過去の日記
DiaryINDEX|will
自己紹介は、《こちら》からどうぞ。
2005年10月31日(月) |
聞き分けのいい私の本当の気持ち |
私はSamには冷たい、と思う。 こちらからは電話もしないし、メールの返事だっていい加減だ。 Samが御主人様だった頃と、立場は逆転してる。 まるで、昔の仕返しみたいに意地悪だ。 それでもSamが私のそばにいたいって思うんだから、それでいいんだと思う。
でも、御主人様にはまるっきり立場は弱い。 逢えなくて寂しくても口に出しては言えないし、こちらから逢いたいとも言い出せない。 御主人様の負担や迷惑になりたくないから。 めんどくさい奴隷にはなりたくないから。 御主人様にとっては、ものすごく聞き分けのいい奴隷だと自分でも思うし、御主人様もそう言ってくれる。
でもさ。
時々、我慢できなくなるときもある。 御主人様がほかのM女さんにしてることも、御主人様は隠したりしないからいやでも耳に、目に入る。 どうして、私には痕が残るような鞭を打ってはくれないのか? どうして、ほかのM女さんはいろんなことをおねだりできるのに私にはできないのか? どうして? どうして? 答えのない疑問は、虚しく自分を傷つけていくばかり。 御主人様にぶつけられない想いを、時にはEに甘えることで、時にはSamを振り回すことでごまかしているけれど、そんな代償行為ではやりきれないときがある。
聞き分けのいい、扱いの楽な奴隷でいることで、自分を特別に思ってほしいのだ。なんて卑しい考え。 そんな考えが透けて見えるから、きっと御主人様も本気で私の相手なんかしてくれないんだろう。 変なプライドとか、自分が傷つかないですむような小細工とか、全部捨てて玉砕覚悟でぶつかってみればいいのに、それも怖くてできない意気地なし。
2005年10月30日(日) |
変わってよかったこと。 |
週末は女王様のEと彼女の行きつけのバーで飲んで、なんとなくそんな雰囲気になって(どんな雰囲気だ)なぜかEが持ってた縄でずっと縛られてた。両手使えないから飲み物も食べ物もEが面倒見てくれて、幸せ。足は揃えて縛られたり、片足だけ開くように縛られたり。Eも縛りの練習にちょうどよかったみたい。 縛られてると、安心する。不自由な方が、素直になれる気がする。 寄ってくる男どもを、Eが軽く追い払うのも面白かった。
御主人様でなくなったSamは、「今のほうが気が楽だなぁ」と言った。 やはり御主人様するのは大変なんだろうか。プレイの時だけでなく、普通に接してる時も御主人様するのは気が抜けなくてしんどいのかもしれないな。 家に来たときは、言えば大概のことは文句も言わずにする。 お風呂掃除、シンクのつまり直し、シーツの交換、ご飯のしたく。 御主人様だったときは頼めなかったし、Sam自身もやりにくかったんだろう。 便利屋兼、セックスマシーン。 いいじゃん。 御主人様として隷属していたSamがそんな存在になるなんて、考えられなかったのに。 意外と平気な私だ。 そもそも、あれほどひどい裏切り方をされてもまだこうして曲がりなりにも関わっていること自体、不自然と言えば不自然なんだし。
確かに、そのときはダメージを受けたけど。 不思議なくらい、心の内側、芯の部分は無感覚だった。 それだけ、Samにすら本当には心を許していなかったんだと思う。 今だってそうだ。
最近、とあるサイトで「女性のアナルに性感はあるのか否か」という論議が交わされているのを見かけた。 男性は前立腺があるから、アナルは普通に気持ちいいんだろう。試したことはないが。 御主人様は痔持ちで手術したことがあるらしく、「尻の穴には自信ない」そうなのであまり触らせてもらえない。つまんない。
