深夜2時
うとうとしてたら
急に君の呼ぶ声が聞こえた。
夢なのか気のせいなのかわからないけど…。
元気にしてるよね?
アメリカを満喫してるよね?
目が覚めちゃったよ。
あなたに見せたい景色があります。
目の前にはどこまでも続く真っ白なゲレンデ。
周りには雪をまとった木々。
遠くを見渡せば雪の積もった山々。
晴れわたった空にどこからともなく降ってくる雪。
現実を忘れさせてくれるような
素晴らしい景色。
この景色を君にも見せたかった。
君と一緒に見たかった。
今頃、アメリカにいるのかな?
大切な人と会ってるのかな?
幸せならそれで満足なんだけど
だけど…
やっぱりやきもち。。
日本に戻ってきたらすぐに卒業だね。
もう偶然すれ違うことも
なくなっちゃうんだね。
本当にもう会うことはなくなっちゃうんだね。
寂しいな。
寂しいよ。
いつかまた会える日はあるのかな?
きっとないんだろうな。
卒業する前に
もう一度だけ会いたいな。
もう一度だけ話がしたいな。。
アメリカ楽しんで来てね。
お土産、買ってきてくれてもいいよ。
気をつけてね。
無事に帰ってきてね。
おやすみ。
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