今日のブルー ALL INDEX| INDEX|BACK |NEXT ※イラストグッズ販売始めました。※
怒りややるせなさで一年が終わっちゃうなと思ってたら ベランダ見て思わず叫んでしまいました。 ここのとこちびゴンの残り餌を食べに来るスズメ達が来なくて 猛暑と寒さに耐えられなくて死んじゃったのかなと寂しかったのですが 元気にまた5羽くらいで戻ってきました。 街の何処を見てもここひと月スズメを見なかったので本気で心配した(笑) 年末出かける前大慌てでらくがき(^^; 嬉しい事で一年が締めくくれてほんとにありがとう。 スズメ達! ずっと街角で人の傍で暮らしていてください。 彼らが元気な間はまだまだ捨てたもんじゃない都会暮らし。 皆様一年、お疲れさまでした。 ゲバラの本を読んで下さった読者の皆様にも心より お礼申し上げます。 来年もどうぞよろしくお願い致します。 どなた様も楽しい年末年始をお過ごし下さい。 嶋野千恵
都条例が可決されて、ふと思いました。
ああ、問題は生き物や自然の構図と根本が同じなんだと。 生物の多様性を見てください。食物連鎖ひとつ取っても どこで何が繋がって、役に立っているか見えない部分がたくさんあります。 一見、悪に見えたり、善に見えたり ものごとのバランスは複雑に絡み合い、作用して世界は構成されています。 だからこそ、ひとつの狭い視点で根拠もなく 何かをなくしてしまったり、封じ込めてしまう事は危険だと思います。 人間は、地球や生き物達に、人間の都合だけで傷つけたり滅ぼしたりしてきました。 よかれと思ってした事も何度も問題を引き起こしました。 多くの絶滅動物も人間が害獣としてよく調べぬまま思い込みで滅ぼしました。 環境を壊す事も人間の側面的な利害であったはずです。 その結果、二度と戻らぬ生き物達、消えてしまった森林など悲劇が生まれました。 更にはそれが私達人間を脅かす問題となってふりかかってさえいます。 これはかつて手塚治虫先生が悪書として もの凄いバッシングを受けた事からも言えると思います。 鉄腕アトムは暴力、俗悪と焼かれたのです。 しかし、アトムは今世界中で受け入れられています。 手塚先生に至っては、日本漫画のお父さん的存在となり 日本や世界に大きく貢献された事はどなたもご存知かと思います。 このように悪書と呼ばれるものの価値を正しく判定する事は不可能です。 価値は時間やたくさんの視点で決められるべきで 誰かが適当に膨大な出版物をチェックして決めるなど それこそ全体を脅かす弊害以外の何者でもありません。 勿論青少年を守る事になどどこにも繋がらないのです。 人の数だけ表現があります。個性とも言えるかもしれません。 皆笑って怒って悲しんで喜び、日々を生きています。 それを手助けするものは崇高なものからそうでないものまで千差万別で 人の命の数だけあると思うのです。 それのどれかを規制する必要が本当にあるのなら、せめて慎重であるべきです。 人は自由であり、それと同時に他者にも自由を許さなければなりません。 話し合い、審議こそ、その為の方法ではないでしょうか。 知らない、見てもないものを何故、有害だと言えるのでしょうか? 現行(改正可決前)の法律でもう厳しく性描写等は規制され 出版社も書店も自主規制しているのが事実です。 もし違反や例外があったとすれば、 そこに現行の法を適応すればすむ話ではないのでしょうか? それからもし、なんとかしたいと思ってくださる方がおられましたら、 お願いしたい事があります。 今回、一番被害を受けるのは、規制される漫画家さんであり、 アニメ関係者であり、出版社であり、書店です。 彼らのことを支えてあげてください。 難しいことではありません。 いつもやっているように、自分が好きな漫画を買い、読み、それについて友達やネットで話してください。 漫画やアニメを愛する人がたくさんいることが、漫画・アニメ規制を目論む勢力への一番の抵抗になるんです。 できれば、少しお金がかかっても新刊で買い、多少不便でも書店で買ってください。 経済的な力も大事なものです。 特に、ただでさえネット書店に押されて苦しんでいる書店は、 今後直接規制のプレッシャーに晒され、ますますネットに客を奪われてしまうかもしれません。 大事なのは、この悔しさを忘れないこと。 そして継続すること。 漫画家やアニメ関係者が安心して自由に漫画やアニメを作り、ファンがそれを純粋に自由に楽しめる。 そんな当たり前の世界であってほしいと思っています。
はじめにひとこと。
