舌の色はピンク
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2008年10月31日(金) 備えあれば憂いなし

机買った。
パソコン置くのと勉強と絵描くのを兼ねてのシンプルデスク。
チェストも買った。鍵つきの。
ふつう鍵がないのとあるのではあるのを選ぶだろ?
胸のない女の子とある女の子ならないのを選ぶだろ?
そういうことだ。

しかし困ったことに僕の部屋には
現状とくに隠すものがない。
机が届く日までになんとか秘密をつくって
見つけられたら絶望するような物品を備えよう。
それを鍵つきチェストに収めればかんぺきだ。
ちゃんと収めないと憂いちゃうもんな。それは怖いもの。

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とうとつにアホみたいに寒くなった、冬がやってきた。
僕の体の末端が冷えてゆく!
指かじかむ。
ソファベッドから動きたくない。
机意味ない。


2008年10月30日(木) 私憤

とくにファーストフード店でありがちな、
店員に注文を告げた際に彼がキッチンへオーダーを通す声、
たとえば吉野家でだ、
「ナミイッチョー!」
と叫ぶあれだ、
あれはプライバシーの侵害ではないのか。
(あぁ、ただの並を……ただの並を注文したのですね隣の客は)
(やれやれですね、素人丸出しですね向かいの客は)
など方々の客から侮られていそうだ。
あれをやられると重圧感に迫られ店からおめおめ逃げ出したくなる。
何も侮られる注文ではなくともだ、
オーダーから人物像を推し量られてしまう可能性を生じさせるのではないのか。
食嗜好をはじめとして金銭感覚、
今現在の腹の減り具合、
そこから逆算しての生活リズム、
育った家庭の食卓事情、教育、品性、
幼き日のトラウマ、血塗られた過去、決して開けてはならぬ心の扉……
これらが暴かれる事態もありうる、いやある、
一連のプロファイリングから住所が割れ重大犯罪に巻き込まれる危険性は直線状に加速する、
彼の無遠慮によりもはや我が素性は白日の下に晒され安全の日々は遠のいたのだ!
自意識過剰!


2008年10月28日(火) でもこれだけは言っておくぜ俺は車泥棒

小学生のころ
チョモランマなる遊びが
僕およびその周辺3人程度の間で大流行した。
部屋の電気をつけるために吊り下げられた紐を
過度に引っ張って離したときに
勢いよく紐が上へ飛んでいくさまを
いったい誰がチョモランマと命名したのかは
今となっては定かではない。

僕の部屋は当時よく男友達が集っていたため
チョモランマのメッカだったのだけど
僕としては一応自分の部屋の電気の紐が餌食になるには
いささか気負いもあり穏健派だった。
そんな穏やかな部屋の主を差し置いて
俊ちゃん と呼ばれていたチョモランマ過激派の男が曲者で
ある日僕の部屋の電気の紐は
彼の豪快なチョモランマによって引きちぎられた。
母は怒った。僕は謝った。俊ちゃんは泣いた。

今はもう電気をつける紐のない部屋に住んでいるから
チョモランマの悲劇を憂慮することもない。
それがちょっと心寂しいのは何故だ。


2008年10月27日(月) 戦争はよくないなと隣のやつが言う

今回の世界同時株安を契機に
今更ながら経済関係の文章をひたすら読んでるとこれが実に面白い。
この上ない機運を得たので書籍のみならず
ネットやテレビも駆使して見識深めて
話についてくだけじゃなく話できるようになりたいな。
かねてからアメリカがくしゃみすれば日本は風邪を引くと言われていたのが、
そのアメリカが重病患者になってしまった、さてどうする? が現状だそうで
ただ単純に観戦が面白いです。グリーンスパン選手を応援しています。FRBの。


2008年10月25日(土) 涙のごとく滲むそれも自然な生理現象さ

中華街や元町をまわる。
その元町で通りがかったカフェのオープンテラスで
飼い犬を連れたままお茶を嗜んでいる貴婦人二人がいて
でもその二人ともが煙草を吸っていて
「なにか違う」
と思った。

