やさしい気持ち


目次一つ前へ一つ未来へ


2002年12月29日(日) 夕暮れ

★ 夕暮れ ★


西の雲が オレンジ色に染まる
飛行機雲が 金色に輝く
カラスが寝床へと急ぎ
すずめの大群が 大合唱を始める
何の変哲もない
一日の終わりの風景

どこからか
 夕餉の良い香りがしてきたな
おうちへ 帰ろうかな
暖かい灯のともる
私のおうちへ


2002年12月28日(土) 未来へ

★ 未来へ ★


風が強いのが怖くて
小さくなっていた子供の私

ある日 思い切って外へ出てみたの
そうしたら その強い風は
私の背中を 力強く押して
私を未来へ 未来へと押し出してくれた


2002年12月27日(金) 金曜日

★ 金曜日 ★


すべての枝が
 天に向かっている枯木
そのひとつ ひとつが
 金色に光っていた日


2002年12月11日(水) 今日の嬉しかったこと

★ 今日の嬉しかったこと ★ 


今日 空を飛ぶ 飛行機を見たよ
飛行機のお腹に太陽の光が当たって
キラキラ キラキラ とても綺麗だったよ
その光景を 
 素敵だって思えたこと
それが 今日の私の宝物


2002年12月06日(金) 裸の桜の木の下で

★ 裸の桜の木の下で ★ 


燃えるような 紅葉が終わって
はらはらと 枯れ葉舞う季節が 通り過ぎて
降り積もった枯れ葉の上を
 サクサク サクサク 
微笑みながら ステップ踏んだの

一つの季節が終わって
木枯らし舞う
吐く息も白い
 寒い 寒い季節なのに

ああ あなたは もう 
来年の為に 蕾をその腕に抱いているのね

いつもの年よりも
 ゆっくり ゆっくりと歩いていたから
気付いたこと

この季節は次の季節に繋がっていて
自然は 延々と
 未来に向かって 生き続けているってこと


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