やさしい気持ち
目次|一つ前へ|一つ未来へ
『春』というお題を貰い、詠んでみました。
梅が咲き ホケキョはまだか 春うらら
梅咲くも 窓の外には 名残り雪
春の日は 暁を覚えずといふけれど なぜ来ぬ私に 温かな春
暁を覚えずという春だけど 寝て待ってても 王子は来ない
背の君に 想いをはせる 花霞
夜桜の 香に誘われて あの頃へ そぞろ歩く 五条川堤
★ ささやかな希望 ★
『人の目を見て話しなさい』 そう躾けられたのと、 照れる素振りもなく笑い掛ける君に照れ笑いをする僕。 本当に君は、いつも楽しそうに喋るね。 楽しそうに喋る君を見ていると、 僕まで楽しくなってくるよ。 生きているって、こう言うことなんだな…。 君は僕に色んなことを気付かせてくれる。 言葉は言霊だから、 大切に言葉を選ぶことを習慣にすることを教えてくれたのも君だね。 僕は君の笑顔を守り続けられるだろうか…自信が…まだ…ない。
「ねえ!聞いてる?!」 えっ…
僕の目を真っ直ぐに見て 問い掛ける君に これからも僕は胸を張って答えることができるだろうか… できる できない できる できない… 振り子のように揺らめく心に 『できる』という選択肢があることに驚き 戸惑いと希望をいだいた
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