月に舞う桜
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★合計15冊 92. スティーヴン・J・グールド『人間の測りまちがい 差別の科学史』 93. 栗原美和子『太郎が恋をする頃までには…』 94. アルベール・カミュ『カリギュラ・誤解・ドイツ人の友への手紙』 95. 村田沙耶香『信仰』 96. 最果タヒ『グッドモーニング』 97. アルベール・カミュ『反抗的人間』 98. 江國香織『真昼なのに昏い部屋』 99. 一穂ミチ『雪よ林檎の香のごとく』 100. 木村草太編『子どもの人権をまもるために』 101. 石田衣良『池袋ウエストゲートパーク』 102. 三木那由他『言葉の展望台』 103. 翔田寛『冤罪犯』 104. 中原中也『山羊の歌』 105. ル・クレジオ『愛する大地』 106. 大沢在昌ほか『小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所』
※数字は1月からの通し番号
図書館で数ヶ月予約待ちしていた村田沙耶香の『信仰』を、ようやく読むことができた。久しぶりの村田沙耶香は、えげつなさはほど良く薄まりつつも、独特の世界観は健在で、良い塩梅だった。表題作はカルト団体を立ち上げるという話で、自民党とカルト(統一教会)の癒着が話題である今、タイムリーと言えばタイムリーで驚く。
2022年08月28日(日) |
夢の中で怒りをぶちまける |
ときどき、夢の中で怒りをぶちまけることがある。 目が覚めたとき、夢の中での怒りに引き摺られて、現実の怒りまで呼び起こしてしまい疲労する。 そして、自分の中にある怒りのどす黒い熱量におののいてしまう。
今朝方もそうだった。 夢の中の私は働いていないことで母に嫌みを言われ、猛然と反論していた。 小学校の頃からずっと健常者社会に過剰適応してきたこと、どこで働こうとも結局は健常者社会に適応しなければやっていけないこと、そうやって自分を磨り減らしてまで働く意味を感じられないこと、もう解放されたいこと……。 そういったことを、怒気を隠さずまくし立てていた。
現実では、働いていないことで親に嫌みを言われることは今のところないが、夢でまくし立てた内容は、現実の私が思っていることそのもの、抱えている怒りそのものだった。
目が覚めてしばらくしても、夢での怒りの熱が収まらず、心身を焼き尽くされそうだった。 朝から、本当に疲れた。
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