HOSHI・HARU
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昨日、利家とまつを見た。いつもながら、まつ役の松嶋菜々子はとても美しく、みずみずしく、その笑顔をみていると、それだけで幸せを感じる程であった。
私が最もインパクトを感じたシーンはラストの頃のシーンで、 織田信長が、猿(後の豊臣秀吉)の秘策を「やつは天才だ」と褒める時、まつもそれを褒め、さらに利家の背中にこっそり合図を送りながら、利家にも心から褒めさせた。それを見た織田信長は、利家の、嫉妬をみせぬほめっぷりに、大きな男よと感心した。まつは、機転を利かせて、夫の男を上げた。何と聡明な妻か。しかもあれだけ美しい女性である。 私は、戦国武将になれるとしたら前田利家がいいな。とますます思ってきた。
うちの妻にこの話をしたら「私だったら、心のままに猿を妬み、利家にも猿に嫉妬させるようにするわ」と言っていた。
2002年02月24日(日) |
フィギュアスケート2 |
オリンピックの決戦で、クワンがミスして、銅メダルになってしまった。先日、ミス・パフェーフェクトのことを書いたのに。残念だ。 金メダルを獲ったのは16才のヒューズだ。長野オリンピックの時、金メダルを獲ったのは15才のリピンスキ−だ。なぜこんなに若くして獲れるのだろう。 雑念がないからか? プレッシャーを感じているハズだが、本当の意味でのプレッシャ−が分からないからか?失うものがないからか? クワンはショートプログラムで1位に立っていたので、それを守ろうとしてしまったからか? 本田もショートプログラムで2位にたっていたが、守りに入って、4位だった。
失うものがあるから、守りに入ってしまう。自分が1位や2位でいることを忘れる必要がある。なんか、こう考えてくると、守りに入るとダメなのだなという気がしてきた。 しかし、口でいうのは簡単だが、実行することは難しい。どうしたらいいのだろう。 自分だったらどうするかな? 自分が本田の立場だったらどうするかな? 今、思いついた。プレッシャ−に無縁な人になりきるのだ。具体的には、「自分は長嶋茂雄だ」と思い込むのだ。本番に強い人と自己暗示をかけるのだ。
もう少ししたら、女子フィギュアスケートの決戦が始まる。 テレビで、優勝候補筆頭のミシェル・クワンの特集をやっていた。 ミス・パーフェクトとか呼ばれているらしい。今までの演技の様子を流していたが、確かに、大技をやっても、失敗することがない。バランスを崩すことさえない。何というすばらしい体の切れだ。ワザの切れだ。安定感だ。言っちゃ悪いが日本人選手とはちょっとレベルが違う。
彼女の一家は香港から移民してきたとのことだ。そうか彼女も我々と同じアジア人なのか。そう分かると、ちょっとうれしくなった。アジア人はなかなかメダルがとれない。運動には向いてないのかなと、オリンピックを見る気が失せていたが、俄然興味がわいてきた。 明日の私は、たぶん体の切れがいいであろう。
今日、100円ショップへ行った。そこはかなりの大型店で、文具、日用品、園芸、アート、本他 何から何まで揃っていた。
ここにいると、日本ではないみたいだ。物価が明らかに違う。これなら、アジアの物価が安い国に旅行に行って買い物をしている気分が味わえる。
私は、技術系なので、見方が、どうしてこれが100円でできるんだろう。どうやったらできるのだろう。でも、これが100円でできるんだ。という見方になる。そういう意味でも勉強になる。
そして、すーごく得した気分になる。だから100円ショップが好きだ。
私は、安くていいものは安いものを買う。きちんとした品質、品格が必要なものは、それなりの値段で買う。と2極化で考える。最近そういう人が増えているよね。
私は、2/6にモノより思い出と書いた。しかし、何年かに一度だけ、モノが大事な時がある。私は、昨日、生まれて初めて、ブランド品を買った。COACHの財布だが。カバンなんかはとても買えないので、小さな財布で精一杯だった。 やはり、皮の香りはいい。ずっと匂いをかいでいると幸せな気分になれる。そうだ、私の場合、これでアロマテラピーができるかもしれない。 使い込んでいくうちに、手の油で、自然な艶がででくるらしい。どんな艶になるか楽しみだ。
ブランド漁りの女達には、こんな楽しみはないであろう。彼女達は、ブランド品に触れ過ぎて、麻痺している。(家内はそんなことないので、よかった)。我々だって毎日フグを食べていたら、フグの有り難味が分からなくなってしまうだろう。
やはり、そういうコト、モノはたまにがいい。その前後もいい。あれが欲しいと心待ちする時期、買ってからナデナデする時期。
私は、中華ファミレス・バーミヤンが好きだ。値段は手頃だし、美味しいし、速いし、欠点が見当たらない。味は、昔の、日本の中華料理とは違い、本場の味に近づき、洗練もされている。 今日、バーミヤンに行った。メニューをながめていたら、飲み物でカクテルがのっていた。ジントニック、カンパリスプモーニ、グレープフルーツフィズである。各380円。 驚いたのは、それぞれのベースとなる酒をきちんとした一流品を使っていることだ。こんなところにまで力を入れているのだ。 バーミヤンは、今日も混んでいた。その秘訣はこんなところにもあったのだ。
日産セレナのテレビコマーシャルでは、「モノより思い出」がテーマになっている。 私も同感である。モノにお金をかけるより、旅行などに行って、その時感じたこと、感動したこと、得たことの方が自分にとっては大事だと思っている。
確かにモノもいいのだが、旅行で海外へ行った時に広まる自分の視野と、モノから広がる自分の視野ではどちらが大きいかと考えると、前者だろうと思う。
私は、旅行から帰ってきた時、「アー今回の旅行ではカルチャ−ショックを受けたな。でも視野が広まったな。あんな生き方、幸せもあるんだなー」と感じる瞬間がたまらなく好きである(ハワイに初めて行った時感じた)。
でも、世の中の男たちと同様、クルマ、カメラ、腕時計なんかもいいよね。なかなか買えないけど。
今日は、深田恭子のドラマを見た。出だしは香港のシーンだった。香港の街中が沢山でてきた。 私は香港には行ったことがないので、よく分からないが、思っていたより洗練されていた。中国のエネルギーとイギリスの洗練がミックスした都市だからだろうか。
私は、もし行けるとしたら、香港とシンガポールどちらがいいか迷っているのだが、今日のところは香港の勝ちだ。
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