舌の色はピンク
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暑い。 いわゆる猛暑だ。 よもや4月に熱帯夜が訪れるとは思わなんだ。
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4月は平均しておおよそ一日に一冊本を読んだ。 まだ読書欲あるから5月も持続するかな。 学術書と小説を交互に読んでいったら飽きないと思った。
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恋人と最近よく恋愛相談をする。お互いに。 何かがおかしいと思う。
友達から久々にイラスト依頼され シャーペン一本でシャッシャと仕上げて 引き渡したらなんとびっくり 謝礼をいただいた。
うわーあ…… せいぜいご飯おごってくれる程度でいいんじゃないのその辺は。 いよいよ貨幣登場かよちょっとたじろいでしまった。 「いいって、そんな、えー…いやいやいやいや、えぇー……」 「もらっとけって!」 パシーン!
僕自身も以前には友達を使役した際に謝礼渡した経験あるけども 貰う側ってこんな感じなんか うわーあ。気まず! なんかこわい! なにがこわいのかわかんないのがまたこわい!
昨日一日休みだっただけだったのに もう休みボケした。 いちんちじゅう眠い…。 おそるべしゴールデンウィーク。
2008年04月27日(日) |
魚を見ていたーいー そばにいれるときだーけー |
品川の水族館で魚たちの戯れをひとしきり眺めた。 改めて観察するに鮫ってやつはなかなか愛くるしく 飼育する発案には魅力を感じる。 しかも家庭用に購入しても結構安いようだ。水槽だけが不安。 うーんちょっと欲しいな。
イルカショーは興冷めで いやワーとかオーとか嘆声惜しまなかったのだけど 一匹ラッキーくんとかゆう名のイルカが トレーナーの「この子は運動できないんです」の紹介通り 他の仲間に比べて圧倒的に芸ができてなくて しかもそのキャラクターを館はプッシュしているようだったんでした。 あれは多分芸ができないという芸を仕込んでいるのだと思った。 ピエロと同じで。サーカスで一番芸達者な人材が道化を演じるのと同じで。 こう、会議室が見えると嫌気が差してくる。 脂ぎった中年たちが鹿爪らしい顔で 水族館の経営方針にあたりメインイベントを張るイルカショーの構成において 能力の不足を投影されたキャラクターを配置する策略により 観客たちの心を掴む思惑を論じる会議をしてるのだきっと。 そうじゃなきゃラッキーくんグッズなんか大量生産しないだろう。 さすがにラッキーくんの絵本はやりすぎだ。 発行日2年前だったし、これはもう、謀略…だ。
あとはチンアナゴのにょろにょろっぷりに目を輝かせたり マンボウのうとうとっぷりに悲しくなったりして、 夜は目黒の人気回転寿司で魚たちを食みまくった。 背徳感が快感の増長に働きかけることは多い。
2008年04月26日(土) |
初めて食べたあの日の感動を忘れない |
大の大人が8人集まった場で はたしてカロリーメイトは何味が最も美味しいのか論じ合った。 チーズ、チョコレート味派からするとフルーツ味は考えられないらしい。 僕は断然フルーツ派なのだが! あんなんたとえカロリーメイトがカロリーゼロで むしろ体中のエネルギーを逆に消費しますとゆう食品だったとしても食べる。 だって美味しいじゃない。 なに、みんなフルーツ味を異端扱いしちゃって。 あんたらなんて仲間じゃないよ。メイトじゃない。
そもそも大塚製薬がとても好きで ポカリスエットとカロリーメイトフルーツ味と大金さえあれば 僕は生きていけると思っている。 しかし当のポカリとカロリーメイトフルーツ味は奇跡的に合わなかったりする。 このジレンマに悩まされて十余年経つ。
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あるコンビニでホットフードの唐揚げが どうやら期間限定増量中らしく、ポップに 「1個の差は大きい!」とか書いてて 一見サービス感をあおってるけど それなら期間終了後の1個減った感もさぞ大きいのだろうと思った。ポップに従えば。
西荻窪を散策。 ミルフィーユ、紫いものモンブラン、抹茶のババロア、 クリームブリュレ、チョコレートサンデー、などを食す。 古本屋で書籍2冊購入。 階を上るほど廃墟らしくなるビルの屋上で夕焼け一瞬前の空にうっとり。 ボール遊びのできる公園を満喫。 魅力的な町並みに酔いしれながら荻窪まで歩く。 児童館のロビーで一休み。 チャック全開だったことに気づく。
Oh...
