ヒルカニヤの虎



 理想はつくらない

■ジャルジャル福徳×銀シャリ橋本トークライブ‘ラブポポ’ 2010/09/26/Sun_21:00-@baseよしもと

銀シャリ橋本のフリーでの口跡が気になりすぎてとったトークライブ。漫才時のツッコミがおもろいのは勿論ですが、「繰ってなくてもおもろい」ことにマニア道で感激したので。
そのまえに繁昌亭で昼席(漫談家としてのタージンを初めて見た)、ワッハで落語家さんじゃない人たちの落語を聞き、15分押しであわててbaseに駆け下りる。事務のお姉さんにチケットもぎってもらって最後列へ。
おおお、日曜夜9時は男のお客が多いわ。

トークは細切れなトピックスがぽんぽん飛ぶ感じで、喋ってるあいだにトークのテーマを裏方さんが画面に打ってくれます。脈絡がなかったからか、あんまりちゃんと覚えてないなあ。でも楽しかった。

順番バラバラの備忘録。
・八尾のロケでの信じがたい八尾市民
・携帯のデコメ
・数日前に携帯をトイレに落とした橋本
・携帯ショップ店頭でキレるおっさん
・携帯ゲームにはまる福徳、ゲームに興味なしの橋本(理由:ゲーム内でレベルが上がっても自分のレベルは上がらないから。わかる!)
・電車で見たMAXおかしい食べもの(橋本:カニのつめ)
・夜中に路上でパンを歩き食いながら星を見ていたOL
・北浜のオープンカフェで雨に降られっぱなしのシュッとした男性
・スタバで一生懸命すぎておのが顔面を殴ってしまうおばちゃん店員の話
・奈良明日香村に他人の墓(古墳)を見に行ってきた
・清水寺の胎内めぐり
・USJとディズニーランドのアトラクション
・鰻の天然話
・パックの飲み物の四隅を吸う橋本
・NSC生は街のどこにでも潜んでいる
・福徳の「電話かけてくるとき‘今大丈夫?’っていらんで」からのミニコント
・LOFTとFrancfrancの比較
・「家帰っても何もないもん!」と帰りたがらない橋本、27日で30歳を迎えるそうです

だいぶ橋本に偏った記憶になってしまった。
基本「うまいこと言う」芸を面白いと思わないのですが、橋本のうまいこと言いは一周まわって笑ってしまう。途中で福徳から「うまいこと言うのナシな」とありのままに物事を言わされてがんじがらめの橋本、「東京行って冷たなったわ~...」とぼやいていました。
やっぱり銀シャリ橋本は気になる。


11月、悲願の囲碁将棋が京橋花月に!
なのになぜ火曜の昼公演なんだ吉本...。ド平日の昼て。
いごしょはこれまであまりにも縁遠かったので、行けるものならM-1前にぜひ行きたい。しかし有休とってまで行くべきかどうか、良心の迷いどころ。

2010年09月26日(日)



 最終が来たみたい

ごぶごぶが放映されるともう10月。
あー夏休みが終わってしまう!※大学のほう。


■京橋プレミア‘犬の心、グランジ、LLRの大阪武者修行~DOIもやるよ~’2010/09/25/Sat_19:30-@京橋花月

例によって一人ふらふらとKiKiのブックオフ→京橋花月入り。
うっかり申し込みが遅れ、L列だかM列だかのかなり後方になってしまったプレミアライブです。犬の心はもちろん、グランジもLLRも友の会でリストに入れてるのになぜ知らせてくれなかった吉本…。
通路にて写真交換中の女子に阻まれてぬぼーっと立ちつくしていると、後ろから声をかけてくれたおねえさんが「お一人だったらどうぞ」と前方の席を譲ってくださいました。とっさのことで満足にお礼も言えなかった無念。D列を譲ってくださった名古屋の方、本当にありがとうございました!わたしアミメニシキヘビみたいな柄の毒々しいシャツ着てたのに、なんていい人なんだろう。

というわけで良席でみることができた東京吉本実力派3組。
DOIとおのれと大福トークのカオスな2時間。
東京勢のいいところ:仕込んでもいないのに見事に成立するすばらしい連携プレイ。ほんと西と東で全然違うもんなあ。東京のノリはお約束が多いから内輪受けといってしまえばそうなんだけど、内側を知っているとあまりにも居心地よくて楽しい。でも斜め前に座っていたお父さんがよく笑ってたので、ほっとしました。


・OPトーク:京都でのツアー帰りだったんですね。ツアー自体知らんかったわ。レッドカーペットで中笑いだったグランジと、同じく中笑い+オールザッツで19点だった犬の心と、MBS漫才アワードで300点台を叩きだしたLLR、という自虐的な自己紹介。
・企画1:芸人生態調査
1人が目隠し+ヘッドホンをしている間に他の芸人がネタを仕込み、目隠し等を外した瞬間のリアクションを当てる。ネクタイの色が卑猥な伊藤ちゃんは客席込みで「パン」コールではやしたてられ、押見さんはひとり舞台に置き去りにされていた。「エロ漫談を始める」というおおかたの予想を裏切った押見さんはM-1の司会ではけていきました。大福コンビが反則でおもろい。
・漫才
グランジ:ツッコミの取り合いで五明が帰郷、青春の光(グランジはほんとに脱格。佐藤大「おまえラジオ決まってから変わったな」遠山さん「スクールオブロック!」どんなオチ?)
犬の心:ドレミの歌をぜんぶ食べ物にする(ネタは一番まともな漫才なのにコントとフリートークの間にみえる不思議。ラーはライスのラー♪で笑うマニアな客)
LLR:鶴橋で彼女と別れてきた(ツカミの駅伝ネタが瞬間蒸発していた。しかし伊藤ちゃんのツッコミはいいねえ)
・企画2:ジャストで当てましょう。体内時計でタイムをはかって一発ギャグ。しかも数を数えている間は歌や犬マネや鶏マネをしなくてはならない。このコーナーは連携プレイが多かった。君が代を歌いあげる押見さんの後ろで直立不動で帽子を胸にあてる佐藤大。伊藤ちゃんの犬のときも福田さんの鶏のときも、全員すばらしい連携で数10秒をまわしていた。ゴッドタンの非ヨシモト団体芸を思い出す。一発ギャグは、悪魔に乗り移られた60秒後の佐藤大が群を抜いていました。
・コント
LLR:将棋の対局(すごい長尺!LLRはほんとに肝が座っている)
犬の心:催眠術(Ageとかで一時よく見れていましたが、生で見れるとうれしい)
グランジ:レストランの道路標識(うまい!斜め前のお父さんバカ受け)
・企画3:しりとりジェスチャー/ぐるぐるジェスチャー/超難解ジェスチャー
佐藤大のMCがおもろすぎて。酒を飲んでるとしか思えない天衣無縫。福田チームをやたらひいきする佐藤大、どこでキャラ入ったの?
・罰ゲーム:DOI。DOI初めて見たけどあんななのか!おばちゃんはさすがに乗り切れず、苦笑しつつほほえましく見ていました。押見さん曰く「けっこういらっしゃる男性客がすごい勢いで引いていく」。そら引くわ。