個人差があるから一概には言えないが、私に関して言えばアナルは気持ちいい。特に奥の方。多分子宮を刺激してるんじゃないかと思うが、深く突かれるとお腹の奥のほうが気持ちよくなる。前の穴とは違う感覚ではあるものの、ちゃんとイケル。排泄するときのような気持ちよさもある、のかもしれないが私はあまり感じない。 使うのはローションではなくてワセリンが一番いいような気がする。ローションってそういえば使わないなぁ。あのヌルヌル感が苦手。
お尻の穴を使うようになったのは、SMを始めてから結構経ってからだった。二代目の御主人様と付き合ってた頃。 彼もアナルセックスをしたことがなくて、お互い恐る恐るやってた。 なかなか挿入できなくて、ていうかあんな太いものが入るとはとうてい思えなくて、好奇心はあったものの恐怖心が勝っていた。 成功したときは、処女喪失のときよりも感慨深かったのを覚えてる。
お尻を犯されるという状況に被虐心を煽られる、のか?とも考えたが、そういうわけでもないらしい。私にとっては前の穴も後ろの穴もあまり差はないのだ。どっちも気持ちいいし相手が挿入するのにちょうどいい穴には変わりないし。
サディストにも、いろんな好みの人がいる。長年一人の相手とプレイしてると、かなりその相手の好みに自分も寄り添っていくもので、相手が替わった場合に戸惑ったり物足りなかったりすることって結構ある。それは普通のセックスでも同じなんだけど。
御主人様は、アナルを責めるのは好きだけど浣腸は嫌い。してもらったこと、ない。いつも逢う前に自分できれいにしていく。 それに、潔癖症なのか、アナルをいじるときは必ず指にゴムかぶせるし、前の穴でも後ろの穴でも挿入するときはやっぱりゴム着けてから、する。 妊娠が怖いのか、病気が怖いのか。私はピル飲んでるから、やっぱり病気が怖いのかな。
Samとの時は、不衛生極まりないプレイばっかりしてた。今考えると。 ゴムなんて使ったことなかったし、Samは浣腸好きで排泄するところを見るのも好きで、素手で私の排泄物を触るのも平気だった。排泄後のお尻も、ざっとぬぐったら多少汚れてても舐めたりしてた。 別にスカトロ趣味なわけじゃないけど。 今でも、アナルファックは生でするし、前の穴と後ろの穴をかわりばんこに突いたりもする(よく「しちゃだめ」って言われる行為だ) それで病気もしなかったから、人間って結構丈夫なんだと思う。我々だけか。
それぞれの好みだから、私があれこれ言うものでもないけどさ。 やっぱり、私はゴムは嫌い。 触れるなら、素手というか体と体で触れ合いたい。 ゴム越しに触れられても、なんか寂しい。
先週の土曜日は御主人様とプレイしたけど、アナルプレイがメインみたくなっちゃったのでゴムとの触れ合いが多くて今ひとつ・・・ 翌日曜日にSamとセックスして、散々生でして、私は気持ちよくて失禁もしちゃって、
2005年10月20日(木) |
納得できなくても、したい。 |
こんな私にも御主人様がいる。 でも、御主人様は妻子持ち。他に不満はないけど、それだけはいただけない。 私は不倫は嫌いなのだ。
SMの関係だと、どうして不倫でも寛容になってるのか不思議。男も女も。 恋愛じゃないから? 家庭でカミングアウトできない性癖だから? そんなの言い訳だい。 一生を共に過ごす覚悟の相手だったら、性癖を隠すなんて私にはできないし。 恋愛でなくたって、精神的には結構深い繋がりを作るもののはずだから、それを内緒ですすめていくのは裏切りだろう。
御主人様を今ひとつ全面的に信頼できていないような気がするのは、多分そのせいだと思う。 もちろん御主人様のことは大好きだし、プレイもいつも刺激的だし、ずっと飼っててほしいけど。 この、微妙な距離はいつまでも縮まらないままなんじゃないかと思う。 御主人様も、私がいつか(多分近い将来)
