Atra sa kIshi
あなたたちの分も、きっと、生きていくんだ。
それが、あたしのちっぽけな****

2004年07月07日(水) 子供みたい

春輝に言われた言葉。

・・・・・どーせまだ10代の小娘ですよー。



実は、今はもう7月8日で。
この日記、春輝の部屋のPCから打っています。

やっぱり、Macにしようかなぁ。



******

私は今日大学へ行った後、
Tさんのお宅へ伺って、

お花を、生けて。

春輝との待ち合わせ場所に向かったんだけど。




突然の、待ち合わせ場所の変更。

わざわざ一度家に戻って、車で来てくれました。

そのまま、食事に行くかと問われたけれど。

いらないって言って。

そしたら、買い物に付き合って欲しいって言うから。

本当は、そんな気分じゃなかったけれど。

毎日、心配してくれていたのを知っていたから。

「会おうか?」じゃなくて、「会いたい」って言ってくれた優しさを知っていたから。

何より、会うのを拒み続けていた負い目があったから。

買い物、付き合うよって、言ったの。

よく考えたら、買い物なんて時間じゃなかったんだけど。

ぼーっとしてたら、連れて行かれたのは、大型スーパーで。

食料品を、買い込みました。




私の好きな、オムライスの具。

大好きなバニラチョコアイスに、カキ氷。

クッキーや、ポテトチップス。



時々、どっちが好き?と問いかけてくれて。



春輝の家に着いたら、黙々と料理を始めて。

私は、手伝わなくちゃって思って、エプロンをつけたんだけど。

たまには俺が作るって、言って。

座ってテレビ見るか、音楽かけるかしてなって言われたんだけど。

あたし、ぼーっとしていて。

お醤油、ぶちまけちゃって。

洋服も自分も醤油まみれで。

「あーあー、何やってんの。」って言われて。

ごめんなさいって、謝ったら

笑って、いいからシャワー浴びて、おとなしく待ってなさい って。



あたし、何やってるんだろう。

そう思いながら、シャワーを借りて、洋服も借りて、

醤油まみれの洋服は、脱水だけ洗濯機にかけて。

その間に、実は、春輝も醤油に塗れていたことに気付いて。

慌てて、春輝にもお風呂に入ってもらって。

こんなことなら、お湯、張って置けばよかったな。

そんなことを思いながら、後は盛り付けるだけだった料理を盛り付けて




お風呂から出てきた春輝は、笑ってた。

「おとなしく、待ってないなー」って。



メニューは、

氷を沢山盛り付けた素麺に

マッシュルームの沢山入ったオムライス

大根おろしをのせたハンバーグに

サラダは、海藻とアスパラガス。

デザートは、プリンにポテトチップスにポッキーのいちご味

冷凍庫には、アイスとカキ氷

飲み物は、サントリーの烏龍茶に、コーラ。

いったいどこのお子様ランチプレートだよっていう献立なんだけど。



どれかひとつくらいは食べられるでしょ って。



食べて、寝ていきな って。
明日は、休み取ったから って。



だから、ゆっくり休んで、またがんばれ って。


スプーン渡されて、

オムライス、食べて。

ハンバーグも食べて。

サラダも食べて。




なんだ、食べられるじゃん って。

春輝も笑ったけれど。




あたしも笑った。

ありがとうって。





洗い物して、

春輝が、ちょっとした用事を済ませている間に、

洗面所で、髪を乾かしていたら。







急に、涙があふれてきて。

春輝が見てみたいって言うから、茶色く染めて

パーマもかけて

すぐに、ストレートに戻って、

色も、黒くなっちゃったけど。

だけど、

可愛いのは茶髪だけど、安心するのは黒髪ロングのストレート って

春輝が言うから、また伸ばしていたけれど



あたしを、黒髪の美少女と言った人がいた。

背の高い、髪の長い、黒髪の美少女と司会ができて嬉しいって、言った人がいた。

確かにいたんだ。

でも、今はもういない。



涙が止まらなくて、

泣くのはルール違反だって思って、必死になったんだけど

止まるどころか、嗚咽まで漏れてきちゃって、

「R?」って、春輝が呼んで、

「来ないで」って言ったのに。

気付いたら、ベッドに座らされて、抱きしめられてた。




よくわからなくて

っていうか、もう何もかもがどうでも良くって

思いっきり、泣いた。

泣くだけ泣いたら、

「子供みたい」 って、春輝が笑ったんだ。








今、春輝はまたシャワーを浴びています。

