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■ 早朝喫茶は夜の香り
土曜の関東出張にひっかけ、金〜日と東京でお笑いライブを見てきたよ。 東京シュール5の本ネタ公演が素敵に最低すぎて無駄に時間がかかりそうなので、先に犬の心オールナイトトークライブメモから。何回か寝落ちしたので記憶は曖昧です。
んで今日は2時間睡眠を押して小沢くんのラジオまで粘る。しかしおそらく途中で落ちる。
■犬の心オールナイトトークライブ 2010/02/27/Sat_24:00-@渋谷屋根裏
犬トークは初!なのに仕事等の都合でホテルに戻って着替える時間がなく、真夜中の渋谷センター街をビジネススーツで歩く羽目に。こわいよー!(※地方の人間にとって渋谷はジャパンで一番怖いところ)しかもライブハウスに行く格好としてもっともTPOをわきまえていない。肩身の狭いきもちでコソコソ入場。 客入れと休憩のBGMはくるり系統だった。あーなんかすごいひさしぶりに聞いた!
1部:犬2人でトーク。もう最初から最後までひたすら五輪の話。しかし塙さんはバンクーバーオリンピックを1ミリも見ていない非国民です(※忙しかっただけだよアンチじゃないよ)。でも知らなくても全然おもしろく、かえって興味深かった。押見さんのドはまりっぷりが。バイアスロンはスキー部と射撃部のつなぎが唐突すぎて盛り上がりにくい&応援しにくいらしい。あとスケルトンだかリュージュだかはプロと素人の秒数差が1秒しかない。押見さん「そんな競技はいらない」ひどい! カーリングにはまりすぎてこれからどうしていいかわからない押見さん。カーリングのプロリーグ発足を提唱していました。あとはこくぼ選手の話とか、女子フィギュアの決勝とか。中盤で押見さんのきむよなvsまおちゃん話、今回の勝敗をわけたのは「恋愛経験の差」だと熱弁をふるう。そして自分が漫画家で世界フィギュアスケート物語を描くなら、という妄想捏造タイムに突入。設定:きむよなは上流の出で気位が高く、ジュニアの頃からずっと1番(※捏造)だけどまおちゃんを宿命のライバルだと思っている。一方のまおちゃんは天真爛漫でライバル視などしておらず(※捏造)ただスケートが好きなだけ。きむよなの演技も大好きで素直にすごいと思っている。しかし今回のバンクーバーでまおちゃんに初めて自我が生まれ(※捏造)、勝ちたいと思うように。しかし今の完璧なきむよなには勝てない。そして4年後の冬季五輪、紆余曲折を経てまおちゃんは勝つのです(※このへんから押見さんの完全な妄想)。会場中が見とれる完璧なスケーティングのきむよなに対し、まおちゃんのそれは人を笑顔に、楽しくさせるスケーティング。それはまおが誰よりもスケートを楽しみ愛しているから。まおの演技に客席は立ち上がって踊り出す――(※会場爆笑)。押見さんについてこのとき「あ、この人ちょっとおかしい(喜)」と思った。ボルテージの上がり方と入り込み方がハンパない。とりあえず押見さんは「ガラスの仮面」と「チェリープロジェクト」@武内直美先生を読めばいいと思うよ。そこに答えが全部ある。池谷さんと家城さんは揃ってあんどうみきのクレオパトラに「?」だったそうですが、え、フィギュアってそういうもんじゃない?(キャンデロロがいまだに忘れられない私)(女子なら陳露)(古い!) あとスノボのしょーん・ほわいとは強すぎてお話にならないので、あいつだけパンツの前部分に穴あけといて手で隠しながらプレイさせたらいいんじゃないか、とも言ってました。ち●こ出ちゃったら負け。しかし犬の心2人の結論は結局「それでもホワイト勝つよね」。それはすごいな!
途中で押見さんと畑中しんじろうが入れ替わってトーク。しんちゃんやっぱすごい美形、あたりまえですが。そんなアイドルは登場してすぐ池谷さんにマイナーコードの人生相談スタート。家にいてもほとんどうつ状態で、踊ってる時だけが幸せなんだとか。おおおお重い!そしてしんちゃんはえらい大人や権力ある人がキライで怖くて怯えて挙動不審になってしまうらしい。他者理解の欠如に基づくコミュニケーション不全と切って捨てられそうな中2病でしたが(でも私はそれを悪いとは思わないよ)、さすがに池谷菩薩はすばらしかった。どんな人だって他人から嫌われるような人間性になりたくてなったんじゃない、だから全部をひっくるめて理解して認めて愛してあげなきゃかわいそう、とのお答え。他者理解のかたまりです。すばらしい。そういえば「自分がなんのために生きてるのかわからない」というしんちゃんの悩みに対して、池谷さんはきわめて認識論的な返答をしていた。自分や何かのために生きることが実は一番難しくて、だからまず他の誰かがいるから自分というものが存在できていることに気づかなければならない。要するに「他者に認識されなければ自分という存在は存在しえない」ということ。「?」なしんちゃんに噛み砕いてわかりやすく説明してあげる菩薩。芸人をやりながら大学を卒業した池谷さん、就職か芸人かで迷った一時期は精神的に落ちた。でもそのとき「押見さんが必要としているから自分という人間がいる、存在していられる」、というふうに預けたんだそうです。それでとても楽になったと。それはすごい勇気だよね。「誰かのために生きる」という奉仕の精神と、「誰かがいるために生きる」という倫理は実はまったく違う。私は後者の倫理を理解している人がとても好きだ。これは聞けてよかったなと思いました。あとしんちゃんはいろいろがんばって。 最後は2人でマイケルのBudsの最難関ワンエイトの猛特訓。でお昼のダンスライブで披露したダンスをやってくれて、1部終わり。客席かなりの熱狂。 え、これお笑いライブ?なんかおもしろかった。
