Sweetly Junk
2006年12月06日(水)
いじめのコト。
いじめられた子が死にたくなる気持ちが
少しだけわかってしまいます。
もう何年も前なのに、いじめられたことって
忘れられません。

ある日、私をいじめてたグループの一人に

「放課後に図書室の前にきてほしい」

と言われました。
また変なこと言われるんだろうなぁ。と
放課後になるまで落ちつきませんでした。
おどおどしながら、待ち合わせの場所にいくと
少し遅れて、その子が一人で走ってきました。
息を切らし、開口一番、

「みんなは悪く言うけど、 私はMELを好きだから・・・。
 いい人だって思ってるから。」

私はびっくりして、ぽかんとしてると

「悪いけど、みんなには内緒にしてほしいの」

その子は早口でそう言い、
私が2度ほどうなづくと、じゃあ、といってまたすぐに
走っていってしまいました。

まさかそんなことを言われると思ってなかったので
しばらくそこにボーっと立ったままで、
でも、なんだか顔はにやけて、嬉しくて、
涙がでました。あの子はわかってくれてる、
そう思うだけで、力がグングン湧いてくるのです。

それからも状況は大して変わりませんでしたが
私の中では大きく何かが変わりました。
内緒にしてほしい、といった彼女の気持ちは
よくわかったので、絶対誰にもいいませんでした。

いじめられてる子をみて、少しでも心が痛む気持ちが
あるなら、手紙でも言葉でも、どんな形でもいいから
一言、伝えてあげてほしい、と思うのです。
その子の為にも、自分のためにも、そうして欲しいのです。
私は味方だ、とうのはものすごく勇気がいることだと
わかっています。でも自殺にまで追い込まれそうな人を
救うことになるのなら、1歩踏み出して欲しいと思うのです。
きっと砂漠で水をもらうように、その人は力を得る事になります。

その後、二人で話しをすることもないまま
彼女は転校していきました。
そして、私をいじめてたリーダーとも
今では親友と呼べる友達になっています。
なんでも話せる、といっても過言ではないほどの
仲ですが、図書室の前での出来事はいまでも内緒です。


それは、私と彼女の大切な約束ですから・・・。





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