HOSHI・HARU
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2001年10月30日(火) カナダ旅行記17

しかもその女性はミニスカートだった。すごい脚の長さだ。多分、藤原紀香より長いと思う。ただただ圧倒されてしまった。その長い脚で歩きだした。予約してあるレストランに連れていってくれるらしい。その脚に度肝を抜かれた状態で、今度は英語で会話しないといけない。しどろもどろになりながらも、少ない英語ボキャブラをフルに使って対応した。かなり大変だが、とても楽しい。
どんなレストランなのだろう。


2001年10月27日(土) カナダ旅行記16

トロントではある人に会うことになっていた。私たちは初対面なので目印を決めて、ホテルのロビーで待ち合わせした。その人とは、妻のメル友のカナダ人女性である。
ホテルのロビーで、どんな人が来るのだろうとドキドキワクワクしながら待っていた。誰かが回転ドアを入ってくるたびに、あの人かと強い視線を送ってしまった。
待ち合わせ時間から10分ぐらい過ぎた頃、一人のすらっとした金髪の女性が現れた。その女性は、妻を見るなり瞬間的にその人と分ったようで、ハル!と言いながら近づいてきた。えーこんなすてきな人でいいの?と思いながら、あらかじめ練習していたナイス・トウ・ミーチウといいながら、握手してしまった。私は知らず知らずのうちに、うれしさから にやけてしまっていた。


2001年10月22日(月) カナダ旅行記15

最後のステイ地はトロントだ。カナダ最大の都市ということで何かワクワクする。
トロント空港から街中に入っていくと、大きなビルが林立している。外壁が金色でおおわれた強烈なビルもあった。東京みたいなところを想像していたが、違う。
もっとゆったりとビルが並んでいる。そして歩いている人たちはいろいろな人種の人だ。黒人、中国人、韓国人、白人、ラテン系 まるで鍋物のようだ。それでいい具合に煮えている。白人だけだと湯豆腐のようで物足りないかもしれない。

アメリカは、いろいろな国から人が集まっているが、彼らは、アメリカに来ると自国の文化をちょっと隠し、アメリカ人になろうとするらしい。アメリカを鍋に例えると、ネギもきのこも肉色に染まろうとしている。ということか?
 しかし、カナダは政府が、自国の文化をそのまま出せ。と言っているらしい。どの人種の人も何か伸び伸びしているように見える。その話をガイドさんから聞いていたので、私も何か安心して日本人として振舞えた。その点がとても心地よかった。
ある意味では東京で歩いているより楽であった。よく考えると東京もアメリカと一緒である。地方から東京に出てきた人は、地元の方言、文化を隠し、東京人になろうとする。

トロントにいると、日本のどこ出身だろうが関係ない。日本人でいさえすればよいのだ。


2001年10月14日(日) カナダ旅行記14

プリンスエドワード島(以下PEIと呼ぶ)滞在の最終日、早起きして宿の近くを散歩した。宿から5分ぐらい歩くと海に出た。そこはハーバーの並びで、大きな入り江の一部になっているので波は静かで、まるで湖のようである。しかし潮の香りはそよ風にのって、風景の隠し味のように流れてくる。日本の漁港等とは違って、程良いおしゃれな香りである。海沿いにはボードウォークと呼ばれる、木で出来た渡り廊下のような散歩道がずーっと続いている。
そこを歩いているととても気持ちがいい。こんなにいい場所を歩いていいのだろうかと恐縮してしまう程すばらしい光景だ。こういうところでゆっくり生活するのが本当のバカンスなんだろうなと思った。

やはり、ここは世界一美しく、気持いい場所である。

こんな気持いい場所に、20才代、30才代のうちから生活してしまうと、二度と他の場所で生活できないのではとも思ってしまった。

日本での生活に疲れ切ってしまった場合、人生に疲れ切ってしまった場合、ここに来て、しばらく過ごしたら、きっとリフレッシュできるだろうと思った。

まあそんなややこしい話は、おいといてとにかく非常に素晴らしい場所だということは分った。


ということで、PEIについていろいろ書いてきたが、最後にまとめると、
よく、ハワイでも行ってリフレッシュしたいな!とか老後はハワイで暮らしたい!と言うことを聞くが、これからは、もっとPEIが注目されてもいいのではと思う。
私としては、PEIの方が治安もよさそうだし、安心して暮らせると感じた。

ケンタッキーフライドチキン、マクドナルド、50チャンネルぐらいあるケーブルテレビ他のアメリカ文化もいっぱいあるし、ホンダのディーラーがあってシビックが一杯走ってた。 のでそういう意味での安心感もある。


2001年10月10日(水) カナダ旅行記13

ここは、日本で言えば、北海道の美瑛、富良野に似ている。
平らな土地ではなく、なだらかな丘がいくつも入り組んで、複雑でおもしろい地形になっている。ある丘は緑色、ある丘は黄色、ある丘はベージュ色になっている。(作物の関係で)いわゆるパッチワークの状態である。

ふと、このパッチワークは人工のものであって、自然のものではないのだが、何故こんなにいいと感じるのだろうか。と考えた。
ゴルフ場の芝生を美しい感じる。ガーデニングの庭を美しいと感じる。つまり、手入れのゆき届いた庭をきれいと感じるのに似ているのかもしれない。

北海道の美瑛、富良野の6月~7月もパッチワーク状態で、とても美しい。今まではそのパッチワークが自分の中で最高レベルにいいと思っていた。

しかし、この島は、
①パッチワークの規模が大きい。どこまで走ってもパッチワークでいっぱいである。
②その中に建つ家、建物がかわいらしい。いわゆる洋風のおしゃれな おうちである。
③空の青がきれい。空気がからっと乾燥しているせいか、空の青さが美しい。
④島なので海がよく見える。パッチワークの向こうにきれいな海が見える。あるいは、入り江の海をパッチワークがサンドイッチしている場所もあった。
この点が美瑛、富良野がかなわない点である。
⑤島の人々は、自分の家、庭が人からどんな風に見られているか非常に気にする。→こまめに、丁寧に手入れするということである。
⑥土が赤い。酸化第2鉄が含まれるだか何だかの関係で、土が赤い。本当に赤い。
⑦歩いている時、信号のない交差点を渡ろうとすると必ず、クルマは停まって、歩行者を先に行かせてくれる。これは徹底していて、もううざいぐらいクルマが停まってくれるので、恐縮して小走りで渡ってしまう。→つまり、島人の心がきれい。
これらの要因から、世界一美しい島と言われているのではないかと考えた。
私としては、⑤と⑦のポイントが大きいのではと思う。


2001年10月03日(水) カナダ旅行記12

知っている人もいると思うが、プリンスエドワード島は、本の「赤毛のアン」の舞台になった島だ。また、世界一美しい島とも言われている。何故世界一美しいと言われているのか確かめたかった。

その日は朝から、私は男だが、妻に連れられて「赤毛のアン」ツアーに行った。
島の反対側の海までいくのだ。途中にあるアンゆかりのポイントを片っぱしから周りまくった。
マイクロバスが走り出して、郊外にでたあたりから、気がついたら私は買ったばかりの一眼レフのシャッターを押しまくった。そして、何故、世界一美しい島と言われているかがだんだん分ってきた。


ほし・はる |MAIL

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