今日も乙女座は12位だった。 なんなんですかね、 iチャネル(ドコモ端末の待ち受け画面に流れてくる情報サービス)の 毎日の占いは。 昨日も一昨日も順位は二桁だったし。 というかいつも下位。 もはや見たくもないのに勝手に不運を知らせてくれる。
運勢いいときもあるんだよ、たまたま見てないだけだよ、 って、 運勢いい結果をことごとく見過ごしてる時点であんまり運気ないだろうに。
もういっそ永年占いで構わないくらいだ。 生まれた瞬間に告げてくれよ、 乙女座に生まれたあなたは不幸です、 これ、これで終わりにしてくれよ。 毎日毎日乙女座をばかにしやがって……。
最近きゅうりが好きで好きで 水洗いと皮むきだけして 味噌つけてポリポリかじってる。 今子供生まれたら河童と名づけてもいい。ファーストネームに。
こんな僕だから 食卓に運ばれてきた今晩のサラダには目を覆った。 そこには無残にも切り刻まれ 変わり果てたきゅうりの姿が……。 さぞや鋭利な包丁で身を裂かれたのだろう、 サラダに盛られたきゅうりは原型をとどめておらず 普段の勇ましい棒状からかけ離れたきゅうりの片々に 僕は人間の残虐性を見た。 ゆきばのない喪失感に震えながら 遺骨を拾う心持ちで泣く泣く食した。
友達の兄上がブラッセリー(フレンチ・ワインバー)を 埼玉は川口の駅前に開いたとは前々から聞いた話で、 今夜は都合よく一つ予定がキャンセルされた時間を利用して赴いてみた。 料理もお酒も店内の雰囲気も実に好みで大満足。 何よりコスト面で大サービスしてくれてありがたいやら申し訳ないやら。 寡黙ながら淡々と一人で店を切り盛りする兄上にほれた。
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店を出て夜道を歩いていると財布がないことに気づき、 どこかに落ちてないか慌てて振り返ると いかにもイマっぽい派手な出で立ちのワカモノ3人が わかりやすいアクションをしていた(ブツを天にかざし奇声を発していた)。 こいつァ剣呑だ、戦争だ、と構えながら僕はきゃつめらに近づいた。
「あのー……」 「……。ア! もしかしてこれ……」 「あ、そう、それ……ね、それなんですけど」 「あぁ、これ、あぁー」 「あー、落としちゃって、えぇ」 「そうなんすか! いや今どうしようかって、届けたほうがいいんかなーって。 あ、じゃ、どうぞー、はい。あぁでもよかったすよ。 あ、一応中身確認してみてくっさいね!」
くぉぉぉぉ…… 悔しいくらいにカンジいいワカモノだったぜ…… 自分が醜い…… 川口大好きだ……
朝家を出るなり風雨のテンションがおかしかった。 傘ばきばきに壊されてルール無用だなと思った。 あぁ、そういうのアリなんだ…… 抜本的に対抗策封じちゃうんだ……。みたいな。
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花粉症は雨のおかげか薬のおかげか だいぶ症状軽減されてきた。 ていうか薬すごい。 けど今回買ったこの錠剤24カプセルは、 添付文書を見ると成人であれば 「1度に2錠飲んでください」 「4時間以上間隔を空けて1日に3度飲んでください」 と書いてあるくせに 「5〜6日服用しても症状が改善されない場合、 医師または薬剤師にご相談ください」 と続く。
いやいや。タイム。男子小学生風にいうとタンマ。 算術発動するからタンマ。 2錠飲む機会を日に3度設けるのだから 24カプセル費やす期間は連続で4日間だよな。 つまり…。 ハンッ! たやすく見抜いちゃったぜ! まったくあこぎな商売してくれるぜ!