12月6日本日 「『非実在青少年規制』改メ『非実在犯罪規制』へ、都条例改正案の問題点は払拭されたのか?」 と題するイベントが行われるようですので貼っておきます。 こちらで詳細をご確認下さい タイトル:「『非実在青少年規制』改メ『非実在犯罪規制』へ、都条例改正案の問題点は払拭されたのか?」 主催:「東京都青少年健全育成条例改正を考える会」 <共同代表:藤本由香里(明治大学准教授)・山口貴士(弁護士・リンク総合法律事務所)> 協力:「コンテンツ文化研究会」 2010年12月6日(月) 18:30(開場) 19:00(開演) 21:15(終了) 中野ZERO小ホール(JR/東西線中野駅南口から徒歩8分) 私はエロ漫画が有害だと思った事すらないし 何より言論を封じ込める事はエロやグロといったわかりやすいものをスケープゴートにする事から始まると 考えているので断固として反対します。 今回の都条例改正案は、よく見てみると全てのフィクションがNGとなります。 しかも小説と実写はオッケーという理解しがたいものです。 この方自身エロフィクション小説で世に出たわけで、そんな方が今更けしからん、でも自分はよし。 こんな自己中心的な改正はないですよ。 こんなものが通れば他のジャンルでもあらゆる不都合なものが封じ込まれ 自由や文化は殺されるでしょう。 更にこの記事を見て下さい。 <石原都知事>「テレビなんかにも同性愛者が平気で出る」 都青少年健全育成条例改正に意欲 こんな事を平気で言える人が都知事なのですね。 私は日本はエロ先進国だと思っています。 確かに海外では芸人のハードゲイ見て「すげえ!日本!!」と驚いていました。 だけどよく考えてください。 これはお茶の間のじーちゃんばーちゃんまで同性愛者を受け止められている、ってことではないのでしょうか? 日本は世界でも宗教から世界中の料理までなんでも受け止めています。 本来の内容は薄くなっていますが、同化はしなくとも、上手に異質のものでも認めて 共存できているという事ではないでしょうか。 宗教で戦争になるこの世界でなんと素晴らしいことかと思います。 エロ漫画やエロアニメだって欲望やよろしくないとされる願望も架空という現実ではない場で ストップさせる大事な役割があると思っています。 これこそ架空を最大限に生かした文化と言えるのではないでしょうか? 私は光から影まで揃ってこそ文化だとおもいます。 何故わざわざ退化させるような愚かな改正をなさねばならないのでしょうか。 手塚治虫さんですら昔は漫画を片手で隠して描いていたそうです。 漫画を描く事をバカにされていた頃の話です。 今世界はバカにしていますか? 石原都知事やこの改正を賛成している方々は何故、世界で日本の漫画やアニメが受け入れられているのか よく考えるべきだと思います。 せっかく先人達が進めて来た道を後戻りする事は断固として拒否します。 こともあろうに、元作家たる方がこんな馬鹿げた改正を何度も出してくるなんて。 私は都民としてこの改正案に断固として反対です。 自著のゲバラコミックからのひとコマで締めます。 自分の描いている物でもちょっとチェックしたらほとんど引っ掛かってしまった。 これは今後何も描かせない、ということです。 (ピクシブへリンクしています) ↓
いろいろ思う所はあるのですが 慈善や道徳を武器に自己中心的なことを通そうとする人達が嫌なので。 これが通されてしまえば ゲバラだってそのうち思想がどうのとか 状況次第で簡単に検閲でひっかけられるでしょうね。
今年もあとひと月切ってしまったなんて信じられない。 今年一番印象に残ったものを描いてみました。 落ちて行くはやぶさ だんなからはやぶさについて聞いたうんちく。 聞いただけで涙が止まらない。どうしてくれるの。 ネーミングのこと 最初は日本も○○式という無味乾燥な命名法だったけど、陸軍が一式戦闘機にニックネームをつけたら、 国民的人気者になって歌までできちゃった。 それで海軍も真似して名前をつけるようになった。 その一式戦のニックネームが「隼」。 そして、その設計に関わっていた人の一人に、糸川英夫博士がいる。 この人は、日本最初のロケット、ペンシルロケットの開発者で、日本のロケットの父と言われている人。 で、今回の「はやぶさ」の開発にもこの人が関わっている。 つまり、この2つの「はやぶさ」は兄弟機。 さらに言えば、今回の「はやぶさ」が目指した小惑星の名前は「イトカワ」 言うまでもなく、この糸川博士にちなんでつけられた名前。 糸川博士の死後、はやぶさが目指すことからこの名前がつけられた。 ちなみに、はやぶさのネーミングの際のもうひとつの有力案が「Asteroid Take Out Mission」を略した「ATOM」。 もちろん、あの「アトム」を意識したネーミング。 最初はハヤブサをあしらおうと思ったんですが(わしより小柄) わしと太陽で考えてた話も脳内にあって混ぜてしまった。 宇宙とか鳥とか死ぬ程好きです。
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