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■ 誰でも笑顔にできると思わないで
また行ってきたよ!「浅草のニュー喜劇人」2回目。 今度は迷うこともなく、真昼間の平日の街をぶらぶらと。あいかわらずスーツで違和感を醸し出してしまって申し訳ない。ていうかあそこに詰め掛けていた人たちは普段いったい何で食ってるんだ。高等遊民か。
最初の1時間はギースとラブレターズによるコント各4本。ギースの1本目、高佐氏のピアノ伴奏は毎回曲が違うらしい。今回はショパンの別れの曲。数回前から物悲しい曲が多くなり、精神状態の悪さが如実にあらわれている。ラブレターズは「夏休みの宿題」が、ギースは「自殺コント」が初日とかぶっていました。しかしあれだな、ラブレターズはほんとに手数が少ないな…。8本通じて教師と生徒、ペット葬儀以外の設定がほぼなかった気がする。そして安定の椅子に座って始まる板付き設定。あとなー、「面白さ」の球種も少なすぎるよなー。片方がまともで片方が変人、という設定しかない。コントなのに。せっかくコントなのに!大声で笑いをとるのはいいけど、それは結局溜口君のポテンシャル頼みだよね。コントの可能性を活かせていないにもほどがあるぜよ。ラブレターズはトークが好きでネタはあんまり、というオードリーパターンになりそうな予感がしてきました。ちょっとがっかり。 かたやギースは笑いにとことん貪欲である。設定が無限なだけでなく、どんな隙間にでも笑いの種を放り込んでくる。猿の惑星で鼻水でた。もっとお高くとまってる芸風かと思ってましたごめんなさい。シュールを履き違えていない数少ないコント師だと思う。これなら単独に行ってみたい。
そしてお目当てのライス。去年の輝かしい単独ライブ「スイップ」以来1年ぶりのライス。コントは1本だけ、キャッチボールのネタでした。「鈴虫のお腹」でやった踊り狂うほうじゃなくて魔球を投げるミュージシャン志望の息子のほう。同世代というくくりでなくても、ライスの完成度と発想力はやっぱり桁違いである。ほんとになぜこのコンビがもっと評価されないのか、なぜキングオブコントの決勝に行けないのか…(鬱々)
残りの30分で「ライスに合うおかずNo.1決定戦」。マイお茶碗マイ箸持参、おのおのご飯に合うと思うおかずを持ち寄り1位を競うというもの。これはいい企画ですね!ライスはNSC時代から完成されたシュールだったので、こういうベタ企画はやったことがない。むかし単独で「ご飯に合う映像」の企画をやった際は戦闘機などの映像を見ながら白飯を食べたそうです。ライスだなあ。 おのおののおかずは塚本君がしらすねぎシーチキン、関町が魚屋の塩辛、尾関氏が猫まんま、田所仁がなめこ、溜口君が豚の角煮orがっつりニンニク、高佐氏が松前漬けorサイゼのふりかけ。優勝はしらすねぎシーチキン。前から2列目だったんですけど、匂いが立ち込めてえらい空間になっていました。1メートル先で白飯かっこんでるライスを見られて非常に満足です。
2014年05月28日(水)
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