企画もネタももりだくさんの2時間でした。これだけネタやってくれたら甲斐がある。犬の心は「19の犬」以来の生ライブだったので、もっと大阪に来てくれてもいいじゃない!切実に思う。池谷さんはあいかわらず自由。あと佐藤大が本当に芸人として面白すぎるので、ぜひとも大阪に再々きてほしいと思います。BENKEIのABCホールどうしよかなあ。

2010年09月25日(土)



 ねじ込んだ秘密の

KOC、ピースすべらなくてよかったね!あとキンコメもよかった。
今年も決勝メンバーにとりたてて思い入れがなかったので、23日はローソンに討ち入った水曜どうでしょうDVDに夢中でした。律儀に年貢を納め続けているどうでしょう藩士です。


■baseよしもと9月公演‘LIST UP’2010/09/24/Fri_21:00-@baseよしもと

毎週金曜は会社からbaseに直行。
ネタライブ‘LIST UP’おもしろかった!
これほんとに1000円でいいのかな、と申し訳なくなる充実っぷり。配信があるらしいので(見ホーダイ?)、今から楽しみです。
客席には会社帰りのスーツ男子(あきらかにM-1層)なども多く、ガチのネタライブならではの雰囲気。

中盤の記憶があいまいなので、順不同です。
・タナからイケダ:童謡漫才。タナからイケダこんなにおもしろかったのか!M-1に向けて仕上がってるのかしら。水炊きを雑炊で〆るくだりが凄かった。いい漫才師で嬉しくなっちゃう。
・吉田たち:双子ツカミからの自転車依存症漫才。ツッコミにいくつかキラーフレーズあった気がする。うーん、順番が悪かったよなあ。タナからイケダがハネすぎていた。
・ビーフケーキ:葬式火事コント。ブラックだけどオチが落語。
・河井ゆずる:怪談アトラクションの一人コント、陣内系。3つめの北朝鮮放送わろた。
・学天即:俺はアメリカ人やと思う漫才。なんか学天即は昔っから好きなんだよなあ。逃がすという町工場用語。
・ダブルアート:タトゥー漫才。光る誉めツッコミ「好きやわ~」「帰りしに言うてまうわ~」
・いがわゆり蚊:プロアクティブ中毒。むかしのオールザッツのJr.を彷彿とさせる狂気(=ヤク中)。
・おしどり:すばらしかった!夫婦音曲芸。あまりにいい芸なので鳥肌が立ち、あやうく涙が出そうになる。これはもう京橋花月の単独に行くしかあるまい。おしどりの前後の記憶がかなりあいまいです。
・かりんとう:動物園の飼育員コント。えーと、すっごいウケてたのは覚えてるんですが。あ、象のうんこが3つ出てきたような。
・シャングリラ:いじめっこといじめられっこと女先生のコント。おお、田嶋陽子じゃない嬉しい。3人とも絶望的に華がなくて、そこがいい。
・クロスバー直撃:ブルドーザーの免許コント。操縦レバーがスティックパン(笑)ブルドーザーの動力が事務イスのコマ(笑)あらびき!
・モストデンジャラストリオ:「もうああいう工作はしません」とクロスバー的な大道具を否定する極悪さんたち。えええええ好きやのにー。自分たちがいかにワルかという自慢を3人で漫才。おもろい。
・スーパーマラドーナ:初単独のアンケート用紙で漫才。畳みかけで今の形を確立したんだなあ。単独に行くかどうか迷い中です。
・天竺鼠:困っている力士のことばが聞きとれないコント。「モスコミュール」1本押しかと思いきや、前のスーマラのキラーワードをぶっこむ川原。アドリブ笑いをこらえられない瀬下。力士きぐるみの乳首が紅ショウガなみの鮮やかさでした。
・ヘッドライト:ラブレターを略す漫才。女客がザリガニのよにざざざと引く最低な下ネタでした。ヘッドライトどうしちゃったんだ(笑)朗読「夜中にお手紙を出してすみません」→一部省略→「中に出してすみません」そのほか「バックが得意です」など。いや私は好きでしたけど。しかしツッコミの人あんなテンポだったっけ。
・ソラシド(飛び入り参加):水戸黄門のドラマをやりたい漫才。自由!漫才が楽しそうでよかったです。頭いっこ抜けてる。

M-1の準決に進んでほしいコンビが何組か。
タナからイケダとおしどりは思わぬ収穫でした。

2010年09月24日(金)



 ニヒルでクール

土曜は中之島の科学館でプラネタリウム→川っぺりで日が暮れるまでビール。付き合ってくれるKさんはいい人。
その後堺筋線を一路南下して2日連続のbaseへ。


■baseよしもと9月公演ユニットライブ‘らいばる’ 2010/09/18/Sat_19:00-@baseよしもと

ガスマスクガール、コマンダンテ、見取り図の同期ユニットライブ。
整理番号が200番超えだったので人気ライブなんだろうとは思ってたけど、驚きの満席でした。しかも客層が若い!土曜だからかJKとJCがてんこ盛り。baseで初めて身近に迫るミーハー恐怖におののきましたが、そこはそれ、目当ての芸人が登場したとてキャーとはならない教育のよさ。
最初にそれぞれが1本ずつネタをして、その後バトル系の企画がいくつか。

ガスマスクガール:ボクシングの引退試合コント。役立たずの特殊能力が次々と身についていく畠山。オチが弱かったのか、拍手がなかったような。
見取り図:落語の小噺漫才。ツッコミのフレーズと音程がおもろい。
コマンダンテ:時代劇のおさむらいさま漫才。コマンダンテの漫才は、目を閉じるとオクレ師匠が2人いるような錯覚にとらわれます。

3組ともそれぞれネタは好きなのですが、誰が人気があるとか関係性とかは実は全然知らなかった。まっさら状態でも見るうちに関係性がわかってくるいい対戦企画です。
ガスマスクガール畠山・見取り図リリー・コマンダンテ石井が人気で、人気のない「裏らいばる」がヤマゲンこと山元、モリシこと盛山、そして安田の3人なんだそう。しかし裏らいばるになみなみならぬ将来性を感じる。

・29期生相関図
・相方の答え当て(コンビの特徴/相方が自分に対して思っていること等)
・楽屋V:安田いじめ
・二人羽織で叩いてかぶってジャンケンポン
・マリオカートでリアル風船割り
  ...たぶん他にもあったと思うけど忘れた。

