日記
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2007年09月22日(土) 細山田先輩と斎藤君・4

斎藤君が細山田君に対してどういう印象を持っているのかは判りません。
特別にふたりが気が合うとか仲が良い等も聞いたことがありません。
(細山田先輩が笑いながら云うには

「あいつ(斎藤)、ハイしか云わないんですよ」

だそうです・笑)

ただ、マウンドで投げる斎藤君を見ていて、白川君へのそれとはまた別の、
細山田君に対する非常な信頼感を感じます。
また、春の法政戦で勝利した際、斎藤君がウイニングボールをどうするかと
聞かれて「今日が細山田先輩の誕生日なのであげようと思います」と嬉しそうに
云っていましたので、斎藤君としても尊敬と親しみの気持ちを持っているん
だろうなあと思います。


この夏、オープン戦で斎藤君と白川君が、久しぶりにバッテリーを組む機会が
ありました。
しかし、この日は斎藤君の調子は悪く、ピンチを迎えたところでキャッチャーは
白川君から細山田先輩に交替となります。
すると斎藤君はそこから不思議と立ち直って無事ピンチを脱したとか。

これは単純に細山田君の力量もあると思いますが。
白川君が、大学に入ってからがらりと変わった斎藤君の投球に慣れていなかった
こと、春からずっと斎藤君の球を受け続けてきた細山田君が、調子の悪い時の
斎藤君を巧みにリードしていく術を、すでに持っていたことなどが理由かな
と思います。

ともあれこの話を知った時、斎藤君と細山田先輩がこんなに息の合うバッテリー
になっていたのかと改めて嬉しく感じました。


そして、秋の開幕戦、斎藤君の球を受けるにあたって細山田君はこう云いました。

「斎藤が投げたいと思う球をリードしていきたい」

これには驚きました。
本当に驚きました。
斎藤君はいつから、これほどに細山田君の信頼を得ていたのでしょうか??

大学野球を知るにつれ、細山田君という人が判ってくるにつれ、当初勝手な
思い込みで細山田君に必ずしもいい感情を持っていなかった無知な自分が
申し訳なくてなりません(苦笑)


そして白川君。
細山田君の大きさを知れば知るほど、現実的に、高校2年でキャッチャーに
転向した白川君が細山田先輩の在学中に彼を越えることは難しいかなと
思えます。
木製バットへの適応も含め、その間にじっくりと力をつけて欲しいです。
大学で斎藤-白川のバッテリーで日本一になる、その夢を2年後に是非かなえて
下さい。


………何だか、思っていたことを何も考えずに書いていたら、思いのほか
長くなってしまいました………(汗)


最後に、細山田先輩(右)と斎藤君です。





2007年09月21日(金) 細山田先輩と斎藤君・3

細山田君という人を語る上で、その捕手としてのずば抜けた実力と同じくらい
外せないのが、彼の盛り上げ役・ムードメーカーとしての顔です。

早稲田の学生さん達の間では、斎藤君よりはるかに人気者なのではないでしょうか??

春、優勝を決めた時の胴上げでは、自分の名が呼ばれる前に(?)「オレは?!
オレ!! オレ!!」 と、自分を指さして全開の笑顔で胴上げしてもらっていました(笑)

祝勝会の挨拶では、舞台上で

「斎藤よりも細山田! 斎藤よりも細山田!!」

と、自ら連呼して場内を埋めた学生たちの大爆笑をさそっていました。

更に、早稲田スポーツ紙上に載った優勝によせての各選手の一言コメント。
細山田君のひとことは何故か

「斎藤最高級!」(笑)

(いえ、斎藤君が最高と云っているわけではなく、コメントを求められた時
たまたま思いついたダジャレらしいですが・笑)


こんな風に根っから明るい、根っからムードメーカーの細山田君ですが、
軽いイメージ、単純なお調子者、といったイメージは全然ないです。

春先、斎藤君の過剰とも言える人気や、須田君への友情に左右されること
なく、冷静な目で投手陣を把握していたことからも判りますが。


どんなに盛り上がっていても、彼の奥底には一部、どこかさめた部分があって、
常に周囲の状況やチームメイトたちを、客観的に、冷静に見すえ、その上で
自分にもっとも必要とされる役割を正しく理解し、果たしている、そういった
印象を受けます。

その点では松下君と似たところがあると思いますが、細山田君には松下君以上に
ものに動じない、流されない冷静さを感じます。


今にして思えば、例の斎藤君が負け投手になったオープン戦で

「打たれても良いからツーシームを試した」

とコメントしたことについても、打たれた斎藤君をかばうために、“打たれた
のは自分がそういうリードをしたせい”と云ってくれたのかなと。






2007年09月20日(木) 細山田先輩と斎藤君・2

そんなこんなで「細山田先輩は斎藤君を評価していない」という、極めて
主観的かつ短絡的な思い込みのあった私ですが。
いかに自分が細山田君という人を判っていなかったか、ということが、やがて
じわじわと認識されてきました。


春のリーグ戦で、初めて細山田君が斎藤君を「あいつはすごい」とはっきりと
口に出して評価したのは、かの立教戦でのリリーフのあとでした。

細山田君が、やっと斎藤君を認めてくれたような気がして、嬉しく思ったのを
覚えています。

更に、7月の日米野球で、全ての試合を終えたあとのインタビューで
細山田君が斎藤君について語った時。
その思いのほか好意的な語り口に少し驚いた覚えがあります。


そして、春以来の無意味な思い込みを打ち消す決定打となったのが、監督に
「春の開幕投手は斎藤でいく」と告げられた際の、細山田君の反応でした。
(これはつい最近、知りました)

