みなもの日記
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今日、思い出のある男の人と会いました。
その人のことは小学校四年生の頃から片思いで、かれこれ11年間ずっと想い続けているわけで。
中学校になって学校が別れてしまい、高校になって偶然、朝の通学電車の中で彼を見つけ、遠くの高校に通うため朝早くの電車に乗る彼をひと目見るため、毎日その電車に乗り続けた三年間。 高校最後の日の朝、勇気をだして彼に話しかけ、ケータイのアドレスを渡しました。
その後あたしは大学に進学し、彼は一年浪人することになりました。 たまにするメールが何より嬉しくて、彼の誕生日で七夕でもある七月七日は自分の誕生日よりも楽しみで、どんな文章が可愛く見えるのか、メール嫌いなあたしが長時間ケータイ画面とにらめっこしたり。 とにかく彼の事を考えるだけで頭からつま先まで血が沸騰するんじゃないかと心配するほど好きで好きで仕方がなかった。
でも、彼があたしを恋愛対象に見ていないのも分かっていたし、今さら告白なんかしたって彼を困らせるだけで、今の関係が壊れることを考えると、彼とメールをして彼の存在を感じることだけで十分幸せでした。
一年が経ち、あたしに37歳の今の彼氏ができた頃、彼からメールで大学に合格したとの知らせが入ったのです。 あたしは自分が合格したときの数百倍くらい喜び、その日の夜、久しぶりに電話をかけました。 『良かったね!!おめでとう!!』とバカみたいに連呼するあたしに彼が突然、『浪人中ずっと励ましてくれてありがとーな。おまえがおらな落ちてたかも。』と、ポツリと言ったのです。 彼は筋金入りのシャイなので、まさかそんな率直な言葉を言ってくれるとは思ってもいませんでした。
その瞬間、あたしの中で溜まっていたものが堰を切ったように溢れ出した感じがし、気がついたら『ずっと好きでした。』なんて言い出してる自分がいました。 自分の想いをすべて伝え終わると、彼はしばらくの間じっと黙っていて、そのあと大きく深呼吸をしてから、『ありがとう。』と言い、『でも、その気持ちには応えられないです。』と付け足した。 でも、あたしの気持ちは自分でもビックリするくらいすっきりしてて、なんの後悔もなく、『聞いてくれてありがとう』と言えました。
それから二年、相変わらずたまに連絡を取るなかで、どーゆう話の流れか、彼と会うことになりました。 しかも決まったのがあう日の前日ときたもんだ。 あたしの中でほぼ腐りきってた『乙女シグナル☆』たるものが、ここぞとばかりに大分泌の出決大サービス状態になり、今の彼氏の初デートの時でもこんなに気合いれんかったのに!!と自分でツッコミを入れつつ、服装は当日どんな天気にも対応できるようにし、“晴れの日用”“雨の日用”“温度高い日用”そして“温度低い日用”と、遠足前の小学生もこんな事しないだろう的な準備万端さで、この日のためにバイトで稼いできました!!と言わんばかりに、当日の朝一番で行きつけサロンにカラーの予約を入れ、モチロン最後は『可愛く巻いてください!!!!』とバカ丸出しな発言をし、店員を困らせる始末であった。
そして、会ってきたのですが。。。
いやー、やっぱり良かった!! 飲んでる最中、彼の横顔を見るたびに、それだけでご飯五杯はイケるぜ!!などと、一人テーブルの下で小さくガッツポーズを決めていました。 ヨコシマな出来事は案の定、何も無かったのですが(笑)、長年の夢が叶い、これ以上ない幸せを感じたのでした。
p.s 家に帰ってから、早速『今日はありがとうメール☆』的なものを送ったのですが、返事はまだ、ありません。 っれーー?? なんかミスったかなァーー??
先日、ここ2、3日前の夜中、みなもは寝付けず暇でした。 暇なままなんとなーくネットでmixiを眺めていました。
…夜中ですよ??
……mixiですよ??