これから売れていこうとする若手の勢いと華を感じ、若返った1時間でした。内輪ノリでもぐだぐだにならないので、安心して見ていられる。
一番おいしかったのはナルシスト全開で最終的にオカマ扱いされていた盛山。あとお互いをかっこいいと褒め合う裏らいばるの盛山と山元、クラブだとダントツでかっこいいと言われるDJ安田。クラブでパジャマのまま踊りくるう安田はたまらなく見たい。
最終的に勝ったコンビ以外の2組は相方とキス10秒間という罰ゲームがあり、ここでさすがに客席が黄色くなっていた。まあしょうがないよね。えーと、負けたのはガスマスクガールとコマンダンテ。オチとして相方ではない盛山と山元がキスさせられていた気がする。帰りに若い娘さんが「あんな汚い絵ヅラのキス初めてみた」と吐き捨てていました。でもいちばん割りをくったのは最初にガチで10秒相方とやらされたコマンダンテの2人だと思う。えぐい。

満席にならなかった場合、次からイベントは中止になるそうです。
ネタの比率がもうちょっと高かったら次も行きたい。


劇団乙女少年団「ピンクの指輪ちゃん」金曜ぶん受かってた!
おとなしく普通席にしてみたけど、花見席かテーブル席にしとけばよかったかもしれない。

2010年09月18日(土)



 監視カメラのしつこい網に

土曜のしたまちコメディ映画祭みうら&いとうpresents「私と映画」が実質スライドショーでしかない、という悲報をいとうさんのツイートで知ってから膝に力が入りません。そんな反則があるかい。
あああ浅草行っときゃよかった!!


■和牛トークライブ‘ワッとしてギュッと!’ 2010/09/17/Fri_21:00-@baseよしもと

開始時間が遅いのはありがたい、和牛のトークライブ3回目。
花金の9時は20代女子7割:男子2割:おっさんおばはん1割ぐらいだったかな。なかでも際立ってたのがかっぷくのよいおっさん1人+上品なおばはん3人の4人並び。謎すぎた。男女比でいくとチャリエン。
9月のゲストはウーマンラッシュアワーでしたが、飛ぶ鳥落とすウーマンがゲストでも満席にならず、黄色い悲鳴も上がらないbaseよしもと。

OPトークはギャロップ林夫妻に黒毛和牛を食べに連れて行ってもらう→腹下す→もうあかんと立ち止まったら実じゃなかった(=ガス)、というわりと長めの水田のターンでした。「もはやこれまで」となったときに立ち止まるかあきらめずに目的地まで走りぬくか、という1点においてコンビの意見がきれいに分かれていた。
うんこの話はええねん、と出てきたウーマンラッシュアワーは和牛と仲の良い先輩のよう。和牛の(特に川西の)緊張が天竺鼠ゲストのときと段違い。同期やのに~。

印象深かったトークなど
・村本大輔の昔の芸風:100㎏でブリーフいっちょでひょっとこを頭にのせて首に金モールを巻き、マゾのびたを演じて最後に「ぼくはこれがおもろいと思います!」逆ギレする。
・結成して2年もたたないウーマンは上下関係は厳密だけど仲良し。1周年記念に両方の母親+ウーマンの4人でホテルのレストランで会食。お互いの少年期について語り合う。なんだかみうらじゅんといとうせいこうを思ってほっこりした。
・対抗する和牛、これもわりと仲良し。2人して新世界の汚い角打ちの立ち飲みに。あのへんはゲイのおいちゃんが多く、隣に立ってたおいちゃんに5回ケツさわられた川西は生ビールをおごってもらった謎のポイント制。自分も生ビールがほしくて川西の位置に立った水田、5回さわられて砂肝をおごってもらう。
・パラダイスと川西は仲良し:「賢ちゃんにほめてもうてん」といつまでも新撰組の鉢巻きを巻いているパラダイスおばあちゃん
・基本ハブられる村本
・村本がむかし出会い系で会った女(顔面かぼちゃ)は背中から肩にかけて米つきバッタのモンモンが入っていたそうです←この話好き
・お茶の時間は今回たしかダイエットしゅうまいだったか餃子だったか…

なんかもっとあった気がしますが、スライドショーの落胆がでかすぎて立ち直れていない。Ustream放映にも間に合わなかったしな~。これでオトメメンの「ピンクの指輪ちゃん」が落ちてたら手放しで泣く。

2010年09月17日(金)



 この景色のなかをずっと

■ライス単独ライブ‘己的好選 2008~2010’ 2010/09/12/Sun_19:30-@京橋花月

お笑いって何だろう?
昨日の問いに簡単な答えが返ってきました。
それはたとえばバナナマンでラーメンズで、そしてライスだ。
ライス単独、すばらしかった!心のなかでスタンディングオーベーション。

シュール5やageageやシチサンで見てきたライスはたしかに実力派だったけど、それでも私はライスを見くびっていました。ライスは単独こそ見るべきだった。バナナマンやラーメンズのように。バナナマンと同じ高さで拍手したのはヨシモト芸人ではおそらくライスが初めて。ライスファンにはとても失礼な言い方になってしまうけど、私なりの最大級の賛辞です。カリカや犬の心は「違う」。ライスはいずれ、このままいけば「並ぶ」。
ライスをKOC2回戦落ちにした日本のお笑いは相変わらず絶望的に見る目がないけど、バナナマンや東京03くらい待ったら、希望の花が咲きそうです。これは楽しみ。

タイトルはちょっと曖昧。
・OP:銃撃戦ダンス
・ピンク
・生物の不思議な求愛行動
・よいお日柄で
・エロイ
・ショップ
・イメージ
・攻めまして日米
・それいけ!しろっぺ
・僕ら

ブリッジはこれまでの単独のOP。お得!
どれもよかったけど、鳥獣戯画がとくに凝っててセンスよくて唸った。
関町登場で「キャー!」と叫ぶ客がだれもおらず、ただただ笑いだけが起きていたのでよかったです。きのうの不安は杞憂に終わった。ライスはファンに恵まれている。彼らのような東京らしい笑いは大阪では生まれえないので、またぜひ来てほしいです。だいすきだ!
来年の単独は何としても行く。


