My life as a cat DiaryINDEX|past|will
ロブションの前を通ると必ず大好物のクロワッサンを買ってしまうのだが、季節ものもいつもセンスがよくてさすが!と感嘆してしまう。冬の間にだしていたリンゴ入りのクイニーアマン、新年のガレットデロワ、バレンタイン前後のスライスしたバターと薄い板状のミルクチョコレートとダークチョコレートをサンドしたバゲット。そして4月はグランマルニエのきいたオレンジピールが入ったパン・オ・ショコラ。唇にココアパウダーがざばざばと付いてしまうので、決してデート中は食べないように! 家で人目をきにせずムシャムシャと頬ばるのがいちばん美味しい食べ方だ。
″Der Untergang(邦題:ヒトラー〜最期の12日間〜)と″Fury(邦題:フューリー)を立て続けに観たのはたまたまだったが、第二次世界大戦中、四方八方から敵に攻め入られるベルリンのドイツ軍と、そこに連合軍として攻め入るアメリカ軍の様子を両方の角度から観ることとなった。前者は醜男であるヒトラーの最期を描いた淡々とした実話ベースのストーリーであるのに対して、後者はブラピを主役とするアメリカン・ヒーロー・ファンタシーだ。ふたつの映画の主人公であるリーダーに共通しているのは、敗北がすぐそこに見えていても最後まで降伏しなかったことだ。青々とした美しい森林や歴史の積み上げられた町並みが見るも無残に破壊され、焼け野原となっていく様子は脱力する以外にない。なぜ戦争が起こるのか、戦争によって誰にどんな利益があったのか、誰かに幸福をもたらしたのか、考え尽くしても解らないことだらけだ。
夜の10時代からだったNHKテレビのフランス語講座が、4月から朝の6時に移動した。水曜の夜はいつもより少し早くベッドに入り5時半過ぎに出る。ざっとシャワーを浴びて、コーヒーを淹れ、テレビの前でスタンバイ。″Bounjour!″という声とともにはじまる。
先日、マクロビのスイーツはスイーツじゃなかったと書いたのだが、なんだかんだとその魅力にはまってしまった。ムショウに甘い物が食べたい!というような時にはやっぱり満足いかないが、朝食とか、小腹が空いた時の間食にするにはうってつけ。「クシ・ガーデンのマクロビオティック本格スイーツ」という本のレシピに次々とトライしている。マクロビスイーツはどれもやさしい味でちょっと物足りない感じがするのだが、逆に毎日でも飽きずに食べられる。そしてお菓子作りに使った道具を洗う時、バターやクリームたっぷりのレシピの場合、熱いお湯で洗剤たっぷりで洗わなければならないのに対して、マクロビスイーツは水と少しの洗剤でいい。体の中で起こっていることを想像してしまう。周囲の人々にも好評で、″マクロビ″なんて言葉すら知らない母でさえ、先日焼いたリンゴとシナモンのケーキが美味しいとべた褒めして美味しそうに頬張っていた。
長い長い一週間だった。桜の開花が春の訪れを告げていたからなのか、単に限界だったのか、突然長きに渡って悩んできた問題に決着をつける決心がついた。決めたら後はあっという間だった。事はうまく運び、ほんの2日間のうちに落ち着いた。会社の人間関係は政治だ。必要以上にずる賢くうまく立ち回ろうなんて思わないが、ヘタをすれば自分の信用を失う。軽はずみな言動が時には命とりになることは、この巨大な組織の中で働くようになってから身につまされた。こんなに沢山の人間が一緒に働いて、揉め事のない日はない。社内政治の対人間のバトルに勝つ方法、もしくは負けない方法は、自分が絶対的に正当であることのみだ。
Michelina
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