2005年10月17日(月) |
Mマインドを捨てたら残るもの |
週末、Samが泊まりに来ていた。私は生理が始まったところだったんだけど、彼はあんまり気にならないみたい。 リビングで後ろから抱きしめられつつあっちこっち弄られて、寝室へは抱き上げて連れて行かれた。まぁ、そう注文したのは私なんだけど。 寝室に入ったところの大きな鏡の前でちょうど全裸になって、そのままそこで両手を床につかされ、膝は伸ばしたままの四つんばい?の格好で後ろからゆっくり、お尻の穴に挿入された。私は体が柔らかいから、そういう体勢でもしんどくはない。顔を上げれば正面には鏡、Samと鏡越しに目が合う。
状況的にはすごくSMっぽいことしてるとは思う。以前の、奴隷の私だったらプレイとして受け入れてた行為だ。 でも、今の私はSamを御主人様とは思っていないから、同じことをしていてもこれはただのセックスのバリエーションに過ぎないのだった。 Samが望んだとおり、私はSamの体を使って気持ちいいセックスをする。 それが一番大事なこと。 気持ちひとつで、こんなに感じ方が違うなんて、不思議だ。
私が充分(お尻の穴も前の穴も)堪能した後で、Samは私のお尻の穴の中に射精した。一休みしてからSamに荷物を持たせて図書館に出かけた。10冊近くの本を持って歩くのはしんどいから、ちょうどよかった。Samは文句も言わずついてくる。ご褒美に途中でコーヒーとかご馳走して、ぶらぶら歩いて図書館についた。 借りる本を選んでたら、お腹が痛くなってきた。さっきお尻に出された精子が暴れてるんだ。
御主人様としてのSamを失ってからの私のSM生活はというと。 新しい御主人様と、限りなく友情に近いけどプレイはする女王様が一人ずつ存在する。私は多分、SMに関してのみバイセクシュアルなのだと思う。男性に責められるのと、女性に責められるのとでは全然感じ方が違うのだ。
今日は短い時間だったが、女王様-E-とプレイしてきた。 彼女が仲間と借りている調教部屋、ほとんどの時間吊られたままでいた。 今日の私の気分が「縛り」と「吊り」だったから、Eは趣向を凝らして縛り、吊り、そのまま責め立ててくれて、そのお返しにEの好きな鞭も噛み付きも存分に。 体は歯型と鞭跡で満艦飾だ。 心地よい疲労感と充実感。
ぺニバンで責められるのもいいが、私は本当はそれはあまり好みじゃない。 せっかくの女同士なんだから、そんな無粋なものはいらない。 Eの指、小さくてでも力強いその指でかき回されただけで。
2005年10月13日(木) |
御主人様の成れの果て |
「見捨てないでくれ」と、御主人様が言った。 「傍に居させてくれ」とも。涙を流しながら、懇願した。 その瞬間、三年間の主従関係は消滅した。 御主人様は、ただの男になった。 もう、呼びかけるときも名前で呼び捨てだ。そんなことも何のためらいもなくできる自分にも呆れた。
なぜ、主従関係が消えたときに縁を切らないで彼-Sam-を傍に置くことを承知したのか? 一つは、彼とのセックスが捨てがたかったこと。 三年もSMを続けてきたのだ、快楽も苦痛も私以上に私の好みを知り尽くしている。 そして一つは、Samに償ってほしかったこと。 三年間で私に与えたダメージ、別れる原因になった一連の出来事で被った被害を。 もう一つは、あれほど崇拝し焦がれた「御主人様」の成れの果てを見届ける、一種自虐にも似た興味。
Samは忠実に、私の性欲を満たす。 SM的な行為は一切させないけれど、以前の私からは想像もできないような直截的な欲求も私は口にして、まるでSamを道具のように扱う。 Samがそれを望んだのだから、遠慮なんてしない。 焦らされたければそう言うし、深く貫かれたいときははっきりと言う。
|