以下、どうしても覚えておきたい備忘録。
※ライスの基本はエロとグロです

・OP:絶叫して許しを乞うのにピストルで撃たれまくる関町。なぜか右肩だけを集中的に。撃たれるたびに笑う客もなかなかですね。撃たれても撃たれても死なず、そのうち銃撃音がリズムと化し、音楽が流れ、キレのあるダンスを踊りくるう関町。そこに素肌に白ジャケットと蛇皮のパンツといういでたちの田所も登場、踊りくるう。なにこれ斬新(笑)
・ピンク:ピンクの小道具しか用意できなかった、というライスお得意の縛りコント。美術館の壷を窃盗した2人組の強盗が逃亡のための策を練る。壷もピンク、鞄もピンク、血のりまでピンク。ラストはピンクの照明のなかで撃たれた関町のシャツを田所がひきちぎり、瀕死の身体をかきいだき頭を寄せるというホモピンクなサービス展開だったのですが、会場からは歓声どころか若干ひいた失笑が起きていました。うん、微塵も萌えないね。お笑いはこうであってほしい。途中でピンクのワインを強引に飲まされそうになった田所「はしゃぐねえ」関町「大阪やさかい!」でた地方サービス。
・生物の不思議な求愛行動:自然界の求愛行動を人間が模しておこなうコント。田所が男で関町が女。フウチョウやガガンボモドキ、ブルーギル、シロナガスクジラなど。田所さん動きがゲスい。
・よいお日柄で:これちょっと書き起こしとこう(これから見たい人は読まないほうがいいです)。
時期はお盆。ひぐらしが鳴く夕暮れに関町さんちにやってくる田所さん、でも関町は不在。後から入ってきて驚かせる関町、「お前はいっつもそうなんだよ!」とキレる田所。1年ぶりに会う2人は遊ぼうぜ!と子どものようにふざけて戯れる(寝転がったのを飛び越したり、電気按摩したり)。次は目隠し鬼をしようという関町。鬼が田所。「探しはじめるときはこれ叩いて合図な」という関町。田所は箱机に向かって正座して目をつぶる。隠れようとする関町に何度も「どっかいくとかナシだからな!」と念を押します。「行かねえよ!」という関町、あんまり何度も振り返って念を押すので、洗濯機に隠れかけたのがバレる。他のところに隠れようとして関町はソデにはけ、鬼の田所は合図の何かを叩く。「チーン」とひびく鐘の音。でも田所はいっこうに関町を探さない。正座したまましばらく合掌。そして関町のいない舞台でだれかとしんみり話しはじめます。「ありがとうございました」「なんだかあいつと遊んでいたような気がします」そう、お盆なんだ。「どこにも行かねえって言ったくせに」独白して、暗転。
あそびの部分で笑えば笑うほど、オチがきれいにオチる。いいコントだー。これはバナナマンが演じたのもぜひ見てみたいなと...。
・エロイ:エロがパニックホラーになる、発想のすごさ。8年ぶりに生まれ故郷に帰ってきた関町は、親友の田所に「街に変わりはないか?」と聞きます。「変わらないよ」という田所。関「○○子は?」田「何にも変わんねえよ、おっぱいが大きくなったくらいかな」×2。関「...お前、変わったな...」街をぶらぶら歩く関町。すると駄菓子屋がアダルトショップに、床屋が大人のおもちゃ屋に、本屋の本がすべて官能小説に。「どうなってるんだ!?」なじみの八百屋のおばあさんは黒光りするナスや極太のズッキーニを推してくるし、「これは僕の生まれた街じゃない... !!」パニックになる関町。ホテルに飛び込むと部屋の照明はどピンク。フロントに電話をかけるとホテルマンは真っ最中で、「ちくしょうよろしくやりやがって!」←これいいセリフ。そこにやってくる田所。怯えて泣いている関町に「俺たち親友じゃないか」とハンカチを差し出す。警戒して広げたハンカチは、パンティではなく正しくハンカチだった。よかった!関「そうだよな、パンティだなんてこと、あるわけないよな!」田「そうだよ、パンティは拭くものじゃなくて...かぶるもんだよ!」帽子をとった田所さんの頭部にはパンティが!関「キャアアアア!」のっぺらぼうの構成。うまい。
・ショップ:携帯電話=時限爆弾な世界観。「かける」ではなく「しかける」。水に濡れてしまった時限爆弾をショップに替えに行き、新規契約をお薦めされる田所。関町のショップ店員の演技が絶好調すぎて始終笑いが起こっていました。なんかむかつく(笑)
・イメージ:監禁されている関町。アジトを吐くためにさまざまな拷問を受けるのですが、肝心の拷問シーンは暗転でイメージ映像のみ流れます。睾丸をつぶす→水風船を割る、爪をはがす→オセロの白が黒にひっくりかえってゆく、眼球をえぐる→アイスクリーム屋でディッシャーがアイスを丸くくりぬく、顔面を硫酸につける→パーシャルデントに入れ歯を入れる。ついにアジトを吐く関町。でも最後に得体のしれない拷問マシーンにかけられてしまう※ベルトコンベアーでちくわが作られたり卵が割られたりする映像。笑ってる客もなんだかすごい。
・攻めまして日米:舞台の上手が高校生サッカーの日米親善試合、おそらく東京。下手が太平洋戦争の特攻隊、おそらく北九州(ものすごいエセ訛り)。ライスの2人は右から左へ、左から右へとめまぐるしく移動し、2つのまったく違う物語がアイテムによって触発されて展開していく。赤紙、レッドカード、日の丸弁当、うさぎとび、酒、零戦など。ちょっと昔のラーメンズが得意としていたような、構成勝ちのコントです。これもすごい。
・それいけ!しろっぺ:シュール5の本公演でやってたので、あらすじは書いた気がする。なので略。しかし2回みてもひどい(笑)
・僕ら:東京からやってきた野球少年(田所)と、地元の野球少年(関町)が広場で出会い、反発からやがて仲良くなり、バッテリーを組んで熱い友情をはぐくむ。ある日ピッチャーの関町が来なくなり、1人で練習している田所。そこに久しぶりに関町がやってくる。無邪気に「練習しようよ!」と誘う田所。でも関町はもうここには来られないという。先天性の病気で、もう立っているのがやっと。それから僕らは二度と会うことはなかった――。で、暗転から明転すると、大人になった田所が息子とキャッチボールをしている。遠い思い出にすこし涙ぐむ父。キャッチボールの間隔がだんだん短くなっていき、補球音がリズムと化し、音楽が流れ、また踊りだす田所。これはOPと対になってるんですね。シルクハットに正装で出てきた関町も踊りくるい、さらにジューシーズ3人が登場。ここで本日最大の歓声があがっていました。児玉はKABUTOの衣裳、赤羽はOPで田所が着ていた白ジャケに蛇革パンツ、松橋はきのうのかつーんの衣裳。きわだって児玉のキレがよい(笑)それぞれが踊りくるって、キメておわり。

1時間半と短かったのですが、非常に充実したライブでした。
客席から「ひえええ」や「おお!」と恐怖と感嘆の声が上がるライスのコント。グダグダのEDでも言ってましたが、なんでこれがKOC2回戦落ちになるのかしらね。
終演後、大阪初上陸だというmythmさんと合流して京橋のホルモン屋で総括。いつもお世話になります。今浅草花月が熱い、ということを教えてもらった。また東京にも行かねば!

