ひけねども  こころに掛かる 甘い旋律
花活けの ジョウロをたずさえ 水配る 朝には植物が 息をつきけり
われとほく 嘗て よみし本をよみ返しつ 想ひき頃をかすかにあほぐ

sayako





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