開幕投手をめざしていたエースの須田君が非常なショックを受け、すぐには
うなずけなかったというのは以前書いた通りですが、同席していた細山田君は
まったく驚く風もなく

「僕もそれで良いと思います」

と淡々と答えたそうです。
隣の須田君は内心、「オイ、それで良いんかい!」と思ったとか。


もちろん、細山田君はメディアの斎藤報道の過熱ぶりや監督の言動・指示
などから、ある程度予測をしていたのかも知れませんが。

細山田君自身が、春のオープン戦の段階で最も高く評価していたのは須田君
ということもあり、彼が斎藤君の開幕投手に全く異を唱えなかったというのは
ものすごく意外でした。





2007年09月19日(水) 細山田先輩と斎藤君・1

細山田君、押しも押されもせぬ現早大野球部正捕手です。
その捕手としての実力は六大学一…いや、日本の大学球界一と云っても何ら
異論のある人は居ないでしょう。

一軍で投げる以上、斎藤君も、当然この細山田先輩にボールを受けてもらう
ことになるわけですが。
大学野球のことは何一つ知らなかった私には、正直云って、斎藤君が部に
合流した当初、一抹の不安を禁じ得ませんでした。

2年生の時から早稲田の正捕手を任されている細山田君の実力は承知しながらも、
斎藤君との相性、という部分はどうなんだろう、という不安です。


斎藤君と云えば、甲子園で共に優勝を勝ち取った早実時代の女房役・白川君の
存在が、その劇的なエピソードと相まって非常に大きかったのもあります。

大学野球のレベルが今一つも二つも判っていなかった当時の私にとって、
白川君がもっとも斎藤君の球を生かせるキャッチャーなのではないか、という
思いは正直ありました。


春くらいまでの、斎藤君の球を受けたあとのコメントから見て

「細山田先輩は斎藤君のピッチャーとしての力量を評価も信頼もしていないんだな」

というのが、私の細山田君に対する第一印象でした。


春のオープン戦で、日体大を相手に斎藤君が打ち込まれて敗戦投手となった時、
斎藤君をリードした細山田先輩は

「打たれてもいいからツーシームがどの程度通用するかを試した」

とコメントしています。

しかし、その試合は、裏金事件の影響でずっと非公開だったオープン戦が
初めてテレビ含むメディアに公開された試合でした。
いくら調整のためのオープン戦とは云え、そういう注目された試合で、どうして
そんなことをするんだろう、とも思いました。

春季リーグ開幕のだいぶ前だったと思いますが、監督から投手陣の印象を
聞かれた細山田先輩は、「須田、福井が良い」と答えています。

恥ずかしながら、私はああやっぱり細山田先輩は斎藤君を評価していない
んだ、という印象を新たにしました。
(今にして思えば、春先の斎藤君の調子は本当に悪く、細山田君は単に事実を
正確に伝えただけなのですが)


更に恥ずかしながら。

当時、斎藤君の過剰報道による不協和音が少しずつ漏れてきていたことも
あって。
斎藤君の人気に押され、エースの須田君の存在がどうしても霞みがちになるのを、
須田君の同期生として、須田君の今までの努力をずっと見守って来ただろう
細山田君は、決して良くは思っていないだろう、と思ったりもしました。


実際、細山田君はそういった個々の感情で動くような人ではなかったわけ
ですが。



2007年09月16日(日) たいへん長らく……

ご無沙汰しておりました(汗)
私が不精していたために、何人かの方にご心配をおかけしてしまったようで…
すみません(汗)

近況はと云いますと、相変わらずといったところで元気にしています。
変わったことと云えば、先月、朝急いでいて、マンションの階段で足を踏み外し
左の足首をひねったくらいでしょうか(笑)
今まで仕事中ヘマをして捻挫することはよくあったのですが、この時は
ひねった方の足を下につけることができず、仕事を1日休んでしまいました。
整形外科を受診して松葉杖を借りて来ないとダメかと真剣に悩みましたが、
幸い、丸1日荷重をかけず、安静にして冷やしたのが効を然して翌日には
歩けるように。
左だけでなく、右足も擦過傷と云うにはけっこう深い傷を作ってしまって、
しばらく両足共に膝から下が黄色、紫、青、黒と色とりどりのアザだらけに
なっていました(苦笑)
我ながらよくもここまで器用な落ち方をしたものです(笑)
今は何でもありませんが、正座だけは未だにできません。
ケガが秋の検診シーズンの前だったことが不幸中の幸いと云いますか。

9月からは恒例のその検診が始まったわけですが、いいかげん慣れたのと、
何かと体をこわしていた去年と違って、今年は健康体なのでずいぶん楽ですね
(笑)。



そして学生野球にハマっているのも相変わらずです(笑)
日記をサボっていたおかげで、春季リーグ、選手権大会、日米、甲子園etc.
ほとんど書かないうちに、秋季リーグが始まってしまいました…。
春は1試合をのぞいてテレビの前で一喜一憂して終わってしまいましたが、
来週の日曜は神宮に行って来ようかなと思っています。
春よりは斎藤君人気もずいぶん落ちついてまったりしているようなので、
初心者でも何とか行けそうな感じ?
土曜は仕事なので、日曜しか行けないのが無念ですが(笑)。



なつき