……完全に屁理屈だし
自分が間違ってることはわかってるんだけど。
なにか
犬好き→動物好き→善人!
てゆうイメージが世間に認識されている先入観があり
また同時に
喫煙者→社会の潮流に反発→アウトロー!
てゆう僻見もあり、
それらがふくざつに絡まりあって
「こいつらウソつきだ!」
「どっちなんだお前ら!」
と直感的に。
……完全に屁理屈だし
自分が間違ってることはわかってます。

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最近読んだ太宰治の短編「畜犬談」が面白かった。
中盤まで延々続く犬畜生への罵詈雑言。
プロ、しかも文豪名高い人間に
一つの固定した見地からひねくれた文章書かせたら
あんなことになるのか……。ひれふした。
青空文庫でも読めるみたいです。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/246.html
ただ個人的にはやっぱり小説のスタイルは縦書きじゃないといや。


2008年10月23日(木) きみの知らないもう一つの人格教えてあげるよヘヘイヘイ

「37℃のボーイフレンド」
というタイトルの少女漫画のタイトルだけを知った。

衝撃だった。
やられた、その手があったか、と思った。

内容を推し量ってみるに
恋物語のお相手のボーイフレンドは常に微熱。
病院に行くほどではない、しかし体は気だるい…
そんなレベルの容態。
病のまとわりつく悲劇的な恋愛に負けじと
彼をしかと看護すべく体温計を携行するなど慈愛の限りを尽くすヒロイン。
物語中盤からは
高収入・高学歴・高熱の3Kを備えた美青年が登場して
展開も文字通りヒートアップ。
はたして彼らの情熱はどんな熱運動を繰り広げるのか……?

不治の病なぞを扱って
安直なお涙頂戴ストーリーが世に跋扈する昨今、
こんなドラマが見てみたい。


2008年10月22日(水) だってもうあと2分で全ては消えるんだ

僕の携帯電話の変換予測機能は
ぽんこつだと前々から認めてはいたけれど
まさか「けいたいでん」まで入力しても
「携帯電話」が候補にあがらない事実には渋面を禁じえなかった。
おまえは己の存在をなんだと思ってるんだ。

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今週のハチワンダイバーに
ミッシェルのHigh Timeが劇的に登場してテンションあがりまくった。
実在バンドの実在アルバムが漫画に堂々出るってあんまないものね。
聴き返してみるとやっぱ名盤、
捨て曲ないからずっと頭振っちゃう。


2008年10月21日(火) なんとなく声に出したい言葉




風のバルバリシア!




2008年10月20日(月) 大島一人旅紀行

ふと思い立って
週末に伊豆諸島は大島(東京都)へと
宿も決めずに行ってきた。

当日に夜行船予約して船旅8時間。
乗船中はずっとデッキで夜景眺めたり海眺めたり。
暗く重い海をじっと見てると
意味もなく身を投げる気持ちがわかる気がした。

島についてからはまず歩道が蜘蛛に占拠されてる事態におののく。
車道歩いてたら見知らぬおっちゃんに車乗せてもらった。
その後レンタサイクルのお世話になり(宿も紹介してもらった)
三原山とかいう山を自転車で登る。7kmくらい坂道。がんばった。
頂上へは徒歩でまた3kmくらい登山。
苦労あったぶん山頂での絶景もひとしお。
高みから景色を見下ろしていると
意味もなく身を投げる気持ちがわかる気がした。

到着してから知ったことにはどうやらこの山は火山だったようで
(しかも世界三大流動火山に数えられ、近年にも噴火あった有名な山だそうだ)
「町長おすすめ!」との看板に騙されたつもりで火口一周コースを周ったのだけど
これが完全に騙された。
なにせ火口――崖付近を歩いてるときに吹いてる風が
強風だとか突風だとか烈風だとかじゃ済まされないくらいの
倫理観が崩壊しきった殺人風で
何度も「やばい」場面があった。崖際にある柵も風で倒れてるし。全く人もいない。
ジャケットのポケットにしまっていたパンフレットが
超高速で空の彼方に飛ばされてった瞬間には
完全に三原山と町長は俺を殺しにかかってきてると思った。
いよいよ「死にたくない」と思った。
暗く重い海とか山頂の絶景とかよりずっとリアルに生を感じて
しょせん自分は平和ボケした現代人なのだなぁと思った。