2010年09月12日(日)



 I didn't make you to make blue

baseの磁場から抜け出せない今日このごろ、涼しくなりましたね。
クーラーいらないのは嬉しいけど、夏がおわるとメンタル急降下。やるきでねー

今日は京橋花月でジューシーズ単独。ひさしぶりの東京ヨシモトです。


■ジューシーズ単独ライブ‘トンネル抜けたら、クイズもぬけの殻’ 2010/09/11/Sat_19:30-@京橋花月

京橋花月階下のブックオフで「ぼくの命を救ってくれなかった友へ」を105円で購入、開場と同時に着席していそいそ読んでいたら「そこ私の席なんですけど…」と新幹線あるあるのシチュエーション発生。…え?チケット確認すると座ってたのは明日のライスの席だった。ギャー半券切り離されたー!間違って渡した私がもちろん悪い、しかし確認せずにもぎった受付のおねえちゃんもちょっと悪い。ということでライスの半券貼り直してもらいました。
で席移動してそのまま暗転まで本を読みふけっていたので、周囲に全然気を配ってなかった。ジューシーズに関してミーハー要素はおろか同人萌え要素すら想定していなかった私が迂闊でした。明転してジューシーズ3人があらわれたとたん、耳をつんざく黄色い歓声。「しまったこれ場違いだ!」と気付いたときには遅かった。ぐるり軒並みティーンじゃねえか。
そういう状況だったので、正しいニュアンスをつかみ損ねたところが多々あります。フライング笑いが多いので台詞がちゃんと聞きとれないのだ。ワーキャーのファンはパンサーで、ジューシーズは渋いファン層なんだと勝手に思い込んでいました。なぜだろう?①3人ともポテンシャルが高い(※ボケの)から②コントの設定がシュールとは言わないまでもエッジたってるから③ツッコミの児玉が大ボケでおそろしい反射神経を持っているから。このへんの旨みがおいしいのって、ひねくれたお笑い好きだけだと思ってた。今のアイドル人気に本気でびっくりしつつ、備忘録じゃなくて感想だけ。

東日本一わるふざけが過ぎるトリオ、ジューシーズ。彼ら自身が一番楽しかろうと思わせる舞台の作り方はさすが。でもちょっと買い被ってたのかな~、もっとできる子たちだと信じています。
オープニングの研究室コント、掃除の時間コント、かつーんの♪ギリギリでいつも生きていたいから~(曲名わからん)の熱唱コント、珠玉の長編コント「東京」、バレー部の声かけコント、変わり種の図形たちのセレナーデ、魔女宅コント、おおきなかぶコント。手数は多いしミスも笑いに変えられる。3人ともの個性が強いうえそれぞれ巧者なので何とかなってしまっているのですが、だからなおさら不安になるわ。ジューシーズ総体としてのコントはこのまま頭打ちになってしまうの?いま一番本音を聞いてみたい芸人さんたちです。もしかしたら正念場なんじゃないのかな~。そしてジューシーズのこれからは児玉の立ち位置にかかっている気がする。指さしてニヤニヤ失笑されるべきところを「キャー!」って没頭されちゃうのは怖いよねえ。京橋花月だけの狂乱だったのかしらん。
あ、そうだ最後の「おおきなかぶ」はライスとかたつむり林と畑中しんちゃんが登場して♪ギリギリで~のド派手なコンサートと化していました。林としんちゃんがアイドル扱いされることには何の違和感も抱きませんが、よもやのライスがアイドル並に「キャー!!!」と叫ばれるということは、まさか明日の客のテンションもこんななのか?
私の前列のティーンたちがとりわけ感度がすごくって、1本目のコントでゆうに3回絶頂を迎えていました。若いっていいよね。こちとら3こすり半の笑いでは容易に昇天できない年齢でね…。しかし上体を小刻みに揺らし、上気し、児玉と松橋が近寄ればあえぎに近い萌え声を頻発し、興奮と笑いで肢体を跳ねさせる女子高生たちの映像は出すとこに出せばけっこう高額になるんじゃなかろうか、とゲスいことを考えていました。あれはまぎれもない発情である。まあでもジューシーズだからまだおもしろがっていられましたが、ライス単独でやられたらおばちゃん170cm越えの高所から踵落としちゃうよ。
あ、ブリッジ「どっきりファッションチェック」はよかった!本社で通りかかったボン・斎藤さん・栗山・武山・関町(オチ)のファッションチェックとみせかけて、突如あらわれた児玉がレモンやジャイアントコーン、きゅうり、サンチュなどをただひたすら貪り喰らうという常軌を逸したドッキリ。茫然と見つめるしかないターゲット。ただただ楽しそうなジューシーズ。あれだけウェルカムモードなのに武山のときだけ全く湧かなかった客席の冷静さと、栗山の「ジューシーズ売れる気なくなったの?」という問いかけが秀逸でした。2つめのブリッジ、フリスク本社へのクレーム電話は1回で終わってたらよかったな。ジブリとエンディングはそこそこだった。しかし「東京」はよかった(しつこい)
※トークをはじめ全体的なグダグダっぷりと内輪受けは客の責任ではありません。

お笑いってなんだろう?


京橋花月の前に専門学校時代のクラスメイト達とお茶。だいたい年1回会ってて、去年会ったのもちょうどシルバーウィークのころだった。そのとき「わずらわしくない食」の話をベジタリアンの子に聞いてから、肉類・油物があまり好きでない(というか胃が弱い)私はごろごろと野菜道に転がり、朝晩はもちろんお弁当まで三食菜食になったんでした。卵と乳製品はたまに食べる=ラクト・オポ・ベジタリアンというらしい。菜食の先輩いわく「もうすぐ肉を‘食べるもの’と思えなくなるよ」マジでか。

2010年09月11日(土)



 青いのか白いのか

前半はこちら


■base9月公演‘マニア道オールナイト’2010/09/03/Fri_24:00-@baseよしもと

やっと準決勝。本筋じゃないとこで笑い転げてる場合ではなかった!すでに疲労困憊です。

準決勝 A組
・ナターシャ 「サブタイトル道」○
・前野 「発明道」
ナターシャはクオリティを落とすことなく、手堅く「はぐれ刑事純情派」サブタイトルで構成勝ちのプレゼン。
前野はついにキャラが固まった!と意気揚々と登場したものの無口キャラだったためにプレゼンが成立せず、すぐ以前のフワフワに戻っていました。解説から「ちゃんとしてください」と注意をうける前野。発明は歩きタバコを注意されないために靴にスタンド灰皿を装着したもの(警官にみつかったら立ち止まる→簡易の公衆喫煙所に!)、ベッドでテレビを観ていておかんに「主電源を消せ」と怒られたときのためのロングのスイッチオフ機。反対側の先にはマジックがついていて、主電源の緑ランプを塗りつぶすことも可能です。爆笑した。
私は前野のほうが面白かったんですが、ミスのないナターシャの勝ち。やっぱり問題は安定感か~。