いや思いっきり症状改善されてるから全然いいんだけど。 製薬会社ありがとう。 なんだかんだいってきたけどありがとう。
マスク着用で外出! 花粉対策に! キャー こわい! いいのこれ、立体型マスクとかゆってさあ なんか今っぽいけどこのスタイル合ってんのって不安になるんですけど! 道行く人々の目とか! でもちょっとこのマスクはいいかもなあ ジョセフジョースターみたいで(波紋修行時)。
数年ぶりに薬も飲んだ。 前回は高校生ぐらいのときの酔い止めだったような。 マスクもそうだけど、自分の体のことは自分で何とかしたいので できるだけ外部デバイスに頼りたくない。 しかし今回はそんなレベルじゃなかった。しっかり服用。 普段全く薬と縁が無いせいか効きすぎて視界がくらくらした。眠気? 飲んだ錠剤が腹をつついてる感覚もあって不気味。
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夜は三田にイタリアンに行って カウンターで隣り合った大社長と仲良くなった。 人生訓みたいな話長々聞いたりして。 キミャーお笑い芸人なんかに向いてるんじゃないのかギャッハッハ! などの言葉もいただきつつ酒の力も相まってゆかいな気分になるも、 あんたみたいな酔っ払いに何がわかるんだこの団塊、 とゆうひややかな目線も保って現場を回避した。 名刺は受け取った。
2008年04月16日(水) |
頭痛眩暈涙脚気悪寒鼻づまり |
まったくどなたの目に触れているのやら カウンター見たら1000を越えていた。 4桁の数字の並びにどうしようもないめんどうくささを感じ カウンターとっぱらった。
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いまさら花粉症がひどい。 僕はヒノキ花粉とやらに強く反応するらしい。 この花の粉塵に対しノー・アクションで生活できる人間どもを まったく同じ生物種と思えない。 あいにくこっちは病人だ。 なんらかの住人になれそうだもんな。ちょっとアレな。
ロシュティというスイスの郷土料理をつくってみた。 美味しくできて満足。 通っぽくローズマリーを加えたかったのに 近所のスーパーには売ってなかったのが心残り。 次回こそは…。
職業を神からの召命とするプロテスタントは 労働を初めとする世俗的義務の遂行を 隣人愛に繋がる最高の道徳的実践の一つとして重要視しているため、 例えばフライドポテトを認めないらしい。 手間隙かけず、労せずに快楽を貪れる料理はタブーなのだとか。 僕はプロテスタントでも何でもないし 今日のロシュティだって手軽な部類に入る小料理だけど なんやかんやあたふた労力はつぎこんだ。 料理の面倒は好きだ。 苦労を惜しまず挑戦していきたい。
ちなみに職業召命説を唱えスイスで活躍した宗教改革者ジャン・カルヴァンは 神の意向に徹頭徹尾従った禁欲的な生活を重んじながらも、 しかし食欲にだけは貪欲であったそうです。
/追記 あ、そもそも聖書においては 食物を神の賜物に置いているのだから カルヴァンどーのとか特筆すべきことでもないじゃん蛇足じゃん それらしい結びに見えるだけで虚飾も甚だしいじゃん うわあ…。
奥多摩へ小旅行。 今回はJR東日本が発行するホリデーパスで 途中下車など大いに楽しんだ。
国立駅から徒歩1分の殿ヶ谷戸庭園はかなりの見ごたえ。 色彩の練られた花々と木々に見惚れ、 木漏れ日を楽しみ、竹林から覗く背景をふと見やるとそこは普通の住宅街。 駅前にいきなり庭園あればな。そりゃあな。 鹿おどし(筒状の竹に水が入っていき一定量に達すると傾いてカコンと鳴るアレ)もあって おそらく初めて間近に見たけど あれはとてもうるさいものだ。 遠くから、あるいは屋内から聞こえる分には 情緒豊かな芸術感すら覚えるのに 近づいただけでまさかあんな耳障りだとは思わなかった。もはや騒音。 この考えが僕に生じた一瞬後 恋人が同意見を述べてきたので「やはり」と思った。