えー、あとは帰りの坂道でブレーキ壊れたチャリのダウンヒルで死にそうになったり
夕日を臨む混浴露天風呂で50代のおばちゃんがスクール水着着てて死にそうになったり
帰りの船が強風によって欠航しまくって死にそうになったりしたけど
無事生還できてよかったです。たいへん楽しかった。
島民によればあれだけの強風は滅多にないそうなので
是非とも人に勧めたい旅行先です。でも蜘蛛嫌いの方はやめといたほうがいいです。


2008年10月15日(水) 幸せな不幸

先輩方が学生時代を振り返って
親の作る弁当の適当さや失敗談などを
自嘲的に面白おかしく喋っておられる中、
僕の家庭はといえば母親が
なまじ弁当なぞに力を入れるタチであったがために
何一つ語れるエピソードは存在せず
ひじょうに悔しい思いをした。
こういう場で小話ひとつ提供できない青年に育て上げる、
そんな教育を施した親を呪い、憎み、嘆いた。
自分は親不孝ものだと思った。


2008年10月14日(火) コンスティペーション・ブルース

生まれてこの方ただ単に無縁だったのか
それとも気づいてなかっただけなのか、
ともあれ恐らく初めて便秘なるものを自らの体に確認した。
たぶん3日くらいはお通じないから、これってそれだろう。
なにやら下腹部が荒れている気もする。
「これが、便秘か。あの、ウワサの」
ひとりごちてみると感興を覚えた。
今まで素通りしてきた世間一般並の体験をようやくクリアしたのだ。

せっかくの貴重な機会を活かすべく
実験とばかりにヨーグルトを三口程度食してみたら
まもなくして胃腸の調子は力抜けするほど整った。
体調だけはすぐ落ち着く…
俺の体はそういうふうになってんだよな(シンイチ)

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久しぶりにかけてみたシステムオブアダウンがかっこよすぎるゥ!
ずっと聴いてるとどっか連れてかれる! 誘拐音楽だ!


2008年10月12日(日) 蝶龍と名づけよう

掃除炊事洗濯にかまけて休日が終わった。
塵芥を棄却処分、
元・生命たちを火に炙ってはむしゃぶりつき
濡れそぼつ衣類どもを太陽光でぶっころしてやったぜ!
なんと爽やかなきぶんなのだろう!

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テフロンのフライパンを購入。
すごい。すごいとしか言いようがない。
超すごい。略してすごい。
焦げにくいし洗いやすい。
料理初心者にはありがたすぎて涙出ちゃう。
なんで今まで手に入れなかったんだろう。
どうしようちょっとときめいてる。


2008年10月11日(土) 魔境海峡

タケシンは16マグナムだから4デカルトだったはずなのに
信用マグナム庫が暴発して
16ギガおっぱいに対抗できなくなってしまった!



悦志くん、タケシンくんと飲みました。
楽しかったです。


2008年10月10日(金) 変形しろソーヤング

傍若無人ではジャク
老若男女ではニャク
般若ではニャ

自由自在に表音の姿を変える「若」は、
まさに自我の同一性がまだまだ不安定な
若さを表しているのだとみた。


2008年10月09日(木) 漫画三昧

サナギさんの最終巻を購入。
愛読していたぶん終わってしまったのはウルトラ残念ながらも
その潔さにグッともくる。
しぶとく最後までレギュラーだったマナミさんが好き。

ヒストリエも買った。奇生獣の作者の。
なんて面白いんだ、4巻までまとめて買えてよかった本当に……。
トラクスのキャラクターデザインが
頭脳的じゃなくてひたすらかっこいい。
あと岩明せんせいの描く女性キャラはなんであんな魅惑的なの。
七夕の国のヒロインもきゃわいかったし。
田村玲子というか田宮良子は
好きな漫画キャラクター10位に入るなあ。この種を喰い殺せだ。


2008年10月02日(木) ドコモの逆風刺とみた

ドコモ、上下を分離できる「セパレートケータイ」公開
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0809/30/news094.html

携帯電話の普及によって
人間関係から肉感が失われ
かえって人と人との精神的距離が
実質上遠のいてると叫ばれている昨今、
また今や身体の延長の一部として
常備が至当にあたり
現代人からは切っても切り離せない
関係にあるといって過言ではない、

そんな携帯電話自体が、まず離れちゃった!
っていう。


れどれ |MAIL