20数年前 新築のこのマンションに同時に入居したSさんが引っ越して行かれた。 繰り返しこの日記にも書いたことだけれどそんなに親しく交流することがなくても 人間というのはだれかの心の小さなパーツを担っている。 Sさんもわたしの心のどこかに確かに存在していたのでしょう。 遠くへ行かれて小さな空洞がぽっかり空いたことに少々自分で動揺している。 通りすがりにご挨拶をしたり 年に一度の総会で時々お会いするだけの方であったのに なぜ動揺するのか? 人はやはり生きてそこにあるだけでこの世に大きな恩恵を与えているのだ。 それぞれが大きなパワーを発しているのだ。 そこがたとえ病床であろうと 遠くの外国であろうと 確かに生きてあることに 確かに歩みを勧めていることに 大きな勇気をもらっている。 過酷な天才があちらこちらで きな臭いいさかいがあちらこちらで その中でただ生きてあること みなさま誇りを持ってあすも歩いて参りましょう。 と、 何気なく日記をしたためていますが、 なんと前回より1年 経っていた。 まことに月日の経つのは… 本日の夕餉 にら入りだし巻き玉子焼き かぼちゃと京がんもの煮物 なすの味噌汁 トマトサラダ
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