2部:後輩レギュラー陣によるトークなど。ブレーメンの岡部と井下好井の好井のフリートーク。思ってたより岡部は考えてる人だった。好井はほんとにコテコテで、関西の話術と仕切りを渋谷で聞くトランス状態。おじいちゃんの牛の話とか、フリとオチがくどいほど関西味です。あとでトレンディエンジェル斎藤が出てきたけど、もうまったくトークの組み立てが違って、あの肩の力の抜けっぷりはある意味すごいなと思った。だって芸人が客前で普通の話を普通に喋ってんだもの。 そういえばここでは女子フィギュアの採点方法に焦点が当てられていた。きむよなに有利な採点方法でっていうアレ。でも伊藤みどりのトリプルアクセル全盛時代はまったく逆の論理だったし(ジャンプを飛べればそれでいいのか?という表現力軽視への疑義)、そこばっかり言ってもねえ。時代だよね。...しまった2部をほとんど覚えていない!とにかく中盤からトレンディエンジェル斎藤ナイトだったんですよ。でも私はおもろいハゲの最高峰を三浦マイルドだと思っているので(毛根の状態含め)、そんなにハマらないんだよね彼。強いて言うなら悲惨さが足りない。
3部:ここらへんだいぶもうろうとしてたので、休憩入ったかどうかが曖昧です。畑中しんちゃん以外はみんな今回で卒業ということで、卒業トーク。押見さんにかわいがっている順位をつけてほしいという井下好井、ブレーメン、シソンヌ、畑中しんちゃん。1番かわいいのはしんちゃん:予想外の返答が返ってくるから(押見さんは猫派)。2番はシソンヌのじろうちゃんだったかな?ほっとくといつまでたっても喋らない。でも後半のオンラインゲームの話でおもいっきりハネてた。彼はネトゲ廃人だったらしく、錬金術師だったり木こりだった過去があるらしい。私がゲームをまったくしない人間なので十全には理解できてないと思いますが、とにかく新鮮でおもしろかった。本当にバーチャルでもうひとつの世界があるんだね。戦争ゲームにはまっているじろうちゃん、自分がリアルの戦争に出てもいい戦力になると思っている。押見さんの結論「じろうちゃんかわいそうだね」ひどい! あと好井が恋をしている話から皆の恋愛話→恋愛で怖かったこと。押見さんによる2股の彼女ズとの三者面談@喫茶店と、スター関根による彼女の父親の背中にモンモン&小指詰めにゾッとしました。あとシソンヌしのぶの車大車輪事件と、だれかの(だれだっけ)彼女の車から飛び降り事件もこわかった。じろうちゃんはヒステリックで、同居延長中の元彼女に彼氏ができたとき、まず包丁をじぶんの手の届かない高さの棚に置いたそうです。こわいわー。しんちゃんは3年どころじゃなく好きな人がいないらしい。がんばって!
最後に新レギュラーとの入れ替え戦。それぞれが候補の3組(後輩・同期・先輩)を挙げてきて計9組から3組を決める。たこあげを異様にいやがる押見さんがおもろかった。紙飛行機がいちばん遠くまで飛んだ2組と、舞台に隠した紙切れを斎藤さんに探させてそこから選ぶのが1組。最終組にはトレンディエンジェルも入ってた。結果、次からはササラモサラ・ハンマミーヤ・マヂカルラブリー・畑中しんちゃんがレギュラーです。トレンディエンジェル残念。しかしいいバランスの3組+1人で、これはこれでおもしろそう。ああでも9期のエリヤンしずるライスゆったり感時代を見てみたかったなぁ。東京のヨシモト若手にどんどんのめりこんでいく泥沼。 しかし最後の斎藤さん紙探しのくだりが長くてねえ、いや会場はウケてたんですが、私はああいう予定調和のイジリ(ハゲが理不尽にいじられる)があんまり得意ではないうえに舞台がほとんど見えてなかったので、結果寝てました。早よ終わらんかなと思いつつ。あれで斎藤さんが自分でおいしいと思ってしまっているのが、こっちに伝わっちゃうともうダメなんだよね〜。
で、終わってお店出るときもぼーっとしてて、雨だな〜と階段のぼりかけたときに誰かに引き止められて手を握られて素でびっくりする。なんやねん!?と警戒心むきだしで向き直ったら、池谷さんだ!ぎゃーー!!忘れてた、犬のトークライブはお見送り&握手があったんだった!朝6時なのにキラキラしとる!突然すぎて気の利いたことも言えず、もったいなかったです。19の犬@大阪いくのにー。しかしうれしかった。えへへ。
よだん:朝6時前の山手線に揺られて半ば立ち寝、ふと顔を上げたら吊革の向こうにでっかい人影。吊革より高い位置にある顔、ひっつめた髪…あれれ?ごめたんじゃない?……間違いなくごめたんだ!と凝視していたら、左目のまぶたにばんそうこう貼った五明さんとおもいっきり睨み合ってしまう。いやまったく悪意とかなかったんですが!失礼しました…。で二度見したら横にミルクラの竹内さんがいた。おおおおお先生!(※「おのれ」の)しかし時間が時間だし混んでるしスーツだしで声をかけるのもはばかられ、テンション上がったままホテルに戻る。土曜深夜に追って上京してた友人を叩き起こして報告。私「さすが東京、山手線に芸人おった!」友「...え、だれ?(超不機嫌)」私「グランジの五明とミルクラの竹内」友「誰やねん!!(マジギレ)」これ以上ないベタな返しです。テレビ出てない芸人をNotお笑い好きの友人が知るはずもないのですが、しかし舌打ちしなくても…。
2010年02月27日(土)
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