何故なら、私の涙と鼻水でシャツをドロドロにされ、

あげく、ポディショニングが悪かったためにクーラーの直風を浴び続け、
鳥肌が立つほどに冷え切ってしまったから。






ありがとね、春輝。



2004年07月06日(火) 久々の、再会

仲間の、

もしかしたら、すでに‘昔の仲間の’かもしれないけれど。

Sっちと、Kさんに、会いました。

久々に。

本当に、久々に。

あたしのあまりの顔色の悪さに

相当、びっくりしていらしたけれど。



本当のことは、話せない。



こんなとき、演劇やっていて良かったって思う。

ほんの少しだけ、頭の回転が速くて良かったって思う。

うまく、やれたから。



昨日の告別式で、ようやく、泣けた。

一人の人間としての時間を与えられたから。



もう一人の仲間。

欠けてしまっている1人。

Yさん。



彼も、相当落ち込んでいると2人が話していました。

そりゃ、そうだよ。

あなたの、直属のセンパイが亡くなったんです。

落ち込んで下さい、せめて。



いつか、あなたも真実を知る時がきます。絶対に。



ねぇ、Yさん。

あたし達は、たぶん、共犯者です。



男女関係での罪。

誰よりも近い存在でいながら、気付けなかった罪。

見過ごしたのは、あたし達の過信です。



いつか、あなたと対峙しなくてはならない時が来ます。

その時。








あたし、何を言うか、自信が無い。







明日、春輝と会ってきます。



2004年07月05日(月) 遠く、高く

泣くのは、今日が最初で最後。



どうして、死ななくてはならなかったのですか?

どうして、死んでしまったのですか?




今日で、終わりなの?



あたしは、今どうしているの?




よくわからない。





よくわからないよ。



2004年07月04日(日) ごめんなさい。

あたしは、ずっとここにいますから。

今晩は、ずっと一緒に。



明日の告別式は、私は一般参列者側にいます。

「あんたに見送られたくない」

その通りだと思います。



今日、仲間達が大勢来ていました。
あたしは、とてもじゃないけど皆に会えなかった。

さっき久々に携帯電話を見たら、沢山、メールや着信が入っていました。
誰一人として、私を見ていないから。



もしや、亡くなったことを知らないんじゃ?

もしかして、ショックで寝込んでる?



そんな憶測が飛び交っているようです。

至急連絡下さい、そんな吹き込みやメールで、いっぱいです。




ああ、どうしよう。

足元が、ぽっかり抜け落ちたみたいです。



2004年07月03日(土) 明日、お通夜

仲間達は、どうしているのだろう。

連絡のつかない私を、心配なんかしないで欲しい。

それでも、きっと誰かは心配してる。




どうしよう。

連絡できない。

だって、あたしはこっち側の人間だ。




事実を秘して、明日、仲間を集める。

それは、残されたモノを守るため。

わかってる。

そして、わかることができる。

だって、あたしは言えない。

みんなに、言えない。

だって、みんなを憎んでる。

どうして、誰一人気付かなかったのか。

なんのための、サークル活動なの?

仲間一人救えなくて、何が「サポート活動」よ。

何故、彼が追い詰められたのか。

こんな風に、追い詰められなくてはいけなかったのか。




ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。








あたしのせいだ。



2004年07月02日(金) 書き続ける。

「とにかく書け。でなきゃ、おまえつぶれる。」



そう、春輝が言うから。




「泣けないなら、せめて書け。」


そう、春輝が言うから。




こうして、文字をうっている。







どうしよう。

あたまが、真っ白だ。



2004年07月01日(木) あたしは一生忘れない

なんでですか?

私の、せいですか?




ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。





お願い、夢なら覚めて。


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R [MAIL] [*人物紹介*]

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