舌の色はピンク
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2009年07月24日(金) 平素

大学の課題に向き合ってる恋人の横で、
あるぅひ もりのなか くまさんに であぁった のくまさんがマゾだったらー とか
ゆぅやぁけ こやけぇの あかとぉんぼ のあかとんぼがマゾだったらー とか
つらつら物語ぽく一人語りしてたら
「きみ一人でいるときそんなことばっかり考えてるの?」
といぶかしまれた。

四六時中そんなことばかり考えてます。


2009年07月20日(月) 先輩にバシーン

「だから要は、俺が携帯持たないのは、携帯が便利だからかな」
「道具の便利さ受け入れると自分の能力の減衰を感じますよね」
「そうそう、世の中便利になりすぎてる」
「じゃあコンビニなんかも嫌いなんですか?
コンビニエンスっていうくらいですし、便利さの象徴じゃないですか」
「やだねぇ、俺は認めてないねえ」
「でもこの前使ってませんでした? 僕見ましたよ」
「そうだね、まぁ夜とか時間ないときとかね。仕方ないときは、やむ得ず使うときもあるよ」
「あー、なるほど」
「うん」
「……その"仕方ないとき"に活用できてる時点で、便利さ認めてるじゃないですか!」

快感果てしない完璧なツッコミが決まった。


2009年07月12日(日) 巨人伝説

我々人間たるもの、身長が1.5倍になっただけで世界は憂いに満ちる。
猫背を強いられたりとかそういうの。
なのだから、100倍、1000倍と伸長して巨人に変貌を遂げようものなら
まったくもって悲惨極まりなく、
まず「空気が薄い」と嘆くことだろう。
デフォルトで高山病。
また高層ビルに倣って、上半身には夜チカチカ点滅する赤いライトを設置せねば
建築法に抵触するやもしれぬ。建築物でもないのに。
雲から飛び出た上半身は常に日焼けしているし
雨が降ったら下半身だけ濡れてる気色悪さに懊悩する毎日。
悲惨。なんにもいいことない。


2009年07月05日(日) 転回

道端で中年男性と激しい口論になり、
もう我慢ならねえ、すぐそこに空き地があるから
ブッ飛ばしてやると意気込まれて
2人並んで歩き始めたのはつかの間、
「…あれ、空き地…どこだっけ?」
迷いはじめるおっさん、
「……えっと、こっちじゃね……じゃありません…でした?
そんなに…自信ないですが…ハハ」
「あ…あぁ。そうかも、…そうかも!
悪いね、年とるといけませんねえ、ハハハ」
「ハハハハ、いえいえ」

冒頭の剣幕は霧散して
なんだか2人して敬語や笑顔交わる楽しい雰囲気になってきて
空き地見つからぬまま肩組んで居酒屋行って笑いあった。

男は拳いらずでも友情分かち合えるものなのか。
うーむ、妙な夢だった。


2009年07月03日(金) 気球に乗って

高所から猛スピードで落下する、
タワーハッカーに代表されるような絶叫アトラクションには
かるい偏見をもっていたのだけど、あれはやってみると案外楽しい、
しかしやはり心からは好めない。
アレって恐怖を馬鹿にしてる娯楽だ。
「あぁ、怖い、怖い。まぁ安全なんだけどね。え、恐怖さんよ」
みたいな軽さがある。

僕はまだ乗ったことはないが気球には本物の恐怖がある気がする。
恐怖に対して誠実。
僕は無生物に対してもつねづね礼儀正しく振舞いたく、
ならば形而上の感覚に過ぎない分野に対してもすら、
極力謹直に臨むべきなのだ。
だから恐怖も賓客として丁重に扱う。
気球に乗る日がいつか訪れるまでこの気持ちを忘れるな自分。
そしてタワーハッカーを礼儀正しくこきおろせ。

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「気球にー乗ってー どーこーまでー行ーこーうー」
そんな歌を小学校のとき合唱させられたが
ちょっと好きだった。
「星をー越えてー 宇ー宙ーをーはーるーかー」
と続く。幼心にそんな馬鹿なって思った覚えがある。
「星座ーのー世界へー どこまーでもー行こうー
そーこーにー輝くー夢がーあーるーかーランランラララランランララララーン
ラーンランランラララララン」
21世紀の精神異常者。


れどれ |MAIL