準決勝 B組
・野村 「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT道」○
・近藤 「B級喫茶店道」
野村、初戦とまったく同じ登場でハイネケンにバラをさす。準決勝で紹介するのはチバのおっちょこちょいなところ。ロンドンツアーで「ここ何県?」と問うたチバ。空港の入国カウンターで免許証を出して「海外ってこれでいけねぇんだな」と呟いたチバ。いい大学出てるチバが「オレ学がねぇから」って言うから何かと思ったら「(京都にあるライブハウスの)磔磔って字が書けない」そんなんみんな書けねえよ!野村絶好調。最後はやっぱり「Thank You Rockers!」
近藤はまたも「カランコロンカラン♪」でお盆もって登場、あ、彼の服装はバリスタっぽいのです。初戦で紹介したカラオケ喫茶での先客木藤さんとのカラオケラリー、五番街のマリーへ→巡恋歌。しかし今ひとつボケの爆発力がなかった。
決勝選はナターシャvs野村に決定しました。28期vs30期という若い力の台頭、そして奇しくも人間を愛した者同士が勝ち残ったマニア道。この時点でおそらく4時だったかと思います。


決勝前のおたのしみ、「夜のマニア道」4時過ぎからのピンク照明。えぐい!
・サイドエイト水城 「熟女道」
・ツジカオルコ 「ローション道」
・スーパーマラドーナ武智 「下ネタ道」○
・ウーマンラッシュアワー村本 「ゲス道」(東京で仕事のためV出演)
熟女道の内容はあんまり覚えていないのですが、とにかく佇まいが物凄かったサイドエイト水城。九州のゲスすぎるおいちゃんキャラ。あれをマネできるのはじかちょの河本くらいだと思う。あとで調べたら4つも年下と判明、驚きで倒れかけました。そんなわけない!!
ツジカオルコのパンチの効いたつかみ「私たちの時間はチケット代に含まれていません」えぐいエロで客席が引いても関係ないと言いきるツジカオルコ。業務用のローションを水で稀釈し、目に見えないほどの高速回転で泡立ててゆく。出来上がったローションで大根を強めに洗って、最後は先端を折っていました。男客爆笑。橋本「これyoutubeで流したほうがいいんじゃないですか?」地上波では無理だからね。
武智は4時を過ぎての初登場、新しい体位を考える下ネタ道。「高層ビルから裸の女が飛び降り、下で裸の男が待ち構えている体位」=「浪漫飛行」をはじめ、基本は武智らしい中坊的発想なのですが、「ベルトコンベアーに裸の女が脚をあげて仰向けに寝転び、ベルトコンベアーの終着点で裸の男が待ち構えている」=「工場の突き(荒城の月)」では解説の橋本が感嘆の声をあげていた。確かにうまい。叙情が感じられた。よほど悔しかったのか、自他ともに認める「うまいこと言い」の橋本が後々まで引きずっていました。
最後は村本のゲス道VTR。東京の仕事で六本木アイビスに宿泊中の村本、VTRはスーマラ武智をこきおろすみみっちい芸。前の3つが振り切っていたため、客席にはカスリもせず。そもそも村本のゲスさは「夜の~」ではないと思います。
そこで武智による村本inアイビスどっきり電話。3回鳴らして留守電、4回目に出た寝起きの村本。人の名前出しといてスベんな!という元ヤンまるだしの武智の恫喝に、ヘラヘラ笑い+タメ口から敬語(おそらく正座)へと変化していくヘタレ村本。たしかスーマラは22期扱いだったと思うのですが、同期に敬語つかうのか村本...。しかし朝4時に「baseにおられへんようにしたるからな!」はマジ怖い。
最後に「お客さんにひと言」と振っておいて、村本が話してる最中にブツッと通話を切る、武智の100点満点のサドっ気をみた。実況・解説席がおおいに揺れました。

続いては細かすぎるモノマネ道。
クロスバー直撃、藤崎マーケット、ビタミンS等でレッカペ形式の共演。ぜいたくー。


決勝
・ナターシャ 「サブタイトル道」
・野村 「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT道」◎
ナターシャはネタ切れというよりは眠たかったみたい。だいぶ甘噛みしてました。キレのあるカツゼツとテンポのよさで勝ち上がってきただけに、決勝でこれは残念!
対して依然気合い入りまくりの野村。ちょっとテーマが思い出せないのですが、紹介してたのはLEMON CRAZYのMC(チバ「レモンと呼ばれる人は…いい匂いがすると思う?それともスッパイと思う?」 客「いい匂い~/すっぱい~」チバ「甘酸っぱーい!!」)、KIKI The Pixy(あれ?春雷だったか?)のMC(チバ「京都に妖精はいますか?京都の春はいつから?」客「四月~!」チバ「俺んとこと同じだ」)にツッコミを入れるのと、歌詞はどうやって書く?という質問に「…勘。」と答えたチバ、だったかな。最後は確かロンドンツアー時のMCをもろパクっていたような。狭い!客のうち何割がわかっていたのだろう。
しかしこれはプリマ旦那野村師範の圧勝。優勝トロフィーが授与されました。野村「今日は朝からNGKの幕前なんで、そのことで頭がいっぱいです」しかし依然としてチバ口調のまま(笑)とりあえず東京にお住まいの方はグランジ遠山さんに知らせてあげてください。「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT道」東西対決が観たい。細かいこと言うとKIKI(か春雷)は解散後のThe Birthdayだし、LEMON CRAZYはたしかROSSOだからミッシェル道ではない。しかし気持ちわからんでもないので、今後プリマ旦那を応援します。

楽屋中継に切り替わって、8面-4のクッパ前で待機していた宮戸。おおおすげー。宮戸さんは都合3回挑んだそうです。そんな宮戸のために励ましのキン肉マンポージングin駒野。ツボに入って笑い崩れる宮戸。駒野は途中からまったく素顔が出てなかったけど、たしかな爪痕を残しました。しかし宮戸はクッパに勝てず。残った基で8面最初からやり直そうとするもタイムオーバー。
趣味に格闘ゲームを選んだ田中はダルシムコスで登場、相方の武智に戦いを挑む。私ゲームわかんないんだよ。どうやら武智はギリギリまで互角と思わせるような戦いをしていたようで、最後の最後に畳み掛けて光が出まくるすさまじい勝ちかたをしていた。武智「泳がせてただけです」。容赦なし!それでも互角に戦えたと思って興奮さめやらぬ田中、両手が震えていました。田中おもろいわー。マリオ全面クリアならず、悔しさを抱えた宮戸さんは朝のラジオのために街に出て行ったそうです。

そんなこんなで5時、おなかいっぱいのオールナイト。
次も絶対に行きます。

2010年09月04日(土)



 あなたのうわさを聞くことがある

涙が出るほどおもしろくて、パンダ目になったマニア道オールナイト。
終演後、白々と明ける堺筋を自転車で疾走しながら多幸感にあふれていました。大阪で~生まれた~女や~さかい~♪


■base9月公演‘マニア道オールナイト’2010/09/03/Fri_24:00-@baseよしもと

イベント5回目のマニア道は、base芸人たちがマニアなジャンルを1分間でプレゼンしてゆくシンプルなトーナメント戦。プレゼンには映像・フリップ・道具、何を使ってもいい。客全員にジャッジのための赤・青・黄の紙が配られます。
5時間のイベントなので各試合の間に企画やゲーム的なものが挟まれるのですが、これがもう120%妥協なし・逃げ場なしのザッツエンターテイメント。
これまで見てきたオールナイトイベントのなかでダントツで笑った。
残念だけどこのおもしろさは文章じゃ伝わらない。DVD化してくれたらいいのに!でも絶対DVDにならないから書く。長いよ。

