アイボリー
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2007年10月30日(火)
世界があった。
海外旅行してきた。

お母さんと二人旅。

のんびりのんびり二人旅。

買い物もたくさんして、おいしいものもいっぱい食べた。

一日に二回はお父さんから電話がかかってきた。

寂しかったらしい。

そのままかけてきても繋がるらしくって、

携帯電話がすごい、すごい時代だなって思った。


日本ではないところで、

知らない言葉を話す人たちをたくさん見た。

しぐさも違う、食べるものも違う、私のあたりまえが少ない。

世界が、本当にあったんだって実感するんだ。

私の想像をはるかに超える

広い広い大地に私が立っている。

見たことも無い、聞いたことも無い、

在ることを知らないために想像もできないような、

遠い遠い国にも繋がっている。

世界の上に、私は立ってるんだ。

私はちっぽけだけれど、

私の意志で、私の力で歩くことができる。

それがとても素晴らしいことに思えた。
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2007年10月21日(日)
16の私。
車で坂を下っていたら、
制服を着た女の子が
自転車を押して坂を上がっているのが見えた。

制服姿の女の子を見ると、
昔の自分を思い出して痛々しい気持ちになる。
何に傷ついてる?
何に感動してる?
たくさんのことを聞いてみたい気持ちになる。

16歳の頃。
あの頃の私は、毎日が衝撃の連続だった。

高校に入学して、毎朝電車で一時間近くかけて通った。
馴染みの無い場所で、
お互いのことを何も知らない人たちと出会っていくことで、
私は私として、完全に一人の人になった気がした。
世界が無限に広がったと感じたし、
その分、孤独を知っていったんだと思う。

過剰なほどに敏感で、脆くて、傷つきやすくて、
いつしかぎゅっと目を閉じて過ごしていた。
忘れる努力をいっぱいしたし、
感度を鈍らせてたのかな、何も感じないように努めてた。

もったいなかったな、いけなかったかなって思うけど、
あの時の私は一生懸命に生きていたと思う。

今もたくさんの衝撃的なことがあるけれど、
あの頃のように、ぐらぐらと揺れるほどの大きなものはない。

すべてが、想像できる範囲とそう遠くはないんだ。

気がついたら、
私はもうこんなところまで来てたんだなぁ。
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2007年10月19日(金)
いいんだ。
ずっと

まともじゃないってわかってる

もう一度 キラキラの方へのぼってく



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スピッツの「正夢」



ここの部分を聞くと、

胸がぎゅーってなって

そしてなんだか安心する。
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2007年10月17日(水)
手帳のメモ。
自分の心の奥深くを静かに探検していき、
今よりもっと心静かになって世の中をみていきたい。

心はどこまでいけるだろうか。
思いはいつまで続くだろうか。
わからないのはみんな同じ。

生きることは、実験だ。どんなものも消えてなくなる。伝わる何かは、もう先を急いでいる。なくなって消えていくことが、おそろしくなく、自然の流れなのだと、心が強くなったときに限りだが、スッと受け止められることが、救いだ。

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2007年10月15日(月)
ピュア。
ピュアな人が好き。

透明なような、やわらかい白のような。

真っ直ぐな人が好き。

どこか、危ういくらいに棘がない。



そのピュアのためなら、

汚れることができるかもしれない。

そのためなら、

私を守っている不確かな宝物たちを、

捨てることができる。


何でだろう、

そんな気持ちになる。

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2007年10月12日(金)
運命だと思った。
会社帰りにぷらっと書店に寄って、

いつもは滅多に見ないコーナーで、

「忘却の河」を発見。

読むのがもったいなくて、

通勤の電車の中で本当にちびちび読んでる。

今はそれが、楽しくてたまんない。




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2007年10月10日(水)
ドキドキした。
スピッツの群青という歌を聴いた。



優しかった頃の

心取り戻せ

嘘つきと呼ばれていいから



ここの歌詞に、

苦しくなるほど胸がドキドキした。



優しくなれなくて、ごめんね。

私にひどいことをしたあの人を、

許せないって言ってごめんなさい。


私また、優しくできる自分になりたい。

もう少しだから。


あと、もう少しだから。

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2007年10月05日(金)
最後はいつも。
万年思春期。

人生って何だろう。

生きていくってどういうことだろう。

そんなことに、いっつも悩んでる。

「バカみたい」

だよね。

でもそんなことを、

私ずっと考えていたい。

そうやって、生きていくのが私みたい。
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2007年10月01日(月)
試み。
いかにして私を、私自身、

私の本質的なところとくっつけておけるか。

くっつけたまま日常生活をおくれるか。

それは自分への試みだ。
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