昔の彼氏の名前とか検索しちゃいませんか??!! そんな衝動にかられそうになりませんか??!! あたしだけですか?? そうですか。
さて、いつの時の彼氏を検索しようかと迷ったとき、まさか今の彼氏(37歳、職業:柔道整体師)がmixiなんてハイカラなモンやってるわけもなく、じゃー誰にしようかな、と思ったとき、高校一年生の時に付き合った初めての彼氏、それに加えて初めてセックスした、後々、あたしの人生を厄介なものにしてくれた相手でもある、あいつにしてやろうと決定。
mixiの検索項目の前でしばらく固まるあたし。 あやつの名前の漢字が思い出せない。 情けない…あんなに好きで好きで、付き合ってたときは遠く離れた彼氏の家まで会いに行くのに電車を乗り継いで出不精の彼氏のため通っていたほどだったのに… 今思えば、出不精なんて『痘痕もえくぼ』的な勘違い甚だしく、ただコッチに来るのがめんどくさいだけだったに違いない。 しかし、恋する16歳にそれに気づくことは大変困難なことで、当時あたしは女子高に通っていたので、週末にしか彼氏に会うことができず、毎週、電車に揺られて一緒に揺れる心と共に彼氏の元へ通っていました。
珍しい漢字を連ねる彼の名前をやっとこさ思いだし、とりあえず、検索ボタンを押してみる。 まさか、本名で登録はしてへんやろな〜死ぬほど検索件数でてきたらどーしよー
などと、悠著に構えて、がしかしちょっとドキドキもしつつ待ってみること約5秒。
検索結果 1 件 該当しました。
ええぇーーーーー!!!! 1件すか??!! もう絞れちゃったの??!! 早くない??!!てゆーか早くない??!!
心の準備ゼロのまま、彼のページに行くことになってしまいました。
さて、彼のmixiの感想ですが…
相変わらず、しょーーーーもない男でした。 やけど、嫌いになられへんのよねー。いや、実に憎い。
彼と付き合った期間は、たったの二ヶ月。 告白はあたしからで、当時、彼には好きな人がいたのですがその子には振り向いてもらえず、なんのその!といわんばかりのあたしの猛烈アタックで、彼いわく、『みなもやったら彼女を忘れさせてくれそう』と、アタックに折れたのか、もしくはその頃にはチョイチョイ手を出されていたのでそれの責任感からか、とにかくOKをいただいたわけで。
しかし、別れは突然なわけで。 略奪愛計画は見事失敗し、彼はやっぱり彼女が忘れられないから別れてくれ、とアッサリと言いました。 しかもソレがクリスマスの前日ときたもんだ。
あたしは忘れたくても忘れられず、目を閉じたら彼のあったかい胸がすぐそこにある錯覚から離れられず、長く長く高校三年生まで想いを引きずることになってしまうわけです。
付き合った期間は短く、実際に会っていた回数は数えられるほどですが、あんなに強く惹かれたのはやっぱり自分には無いものを彼が持っていたからなんでしょうね。 それは、たぶん彼の『社交性』だったと思います。 確かに、女が大好きなかっこつけのしょーもない男でしたが、なぜか彼の周りには自然と人が集まってくるのです。彼の太陽みたいな明るさに皆が釣られるようにやってきました。 あたしもその中の一人だったのかもしれません。
彼への想いを断ち切る術は、『彼のようになる』ことでした。 それが達成した時、あたしの中にあった後悔は思い出に変わりました。 自分でもびっくりするくらい、自然なことでした。
今も、mixiを見る限り、しょーもない男さは健在のようですが、元気にやっていることと信じます。
p.s 後日、自分のmixiの足跡をみると、しっかり足跡をつけられていたのは言うまでもありません。 …友人までの公開にしててよかったーーー!!!!
みなも、と言います。
まずは自己紹介。 歳は21歳で、大学3回生です。 薬学生で、将来は薬剤師になりたいと思ってます^^
が、しかーし!! 皆さんが思っているような、地味〜で、くら〜い、真面目〜な薬学生じゃありません(笑) 確かに、学校はイメージ通りの人たちであふれてますケド…
性格は、 自分で言うのもナンですが、社交的です。よく言われます。 昔は人見知り激しかったんですけどね〜。克服です。
んで、 恋愛体質です。…生粋です。 高校生の頃、親友に言われて初めて気がついたんですけど、 確かに、常に誰かに恋してます。 それが恋人だとは限らない。
これが、この日記を始める大きな理由でもあるんですが。
なんせ、彼氏以外の人にでも容赦なく恋しちゃうもんだから、友達がみんなみてるmixiなんかじゃ書きたいことも書けやしない。 でも、書いてスッキリしたい。
そんな欲望丸出しな感じでお送りしたいと思います。
さて、じゃあ何から書いていこうかな。 自己紹介の延長戦で、今までの恋愛をご紹介します。
今思い出しても、恥ずかしくて『わーーーー!!!!』と叫びながら町中を逃げ回りたくなるような話、自分のケツの青さ加減に赤面通り越して爆笑したくなるような話、もしくは、思い出すだけで涙がでてきそうな話… たくさんの恋愛の日々が出てきそうな気がします。
どうぞ、あなたが今日の仕事が無事終わり、風呂から上がってビール片手にあたりめでもカミカミしながら、テレビをつけても今日は『ぷっすま』やってへんからおもろないわ〜ネットでも見よ。などと思った時に、これ以上見たいものもなく、明日の天気まで調べ、降水確率を気にしながら寝るまでの暇つぶしがてらに、この日記を読んでいただけたら、これ幸いと存じます。
どうぞ、お手柔らかく、ご贔屓に。
みなも
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