トーナメントの実況はビタミンSお兄ちゃん、解説は銀シャリ橋本と藤崎マーケット田崎、ゲスト解説にビタミンS妹マイコこと藤原紀香。なんという安定感。
ちなみにトーナメント裏の楽屋では、GAG少年楽団の宮戸が5時までにファミコンでスーパーマリオ全面をクリアすべく挑戦中。さらに無趣味のスーパーマラドーナ田中が5時までに趣味をみつけるべく、雑誌やマンガなどさまざまなものを探り中。とりあえず最初はananの占いエロページを見てた。田中おもろいわー。

1回戦Aブロック
・学天即 奥田 「選挙道」
・かまいたち 濱家 「ONE PIECE道」
・ポラロイドマガジン ナターシャ 「サブタイトル道」 ○
登場から役に入り込んでいる3人。奥田は鬼気迫る街頭演説スタイルでマイナーな党名を紹介。例:「日本愛酢党」「原発いらない人びと」「全日本ドライバーズクラブ」など。どれも大局の政治的な主張ではないので、もちろん当選しません。奥田の街頭演説スタイルがツボにはまってもう。
濱家は気合いの入りまくったロロノア・ゾロの扮装で登場したものの、ゾロの登場シーンをフリップで紹介するという普通すぎるプレゼン。え、みんな知ってるでしょ?10巻までもたなかった私ですら知っている。当然笑いどころなく、地獄の空気を作り出していました。冴えていた実況「(扮装が)ラーメン屋の店主のような…」橋本「寸胴鍋が見えますね」寸胴て。
最後は映画監督コスで決めてきたナターシャ。黒澤明監督へのオマージュのようです。でもマニア道は「はぐれ刑事純情派」のサブタイトル。「潜入捜査!ホストになった安浦刑事」「ソープランドから拉致された安浦刑事」みたいな、昔のドラマの変わったサブタイトルをうまく構成していた。
結果は1票の僅差でナターシャの勝ち。あああ奥田の選挙道もっと見たかったなあぁ~!他人のプレゼン中、小沢一郎(国会中に他人の話を聞いているしかめ面)をずっとやり続けていた奥田のプロ根性。

1回戦 Bブロック
・ソーセージ 藤本 「女装道」
・高田コーポレーション 大貫 「魔女っ子道」
・クロスバー直撃 前野 「発明道」 ○
女装で登場した藤本、女装のすばらしさを語る。後輩の吉田たち(双子の漫才師)を女装させ、目覚めていく表情の変化を紹介。最後はbaseのプリクラ(なぜかかりんとう編)で2人でパチリ。
東京からきた大貫さんはスタジオぴえろの魔女っ子アニメを紹介。BABYのお洋服っぽいの着てた。おもしろかったのに、緊張してはったかな?惜しかった。昔の魔女っ子アニメはだいぶ設定がおかしい。
博士コスで登場した前野は段ボールに山ほどの発明品。キャラが決まっておらずフワフワしていましたが、電車のなかで役立つ発明品を紹介してくれました。本を読むため両手をフリーにする頭固定用吊革にはじまって、満員だった場合の可動式吊革(点滴スタンド応用)、最後は吊革2つにベルトから2本ひもで板を吊るおばあちゃん用椅子を披露していました。1分終わってもまだまだ箱には楽しそうながらくたが入っている。「これは次にお見せします」卑怯!
ということで終始フワフワしていた前野の圧勝。これは順当だった。


1回戦前半終了で、プロレス道師範組み手。
ルチャダテリブレによる演舞です。
解説はGAG宮戸で、3番勝負は以下の通り。
低周波治療機 ×
ちゃぶ台 ◯→ちゃぶ台返しからの押さえ込み
寿司 ◯→すし職人ダイシ(バカンス食堂)の反則負け
爆笑しましたが、イベント5回目にしてついに勝ち越したらしいルチャダテリブレおめでとう。
もとキンデルダイクのダイシにどよめく客席に対して橋本「マニア道に来る客はちょっと違いますね~」たしかに。


1回戦 Cブロック
・さかなDVD 花岡 「オシャレ道」
・祇園 櫻井 「Mr.Children道」
・プリマ旦那 野村 「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT道」○
チャラいファッションで登場した花岡、ママカジ(母親が買ってきたカジュアル)の相方・中西をコーディネート。
櫻井はTomorrow never knowsのPVの服装で登場、「名もなき詩」をチャゲ&飛鳥の飛鳥とミスチルが一緒に歌っているDVDを紹介。変則なリズムと飛鳥の粘っこい歌い方がまったく合わず、苦笑しているミスチルメンバーが見もの。しかし説明に手間取り、1分に1ボケしかなかったのが惜しかった。
野村はWORLD GEAR BLUES TOUR時のチバのオールバックで決め、目尻をセロテープで吊り、顔面を痙攣させ続けるという念の入りぶりで登場。発声も喋り方もチバユウスケで、だいぶ練習してるよこのひと。プレゼン前に演説台にハイネケンの空ビンを置き、バラの花をさして「去年天国に行ったアベに」うん、今年だから許せる。プレゼンの内容はインタビュー等からメルヘンなチバの言動を紹介する。「(シャズナの)イザムをどう思う?」と聞かれて「あいつはうんこもしねぇよ」と答えたチバ。「怖いものは?」と聞かれて「河童」と答えたチバ。「いねぇよ」と一刀両断したインタビュアー(これロキノンの山崎さんだよね)。プレゼンの締めは「Thank You Rockers!」に、にくい!大好きだバカ!欲を言えば七夕短冊の「船になりたい」も入れてほしかった。
これは野村の勝ち。学天即奥田が消えてしまってから一直線に野村を応援するわたくし。

1回戦Dブロック
・さかなDVD 中西 「あしたのジョー道」
・ミルクボーイ 駒野 「ボディービル道」
・ビーフケーキ 近藤 「B級喫茶店道」○
なんともいえないダサいボディにボクシングの扮装で登場した中西、なで肩。あしたのジョーのおかしなコマを指摘する。昔のマンガは治外法権だな…。
マッチョな駒野は肉体だけで笑いがとれてしまいます。紹介するのは「月ボ」こと「月刊ボディビルダー」の広告欄。
前回優勝者の近藤は「カランコロンカラン♪」の出囃子で登場、今回はカラオケ喫茶の店内を紹介。次回への期待を煽る手法で、これは近藤の勝ち。