続いて気まぐれで降りた青梅駅の必死さには圧倒された。 何の理由があるのか 「昭和の町」にこだわっていて町中レトロ。 とくに昭和の映画の看板がそこかしこに並べられていて それでいて一つたりとも映画館はない。この図太さには脱帽だ。 また赤塚不二夫プッシュもすさまじかった。 銅像、資料館やギャラリーが駅前に点在していて 「へぇ。赤塚不二夫は青梅出身だったんだ。知らんかったなぁ」 と思いきや、後で調べてみるに全くそんなことはない。 そして駅の発車メロディーは無駄にひみつのアッコちゃん。 やりすぎだ…… ここの町おこしにルールはないのか……
あとは多摩川で石を投げたり 吊り橋から遠景の山々を眺めたり のんびり温泉につかったりしてヒジョーに有意義な一日だった。 今度は夏に行ってうどんを食べよう。
2008年04月09日(水) |
あなたには季節のほうが過ぎ去って見えているんだろうか |
僕にしては珍しくか 昨日はいつのまにか一日が終わっていた。 もう、ほとんど無為に。 一日を人生の縮図と考えたらば、 昨日は終業30分前までせわしく動き回っていたのに いきなり手が空いてしまい定年気分。 そのままいつのまにか家へ帰り 気がつけば入浴、夕飯済ませてベッドにご臨終。 無為な前世(昨日)だ。 名もない端役でしかない。
でもこう考えると毎日生まれ変わってるみたい。 来世は何に生まれ変わってやろうか。 カフカの変身読み返したいけどいま人に貸してるんだよな。
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早生まれと遅生まれってなんなんですか。言葉として。 早い、があるなら遅いはいらないし 遅い、があるなら早いはいらないし。なんでどっちかなの。 ノーマルはどこなの。スタンダード。基準区間。 過半数、およそ7割近くが遅呼ばわりたァ失礼なはなしじゃないの! 誰がこんなの決めたの! その人と僕は絶対知り合いじゃないぞ! 知らない人を傷つけるするような言葉生み出しちゃだめじゃないの! どうせその人早生まれでしょ! まったくもう……!
2008年04月06日(日) |
グリーンマイルグリーンマイル! |
植物園で植物に囲まれてきた。 受付のお姉さんの名札を見ると名前が「緑」で 入る前からいきなりテンションあがった。 いくらなんでも狙いすぎだろう。
奇抜、圧巻、迫力の熱帯植物もさることながら 期間限定企画としてミニコーナーに設けられていた 「毒いきもの展」が我々を大いにときめかせて、 でもやけに子供たちの姿が多く教育方針上心配になった。 「……いや、最終的には『しかし最も毒々しい生き物は、人なんだよ』みたいな、 そんなこと言っちゃうのかもしれないぜ」 などと笑っていたら実際まさにその通りの演出をされたからビックリした。 この先最凶のいきものが! の案内ポップに従い順路を進むとそこには鏡。 あーあ、やっちゃった…。と思った。
あと絞め殺し植物がショッキング映像だった。 気根と呼ばれる地上に出た根が 母樹に絡みつきまくり絞め殺す… その絡みようの執拗さはかなりヤバめで たんじゅんにフツーにこわかった。
2008年04月05日(土) |
ひねもすリーディング |
暖かい陽射しに誘われ図書館で本を読み漁ってきた。 僕は冬にほとんど本を読まない。というか何にもやる気しなくなる。 半年間離れていた反動か春は読書家になりがち。似非読書家。
たっぷり興味惹かれた書物を借りてきたので 夜はファミレスでノートと本を広げ……るつもりだったのが 店員に出鼻を挫かれた。
僕は水が好きなのだけど出てこない。 セルフサービスならそれでいい。 が、ドリンクバーに併設されている給水サービスを 勝手に利用するかは一応店員に尋ねるのが一般的だろうと思っていたら 若い白人店員がちょうど席を通りがかった。 彼のルックスはかっこよろしくメガネが似合う好青年だ。 日本でもがんばってね、と思う反面 客としてはちょっと不安がそりゃあ、ある。 不安を払拭できぬままに僕は接触を試みた。 「水はあそこからいただいていいんですか」 「エッ、ちょ、……ワカリマセーン……スイマセーン……」 このように…! それ見たことか、だ!
