僕らが旅に出る理由
DiaryINDEX|back|next
2011年08月27日(土) |
返していかなきゃならない |
ここ数週間、やたらと人に贈り物をしている気がする。
高い観劇チケットを無料でもらったから。 会社で一緒に働いている人の奥さんに赤ちゃんが生まれたから。 知り合いの弟さんが事故で入院したから。 友達がバレエの発表会だから。
夫にも誕生日プレゼントを乱れ打ちのように3回くらいした。 「あ、なんかいいんじゃないかな」と思うと次の機会を待たずに買ってあげてしまう。
どれも、高いものではないし、だからこそついついいろんな人に買ってしまうのだけど。
贈り物を選ぶのは好きだ。 責任がないし、好きなものを気楽に選べる。普段自分が買わないような店に行って物色するのもなかなか楽しい。 お金はどんどんなくなっていくけれど、人の為に使うお金はいつか返ってくるような気がする。 まあ、甘いかも知れないけどね。別に、それならそれでいい。
それよりも、私は返さなきゃいけない、とどこかで思っている。
たぶん私はいろんな意味で、アカウントバランスがマイナスなのだ。 たくさんの人からいろんなものをもらっている。 でも、結構気づいていないことも多いんだと思う。 今も過去日記を読み返して、新幹線のバイトの時にチーフさんのくれた5000円を思い出した。 日記書いてなきゃ、きっときれいさっぱり忘れている。 私は、まったくもって義理堅くない質なのだ。 だから、自分はあげ過ぎている、と思うくらい他人にあげてて、ちょうどいいんだと思う。
まして私のように誰かを傷つけてしまった人間が、あげ過ぎるなんてことはついぞ無いのだろう。
罪滅ぼしだなんて言い方さえ、思い上がっていると思うけれど。
自分の中の傲慢さを、常に見つめていなければならないんだと思う。
|