2回戦に入る前の企画、敗者のなかの敗者を決める「知ったか王決定戦」。
奥田の選挙道がやっぱりおもしろかった。今回は政見放送で、冒頭で歌うマイク真木と、5分の持ち時間ほとんどを歌い続ける内田裕也。櫻井のミスチル道はさらに飛鳥ネタ。歌詞を全然たくしこめないでごまかして終わる。これ面白いけどミスチルのマニアじゃないよな。駒野は6月に出場したボディビル大会の模様をビデオで紹介。おもしろかった!ボディビルダーの中に入るとまだまだな駒野、全然アピールできてない(笑)。
知ったか王は再び地獄の空気を作り出した濱家になりました。順当。


さらに企画「Tryマニア道」
超若手が次回出場権をめぐって戦うコーナー。MCのタナからイケダの目がトんでいて怖い(笑)
・ズンズンポイポイ 「暴走族道」
・中山女子短期大学 「野菜道」○
・ジッテリンジン 「マラソン道」
・鰻 「ききりんご道」
土肥ポン太の八百屋でバイトしている中山女子短期大学が次回出場権獲得。きゅうりのアク抜きなど、普通にお役立ち情報でありがとう。
天然鰻はききりんごで答えを外していました。


ここで15分休憩だったかしら。
休憩中ずっと楽屋の宮戸・田中を中継してくれるので、席を立たずに見てました。マリオの7面-4まで進めていた宮戸(超早いらしい)、わちゃわちゃしてた田中に足でリセットボタンを押されてしまう。ギャー!もちろん最初からリトライさせられるのです。絶望のなか中継終了。


休憩終了、タナからイケダの前説で声出し。
なんと次の演目は「クロスバー劇場」!やった!
出演は天津向、クロスバー直撃(脚本・演出も)、稲垣早希、ガリガリガリクソン、高田コーポレーション大貫、ビーフケーキ、モストデンジャラストリオ、ポラロイドマガジンナターシャ、銀シャリ、学天即四条、ジッテリンジンの金髪、がっきー、藤崎マーケット、ミルクボーイ駒野、だったかしら。
新喜劇なんですけど、こんなにキ印な新喜劇見たことない。ストーリーもくそもなく、兄芽村で行われるダンス大会でアニメキャラが踊るくだりが白眉。がっきーが三井・キラ・カイジの3役をやっていてえらかった。大阪のお笑い好きはカイジ読まないのか、「ざわ...ざわ...」を背負ったカイジがスターサイドホテルの鉄筋渡りを再現したときクスリともしなかった驚き。
学天即四条が死人の顔色でパラパラを踊り、銀シャリ橋本が「ギンギラギンにさりげなく」を熱唱したくだりで酸欠で倒れそうになりました。
しかし本当の山場はここじゃなかった。ボディビルスタイル+筋肉マンかぶりものの駒野が筋肉マンのOPにあわせてゆっくりボディビルのポージングをしたとき、もうこれ以上笑えないほど笑うと真顔になることを知りました。深夜らしい破壊的なおもしろさ。楽屋の宮戸がツボにはまりすぎてゲームオーバーしてしまったほどです。これで今年のオールザッツは決まりだね!その後藤崎マーケット(バズライトイヤーと初号機)の「会いたかった」、モストデンジャラストリオのマイケルジャクソン等ありましたが、カオスすぎて記憶が飛んでる。いずれにせよ、こんなおもしろいエンターテイメントを見たことがない。あ、早希ちゃんのハルヒダンスのときに天津向とダイシが飛び入りで入ったんですけど、2人ともあまりにもオタ芸の動きが板についてたので、ダイシさんもそうなんだ…と驚きました。
客席には稲垣早希ちゃんファンの男性がけっこういて、皆さんよくここまで我慢したと思う。暴動が起きてもおかしくない。5時間のうち賞味20分も出てなかったけど、ダンスにおける早希ちゃんのハルヒコス+パンチラでペイできるんだろうなあきっと。そいや早希ちゃんはガリクソンとコンビ扱いなの?ガリちゃんがバーターなの?アスカコスで「赤井さーん!どうしてそんなに大きくなっちゃったんですかー?」や「タマホーム!」等のド下ネタをかましていたガリクソン、またも笑いすぎて痙攣しました。大ファンであることを認めざるをえない。
終演後のトークで早希ちゃんから「R-1どうするんですか?」と聞かれたガリクソン、アスカネタで仕上げてきてるそうです。楽しみ。そんなガリクソンはネット上で早希ちゃんファンに「逃げるなよ」と脅されている。ネット界では早希ちゃんファンから京橋花月で傘を投げられた天津向の例にならって、「殺す」のスラングが「傘を投げる」になっているそう。ライブスタンドでノリで早希ちゃんの頭を噛んだ家城さんもネットで「傘を投げる」と書かれていた。知らんかった!そんなことしやがったらカリカファンも相応の報復に出ますよ。


うーん、長くなりすぎたので続きは次の記事で。

2010年09月03日(金)



 今でもここに住んでるわ

祝!「7時ですよ~だ」放映。
ここ数週間、アラサー関西人は寄ると触るとこの話題で持ちきりでした。「ダウンタウンですよ~だ」から10年、早いなあ。

観覧はみごとに落ちたので、おうちで正座して鑑賞。
まるむし商店、おかけんたゆうた、リットン調査団で涙が出そうになる。そして非常階段ミヤコがいないことがこんなにも悲しい。ミヤコとベイブルース河本はいまだに忘れられないし、これからも忘れません。

基本は振り返りトーク番組。
・全然売れなかった頃、松本「けんたさん、俺らの漫才どう思いはりますか?」けんた「間が悪いな」
・まだバイトで皿洗いをしているリットンさんに気圧される松本
・ダウンタウン2人で買いに行ったスズキのセルボ話
・厚生年金会館でのコンサート、どうしてもセンターに寄っていってしまう2人に松本「漫才師やからな」おおおお!
・そして流れるように終演後の浜田の流れないうんこ話in松本宅
・浜田列伝(白眉:木刀を車の窓から出して走る浜ちょん/キョーレオピンちゃうやないか!)
・うんこちゃんとそのつれバンド!!なつかし!
・エキスポランドと松本と楽しい仲間たち
・ある日突然胸毛がなくなった板尾→ある日突然すきっ歯じゃなくなった板尾→「あんまり好きじゃなかったんで…」
・おかけんたメガネ伝説
・リンゴねえさんの後のトイレめっちゃくさい
・田中プロデューサー伝説
・今田ちょっと喋りすぎ!ローカル芸人に喋らせろ!
・東野実家襲撃事件
・浜ちょんパクられ寸前事件
・バッファロー吾郎よりはもらっているダウンタウン

はーもっかい見よ。

うちはエンタメに厳しい家庭で、「4時ですよ~だ」なんて教育に悪い番組は見せてもらえなかった。だから1学年下の近所のカツヨちゃんちにあがりこんで門限ギリギリまでかじりついて見ていました。あの6つか7つのときの渇望が今の自分を作っていると思う。

2010年09月02日(木)
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