しかもこの店員、自分では始末に終えぬ諦めに早々至ったと見え、 席にあるボタンをそそくさ勝手に押していった。 ピンポーン。 響き渡る店員呼び出し音。店員はオマエだ。 かと思えばもう彼は他の席の片付けなどに逃げている。 僕のもとには別の店員がやってきた。 「こんな水ごときのことでピンポンして店員呼び出す小さい男」にされたのだ。
不躾な若い白人店員の過失というよりは 彼にそういったイレギュラー対処を促していたのだろう先輩店員が悪いのだろうが いずれにせよあんまり心中穏やかではなかった。 しかし本が面白かったのでよしとする。 たんじゅん!
ちょい悪オヤジって少し前に流行ったけど 今でもちょい悪してんのかな。 それとももう卒業してて 「俺も昔…ちょいっと昔…は悪だった…ちょいっと…」とか言ってんのかな。かわいいな。
ていうかちょい悪オヤジが マジ悪オヤジと道端で遭遇したらどうなるんだろう。 やっぱ道避けんのかな。目線も背けて。ボクはただの通行人Aです的な。かわいいな。
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さいきんよく電車の広告で見るのだけど 「自殺を減らそうキャンペーン」っていうの。あれ。 たしかに活動する心意気は素晴らしいにせよ キャンペーン呼ばわりはちょっと……ねぇ? その時点である意味自殺を認めてしまっているし。 加えて期間のニュアンスも含まれてしまうし。 「減らそう」も正直すぎ。 せめて勢いだけは「無くそう」にしてほしい。 いや現実的ですよ。減らそうの方が机上の理想主義よりずっと現実見据えてますよ でも……。 見かける度ちょっとブルーになるのでした。
2008年04月02日(水) |
空も浪漫飛行できるはず |
♪いろあせなーがらー ひびわれなーがらー かーがーやく すーべーをもーとめてー ♪きみとでーあってからー いーくーつもーの よるをかたーりあかーしたー
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人と挨拶を交わすとき、 前方から迫り寄ってきた場合において お互い目も合っちゃったりしつつあるのに 声を発するのは至近距離までに接近してからであったりする。 この数秒間がとんでもなく気まずい。 お互いに無意味な笑顔(大抵にやけ顔だ)を浮かべちゃったりして。 挨拶をするまでは「今日会った」了解が得られてないかのごとく珍妙な設定が我々を縛りつけ、 さも気づいてない素振りで互いにやり過ごす数秒間。 もうネタはあがってるのに。完全に会ってるに等しいのに。 しかもこんなんこれから何百回、いや何千回何万回と繰り返してゆくのだろうな……。 未来はあんこくだな……。
に、改名すればいいのに。
いや別にこの日に嘘つかれたり騙されたことは 22年を振り返ってもほとんどないんだけど。 全ての発言を疑ってしまう。
……つっても常日頃から疑惑、疑念の目線は保ってもいる。 耳寄り情報と褒め言葉には要注意だ。 世の中何も得なことなんてないし…誰も僕のことなんて好きじゃないんだ… 毎日が被エイプリルフール。
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